生活保護の不正受給の手口
昨日のABC朝日放送【キャスト】(5/31)で、
生活保護の不正受給、驚きの手口をやっていたので記録しました(青字はナレーション)(VTR以外は要約)
河本準一の功績ですね。
アナ「まず最初に取り上げるのは、有名タレントの母親が受給をしていたという事で波紋を広げている生活保護の問題です。
実は、キャストを去年の10月に始めた時には、日本の生活保護受給者がもうすぐ200万人超えるとスタートしたが、半年ちょっとでもう210万人に迫ろうかと、過去最多という状況になってきている。
そんな中、不正受給が2万5355件・130億円ほどになってしまうという事が分かっている。そしてご存じのように全国の市町村で、最も多く受給しているのが大阪市。15万人を超える。
さて、毎月生活保護が受給されるのが1日で、銀行振り込みなら31日に振り込まれ、実質今日引き出しが出来るという事で、大阪市の生活保護の驚くべき実態を取材した。」
(VTR)
(コンビニでもSTMの前に群がる人)
住民の4人に1人が生活保護を受給する大阪市西成区。生活保護振込の支給日である今朝早くから人だかりが出来ていた。(お金を12枚数える人)
高橋アナ「わぁー、うれしそうです。笑顔で出て行きました。」
こうした光景はここでは毎月のように見られる。働き盛りの男性も多いようだ。
受給者「それはもう助かってますわ。ヒザ悪いし、通風持ちやし、ヘルニア持ってるから無理な仕事出来ないんですよ。」
受給者「仕事できん。もう歳も66やしね、もう行っても使ってもらえんわね。」
この男性は今日、11万円を受け取った。
生活保護の受給者は、今年209万人を超え、過去最多を記録した。取材を続けるとある男性が気になるコトバを口にした。
受給者の友人「病気とは言ってますけど、割と遊びまわっているようなイメージが強いですね。"(生活保護費)1回貰っちゃったらもうなんか働けない"ってのは言ってましたね。結構ゲームやったりとか、自分より良い物持ってたりとか、まぁパソコンに普通にゲーム機とかあるって聞きましたけど、はい。
正直、働いているのがバカらしくなるかなってのがありますよね、そういう話聞いちゃったら。」
そう、生活保護の不正受給者がいるというのだ。
ネットの書きこみサイト、そこでは生活保護をナマポと表現し、不正受給を匂わせるような書き込みが多く見られる。
「今日もナマポでメシが美味い」「ナマポ与えて俺を働けない体にした政府には、俺たちが死ぬまで保護し続ける義務があるだろ」これは生活保護の受給の方法を解説するDVDソフト。
メイドの格好をした女性が「働きたくない」という人に向け申請書の書き方などを詳しくレクチャーしている。
こうしたDVDソフトやネットに氾濫する、生活保護マニュアルによって本来受ける必要がない受給者が増えた可能性も指摘されている。
キャスト取材班は、ここ西成区で生活保護を不正に受給する手口を指南していたという男性に接触する事が出来た。
指南した男性「ワシが世話した人間では300位やろな。300人位は世話しとんな。知ってる限りでは40代から50代が多いな。
ワシから言わせたら(受給者の)80%は仕事できるやろ。」
不正受給は確かにあった。さらに驚くべきその手口を我々に明かした。
指南した男性「書類を揃えなあかん行政があるわけよ、な、そやからそういう時には、入院させた方が早い。もう入院 イコール 生活保護 決定や。
『腰痛い』とか言え 腰やったらレントゲン映らん。たら即入院や。そういう事はな、教えるわな。
(Q. 痛くないのに痛いと言えと?) うん、そない言うわな。その方が手っ取り早いもん。」
医者の診断書があればより手っ取り早く受給にこぎつける事が出来ると言う。
指南した男性「この人は軽い仕事しか出来ませんとか、な、(医者に)書いてもろたらもう生活保護や。ホームレスをな、募集するように入院さす病院が何軒かあるわけよ、
(ピー・ピー)西成では。京橋ではな(ピー)ほいで森ノ宮・たまつくりではな、(ピー)診療所)とか、、」
最後に生活保護の実情についてこう漏らした。
指南した男性「貰いやす過ぎるやろなぁ、ワシから言わせたら(笑) 簡単にくれるやろなぁ。」
西成区在住の30代の男性。過去に不正受給をしていたと話す。
不正受給していた男性「生活保護のお金は安定したお金。まぁ言やぁ基本給みたいなもんで、日雇いに行くっていうのはまぁ残業代みたいな感じやからな、言い方は悪いですけど。」
この男性、日雇い労働で収入を得ていたにも関わらず役所に申請せず不正に生活保護を受け取っていたのだ。
不正受給していた男性「その名前を変えて、結局仕事に就くと。(稼いだ)お金は生活費に充てて、保護のお金はまぁ家賃なり光熱費とかに充てていたという感じですね。
(Q.二重取り?) そうですね (Q.チェックはされない?) 家庭訪問とかそれが大体月に1回から二ヶ月に回の割合で、前もって連絡があるんで、どうしてもその時さえいてればあとは大丈夫みたいな事です。」
全国最多の生活保護受給者を抱える大阪市。大阪市は先月から全区を対象に、警察OBを含む"不正受給対策チーム"を発足させ、不正の有無の調査に乗り出している。
(VTR終了 スタジオ)
大谷氏「モラルとかマナーの問題じゃなくて、基本的には法整備をして不正支給・受給を無くすようにしなきゃしょうがないと思う。」
アナ「指南役が生活保護は貰いやす過ぎるやろと言っていたが、支給側の自治体が悲鳴をあげる状態になっている。」
(生活保護 自治体の悲鳴の解説)
アナ「私たちがテレビでいつもみている芸能人の方から起きた問題だが、
思えば皆さんも『あのお宅あんな暮らしだけど生活保護費貰ってて結構良い暮らししているな』ってケース、正直ありますよね?どうしたらいいんでしょうね?」
月尾氏「ひとつは大谷さんが言った制度をきちんと運用するのと、
社会の構造・精神を変える事。例えば昔はもっと苦しくても自立したじゃないか。自分でなんとかしようと努力した。今は非常に安易にこういうのもらえるぞって事になってしまっている。
家族も崩壊しまっているので、日本人がもう一度自分で生きるんだという精神を取り戻すということになんらかの対策を取ることと、地域社会の復活をどうしたらできるか根本から対策を考えないと制度だけでは収まらない。」
藤井氏「(おにぎり事件のようなことがあると)自治体が追求されるから、申請が来たらなるべく出しちゃおという体質が全体にあるので、そのへんの意識をまず切り替えることと、
ケースワーカーの数が足りなさ過ぎる。2倍3倍の数を投入しないとおっつかない。」
大谷氏「どんな制度でも更新手続きはいるので、半年に一度は更新するようにして、そこで再審査、常にチェックすると歯止めになると思う。」
アナ「心根の部分と制度をきちんとしないととんでもないということかも知れません。」以上
月尾氏の社会の構造・精神を変える事というのはもっともだと思いました。
自助努力が当たり前。 ズル・不正は許さない! という日本に戻さないと、税金のムダもだけど、社会秩序の乱れで大変な事になると思います
で、不正受給の指南役がいたり、不正行為をやっている医者がいるのは、マスコミも把握しているくらいだし、生活保護の不正の実態はヤクザの資金源にもなっているので↓
警察も早急に動いて検挙すべきですよね、詐欺と詐欺教唆なんですから。
生活保護費問題にスポットが当たっている今こそ重い腰を上げるべき。
斡旋する医療施設も当然掴んでいるハズですし、こういうのは芋づる式で全部タイホしてほしいです。
あと、大阪市の現状はあまりに酷いので、地元のローカル局は生活保護の不正受給の特集組んで、シリーズ化して取材・追及し続けるべきだわん。
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