館野晴彦
テレビ朝日【モーニングバード】で、ここ一週間で次々判明?した原発事故の事実と、それでも工程表を見直さない菅総理の事を取り上げていたので記録しました(流れはそのまま要約)
テレビ朝日原発担当の山根記者の、汚染物質除去費用の話にクラクラ・・
(VTR終了 スタジオへ)
羽鳥氏「メモは緊迫した殴り書きのような字で、現場が大変だったんだなと伝わってくるが、何故二ヶ月経った、昨日発表だったのか?」
山根氏「二ヶ月放っておいたというのは疑問が残るが、これまでデーターの整理に非常に時間が掛かったのは間違いないと思う。ただようやく出てきて、我々原子力の中は見た事がないので、こういう物が出る事によって何が起きていたのか、事故を再現する事が出来るので、どうやって解決したらいいかということが分かる非常に貴重なデーターが出てきたということ。」
羽鳥氏「だったら、もうちょっと早くという気もあるが」
山根氏「そうですね、はい。中には政府にも色んな考えがあるのではないかと疑わざるを得ない。」
赤江アナ「とにかくここ一週間で本当に深刻な事態が次々に明らかになってきた。」
羽鳥氏「こんな大事な事が今頃ですかという、、」(フリップ読み上げ)
羽鳥氏「急にここにきてなんか大事な事が次々に出てきますよね。」
館野氏「昨日のその資料にしても、いわゆる中央制御室にあったから取り出せなかったという言い訳も出ているが、ここにきて工程表の見直し直前に、これだけ出てくると、それに間に合わせて出してきたんだろうと思わざるを得ない。どう考えてもね。」
羽鳥氏「はい、当初の見通しもこれかなり甘かったという印象だが」
山根氏「ええ、ですから政府がここに来て、これだけ新しい事実を出してきた。工程表の直前に出してきたのは、これは工程表に合わせて、深刻なものを一気に出してしまえという風に疑われてもしょうがないんですけど、ただ今日発表される、、」
羽鳥氏「でも、この状況では、これムリでしょう。」
山根氏「これ、非常に大雑把でして、目標にしているのは、放射性物質を外に出さない。原子炉を冷やして新たな核反応や新たに放射性物質がそこから生まれる状況は起こさない。という大雑把な工程なので、それぞれの号機をどうするかというのは一切書かれていない。
なので、今日、発表になるが、政府は新しい工程表に向けて何度か書き直しをしていたようだ。というのは、ここ数週間、新たな事実が次々出てきたという事は多分、本当なんだろうなと予想は出来る。」
羽鳥氏「菅さんはやり方は変えるけど、その工程表自体は変えないと言っているがどうなんですか?」
「あのー、今の状態のまま進めば、新たな深刻な状況が起きなければ、菅さんの言うように恐らく9ヶ月程度でなんとかここまでもっていくのは不可能ではないと思います。」
羽鳥氏「あっ、そうですか。うーんでも何も起きなければという前提が、ここまで見ているとそういう前提は通じるのかなと思うが、、」
山根氏「思いませんよね。今順調だといわれていた1号機でさえああいう深刻な状況で、2号機などは下から汚染水がもう壁を突き抜けて地下水脈を通って海の方へ流れているんじゃないかと言われている状況なので、なかなかそれを収束にもっていくのは非常に難しいかと思う。」(工程表ではなく目標設定なので変更は十分あり得るいう話 略)
山根氏「・・ただまぁ今日、冷却装置と汚染水を浄化して冷却水として循環させるシステムを一部動かし始めると。 そこまできてはいる。」
羽鳥氏「新しい工程表がどういうものなのか今日注目のところですね。」
山根氏「壊れてるものごと包み込んで全部塞がなきゃいけないんじゃないかという案も出ているので、非常に深刻であることは間違いない。もうひとつ忘れてほしくないのが、汚染水ひとつ取っても、例えば1ℓを処理するのに数十万円掛かるともいわれている。
で、1万トンあるのでするとそれだけで1兆2兆の話。しかもヨウ素・セシウムだけで。それと今メルトダウンしているので、もっと厄介なトリチウム?とかストロンチウム?とかテクネチウム?とか、しかも塩分もある。こういう物を除去しようと思ったら更にお金が掛かる。汚染水だけで何兆とかかる。
で、ガレキもあれば、建屋もあれば、土壌もあればとなればとなるとこれはもう東電だけの問題ではないと考えられる。国で考えなくては、、」
羽鳥氏「まずね、今日、工程表、どういったものが出されるかという事も注目です、はい。」以上
印のところは非常~に疑わしいですね。データー整理に時間が掛かったって?! 中央制御室にあったからって?!ここ数週間、新たな事実が次々出てきたという事は多分、本当だって?!
今頃、深刻な事態を把握したなんて誰も信じない。分からなかった事にしておかないと、いろいろ齟齬をきたすもんね。例えば、レベル設定とか・・
経済産業省原子力安全・保安院は12日、国際原子力事故評価尺度 (INES) の暫定値で、「局所的な影響を伴う事故」とするレベル4に当たることを明らかにした。東海村JCO核燃料加工施設臨界事故と同レベル[7]。 2011年3月18日、経済産業省原子力安全・保安院は1 - 3号機の事故の深刻さを示す国際評価尺度 (INES) を、8段階のうち3番目に深刻な「レベル5」にすると発表した[8]。
その後、同年4月12日、経済産業省原子力安全・保安院は国際評価尺度 (INES) の暫定評価を「レベル7」にすると発表した[9]
羽鳥氏が言うように当初の認識が甘すぎたのと、隠蔽体質が相まって、もうグチャグチャ。
で、深刻な事態が最近分かった?のに、なんで菅総理は、工程表はそのままいくと国会で言えるのか凄い不思議ですよねぇ。
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