高麗時代の仏画
「日本から消えた文化財・・"窃盗ビジネス"の実態とは?」というのを特集していたので記録しました(青字はナレーション) (但し、対馬の仏像返還騒動に関してはやや省略)
《盗難仏像に"返還認めぬ"仮処分のKBSニュースに、NHKアナ「耳を疑う司法判断」 【ワールドWaveモーニング】》2013年02月27日
泥棒国家として韓国を今一度認識し、日本の文化財を守らなければいけません!
せっかく良い取材だったのに、最後にコメンテーターの後藤氏が「外交交渉で取り返せ」とでも言いたげだったのにはビックリです。
長野アナ「・・コチラなんですけれども、去年ですね、長崎の対馬のお寺から盗まれた仏像なんです。これ実物大で 50.5cm。あまり大きいものではないんですね。えーこれ1月に韓国で発見されたんですが、韓国の裁判所が返還に待ったをかけたことから、まぁ、また国同士の火種になるんじゃないかというふうに心配されています。
実はこの問題をずっと取材してきたのですが、そこからですねぇ、巧妙な韓国窃盗ビジネスの実態が見えてきました。」木曜日、対馬を訪れた韓国の僧侶達。目的は、由緒ある寺院から韓国の窃盗団によって盗まれた仏像が大きく関わっていた。
しかしこの盗難事件は氷山の一角に過ぎなかった。(中略)
消えた文化財の背景には、巧妙に仕組まれた窃盗ビジネスの影が。
狙われる日本の重要文化財。ベールに包まれるその実態に迫った。(対馬仏像盗難事件概要 略)
実は、盗まれた仏像の中には 1330年に韓国の浮石寺という寺で作られた事を示す紙が入っていた。そしていま問題となっているのは、どういう経緯で日本に渡ったかという点だ。
韓国側の専門家らは、13世紀から16世紀にかけて朝鮮半島で活動していた倭寇という海賊の略奪によって、文化財が日本に渡ったと主張している。 しかしこれに対し観音寺の前住職田中氏は・・
田中前住職「ほとんどの寺は焼き尽くされた時代にですよ、心優しい対馬の人が行って、そこの焼けただれた仏様を見て助けて、自分の国に持って帰って、、」
14世紀に朝鮮半島では、国の宗教を儒教に改め、仏教が弾圧されていた。そのころに多くの仏像が日本に渡って来たのだという。
文化庁によれば、こうした文化財の返還問題は、日韓国交正常化の際に結ばれた協定で日本はおよそ1300点を韓国側に引き渡し、法的には決着しているという 。
では仏像を作ったという寺院はいったいどう感じているのか、韓国中部にある浮石寺へ向かった。
レポーター「小高い山の上にあるこの浮石寺というお寺、1300年前に出来た非常に歴史あるお寺なんですけれども、ここ入口、垂れ幕ありますね。この問題となっているこの仏像ですね、元ある所に戻そうというふうに書かれてあります。」
この寺の僧侶は、取材に対しこう話した。
韓国人僧侶「日本側はなぜ仏像が観音寺にあるのかをはっきりさせた事がない。なので流出の経緯を調べた後に反しても遅くないという趣旨から、この度(裁判所に)返還差し止めの仮処分申請をした。
僧侶は、同じ仏教徒同士、対話で解決したいと話し、対馬を訪問すると明かした。その翌日・・(観音寺へのアポなし訪問の様子など 略)
実は日本で文化財が盗まれたケースは今回だけではない。国内で盗まれたまま行方が分からない重要文化財は分かっているだけで580点にも上る。
では、それらの文化財はいったいどこへ消えたのか、その背景には窃盗ビジネスの存在が見え隠れする。
韓国窃盗団を直接取材した経験を持つ、"韓国窃盗ビジネスを追え"の著者、菅野朋子さん。
取材活動に支障をきたすため、顔を隠すことを条件に窃盗団の実態を語ってくれた。
菅野氏 「通称"ナカマ"とか"カイダシ"とか呼ばれる7人とか8人位のチームを組んで、運ぶ役、実際に盗む窃盗犯の役、あとは流通に乗せる役、役割っていうふうに分けて、、」
ナカマ、カイダシ・・日本語の隠語でそう呼ばれているのは、盗品の販売に関わる闇業者の事だ。実は、盗品の販売ルートは、あらかじめ決まっていって、転売を繰り返して値を釣り上げていくのだという。
窃盗団は、それぞれが細かい役割を担って活動しているという。
関西にある寺院に、実際に窃盗団の一人と接触した住職がいた。
兵庫県加古川市にある鶴林寺。聖徳太子が6世紀に建立したとされ、本堂などが国宝に指定されている寺院だ。
幹栄盛住職が案内してくれた宝物館には、平安・室町・鎌倉時代の重要文化財が並ぶ 。
幹住職「これが元の盗まれたやつの元の箱です。(Q.箱は置いていって中身だけ?) そう中身だけね。」
2002年7月、鶴林寺から重要文化財の仏画8点が何者かによって奪われた。
幹住職「入ってみたらこの辺に掛軸が散乱してて、一番の狙い目は高麗の仏画ですよね。うん、これが狙い目だった。で、ついでにその他の物を7フクね、重要文化財の物を盗んでいったという、、」
奪われたのは高麗時代の仏画。「阿弥陀三尊像」。現在は本物の代わりに複製品を飾ってある。 犯人の手掛かりが見つからないまま、4カ月が過ぎたある日、住職のもとに一本の電話が入る。
「盗んだ仏画は韓国にある。それが欲しいのならお金を出せばこちらに帰してやる。」
幹住職「自分はね、まっ在日の人間で、新聞のね、ある新聞の東京支所長をしていると。で、ちゃんと名前も日本名も、韓国名も言ったですからね。」
証拠を見せろと迫る住職と男との電話は 20回以上に及んだ。そして男が盗まれた仏画の写真を見せたことから住職は買い取りを決意する。
落ち合った場所は、東京新橋のホテル。現金で500万円を用意した住職の前に男が姿を見せた。
幹住職「革ジャンパー着てね、やってきましたから、あの中に拳銃か出刃包丁持てないかないう気はしましたねぇ。」
盗まれた仏画を取り戻す為、窃盗団の仲介人の男と面会した鶴林寺幹住職。しかし・・
「警察には言ってないか。警察に言ってもらったら困るんだ。それを100%保証しろ」
幹住職「『絶対に言ってない。』それをねぇもう何回言っても譲らないんです。もう頭にきてね、せっかく来たけれど、こうしてお金を持ってきたって札束見せたんですね、500万札をね。」
金を目にした男は、仏画を渡す事を承諾。しかし部屋に持って来たのは別の人物だった。
幹住職「取引しましょうということで、お金を渡してそれを受け取った 、、」
部屋を出た男は待機していた警察によって逮捕。
男の供述から日本各地の寺から重要文化財など47点、3億5000万円相当を盗んだとして韓国人の窃盗グループが逮捕された。
こうして盗まれた鶴林寺の仏画は、8点のうち7点が戻ったが、高麗時代の仏画、「阿弥陀三尊像」は含まれていなかった。
幹住職「犯人から骨董屋さんなど 6人を転売しておるんですね。最後の人間はこれを当時、韓国のウォンで4億ウォン(約4000万円)で買って、、」
実は盗品の転売を繰り返すのは理由がある。
菅野氏「盗品だって分かれば誰も売買はしませんよね。表沙汰にならない限り、時効が終わるまでこうグルグルグルグルと転売していって、あと最後、時効が終わった後に正式に高値で売るっていうふうな、、」
こうしてロンダリングされた盗品はどのような人たちの手に渡るのか。
菅野氏「まぁ起業家ですとか、まっ財力のある人ですとか、古美術にもちろん関心のある方ですけど、盗品と分かっていてもそれを手にしたいって思われる方々。確実に売れる物を盗んでくる、、」
そして、韓国の窃盗団が喉から手が出るほど欲しがるのが、ある時代の文化財だという。
熱気あふれる古美術品のオークション会場。韓国ではこのようなオークションが2日に1回程度のペースで行われているという。
「(Q.高麗時代の仏像は価値が高い?) とても高いです。高麗時代の仏像は少ないから数十億ウォン(日本円で数億円)の作品がほとんど。」
実際に加古川で盗まれた仏画も、対馬の仏像も高麗時代のものだった。
韓国の僧侶達による対馬訪問二日目。結局この日も観音院の住職と面会することは叶わなかった。
いまだ解決の糸口すら見えてこない中、日本政府の対応は・・
下村文科相「韓国に対し、外交ルートを通じて返還を既に求めておりますし、引き続きその働きかけを国としては行っていきたい。」
韓国へ渡ったまま返還されない仏像。そして闇に潜ってしまった貴重な文化財の数々。再び日本の地に戻ってくる日は訪れるのか。
(VTR終了 スタジオへ)
長野アナ「取材を通じて、驚くべき窃盗ビジネス。文化財の、というものがあるということが分かってきました。
今回の対馬の仏像に関してなんですが、韓国の裁判所は仏像が日本に渡った経緯が明らかになるまで返還出来ないと(はい) これでも14世紀の話でしてね、その経緯をじゃあ明らかにするっていうのは土台無理な話なんですよねえ、(そうですねぇ)
で、じゃあそれに対してですね、日本はと言いますと、実はこのユネスコ条約というのがあります。このユネスコ条約は締約国の博物館等からですね、盗まれた文化財の輸入を禁止する。つまり返さなければいけませんよという、ユネスコ条約がありますから、日本政府はこれを元に返還を求めているという事です。そもそもこれは盗難事件なんですね。」
後藤氏「そうなんですね、。これ昔、贓物(ぞうぶつ)っていう、、贓物罪って罪まであったんですね。盗んだものを売ることは罪になる。ですから刑法違反ですから、まず本国に戻してですね、そのあとは外交交渉できちっと処理すると。
あのー、民主党政権時代にですね、朝鮮王室儀軌というですね、朝鮮総督府が、戦前の宮内省に渡した公文書があるんですね、それを民主党政権の時に韓国に外交交渉の末に返したという事がある、(菅政権の時ですよねえ) そうです。
そういうこともありますから、文化財の行方もやっぱり外交交渉できちっと処理すると。それがまさに法と法の支配の原則ですよねー。」長野アナ「そうですよねー、もう数百年にも亘って対馬の方が大切にしてきた仏像ですから、 1日も早く返還してほしいと思います。」以上
後藤氏は、民主党時代の"朝鮮王朝儀軌の引き渡し"を評価しているようですが、そもそもあれが間違いなんですよ!(;一一)
《菅談話『痛切な反省』に賛否両論 【Nスタ】》2010年08月11日 より
菅氏「韓国の人々の期待に応えて、近くこれらをお渡ししたいと思います。」
文化財などの返還要求が際限なく広がるとの懸念に配慮し、返還ではなく、善意に基づくお渡しという表現にした格好だ。
菅氏「(法律的な形のものは、もうすでに完全に)解決済みという立場の中で、『お渡しをする』という表現を使わせていただきました。」
安倍元首相は、政府の決定をこう酷評した。安倍氏「自分の思い込みでなにか善意を示せば良い、、これは大きな大間違い、
愚かな総理大臣であり、愚かな、そして軽率で歴史に無知な官房長官と言わざるを得ないと思います。」
報道官「(総理談話を通じて)過去の日帝(日本)の植民地支配に対して、痛切に反省して真摯に謝罪し、
新しい100年を見据え、未来志向的関係を構築するために努力していくという立場を表明した。」(韓国外交通商省報道官)
また韓国政府は「朝鮮王朝儀軌」の引渡しについては積極的に評価した。・・
この朝鮮王朝儀軌については、下條教授も国会で韓国の文化財の返還運動に警鐘を鳴らしていました。
《【朱蒙・太王四神記は洗脳ドラマ】下條正男教授の朝鮮王室儀軌・竹島問題など解説 》 より
・・何故こんな話をするかと言うと、この朝鮮王室儀軌の問題は、王室儀軌だけの問題ではなくて根が深い。
韓国側では昨年の時点で日本側に韓国の国立文化財研究所で、朝鮮文化財が日本に61,409点あると。極端な言い方をするとこれを今、ターゲットにしている。
と同時に、今回朝鮮王室儀軌は167冊だが、その他で1,038冊付録として付いている。朝鮮王室儀軌だけが問題だったのに、何故、他の宮内庁に貯蔵されている朝鮮関係の本が引き渡されなければならないのかといった背景も考えなければならないと思っている。
この朝鮮王室儀軌に関わって、他にも次があると話した。実際にイチョンという所の五層の塔の返還要求運動が今、始まっている。
朝鮮王室儀軌に関して、韓国側からご招待される方がいると。実際、5/13日時点でホテルオークラで、、こうして写真にも載っている。
日本の国会議員の先生が韓国側から感謝状と言うか・・・そういうこと。
問題はホテルオークラでこの式典が行われ、イチョンの五層石塔は、現在ホテルオークラにある。なかなか巧妙な手法を取るものだなぁと思う。
既に朝鮮王朝実録が47冊、2006年 7/14日 東大にあった物がソウル大学に寄贈されている。これは学術的な交流ということでやった。
北関大捷碑(ほっかん たいしょうひ)は、2005年6月日韓首脳会談で議題が出て、10月に引き渡されている。これは現在、北朝鮮にある。韓国側が北朝鮮との融和政策としてこれを使った。
そしてまた、イチョンの五層石塔の問題が新たに起こりつつある。
・東亜日報5/14の記事紹介
北朝鮮・韓国・中国の民間団体が日本の教科書問題(竹島問題を含めて)略奪文化財を引き戻すという委員会設置というような動きが続々と起こっている。
そもそも文化財の問題は、1965年日韓基本条約締結の際、協定が結ばれ、終わっている。
これを新たに求めてくる背景を考えなければならない。・・
そして最近のニュースでも、南北協力しての返還運動が激しくなってきているんです・・
《略奪された韓国の文化財返還運動(仏像・鐘・高宗遺品)で南北協力 【ワールドWave】》 2013年03月02日より
・・当局は、海外収蔵中の韓国の文化財が14万9000点余りに上るとしています。
文化財を取り戻すための官民協力と、国民の関心が求められています。アナ「このように略奪された文化財の返還を求めるのは容易ではありません。
2年前、南北の仏教界が協力して日本から朝鮮王朝儀軌が返還されましたが、今回は略奪された文化財の返還を求めて市民団体が再び北朝鮮と協力を始めました。
マスコミは、韓国が泥棒国家だという事実をもっともっと徹底的に報道すべきです。
それが日本国内の文化財を守ることになるから。
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