移民
(スタジオトークはやや要約)
オーストラリアの「アジア系」のヘイトって、「日系」も含まれるんですかね?
NHKアナ「・・青木さん、アジア系の人達は強い危機感を持っているようだったが、専門家は差別の背景にはオーストラリアの歴史も関わっていると指摘してましたね。」
青木支局長「はい、オーストラリアは現在多文化主義を掲げ多くの国から移民を受けてれている。私自身この国で暮らす中で、国民の中で人種差別はあってはならないという意識はとても強いと感じている。
ただオーストラリアでは40年余り前まで『白豪主義』と呼ばれた白人優先政策が続けられてきた。
今回取材したアジア系の人達は、白人が優先されてきた歴史の影響は、根強く今でも一部の人の中には白人以外の人達への差別的な意識が残っていると話していた。
このように、歴史的にも人種をめぐる摩擦が存在している所に、新型コロナや政治的な対立が触媒となって差別や暴力が具現化したのだと思う。」
女性アナ「こうした差別に対して、政府はどのように対応しているのでしょうか?」
青木支局長「連邦政府レベルの対策はまだ十分に進んでいないのが現状。新型コロナの感染拡大でアジア系住民への差別が増え始めていた去年4月、モリソン首相は問題への対応について記者から問われると『差別は止めなければならない』と強い口調で差別を非難したが、政府として具体的な政策には反映されていない。オーストラリアでは先住民・アボリジニの人達への差別の問題も根強く残っているが、こうした人種差別の問題に政府として真正面から取り組んでいない事に批判の声も上がっている。ただ自治体レベル、大学などの教育機関では人種差別対策のセミナーが開かれる等の取り組みが進んでいる。また冒頭伝えた抗議集会には、アジア系住民だけでなく白人の人達の姿も見られた。アート展を企画した竹内さんも言っていたが、社会に潜む差別の芽が露わになった今の状況を機会と捉え社会全体でこの問題を考えていく事が重要だと思う。」
アート展も、中国と韓国の展示品しかなかったけど
中国のオーストラリアへの嫌がらせを考えると、オーストラリア人が中国に対して憎々しく思っているのも理解できます。
ヘイトクライム・暴力はもちろん取り締まるべきだけど、自由民主国家で、「差別するな」政策をするのは無理。中国人を嫌うのは、内心の自由だし
«「中国の悪印象 世界各国で激化 日本メディアの親中度」№1は日本の86%【アメリカ通信】»2020年10月20日オーストラリアの「教育」は石炭・鉄鉱石に続ぐ第三の外貨獲得手段。外国からの留学生で最も多いのが中国人留学生です。シドニー大学では学生全体の1/4が中国人学生で、その中国人学生は、キャンパスで我が物顔で暴れたりしてる・・
●中国の属国と言われる韓国は、75対24。
昔は中国好きだったので、2017年位のTHAAD配備の話から恐らく印象が悪くなり始め、最近になって一気に75対24。
●オーストラリアは明らかに2014、15年位までは自由貿易協定とかがあってので工作が効いててだいぶ好感度が高かったが2016年位から一気に悪くなった。もうこれは(サイレントインベージョン)81対15。
(中略)
で、2人の解説にもあったように、オーストラリアに対するサイレントインベージョンも、嫌がらせもハンパない«新型コロナ発生源、「独立機関」調査を求める豪州に、中国が「嫌がらせ」「報復」連発【オーストラリアABC】»2020年05月18日
「白豪主義」の名残があるのは否定しないけど、今回噴出した差別行為は、「武漢コロナ」と「豪中対立」の所以。中国系住民・中国人留学生も「本国」を批判すべきでは«【サイレントインベージョン】シドニー大学の1/4を占める中国人留学生。中国による介入懸念で対策強化へ【オーストラリアABC】»2019年08月30日
アナ「オーストラリアが外国からの介入から大学を守るための対策に乗り出します。研究プロジェクトの管理とサイバー攻撃対策が強化されます。大学への中国による介入が懸念の引き金となりました」
大学のキャンパスで意見を戦わせる場が暴力的になってしまいました。民主化支持のデモ隊が親中国の活動家らと衝突。デモ隊の中には監視されたり脅迫を受けたという人もいます。・・
香港・チベット・ウイグル・内モンゴル問題、ジェノサイド、南シナ海・東シナ海侵略行為とか、いろいろと世界中から嫌われる事やってるよ
なんにせよ、「移民国家」って面倒くさいね。
「郷に入っては郷に従え」ない人は、移民すべきじゃないと思う。移民先の国がホント気の毒(;一一)
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TBS【Nスタ】(3/14)で
「移民排斥・メディア批判 オランダ、極右 第一党の勢い」と報じていたので記録しました(青字はナレーション)
どこの国でもマスコミのフェイクニュースの垂れ流しには、マジで嫌気が差してるんだなぁと再確認。
それにしてもオランダに、「一定数の視聴者が見るネット番組は国営放送で流される権利」があるのは超うらやましい このオランダの選挙、欧州における極右勢力の台頭を測るバロメーターになると世界的に注目されています
竹内アナ「トランプ大統領とよく似た人物がオランダで支持を集めています。それがコチラ、極右政党のウィルダース党首です。」
女子アナ「彼が掲げるのが、トランプさんと同じ移民排斥、反イスラムといった政策です。この極右政党が明日のオランダの総選挙で第一党になる勢いなんです。
トランプ大統領「偽ニュースは国民の敵だ」「イスラム過激派が入国できないように、新たな審査方法を導入する。」
過激な主張を繰り返すアメリカのトランプ大統領。今、オランダでも同様の主張で支持を拡大する極右政治家がいます。
ウィルダース党首「報道を信じるな。真実だけを見てほしい。移民やイスラム化を打ち負かさなければならない」(オランダ「自由党」 )
オランダのトランプと呼ばれるウィルダース党首。彼が率いる極右・自由党は、まもなく行われる総選挙で第一党になる勢いです。
与党との党首討論でも首相を相手に過激な持論をまくし立てます。
ウィルダース党首「国境を封鎖すればよいのです。首相」 ルッテ首相 「えっ!?」
ウィルダース党首「この国のですよ。『えっ!?』じゃありません。国境の封鎖です」
オランダでこうした主張が支持を集める背景の一つには、極右の支持者が制作した番組が国営放送で流されている事があります。コチラは実際に放送された右派とイスラム教徒の討論です。
右派政党支持者「イスラム教徒は法律を守りたくないんでしょう」
イスラム教徒の男性「そんなことは言ってませんよ」
右派政党支持者「他の宗教ではなく、アラーアクバルと叫んで 人々を吹き飛ばす信者たちの話です。キリスト教やヒンドゥー教とは違います」
実はこの番組、元々はインターネットでしか見られませんでしたが、オランダでは、一定数の視聴者が見るネット番組は国営放送で流される権利があるのです。
豊島記者「今、オランダでは、既存のメディアではなく、インターネットを使って極右政党の政策を有権者に拡散している人達が勢いを強めています」(記者)
アナベル・ナニンガさん「既存のメディアは、古い進歩主義、左翼に運営され、偏向しています」(右派番組に出演 )
クレース・デリース教授「ウィルダース党首はアメリカ大統領選の勢いに乗り、『ここだけではなく世界中で人々が立ち上がっているのだ』と訴えているのです」(アムステルダム大学 政治コミュニケーション学)
なぜウィルダース党首は支持を集めるのか?
ウィルダース党首の支持者 「多くの人は移民について 自分の考えが言えないと感じています」
トランプ大統領同様自らが発信する情報以外は偽物だと断じるオランダの右派。
彼らの主張が有権者にどれだけ浸透したのかまもなく明らかになります。以上
最新の調査では、 ウィルダース党首率いる自由党は、議席は伸ばすけど第一党になるのは難しいようです。
がっ、選挙って蓋開けるまで分かりませんよね
「既存のメディアは、古い進歩主義、左翼に運営され、偏向している」というのは日本も同じ。
それは日本メディアの沖縄の反基地運動の報道を見ると明らかです。完全に沖縄の現状をタブー視してますから で、そのタブーを打ち破ったが故に叩かれたのが、【ニュース女子】でしたね!
《ネット配信のみ【ニュース女子 特別編 ~マスコミが報道しない沖縄 続編】動画。 西田議員「政治的発言はヘイトじゃない。日本人にも適用。ニュース女子はヘイトじゃない」》2017/03/14
欧州はこのあと各国の選挙を控えているので、オランダの選挙結果を注目しているそうです。
フランスは、(いわゆる極右の)ルペン氏が躍進。
移民に寛容な国・オランダがどのように変貌していくのか注目ですね。
で、寛容すぎる国といえばスウェーデンもですが、移民開放政策したが故に、メディアの情報操作・洗脳で、意見を言うとレイシズムとレッテル貼りされ言論統制・・逆差別・・そして衰退 国が移民政策を選んだ結果の末路です必見!
トランプ大統領のいう、偽ニュースは国民の敵は正論。本当に恐ろしい
とにかくテレビは嘘ばっかり。例えば国会中継をネットで見たあと、編集されたテレビニュースなんか見ると野党に都合いいような切り貼り編集ばっかで、何だコレ?ってなります。
だいたいねぇ、このニュースも「極右」とタイトルにして、「国境を封鎖」とか「反イスラム」と言ってるけど、
「国境」をハッキリさせたり、「ISIL」対策したり、マスコミ批判しただけで、極右のレッテル貼るのっておかしいと思う
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TBS【サンデーモーニング】(1/4)の特番で、
新春スペシャル「”群衆”と戦後70年」と題し、ヒトラーの教訓?をやっていたんですが、その特集・VTRを見た後のコメンテーター達のコメントを記録しました(岸井氏のコメント以外はやや要約)
年頭の番組でこれだけ大々的に「ヒトラー」を取り上げるとは・・・狙いが分かりすぎ(苦笑)
それにしても岸井氏は、以前も外国人特派員に「日本が急に右傾化したのは何故か?」と聞かれっぱなしだと同じようなコメントしていたけど、相変わらず答える事が出来ないなんてどんだけ能無しなんだろう・・
(世界中の、民主化運動・民族独立運動・紛争、台頭する"イスラム国"、移民排斥運動・、日本のヘイトスピーチなどを、"群衆"のうねりとして紹介)
フランスの心理学者ル・ボンの「群衆」についての分析・・・
群集は感染する 群集は過激に走りやすい 群集は衝動的である 群集は暗示に弱い 群集は時に高い徳性を示す 群集は国民も群衆化する 群集は反復・断言に弱い群衆は同一化する 群衆は服従する
ネオナチのデモに対し寺島実郎氏は 「耳あたりのいい、この人こそ問題を解決してくれる、という"笑顔のファシズム"がどんな時代にもある」とコメント。
姜尚中氏は、「ヒトラーは『大衆は馬鹿で女性的。1000回ウソを言うと真実になる』と書いている」とコメント。
関口宏氏「今日、特集を見て何を感じたか。」
安田菜津紀氏「先日、授業をした高校で後日生徒から『"必要な戦争"ってあるんですか?』質問され、『それはない。と大人が言い切らなければいけない』と答えると、彼は『「安心しました。これはもしかしたら仕方ないと思っていた』と。
この言葉が今の日本の情勢の一端を表すと同時に、何か違和感を感じても周りと違う声を上げずらい土壌があると感じる。
やはり今の時代に培うべきチカラは、同調するチカラではなくて、おかしい事に声を上げる抗うチカラではないかと思う。」
岸井成格氏「そうですねぇ、あの先程ね、あのーー、いろんなテーマの中でちょっとナチスの、そして今の現在のドイツのそのー、ネオナチと言って怒るの?
右傾化ね、あれもね、ある意味じゃ他人事じゃないなと私思うのは、最近、外国人特派員協会行くとね、各国の記者から聞かれるのは、集中的に聞かれるのはその事ばっかなんですよね(えっどう?、、:関口)
『日本はなんで急にこんなに右傾化したの?何か原因があるんですか?』って言われると、なかなかこれ答え難いんですよ。だけど、そういう状況っていうのはやっぱりまた生まれるのかなと大きく感じるんですね-。
で、天皇陛下ってのは政治的言動ってのは出来ませんから何とも言えないんですけど、恐らくね、私はね、行動で示されているところがあると思うんですね。
去年は広島と長崎と沖縄に行かれてるんですよね、で、新年の儀であえて満州事変に触れて『あの70年経っていま、その戦争の事を忘れてはいけない』と非常に強調されてるでしょ。これは1つの大きなメッセージなのかなという風に私は受け取っているんですけどねぇー。」
姜尚中氏「私はさっき(大勢のユダヤ人を収容所送りにした)アイヒマンについて、ある女性哲学者が『悪の凡庸さ』と言ったが、
大切なのは群衆がこんなに過激・劇的なものであっても、私達の日常とは切れていないということ。アイヒマンはたぶん朝起きておそらく食事をした後で妻とねんごろに挨拶してそして、所長として虐殺のボタンを押すなり、命令を下した。日常と連続していたと思う。それを『悪の凡庸さ』と。
だから、我々にとって大切な事は、『日本は民主主義社会だ。先進国だ。だからそんなものと完全に切れている』とは思わないで。どんな社会もアメリカもドイツも、そうした『悪の凡庸さ』に陥りやすいという事。
なので人を殺すのもいつの間にか職務になってしまう(そうそう:関口) 職務になれば義務感が発生する。ですから大切な事はやはり1人1人がまず孤立せず、横との関係を持てるという事。それからドイツのような悪によって迫っていく社会は突然現れたわけじゃない。日常の平凡な積み重ねの中からああいう状況が出てきた。
ですから我々にとって大事な事は、群衆は我々の中に奥深く眠っている何かが一挙に放たれると誰も手が付けられなくなると感じた。」
目加田説子氏「私達は誰しもが高いモラルを持って他人に振り回されるのではなく、自分で自分の意見を構築していると思いがちだが、今日の特集を通じてよく分かる事は、やはり他人に振り回される事に気がつかないという事。
特に日本の場合、"長い物に巻かれろ"とか"出る杭は打たれる"という事があるので、違うと思っていても声を上げにくいという空気が支配的なのではないかと。
その危ない所は思考停止に陥ること。本当に正しいのか、自分で調べて下した結論かと疑うこすら無くなってしまい、みんなが言っているから同調するという事だと思う。
更にそれが゜何故深刻かというと、民主主義社会では同調する事によって、先程のヒトラーの例にもあったが、多数が客観的・論理的に分析すればおかしい結論でもマジョリティーになってしまえばそれが主流になり、それが政策に。その結果、政治家が選ばれたりする。
なので自分で調べたり自分で決断する事が出来なければ本来いけないし、何よりその大前提となるのはきちんと情報が開示されること。権力側はどうしても情報操作したり出さないモチベーションが働くので、正しい情報で適切に判断できるような状況が無くなり得るのでそこにも神経を尖らせないといけないと思った。」
寺島実郎氏「ボクは日本人の行動規範を考えながら見ていたが、要するに国民性の問題がある。日本人論というのも重要だなと。
世界を動いていると、日本人の特質を考え直す事があるが『皆さんそう仰ってますよ』という傾向がある。例えば帰属している組織に引っ張られる。
だけど戦後日本を生きてきた人間として、やはり今までの日本にも無いような極端な貧困とか極端な差別のない時代。あるいは抑圧といっても世界から見たら幸せな国・自由な空間の日本に生きてきた。この自由な戦後がどうなっていくか、とてつもなく大事なターニングポイントに来ている。
年頭に当たって、やはり日本の首相としての安倍さんのメッセージを真摯に聞いたがか『世界の中で日本が輝くような時代を作りたい』と。全くその通りだと思う。
輝くとは何かだが、再び戦後の高度成長のような事が我々に出来ない筈がないという事に挑戦しようではないかと。
しかし、輝くというのは経済的成長だけではなく、当然分かって言っているとは思うが。
我々は誰しも自分の国を愛していると思う。だけど同時に国際社会の中で日本だけが輝くというのではなく、逆に日本が国際社会の中で果たす役割を客観的に位置づける冷静さが物凄く大事。そういう世界認識・世界を知る広い力が問われている。
その中で、群集行動に走らない、民主主義をしっかり成功させる日本を作らなければいけないという思いは今日参加して強く感じた。」
関口氏「群集と言うとなんか突き放した感じに聞こえちゃうかもしれないけど、みんな群集の1人だもんね(そうですよね:女子アナ)
その1人1人がまっ、今日この部分をこのコトバを1つでも憶えて頂いて、なんかある時には思い出して頂けるといいかなという気が致します。」
(パスカルの「人間は考える葦である」言葉と共に、各国群集の行動VTR)以上
(ちなみにこの番組では、関東大震災直後デマによる朝鮮人虐殺や、サリン事件などの映像も使っていました)
そもそも日本において"群集"を操ってきたのは、マスコミじゃないのまっ、それぞれのコメンテーターの発言は部分的に正しいんです。
だけど物凄い違和感があるのは、1つの映像を見てもそれこそ多種多様の意見があるはずなのに、大前提として同じベクトルの人間たちを集めてコメントされているとこ。
「同調するチカラではなくて、おかしい事に声を上げる抗うチカラ」「危ない所は思考停止に陥ること。本当に正しいのか、自分で調べて下した結論かと疑うこすら無くなってしまい、みんなが言っているから同調するという事」・・と言うのなら尚更ですよね。
で、わたし的に気になったのは、岸井氏が天皇陛下のメッセージを忖度して発言していたところと、外国人特派員に「日本が右傾化」云々言われ続けても尚言い返せないとこ。
「日本は右傾化なんてしていないっもし右傾化しているのなら『次世代の党』が大躍進したはずではないかと言ってやればいい。
無理やりナチス・ヒトラーをダブらせて「日本が右傾化している」というのは中韓の情報作戦なんです。KBS見てりゃよく分かりますよ。それにまんまと乗っかっちゃってる日本のマスコミって・・
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NHK【クローズアップ現代】(7/9)で、「アジア労働者争奪戦」と題し
「アジアの労働力争奪戦」として、ベトナム・ミャンマーなどの労働力をめぐり韓国・台湾と競合する問題に日本はどう向き合うべきかというのをやっていたので記録しました(青字はナレーション)
移民問題とは観点が全く違う重要な問題です。これどう思いますか?
国谷裕子氏「こんばんはクローズアップ現代です。
高度な能力を持つ外国からの人材は受け入れるが、海外からの単純作業を行う労働者は受け入れないというのが国の方針です。
この建て前を維持しながら人手不足を補い持続可能な経済成長を実現するための方策として打ち出されたのが外国人技能実習制度の見直しです。
実習期間を現在の3年から5年程度に延長する事や受け入れ枠を拡大する事などが見直しの柱です。
発展途上国への技術移転を進め、国際貢献の一貫として21年前に始まったこの外国人技能実習制度ですが、その実態は単純労働の担い手の確保という声が多く聞かれます。また8日、アメリカの政府高官はこの制度が強制労働に悪用されるケースが後を絶たないと批判し日本政府に改善を求めています。
単純作業を行う外国人労働者は受け入れないという建て前と実態とが、乖離しているなど多くの問題が指摘される技能実習制度。この制度を使って海外で人材の確保を目指している日本ですが、日本と同じように少子高齢化に直面し東南アジアの人材に活路を見いだそうとしているのが韓国や台湾です。 人材獲得競争が激化しています。
ご覧のように、韓国や台湾では外国人を労働者として正面から受け入れ、滞在期間つまり収入を得る期間を日本の3倍から4倍にしたり積極的に労働環境の改善を進めています。
実習生の獲得で苦戦する日本の実態をベトナムとミャンマーで取材しました。」
ベトナムの首都ハノイ。この日、日本の建設会社など9社の人事担当者が技能実習生の試験を行うため現地の仲介業者を訪れました。
この仲介業者では日本に送る実習生を育成しています。ベトナムの給与水準は、中国のおよそ半分。勤勉な国民性もあって日本に労働力を供給する新たな国として期待されています。40度近い気温の中、建設現場の足場の組み立てなど日本企業が求める実技の試験が行われました。しかし、日本には強力なライバルが立ちはだかっています。
日本と同様、労働力不足に悩む台湾が先行しているのです。
台湾は最長で12年働ける制度を武器に去年、ベトナムから前の年と比べ1万6000人多い労働者を獲得しました。
日本企業に実習生を仲介する団体の代表金丸久雄さんです。
毎月のようにベトナムを訪れ実習生の受け入れを拡大しようとしています。
この日、金丸さんは台湾を中心に労働者を派遣している会社を訪れ、協力を求めました。しかし、相手側からは日本は滞在できる期間が3年と短く労働者にとって収入面のメリットが少ないと苦言を呈されました。
このベトナムの会社では、去年台湾に2500人の労働者を送り出しましたが日本は、その1/10に留まっています。
「ベトナムの労働者は日本に行かなくても台湾などで働くことができます。
日本の受け入れ制度が今のままだと日本企業にとっても得にならないと思います。」制度面での見劣りを指摘された金丸さん。賃金を改善するなど企業が努力していくしかないと感じています。
「我々日本側の企業にしてもそうですけども、もう少し就業する環境条件というものはもう少し良くしていく必要性というのはあるだろうなと。」
アジアで厳しさを増す労働者の獲得競争。日本企業が次なる獲得の場と捉えているのがアジア最後のフロンティア、ミャンマーです。
「デ・キ・マ・ス」
一昨年、日本への実習生を育成する学校をヤンゴン市内に設立した渋谷修二さんです。
「大学は終わったんですか?」日本語を基礎から教え日本の企業に送り出しています。しかし、ここでも争奪戦が過熱しています。渋谷さんの学校に入学した生徒の4割が途中で辞め、その多くが出稼ぎ先を日本以外に切り替えているのです。
急速に存在感を強める韓国。政府が前面に出てミャンマー人労働者の大量獲得に乗り出しています。この日、韓国への出稼ぎの資格を得るための試験が大学を貸し切って行われました。 試験を実施したのは韓国政府。 過去最高の1万4000人が受験しました。
韓国政府は、こうした試験をミャンマーなどアジア15か国で実施しています。 合格者の情報は15万人分。本国のデータベースで一括管理され外国人を雇いたい企業に直接紹介される仕組みになっています。日本などでは外国人を雇う場合、民間の仲介業者が間に入ります。
韓国の場合、政府が一括して人材を確保するため外国人にとっては仲介業者への高額な支払いは不要になり最低限の手数料で済みます。その分、収入が増えることになるのです。「韓国は渡航費用が安く済み高い収入を得られるので今、人気になっています。 私たちは韓国の制度を高く評価しています。」
日本向けのミャンマー人実習生を育成している渋谷さんです。
この日、1人でも多くの実習生を獲得しようと就職説明会に出向きましたが、関心を示す人は多くありませんでした。
国を挙げて大量の人材獲得に当たる韓国などに対して、民間の業者だけで対抗することに限界を感じ始めているといいます。
「一昔前であったらやっぱり日本ファン・日本への憧れそういったものっていうのは相当多く声、聞いてましたけど、そういった人材のところまでもやっぱり日本だけではないよという時代になることは若干、寂しさ感じますね。」
(VTR終了 スタジオトークはやや要約)
国谷氏「 今夜は外国人労働者の問題に詳しい、首都大学東京教授の丹野清人さんにお越し頂いた。争奪戦が非常に激しくなっている中で、苦戦を強いられている日本の本質的な、一番弱いところはどこか?」
丹野清人氏「根本的には韓国も台湾も、”労働者”として受け入れている。
それに比べて日本は、”技能実習生”・・労働者になる前の人として受け入れてしまっている。
その違いがいろんな面での日本の弱さを作り出していると思う。労働者として受け入れるからこそ、韓国は二国間協定を結んで、国が前面に出て人集めをやるので制度も当然、透明性は上がる。
それに比べると、日本はエージェント・仲介業者が頑張ってはいるが、やはり仲介業者が集めて、教育して、そして日本側の仲介業者に渡すという形で人を送るとやはり透明性はどうしても上がらないし、業者からしても、やはり最初のイニシャルコストがかかるので、その分を労働者に払わせる。
そういう費用がかかった結果、イニシャルコストがかかって3年しか居られないなら、日本の魅力は下がらざるを得ないと思う。」(首都大学東京教授)国谷氏「その初期にかかる費用は、日本に行く場合と、韓国に行く場合とどれぐらい違うか?」
丹野氏「日本のイニシャルコストも結構差があるが、やはり100万円程度~300万というような金額を聞くこともある。
それに比べると韓国はやはり1/3~1/5程度というように聞いている。
イニシャルコストは格段に違う。」国谷氏「3年でそれを払わないといけない? 」
丹野氏「日本に来た場合だと、3年でそれを払わなきゃいけないから、来た後も、残業もしなきゃいけないし、土日も削れるような形で一生懸命働かなきゃいけない。
もともと技能実習生って賃金が安い所に回ている現状なので、長時間労働ということから抜けられないという構造になってしまう。それから比べれば、(韓国は)イニシャルコストが低いからこそ、働く時間にある程度余裕を持てるし長く働けるので、ある程度余裕を持って稼ぐ事が出来るので、やはり魅力度っていう点では、もう全然違ってしまってると思う。」
国谷氏「国を挙げて人材を獲得しようとしている韓国の場合は、国に帰ると、15か国の人材の情報がデータベース化されて、そして企業とマッチングが行われていると。この制度も徹底してますね。」
丹野氏「そうですね。あれは人が欲しい会社からすると、私の所に外国人労働者欲しいんですと、政府の機関に申し出ると、機関の方から1人の紹介ではなく、5人から10人程度の募集者を出してくれて、その中から選ぶっていうような仕組みになっている。
そうすると、企業から見ても、仲介業者から与えられた人を採用するのではなくて、あくまでも自分が選んだ労働者を採用した事になるので、当然、企業も自分の責任を感じて労働者を雇用するという形になっていく。
その点でも労働者としてきちんと受け入れてるって事が大きな違いだと思う。国谷氏「強制労働の温床になっているんではないかと、日本の制度への批判は海外から強いが? 」
丹野氏「このところは本当に難しい。韓国の場合”労働者”として受け入れてるので、それこそ未払い賃金はあってはならないし、雇用保険、失業保険、労災保険等々の保険等もきちんと払ってる所でしか雇用できないという仕組みが出来るのに対して、
日本の場合だと、エージェントを通して渡されるので、必ずしもそういった保険が完備しているかというところまで徹底できない。
そういう事を完備できないような、むしろ安い労働者としか使えないような所にしか、そういう所も排除できないで人が回っていくっていう部分があると、[E:danger]諸外国から見た場合には、低賃金労働、奴隷労働に近いものじゃないかっていうような疑念が生まれてきているのは仕方がない事だと思う。」
国谷氏「労働者の争奪戦が過熱している中で、受け入れ国側で重視されるようになっているのが、外国人労働者の権利をどう守るか。
長時間労働を強いられたり、不当に安い賃金で働かされていないのか、この問題は日本のみならず各国でも起きている事。
台湾、韓国ではこうした課題にどう向き合おうとしているのかご覧頂く。」今年、単純労働を担う外国人が50万人を突破した台湾。
かつて外国人労働者を酷使する問題が相次いだことから企業への監視に力を入れています。
労働当局の査察チームです。この日の査察先は、ベトナム人など130人の外国人を雇っている家電の製造工場です。長時間労働を強いられていないか、作業上の注意事項が母国語で説明されているか査察官は一つ一つチェックしていきます。
査察は住環境にも及びます。 1部屋当たりの人数や広さが基準を満たしているか。
トイレなども、くまなく見て回り劣悪な環境に置かれないよう指導しています。
給与明細についても理解できるよう労働者の母国語での説明を義務づけています。
「我々の仕事は外国人労働者の人権状況の改善に役立っています。
行政、企業ともに外国人労働者を積極的に受け入れようとしています。」それでも企業の監視だけでは問題は防ぎきれません。過酷な労働を強いられた外国人を保護するための施設です。取材に訪れたこの日も、介護施設で働いていた3人のベトナム人女性が駆け込んでいました。
1年以上の間1日の休みも与えられず、残業代も支払われなかったといいます。外国人労働者のさらなる受け入れを目指す台湾。
当局が先頭に立って労働環境の改善を進めたいとしています。行政が介入して外国人労働者の問題を解決に導くことが重要です。企業への指導を徹底することが結果的に外国人労働者の獲得にもつながっていきます。
一方、かつて日本と同様の制度で外国人を受け入れていた韓国。
10年前に抜本的な制度改革を行い、国の責任で外国人を正面から労働者として受け入れることにしました。改革の1つの柱が転職制度です。バングラデシュから韓国に来たサイムさんです。1年前家電の部品工場で働き始めました。
しかし、住居としてあてがわれたのは工場の敷地内にあったコンテナハウス。 残業代が支払われなかったり、雇用主から度々暴力を振るわれたりしたといいます。
「このように力いっぱい蹴られました。とても痛かったです。いつもどなり声で呼ばれました。まるで犬扱い でした。」そんなサイムさんの支援に当たったのが、政府が設置した相談窓口でした。この窓口では、15か国の言語で相談に応じています。サイムさんも母国語のベンガル語で窮状を訴えました。その結果、政府の支援を受けて別の会社を紹介してもらい転職することができました。住環境や給与も改善され今では毎月、日本円でおよそ10万円の仕送りが可能になりました。
「私の将来の夢はバングラデシュに帰って自分の会社を立ち上げる事です。
韓国では支援の仕組みがきちんとしているので問題を解決する事ができました。」外国人労働者の保護に取り組まなければ経済を支える労働力の確保は難しいと韓国政府は考えています。
「外国人労働者を使い捨てにするべきではありません。
技術を身につけている労働者は社会の一員として受け入れるべきだと思います。」
国谷氏「受け入れている所でも相当、徹底した取り組みを行わないと人権侵害は起きてしまうもんなんですね。]
丹野氏「そうですね。 権利の弱い人達なので、絶えず査察なり何なりきちんと入って見ていかないといけない。
台湾の場合だったら、とにかく投資をした上で、地域の人の労働市場とバッティングしないっていうことを確認し、その上で外国人労働者を入れる。」国谷氏「つまり地域と軋轢を生まない仕組みを作っている?」
丹野氏「そうです。 韓国も同じ。地域で求人を出しても人が集まらなかった時に外国人を入れる事が出来る。
そしてどちらも、とにかくコストをきちんと払える所に人が集まるという仕組みを作って、外国人を入れる事を徹底することによって、それまでいた人達との労働市場でのバッティングが起きないようにしている。ただ、それをしても外国人なので、自分達が分かる言語で、色んな情報をきちんと伝えていかないと権利侵害が避けれないのだと思う。
だからこそ台湾も韓国も、徹底した査察と監督を国を挙げてやっていると思う。」
国谷氏「日本だとどちらかというと、安い労働者というイメージがあるが、そういう位置づけではない?」
丹野氏「やはり安い労働者を入れるというのではなく、根本的に人が集まらない所に人を入れる。あくまでもその為の外国人労働者だっていう形で集めるということが重要なんだと思う。」
国谷氏「日本の抱えている”技能実習制度”というのは、今、どういう局面にあるか?」
丹野氏「そうですね。そろそろ真剣に皆さん考えていかないといけないと思う。やはり、一番最初の原点に立ち戻って、彼らは労働者であって、あくまでも単純労働力かも知れないが、労働者を受け入れているんだと考える事が出来るのかどうなのかそこを見つめ直す必要があると思う。」以上
外国人労働者の激しい争奪戦が繰り広げられていますが、地理的にも制度的にも台湾・韓国に劣っているのは事実なので、日本の苦戦は当然だと思います。
日本の”外国人技能実習制度”の問題点として、人権侵害や事件が多発しているので、直ちに制度を改正する必要があるとf思っていたけど、正直ここまで人材確保が劣勢だったとは・・・
【ジパング】でよく、ミャンマー・ベトナム・インドネシア・バングラデシュなどは、超親日で日本に憧れている様をやっていて記録してきたけど、そういうアジアの勤勉で親日国の人達が、制度上の問題で日本に来れないのはやはりおかしいと思います。
あっ、でもその前に、国民総番号制と指紋押捺制度をきちっと導入しなくちゃ。韓国人もこう言ってるし
《発覚した防空の「穴」!おもちゃ無人機に韓国衝撃。金慶珠「韓国の指紋押捺制度は安保上必要。日本の差別性とは違う」 【いま世界は】》 2014年04月07日より一部抜粋
・・・(国防省が無人機から韓国人以外の指紋を検出したと発表し驚いたが、つまり韓国政府は全韓国民の指紋を登録・把握している?)
あー、日本の皆さんにとってみればね、一時期あのー、そのー、在日を中心とする指紋押捺反対運動というのが相当あって、韓国政府も人権侵害だという抗議をしていた。なのに韓国国内では(笑)あの、韓国人全部諮問押捺しているのかとビックリされるかも知れないんですがぁ、
まず韓国がその指紋押捺という制度をとっているのはですねぇ、あの向こうは住民登録制度というのがありまして、国民総番号制度というのが、まぁ60年代、、もっと前から大々的に取り入れられているんですね。
その最大の理由はやはり安保的な理由で、スパイなど含めてですね、国民のその本人確認含めて居場所などを把握する為の必要性なんです。
ただこれが何故韓国国内では問題にならないかというと、日本の場合は日本人の皆さんには指紋押捺を強要しない。しかし外国人には在日を含めて諮問押捺を求めるというこの差別性があるんですが、
韓国の場合は、韓国の国民もそうだし(笑)韓国に居る、あるいは訪れる外国人に対しても全て指紋をまぁ求めているというところが違いますよねっ。
というわけで、労働力云々の前に、安保の為、差別しないよう外国人全ての指紋押捺制は必須ですね。
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《【揺らぐ国籍】朝日記者「ネットの一部には外国人に対する誹謗中傷もあるが日本ほど多くない。日本のようなヘイトスピーチは韓国にはない」 【いま世界は】》2014年07月08日
木佐氏「さぁ、日本と同じく血統主義で、複数国籍を認めなかった韓国では、近年、国籍制度の方針を変更しました。少子化が進む日本にとっても他人事ではありません。」
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10月27日にデモが行われます。
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オランダの場合ですが、明日は我が身ですよ。
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13「東アジア共同体構想」
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