第4の権力
ABC朝日放送【キャスト】で、
橋下市長が、週刊朝日のノンフィクション作家の佐野眞一氏と同誌取材班(今西憲之・村岡正浩)による共同執筆による「ハシシタ 奴の本性」『DNAを遡り本性をあぶり出す』という記事をめぐり、
朝日系メディアの質問拒否した翌日の記者会見・記者との議論で、
朝日放送の伊藤アナウンサーと、大谷昭宏と、月尾嘉男氏のコメント部分を文字起こしして記録しました
大谷は、徐々に激高してきて橋下市長を猛批判!(・・;) 独自のジャーナリズムのあり方論を展開(・・;)
で、日本のマスメディアの危機しっかり指摘したのが、これまた月尾先生でした☆
伊藤アナ「・・さて、まずお伝えするニュースはこちらです。昨日もお伝えを致しました。
えー、橋下大阪市長がこの週刊朝日に出ている記事を理由に朝日新聞やABCの取質問を拒否するとしていた件、
で、今日、大阪市役所内で記者会見が行われるという中で議論をしようと、橋本市長が昨日の時点で言ってたんですが、その議論が今日 行われれました。」
(会見などのVTR 略)
伊藤アナ「さて、あの先程(VTRスーパーの漢字訂正) じゃ、高橋さん、お願いします。」
高橋アナ「はい。ここで週刊朝日を発行しています朝日新聞出版の、、これ先程まで行われていました記者会見の前、昨日発表したコメントを読み上げます。
『週刊朝日は、当社が発行する週刊誌であり、朝日新聞とは別媒体です。同誌を含め、当社の発行物は当社が責任を持って独自に編集しています。今回の記事は、公人である橋下徹氏の人物像を描くのが目的です。』とのことです。」
伊藤アナ「はい、で、橋下市長によりますと、この週刊朝日を発売しています、まっ編集して発売している、朝日新聞出版から直接会いたいという連絡があったんだそうです。そこで橋下市長はオープンの場で議論をしようというふうに求めていくということなんです。
大谷さん、まぁ今日こういった議論がありまして。橋下市長もかなりこう、、心の底からといいますかね、色々しっかり自分の主張をして、で、それに対して我々取材する側からもこう意見があってという議論だったんですけれども。」
大谷氏「まぁ昨日来、私もメディアから色々こういう事になったから、今どう考えてるんだという話が聞かせてた、、
その間、ハッキリ申し上げて、私はこれが出る前に佐野眞一さんとお目にかかってます。あの一晩ゆっくり話をして、彼は取材を進めてるという事も聞いてますし。
あのー、お父様というよりはむしろお母様の方の取材を中心にしてるという話も聞いています。あの佐野さんは長いこと私、お付き合いがありますし、友人であるわけですから。
ただそのことと今回彼がですね、ああいう連載を始めたその第一回、これをですねぇ評価するかしないかということになれば、私は同じ業界の人間としてアレを評価する気はないっ。(あ~:伊藤アナ)
少なくてもあのルーツをああいう形で報道すると。もちろんあの連載ですから最後まで読んでみないと、彼がなんの為にこれを出してきたのかってのは、答えは最後になってみなきゃ分からない。
ただ私は先程の記者会見を聞いていて、あるいは昨日来いろいろと考えていて、本当は橋下さんとですねぇ、きっちりとやりあいたいという位の気持ちを持っていて、かつてこのスタジオで色々とやっていたわけですから。
ひとつは彼はねぇ、血流とか血脈とかいう言葉を非常に気にしてお話しになってますね。
で、資本がそこに流れているからABCもいけないんだ。朝日新聞出版もいけないんだ。朝日新聞もいけないんだと。
よく言われるように、資本というのは我々の中では血流といわれてるんですね。だから血流をよく流す為には、お札をいっぱい刷ったらいい(はいはい:伊藤アナ)もっと流そうと思ったらいわゆる血圧に例えられるように金利を広げたらいい。血流を流れやすくすると、いうぐらい我々の社会の中には血流なんですね。
お金ってのは。それを以てして、オマエの会社にもその血が流れているのだろう。オマエの会社にも流れているのだろう。だからオマエの考え方は一緒なんだというのは、彼自身の血脈主義を自ら否定しているようなもんなんですね。
橋下さんがどういう血が流れていようと、我々は橋下さんは橋下さんだと思ってるんです。ABCにどういう血が流れていようと、私はABCは独自の編集権を持ってると思ってる。それを以てしてオマエにそういう血が流れているから拒否するというのは自ら否定することになるんですね。
それから同じ言論人として、この記事をどう思うのかと。言論人として答えてみろというふうに仰ってます。言論人が言論人に対して答えをすることはないんです。我々はオマエのとこは何出してんだ。オマエのとこは何書いてんだ。
それは読者・視聴者が判断してくれるんです。ダメなものは視聴者見てくれない。読者が見てくれない。そのことによって言論は担保されているわけであって、誰かが書いたものを我々は潰しにいくことはないんですね。それは読者が評価してくれてるのに、我々が潰しにいったら言論の否定です。
それから株主総会でいくらでもできるだろうというのは、彼は言論のことを分かっていながらなんでそんな事いうのかと。そのためにどれだけ新聞が株主と編集権を独立させてるか、その事を担保されてないのは言論機関じゃないわけです。つまり誰が株を持とうと言論編集権っていうのは、それとは別個にすると。だから新聞は独自の論調を張れるわけであって、誰かのお金が入ってきたらその人の言うとおりにするというのでは言論は持たない。(はい:伊藤アナ)
にも関わらず、株主総会でやればいいじゃないかと。それは一般会社と言論機関をまっったく彼は分かっていないっ。あるいは分かっていながら言っているのかという事からすると、今日の記者会見で我々に対して彼がぶつけて来た質問は全て私は反論できると、、思うんですね。」
伊藤アナ「ジャーナリズムのあり方という事について、まぁ大谷さんはご自分の??し方があってしっかり話が出来るんだと。」
大谷氏「はい、少なくとも私達はそういう立場でものを書いたり、こうやって喋ってるわけで、あの私がどっかからなんかの資本が、例えばうちの事務所が何か応援してくれてるとか、そんなことで物事言い方が変わるハズがないっ。それはABCだってまっったく一緒だと思います。」
伊藤アナ「月尾さんはまぁあのー、大谷さんとはちょっとまぁお立場違いますけれども、まっ橋下市長がまっハッキリ言って怒ってるという事。そしてこのメディアに対しての対応、これどうお感じになりますか?」
月尾氏「あのー、今、マスメディアっていうのは、、週刊誌をマスメディアの範囲に入れるかどうかって、、まぁ売れてる部数から言えばかなりのマスメディアだと思うんですが、
それはねぇ、第4の権力といわれてますよね(第4の権力?:伊藤アナ) 第4の権力、つまり、司法・立法・行政に並ぶ権力と言われている。
ところがね、現実の今の日本社会ってのは、第4の権力が一番強いですね。(あ~) それはね、書き得ってなもんでね、しかも今回は意図は、今のとこ連載一回目でよくは分からないにしてもね、かなりの個人攻撃ですよね。
しかもまぁ一応、橋下市長、公人とはいえね、公人に対してこれだけの個人攻撃をやるっていうのはどういう意図かって考えるとね、ほんっとうにその権力を持ってる媒体というのは、自分の権力というのをね、意識してるかっていう事が非常に問題だと思う。
で、最近非常に目に付くのは、例えば2年前のあの民主党の代表選の時に、小沢さんに対してマスメディアがかなり攻撃したことがありましたね。
で、結局、政治という立法府に対して、第4の権力がもう一方的な攻撃をしているような仕組みがドンドン日本に出てきているのはね、大変危険な兆候だと思います。(ほー:伊藤アナ) ねっ。」
伊藤アナ「まぁ今回の週刊朝日の記事をめぐって橋下市長の主張があり、そして今日、大阪市役所で議論があったというニュスをお伝えしました。尚、今日の橋下市長の会見を受けまして、朝日放送の今の考えをここでお伝えさせていただきます。
朝日放送は、これまでどおり、視聴者にとって必要かつ有益と判断するあらゆる事案に対する取材とそれに基づいた真摯な報道を重ねて参ります。」以上
昨日のゲンダイ二木に続き、マスコミの驕りをスゴーク感じました。
橋下氏は会見で「オマエ」なんて言ってないし、「~しろ」なんて命令口調も使ってないのに悪意を感じるし。
資本と血流を一緒くたに語ってるけど、資本にDNAってあるの? 血の流れが云々というより、"人間のDNA"を暴くという話でしょ?
大谷昭宏は言論人の割に、ダラダラ喋ってて本当は何が言いたいのか分からんし。
謙虚さのカケラもなく、メディアが一番エライのかよっ!と思っていたら・・・
またしても月尾さんの的確なお言葉。これぞコメンテーターの役割だと思いました!
毎度何気に、大谷を否定するのが月尾先生[E:lovely]
《「安倍さんが今までやってきた事、何一つ実らないっ! 困ったタカ派」by大谷昭宏 【キャスト】》 より一部抜粋[E:downwardleft]
月尾氏「もうね、色々新聞によってはタカ派だとか、ナショナリズムって事にに対して批判的だが、
私は世界の国はそれが極普通であってね(タカ派が?!?!:伊藤アナ) 『自国を守る』『国家の為に』『国民の為に』って極普通なのに、日本だけはそれを正面からいう人をタカ派だとかナショナリズムと言う。
私は実は、世界の国家を失った民族を訪ねて、、テレビ番組作ってますけどね、いかにそれが悲惨な事かっていうのを我々は考えるべきですね。」
昨夜、週刊朝日は「差別を是認したり助長したりする意図は毛頭ありません」と謝罪のコメントを発表しましたが、
朝ズバッ!では、与良氏をはじめコメンテーターの面々がこの記事を猛批判し、週刊朝日と朝日新聞は一蓮托生だと言っていました。
それは、次の記事で・・・
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