石川博崇
テレビ朝日【フロントライン】で、公明党の選挙戦を特集していたので記録しました(青字はナレーション)
なんか、おばちゃんパワーに、ドン引き・・
シリーズ参院選最終章・公明の組織選挙。その死闘の舞台裏を我々のカメラだけが捉えた。
小宮氏「特集は日本最強といわれる公明党の組織戦、その実像に迫ります。」
アナ「(ねじれ国会の説明・民主党と公明党は政策が比較的近く、もし連立すれば参議院は過半数、衆議院は2/3に届くので民主と公明はベストカップルと言われているという話 略)」
女子アナ「須田さん、このベストカップルは誕生するんでしょうか?」
須田慎一郎氏「はい、今日のVTRでですね、その可能性があるのかないのか、その一端が見えてくると思いますねぇ。あの、先週この番組で建設団体、かつての自民党の集票マシーンがついに決壊した事をお伝えしましたが、あらゆる組織が弱体化していく中で、未だにですね、日本の最強の集票力を誇る組織が公明党なんですね。その支持母体・創価学会は公称で827万世帯と言われています。えー、実は公明組織戦の実態がですね、テレビで放送された事は滅多にないんですねぇ。是非ご覧頂きたいと思います。」
女子アナ「はい、早速こちらからご覧ください。」(VTR)
「向こう見て、向こう見て。写真撮ってる。こっち来て、こっち来て、、」
何故か取材班を撮影する男性。公明・比例候補の浮島陣営はピリピリしていた。原因は去年放送したこの映像にあった。
「・・池田(大作)先生に勝利の結果を報告できるまで戦い続けて戦い抜いてやって参ります。」
これは男子部創価班の反省会を捉えた映像。彼らの奮闘空しく、前回衆院選で公明は小選挙区の全議席を失う歴史的な大敗を喫した。
ディレクター「公示から4日。公明党・浮島候補の政談演説会が間もなくこの会場で開かれます。しかし何故かテレビカメラでの撮影は拒否されました。」
今回、我々の取材に厳戒態勢をしいた浮島陣営だが、公明の選挙はいかなるものだったのか。(大躍進のみんなの党の開票・花つけ後のインタビュー 略)
空中戦に力を入れたみんなの党と、異なる次元で改選第3党の座を競っていたのが公明党だ。街頭演説や個人演説会で常に黒山の人だかりを集める最強組織は、特に比例区では他の候補を圧倒してきた。
島田歌穂氏「有名人を候補者に立てて、マスコミを利用して、ただただ票を集めるだけの選挙なんてもうーたくさんです。働けない議員に払う給料ほど税金の無駄遣いはありませんっ。」岸本加世子氏「昨日今日大阪に住民票を移したような候補に”伝統の1議席”を渡すわけにはまいりません。勝たしてください。石川を勝たしてくださいっ。何が何でも、何が何でも勝たしてくださいっ。」
去年の衆議院選で当時の党代表や幹事長が落選する中、結党以来の惨敗に見まわれた公明党。今回の参院選は党の再建をかけ負けることが許されない選挙戦でもあった。
山口氏「文字通り、党の命運をかけた乾坤一擲の戦いとなります。全議員が団結をし、心を一つにして戦い抜き、断じて勝利してまいろうではありませんか。」
公称827万世帯の創価学会を支持母体に持つ公明党はこれまで比例1千万票を目標に掲げてきた。しかし、今回は比例800万票、11の改選議席の維持という実現可能な目標に留めた。
さらに71万、 40万、 72万、の公明票があるとされる3選挙区に絞り総力戦を展開。当選を至上命題とした。
中でも大阪選挙区は、結党前の1956年に創価学会が初めて国政進出を果たした特別な地で、”伝統の1議席”と呼ばれてきた。この選挙で陣頭指揮を執ったのが、青年室長で当時28歳の池田大作名誉会長だった。
そして今回、大阪選挙区に公明党は18年振りの新人候補となる36歳の元外交官・石川博崇氏を擁立した。
石川氏「この大阪を元気にしていく為に、皆様方と一緒になって悩み、皆様と一緒になって苦しみ、そして皆様と共々に一体何が出来るのかその事に挑戦し続けたい、、」
これまで、大阪や兵庫は圧倒的な集票力で勝ち続け、常勝関西と称されてきた。
ところが去年の衆院選、大阪と兵庫の小選挙区で6人全員が落選。常勝関西神話も崩壊した。
そして去年10月、関西創価学会の最高責任者が西口総関西長から池田大作名誉会長の長男・博正氏に交代した。
Q:今回野党での選挙に支持者や創価学会の危機感は?
北側氏「去年の夏、あのような結果でしたから、まっこの参議院選挙についてはね、(支持者は)『負けれない』と『負けたくない』というのはね、そういう本当にあの気持ちを持って頂いているというのは有難いです。」
大阪選挙区は、民主、自民の現職のほか、タレントの岡部まり氏など10人が立候補した激戦区。こうした中、新人の石川氏を支えたのは総勢243人の府議や市議、そして公明党員たち。タレントや応援弁士が連日駆けつける中、会場の準備から案内まで地方議員と党員が連携して進めているという。
党員「(私達は)心が一つですのでね(笑)、本当にボランティアでもう本当にね、(石川)候補に勝ってもらいたいーっていう思いが強いですからねー。」
Q:公明党を支持している? 党員「私は生まれた時から、はい。」
公明の強みは、党員本人の票だけでなく、支持者が友人・知人にも支援を呼びかけるところにある。これは"交流"活動や"友好"活動、またフレンドの頭文字をとり"F活動" と言われている。
支持者「もう友好活動が一番大好き。友好活動が一番好きやねん。・・選挙で戦えるようにせんと、、」
支持者「前のね、あの衆議院選挙のときはね、あの民主党やっぱりな、変えてもらいたいから入れたって。でもな、結局ええことなかったゆうてね、今度ね『(今回は)石川さん入れる』ってゆうてくれて、うれしかったわぁー。」
支持者「毎年ね、選挙あってもなくても、もうとにかくずっと選挙やと思てやってますのん。『あと8ヶ月の命』言われて、そしてね48年生きてますねん。もう歳いってますねん。28歳で入信してね、、」
選挙区の外から応援に駆けつける支持者も多い。
「和歌山から来たんですよー。」「奈良から来ましたー。」「滋賀から来ました。」
”伝統の1議席”を死守する為、さらにこんな作戦も取った。
公明党は比例重点候補8人を当選させる為、全国をブロック割りにし、候補者名を浸透させる作戦を取っていた。関西ブロックには現職の浮島氏が割り当てられていた。その為、大阪も選挙区は石川、比例は浮島で売り込むと思われたが、今回何故か比例は浮島とせず、公明としたのだ。
佐藤氏「我々の支持層の中にもですね、あのー非常に高齢者も多くなって来てますし、選挙区の方ともう一つ比例区の方と二つ名前を覚えて頂くというよりも、一つキチッと名前を覚えてもらって、もう一つはやっぱり衆議院の比例区でもずっとやって来た『公明党』という名前で比例区の方は通した方が非常に分かりやすいと、、」
72万の公明票があるとされる大阪は、関西ブロック一の大票田で、この作戦を取ると比例の浮島氏が厳しくなるのは明らかだった。これはそれでも”伝統の1議席”を死守する為に取られた苦肉の策だった。
佐藤氏「あの昭和31年の党が出来る前から連綿と守ってきた議席ですから、そこを最優先に、まず1議席をしっかりと守り切ると、その事が我々としてはもう最優先課題であると、、」
選挙戦最終盤、石川陣営は緊迫した空気に包まれていた。
「大変に今、厳しい状況でございます。これ程素晴らしい候補はもう二度と出ないと思います。負けるわけにはいきませんっ。勝たしてください。」
新聞各社は、民主2候補と自民現職、そして石川氏。更にみんなの党の新人が横一線と報じていたのだ。支持者も必死だった。この女性は会場に4人の友人を連れてきていた。
Q:前回の衆議院選挙は違う候補(党)に投票? 「ワタクシはね、今回初めてです。」
Q:じゃあ今回は? 「公明党さんに、はい。」
Q:こうやってお友達を誘われた甲斐がありましたね?
党員「ありました。皆さん地域の役員の方なんです、実はね。だからとっても有難いです。そういう方からね、やっぱり命が替わってくれれば、本当に輪が広がっていくんじゃないかなって思います。」
東大阪で町工場を営む党員の浜口さんも仕事の合間をぬって公明支持を呼びかけていた。
浜口氏「うちの石川が駅前に来ますねん。そいで山口さんも代表も来るんですわ。もし良かったら、、明日。山口さんね、一回見てもらったら石川もまだ会って頂いてないから、、」
公示日とラストサンデーに二度、大阪入りしていた山口代表だったが、最終盤急遽、3度目の大阪入りを決めた。府内4箇所を回るスケジュールで東大阪市に入るのは初めての事だという。当日、会場に向かう浜口さんの姿があった。
彦摩呂氏「もう一歩、もう一押し、あと二日しかありません。おかあさーん!昔の彼氏に電話して。お父さんも奥さんに内緒で行ってるスナックのママにも頼んどいて。」
山口氏「民主党政権にはレッドカードを突きつけようではありませんか、みなさーん。」
「石川ひろたか大勝利、がんばるぞーー。(おー)がんばるぞーー(おー)がんばる(ぞー)、、
ありがとうございました。ありがとうございました。」
浜口氏「もっともっと我々語っていかなアカンな、公明党のこの凄さをね、なかなかやっぱり語らん限り、ねー、ああいうテレビとか討論だけ見てただけではね(山口代表の)本当の人柄なんかもわからへんやろうしね。石川候補も良いね、候補、、我々も戦えるんで、まぁそれだけでも大阪は幸せやなと思いますわ。」
浜口さんは公明党を支持する理由についてこう述べた。
浜口氏「だいたいあのー(創価)学会の方が多いですから地方議員の方は。
だから共に一緒に活動して、あのー色んなその人の性格知っている人が多いんですわ。
だからそれから我々議員に推薦されたら拍手するんですわ『この人だったら大丈夫や』そこからやっぱり公明党全体を僕らは見るんでね。だから目線はもう『誠実な人』っていうのがあの公明党を応援する原点はそこでしょうね。」
そして石川氏勝利を確信していると話した。
Q:石川さんに良い結果が出ると?
浜口氏「ああ、もう確信します。もうホントに。みんながねぇもう待ちに待った大勝利迎えたいなと。もう前回(衆院選)は本当に涙を呑みましたからねぇ。今回はちょっと喜びをねぇ、うーん喜びの当日を迎えたいなぁと思います。」
そして11日の夜。
「劇的大勝利、バンザーーイ!」「バンザーイ」「バンザーイ」「バンザーイ」公明党は東京と埼玉の2候補も当選。選挙区は改選議席を維持した。
石川氏「あのー、今回、多大なるご支援を頂ました、党員、また支持者の皆様、なかんづく創価学会員の皆様には、血の滲む様なご支援を頂きました事に、心から感謝を申し上げたい、その思いでいっぱいでございます。」
一方、今参院選全体の勝敗を分けた一人区。民主と自民が激しく競る中、実は水面下であの選挙協力が進められていた。
去年の野党転落を機に、選挙区で公明が自民候補を支援し、見返りに自民が比例区で公明票の上積みに協力するバーター協力は白紙となった。
山口氏「政党対政党として、選挙協力をする事は今考えられる状況にはありませんので、基本的には白紙で臨むと、、」
その為当初、公明の比例票は伸び悩むと思われ、改選第3党の座が危うくなっていた。
池坊氏「みんなの党なんていうのが出てきてますっ。あれは皆さん『自分の党』です。だってなーんにも出来ないし、なーんにも実績がないではありませんか。」
そして全国の一人区で民主と自民が大接戦となる中、九州や四国で自民候補と後援会レベルでの選挙協力が相次いで結ばれていったのだ。(長くなったので 、後半へ続く・・)
ここまで見た素朴な疑問ですが、信者の人って外国人参政権に賛成なんでしょうかね?!
政治家を政策で応援するならいいけど、「あの人が良いっていうから」なんて、どうかと思います。
あと、うちも選挙前だけ「公明党をお願い」って毎度来られる近所の人がいるけど、まったくもって迷惑な話です・・
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