青木和代

2011年11月17日08:20平岡法相が暴言を吐いた、滋賀・青木悠君リンチ殺人事件遺族に直接謝罪 【キャスト】

ABC朝日放送【キャスト】(11/16)で、

4年前の日テレ太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中。】の中で被害者遺族に心無い言葉を吐いた平岡法務大臣が、あの時の被害者少年の母親の元を訪れ謝罪したというニュースをやっていたので記録しました(青字はナレーション)その、人でなし発言はコレです

【ニコニコ動画】平岡法相 「犯罪者にも事情があるんです」→モナキレる

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平岡氏悪い事をした子供達はそれなりの事情があってそういう事になったのだろう。」(4年前のテレビ番組での発言)

理由なきリンチに、どんな事情があったというのか。この発言が青木さんを苦しめた。

Q.「それを面と向かって言われてどう感じたんですか?」

青木さん「驚いた・・・ですね。本当にそれなりの事情って・・悠ちゃんが殺されたのに、なんでそれなりの事情と言えるのかとか、そう思いましたね。」

先月の法務委員会で野党がこの発言を追及した

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平沢氏「事情はそりゃいろいろあるでしょう。だけどこんな犯罪は絶対に許せないわけですよ!にも関らず、犯罪の被害者じゃなくて加害者に同情するような発言をされたんじゃないですか?!」

平岡氏被害者のご遺族への配慮に欠けていた部分があったと、、」

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平沢氏「お線香あげて来られたらどうですか?! そしてお母さんにお詫びしてこられたらどうですか?!」

平岡氏「お許しを頂けるのであればそうしたいという風に思います。」(今月13日)

レポーター「今、平岡法務大臣は青木さん宅に到着しました。どのような言葉で謝罪するのでしょうか?」

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平岡氏被害者の方々の思いを、まぁ十分に受け止めることなく大変失礼な質問をした事についてお詫び申し上げますと共に、悠君にお線香をあげさせていただきたいという事でやって参りました。」青木さん「どうもありがとうございます。」

あの発言から4年。平岡大臣はようやく謝罪し、悠さんの仏前に手を合わせた。

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青木さん「今年引越しをしようと思ってちょっと荷物を片付けてたんですけれど、やっぱり優ちゃんの物は触れなくて、、ちょっと触っただけでずーっと泣いてて、もう落ち込んで落ち込んで、その深い悲しみとか怒りとか、そんなんは消えるものではないって事を、、」

青木さんは悠さんの日記や弁当箱を見せた。

青木さんせっかく法務大臣になられたので見直していただきたいと凄い思いますね。被害者の支援とか、、」

平岡氏「私もできる限りのご努力をさせて頂きたいという風に思います。」

およそ20分間の面会で大臣は何を感じたのか。

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平岡氏被害に遭われた方々の思いっていうのは、えー、大変大きなものがあるなという事を改めて感じました。」

Q.被害者に対する対策ってのは今後議論していこうと?」

平岡氏「こういう点がもっと改善出来たらいいんじゃないかという点もあろうかという風に思いますので、まっそういう点はまたできる限り取り上げていくという努力はしていきたいと思います。」

犯罪被害者の支援を充実させる考えを示した。それにしても何故あのような発言をしたのか? 少年法に詳しい弁護士はこう指摘する。

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高橋氏少年法というのは、その第1条(目的)に加害少年の健全育成とか矯正ということが書いてありまして、そこには被害者と向き合うということが全く書かれてないわけです。加害者と被害者を完全に分断してしまう。そういうところでは少年の本当の健全な育成・立ち直りというのはあり得ないと思います。」

確かに少年法の目的である第1条に被害者という言葉は一切見当たらない。あくまで加害者の更正を目的とする少年法。被害者遺族が救われる事はない。面会を終えた青木さんは法務大臣に期待を込める。

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青木さん4年前の失言を責めるとかそういうのはないですよね。遺族の深い悲しみが伝わればとかは凄い思います。」

これからの法務大臣の取り組み方が少しでも変わっていけば、私の家に来た成果みたいななんかあると思うんですけどね。」

(VTR終了 スタジオの話は流れはそのまま要約)

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アナ『責めるという気持ちではない。深い悲しみが伝われば』・・物凄く重いコトバだと思うが、藤井さんは取材を通じて何を感じたか?」

藤井氏「2つあるが、1つは、少年法は基本的には加害者の更正の為にある法律なので、今まで3度の改正をして、家裁の審判に参加をする事が出来るようになったが、それには家裁の許可が必要なので、権利というよりも被害者遺族に対する配慮でしかないと言える。

加害者の立ち直りの為に被害者の行為や思いが使われているという傾向があると思う。」

郷原氏「私は10年ほど前、法務省の法務研究所の研究官をやっていて、犯罪白書で初めて被害者問題を特集した時の研究官。その10年前と比べれば、今は随分状況が変わった。被害者なんてそれ以前は、単なる訴訟の参考人。刑事続きにおいては参考人に過ぎなかった。ほとんど当事者的な位置づけはなかった。」

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藤井氏「もう1つのポイントは①損害回復と経済的支援。

ここが最も求められているところ。大分進んでは来たが、例えば裁判費用・お葬式の費用・心や体の病院代、カウンセリング、働けなくなったりした時の経済的保障は全然進んでいない状況

アナ「青木さんもそれほどお金は貰ってなくて、、」

藤井氏「犯罪被害者給付金は、多少増額はされてきたが一時金・見舞金みたいなもんで、もう葬儀代にもならない程度しか出ないのが実情。

被害者は、その後に長い生活があるのに治療費などは自費。本来なら国がちゃんと払うべきだと私は考えている。」

アナ「被害者に寄り添って取材する、これが藤井さんのまさに心の叫びですね。」以上

青木さんの次男で、当時高校1年だった悠君は、当時15歳と17歳の少年2人から約1時間半にわたり暴行を受け死亡しました。ただの暴行事件ではありません!その凄まじいリンチの様子は

滋賀・青木悠君リンチ殺人

【事件概要】 2001年3月31日、滋賀県大津市平野小学校の給食室の裏庭で、青木悠君(16歳)がA(当時15歳こ)とB(17歳)にリンチを受け死亡した。青木君は中学生の時に交通事故に合い、左半身不自由になった二級障害者手張を持つ身体障害者だった。改正少年法施行の前日に起こった事件である。(続きを読む・・・)

このサイトを読むと怒りに震えます。

悠君のお母さんはよく平岡氏を家に入れたと思う。もし私だったら受け入れることができるだろうか・・

平岡氏は青木さんと一緒に出演した2007年6月のテレビ番組で「悪いことをした子供達にもそれなりの事情がある」と言い、青木さんには「(少年たちに)死の恐怖を味わわせてやりたいってことですか?!」などと加害少年を擁護するような発言をしていました。

4年前、この番組を見たとき、弁護士だからとか少年法がどうとかそんなの全然関係なく、こんな発言ができるのは、人間として心が欠如しているんだと思いました。

そして、弁護士って被害者の思いは置き去りで、加害者の事情ばっかり考える人多いなと、なんとも言えない嫌ーーな気持ちになったのを思い出します。

平岡氏は、結局、平沢議員に諭されて謝罪に出向いたということのようですが、もし、平岡氏に本当の”気づき”があって反省しているのだとしたら、数々の事件で殺害された”被害者の思い”に答えるために、法務大臣として粛々と凶悪殺人鬼の死刑執行のサインをすべきだと思います。

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