APEC
フジテレビ【新報道2001】のオープニングVTRが菅政権の「柳腰外交」と野党時代の主張との矛盾を、よく表していたので記録しました(青字はナレーション)
昨日午後5時過ぎ、APEC首脳会議が行われている横浜のメディアセンターが騒然となった。急転直下、日中首脳会談の開催が決まった。
午後5時26分に始まった日中首脳会談。握手はするものの菅総理、コキントウ首相の表情は硬かった。二度目の握手。微妙な距離で落ち着かない態度。そして会談冒頭では・・
菅氏「胡錦濤主席とは6月のトロントにおいて、お会いして以来でありますが、今回はこの横浜にAPEC首脳会議に来られた事、心から歓迎申し上げます。」
終始メモに目を落とす菅総理。そして・・
菅氏「まぁ我が国と中国は一衣帯水の・・・・」
たどたどしい挨拶。その様子をただただ胡主席は見つめていた。
これは中国ではどう受け止められるのか・・
石氏「もしね、この映像を中国でねそのまま放映されますと、中国のどこかのあの地方政府の幹部、うやうやしく胡錦濤国家主席に拝謁した。。。感じがしますよ。
だいたいねぇ、あのーメモを見ながら相手に話しをするのは部下のとる態度じゃないんです??」
そして会談終了。
吉田リポーター「今、紙が貼り出されようとしています。日中首脳会談に関してです。」
会談時間22分。尖閣問題について日中双方の主張をしたと言うが、具体的内容は一切公表されなかった。
「会談が行われる事自体が、日中のお互いの友好的な姿勢を表しています。両国の今後の協力関係には非常に良い事ですよ。」
と前向きな見方。しかしその一方で・・
石氏「この会談(開催)を一生懸命お願いしているのは日本側でしょ。中国にお願いして頭を下げて、もうすでに外交的に不利な立場になった。」
”日本の不利な立場”それがこのシーンに表れていた。APECの恒例行事である記念撮影だ。
この行事はここ数年、首脳たちが開催地域の民族衣装を着て記念撮影をするのが慣例となってきた。いつも話題となるワンシーンだ。
しかし、今回は衣装なし。ネクタイを外しただけのクールビズスタイル。実はこれにも中国への多大な配慮があるという。(CM)
民族衣装を着ない、異例の記念撮影。香港メディアは中国の主席に和服は着せられなかったからだと指摘。日本側はそこまで中国に配慮したのだろうか。そして日本中を震撼させたこの問題でも・・
映像流出から6日。海上保安官が口にした衝撃の告白。守秘義務違反の疑いで警察による慎重な捜査が進む中、日に日に高まる政府の責任問題。小泉氏「そもそも、もっと早く公開していれば、流出事件も起きなかったんですよ。責任は感じませんか? 」
厳しい追及にひたすら耐える菅総理。更に国会内で仙谷官房長官が菅総理に差し出したメモ。そこには映像公開が及ぼす対中外交へのメリット・デメリットが克明に記されていた。
未だ公開には至らない尖閣漁船衝突映像。やはりそこには中国への配慮が存在するのか。
しかし、かつての民主党は違った。
菅氏「情報公開と透明性は大臣もそのとおりだと言ってて、そして天下りがありながら何故言えないんですか?ちゃんと答えてください。でなければこれ以上質問できませんっ!(書類をバンッと机に叩きつける) 」仙谷氏「都合の悪いですね、情報を出さない、、こういう事はですね、いくら内閣が切羽詰ったとしても許される事ではない、、」
野党時代、事あるごとに情報公開の重要性を訴え続け、2005年に発表されたマニフェストを見てみても・・
〔民主党は、行政内部の不正・不当運営を内部告発した人が不利益な扱いを受けないよう保護する法案〕を明示するが、積極的に情報開示する姿勢を常にアピールしていた。
そして、与党になってからも、日米間の外交機密・核の密約があったことを公開したのだ。
岡田氏「今回、密約なるものが明らかになり、そして今後、より情報公開というものに積極的な政府になると、、」
だが、あくまでも核の密約は、自民党政権が隠蔽してきた。
一転、民主党政権下で起こった尖閣問題では情報公開は消極的姿勢をとる菅政権。
そんな掌を返したかのような政府の姿を、2001年、北朝鮮の不審船との銃撃戦が繰り広げられた際、防衛庁長官だった中谷議員はこう批判する・・
中谷氏「これ自分の国にも説明になりますし、相手の国にも説明になる。それを証明する上においてビデオを出した方がメリットが多いんですよ。なんでそれをしないのかなと。
中国を刺激しちゃいかんという判断だと思いますが、まぁー、腰抜け外交でしょうね。」
吉田レポーター「今、終了した時間が発表になりました。5:26~ 5:47という事で非常に短い日朝首脳会談となりました。」
積極的な情報公開と党の信念を曲げ、手にしたものは・・
およそ22分というごくわずかな時間。今後も様々な問題が待ち受ける対中外交。
菅政権は乗り越える事ができるのか? 以上
乗り越える事??・・出来ませんね。こんな柳腰外交の国なんか、すぐに飲み込まれます。
近所中、虎視眈々と狙ってるんですよ(呆)(呆)
政権交代して良かったのは、やはりアメリカの後ろ盾なしでの外交はムリって事が、みんななんとなく分かったことじゃないでしょうか。
「アメリカと対等になる!」なんてアホな事言ってた人が図らずも証明してくれました。
当たり前だけど、日本列島は日本人のもの。領土は自分で守る"覚悟"が必要です。
外交は武器を持たない戦争と言われているのに、何の戦略もない政権には早急に退場してもらうしかありません。とにかく!こんな情けない総理大臣、もういやだー。
それにしても、野党時代から激変した民主党って何なんでしょうね。
にほんブログ村 ←ちょっと共感!の方はポチッとよろしく