石原慎太郎東京都知事
NHK-BS【ワールドWave】で、
尖閣諸島をめぐる岡田副総理の言葉と、日本の経済はChinaあってのものだから、経済を悪化させないようにしろという、ニュースと呼ぶにはアレ な事を報じていたので記録しました(青字はナレーション)
いつもの如く、報道ではなく宣伝ですね。
女子アナ「日本の岡田副総理は21日、釣魚島をめぐり議論があることは事実だと発言したことについて、中国外務省の洪磊(コウライ)報道官は22日、『中国はこれまで一貫して対話と協議を通じて島をめぐる争いを適切に解決し、管理支配すべきだと強調してきた』と述べました。」
・・・これについて中国の洪磊報道官は中国の立場を改めて強調しました。
釣魚島、およびその周辺の島は中国の領土に属しています。中国はそれに対して争いのない主権を持っています。
中国は一貫して対話と協議を通じて島をめぐる争いを適切に解決し、管理支配すべきだと強調してきました。
島をめぐる争いは、両国の交流にも影を落としています。20日、1500人の中国人観光客が熊本県八代入りしたことが日本で大きく取り上げられました。これは島の国有化問題が起きてから、中国から到着した最大規模のツアーです。これについてコウライ報道官は、両国関係の安定且つ健全な発展を維持することは、両国民の共通の利益に合致するものだとし、次のように述べました。
女子アナ「日本政府が先月島の国有化を発表してから、中日両国関係は国交正常化以来の最悪の状態に陥り、両国間の貿易関係にも影を落としました。
政治のカードとして島を国有化するという日本政府の茶番によって、日本経済が苦境に立たされました。」
数字から見れば、日本政府が島の購入に支払ったのは20億円あまりに過ぎませんが、中日国交正常化以来、領土権をめぐる最大の争いは両国の貿易関係にマイナスの影響をもたらし、日本側が払った代償はその金額を大きく超えたに違いありません。
国際金融危機とユーロ圏の債務危機の影響で、近年日本国内の経済が景気悪化の一途を辿り、外需も減りました。
しかし、日本政府は政治的な協力の姿勢を見せないどころか、問題を起こしています。
釣魚島をめぐる日本政府の行動は無責任で、経済問題の無策に対する国民からの批判をかわす為のものだ。このような手法では長期に亘って、日本経済の問題を解決することはできないと指摘する専門家もいます。
中国は現在、日本にとって最大の貿易相手国と輸出国であり、そして最大の輸入国でもあります。
一方、日本は中国にとってEU・アメリカ・アセアンに続き第4位の貿易相手国です。過去30年の間、中国は日本経済の発展に多大な貢献をしてきました。
資源や資本も限られている日本経済は、対外貿易への依存度が極めて高いものです。情勢の悪化が続けば中国至上における日本経済のメリットがますますしぼんでいきます。
まさしく自ら墓穴を掘るようなことです。
日銀が今月の冒頭に発表した9月の大手企業の景況感はマイナス3で、9ヶ月ぶり悪化しています。日本のメディアは世界経済の減速と中日関係の摩擦で日本国内の景気と企業の景況感が更に悪化するおそれがあるとしています。以上
ちなみに最初のニュースの日本側の報道はコレです
・・・岡田克也副総理は21日、和歌山市で講演し、沖縄県・尖閣諸島の国有化の背景に石原慎太郎東京都知事による購入計画があったことに触れ「都が尖閣問題に乗り出したのは間違いだった。
都は外交問題の責任を取れない。
結果的に中国から非常に厳しい反応が返ってきた」と批判した。 同時に「『都よりは政府が持った方が安定的』と中国側に伝えている。
尖閣は領土問題ではないが議論があることは事実で、対話を通じ今の状況を鎮めないといけない」と指摘した。
岡田副総理の発言のどこにニュース価値があるのか分かりますか?
私は解説を読んでようやく分かりました^^;
・・・ところが、いきなり副首相が「争いがあること」を認めてしまったわけですから、中国側としては既に「大勝利」となるわけで、当然喜んで報道することとなります。
それに確かに岡田副総理は「東京都の尖閣購入」を批判しているわけですが、「尖閣購入」を批判した以上、そこだけが中国側に取り上げられるのも当然で、あまりの脇のあまさに愕然とする思いです。
政治家とは自分の主義主張を国民に訴え、国民の支持を受け、それを実現するのが仕事なわけで、従って政治家と一般の方との言葉は全く重みが違ってくるわけですが、あまりにも自分の発する言葉の重みがわかっていないとしか言いようがありません。10月13日の記者会見で、城島光力財務相は「今後も機会があれば、領土問題は領土問題としながら、お互いの大局的見地からやはり協議していく必要はある」と述べ、後で、「領土問題」を「外交問題」と訂正しております。
こうしたことを見ても大臣たるもの、本当に問題がどこにあるのかわかっているのかと聞きたくなるような状態で、民主党の政治家にはお願いだから、もう少し政策を勉強してから政治家になってくれと言いたくなったしまうような状態です。
要するに、岡田氏が「争いがある」と言ったので、Chinaの報道で嬉々として報じられたようです。
それより!問題は次の経済のニュース。
なんだかんだと虚勢を張ってるけど、Chinaの経済って本当にヤバイって感じがしません?!
中国経済 失速リスクの備え怠るな 2012.10.22 03:10 (1/2ページ)[主張]
中国経済は、もはや黄信号から赤信号に変わりつつあると見た方がよいのではないか。日本企業は、中国経済の失速が現実のものとなったときの備えを進めておくべき時期が来ている。
今年7~9月期の中国の実質国内総生産(GDP)は前年同期比7・4%の伸びにとどまった。7四半期連続の成長率鈍化であり、経済の減速ぶりは顕著だ。4~6月期に続く8%割れで、政府目標の年間7・5%成長の達成も微妙になっている。
中国では雇用の維持に「8%成長」が必要とされている。このままでは雇用不安が表面化しかねない。きわめて危うい状況だ。・・・・
だからニュースでも、恫喝しながらも「日本資本が必要」「中日経済の為に折れろ!」と聞こえる(;一一) 。
「自ら墓穴」という言葉はそっくりそのままお返しします。
とにかく、脱Chinaをダッシュで急ぐべきですね
失速リスクだけじゃなくて、暴動リスク、締め出しリスク、技術パクリリスク等々ありすぎだしねぇ
東南アジアが日本を待ってるよ。
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