熊送り
2020年10月18日10:35#イザベラバード が見た本当のアイヌの生活【アイヌ料理】(後半)&NHK「映画が描く先住民族」#アイヌモシリ」
前記事の続きです。後半は、イザベラバードの見た「アイヌ料理・アイヌの生活」など。
「“アイヌ民族のこと、知っていますか?”映画が描く先住民族のいま」も紹介します。
映画のCMかと思ったくらい全力アゲだったわ・・(・・;)
でも、当時の見たまんま・思ったまんま書いてるんだからしょうがない。
むしろいま美化している事の方が歴史の捏造なんだけど、それに気づかない人が多すぎて情けない。
真実をありのまま受け入れるのが、歴史・文化の伝承には必要だと思うけどな。
で、アイヌが上京して「旧土人保護法」陳情に行った話は、(前半)で紹介した辛淑玉氏の番組でもやっていたので紹介します
少なくても先入観ではなく、本当の「アイヌの実態」、「イヨマンテが現代にそぐわない残酷な祭り」という事、(前半)で書いたイザベラバードが見た本当の儀式も併せて知るべきだと思います
「“アイヌ民族のこと、知っていますか?”映画が描く先住民族のいま」も紹介します。
映画のCMかと思ったくらい全力アゲだったわ・・(・・;)
小野寺まさる氏「次は実際にアイヌ料理・アイヌの生活をバードはどう考えたのかを。」
・・自分の衣服をつけたままで寝たり、入浴が一度もできないことで、私もたいそう疲労した、と告白しなければならない。ベンリの二人の妻は、早朝から一生懸命に黍をひいて粗粉にし、彼らの習慣に従って、私が出発する前に黍餅を作った。粉を柔く練り、きたない指で丸めて、恰好よい団子にして、洗ったことのない鍋«あの「嫌なもの」をごたごた煮てシチュー汁を作った鍋»でそれを茹た。そしてそれを漆器のお盆にのせて、私にくれた。彼らは、私が彼らの食物を食べないので困っていた。そこで少し離れた村に女を遣って、珍味だ、と言って私にいくらかの鹿肉を持って来た。私を何度も会ったことのある人びとは、私の所に来て別れを告げた。彼らがあまり多くの贈り物«その中にはりっぱな熊の皮もあった»を持って来たので、もし私がその半分だけでも受け取ることにしたら、もう一頭の馬で運ばなくてはならなかったであろう。・・
小野寺氏「という事は貰わなかったという事。つまりアイヌからのお土産は持って帰らなかったと。
まず『入浴が一度も出来なかった』『汚い指』更に『洗ったことのない鍋』という表記からも分かるように、バードとしてはこの文化水準はどうなのかなと感じていて、実際著書の中には「私は一口もアイヌ料理に口をつけなかった」と。
実際、我々ウポポイでアイヌ料理なるものを食べたが、実際出てきたのは三平汁みたいな物だった。何を煮ているのか分からない嫌なものとしてバードが捉えているアレがオハウという汁物だと思うが、私は北海道民だが、今までアイヌ料理というものを聞いた事が無かったが急に出て来た。
多くの方が「アイヌ料理」があると考えているかも知れないが、料理としての文化はなかったんだとバードの書いてる事からも分かると思う。」
本間奈々氏「率直で、歯に衣着せぬ表現で、バカにしてるわけじゃなく実際そうだったという話で、バードはアイヌに好感を持っていると思う。でもその中で生活はこんなもんだと述べていて差別でも何でもなく、素直に受け取って良いと思うし、道民も干し肉は食べていたようだが料理は知らないと。(ウポポイは)文化の捏造に近い。」
小野寺氏「縄文人が食べていたものを縄文料理というのか?と。アイヌもこれに似ていて生きる為に食べていた物が本当に料理として文化を形成していたのか?かなり疑問があるのにその中でアイヌ料理に相当な税金がつぎ込まれていて、更に捏造されている。本当にアイヌ文化の保護・伝承なのか?と。
最後に、アイヌはどういう生活をしていたのか、冒頭の方に書いてある分を」
いま、「未開人」「みじめな動物的生活」なんて書くと「ヘイト認定」されちゃって大変でしょうね💦
・・未開人の生活は、初めのうちは魅力に幻惑されてその内蔵する味気なさが隠れて見えないが、やがて時が経つと初めての魔力も消えてしまう。私は今まではアイヌ人の未開の生活を赤裸々に眺めることができるようになった。これはみじめな動物的生活をあまり抜け出していない生活である。彼らの生活は臆病で単調で、善の観念をもたぬ生活である。彼らの生活は暗く退屈で、この世に希望もなければ、父たる神も知らぬ生活である。しかしアイヌの最低で最もひどい生活でも、世界の他の多くの原住民たちの生活よりは、相当に高度ですぐれたものではある。・・
小野寺氏「実際にこれを見て分かるように、アイヌの方達の生活は当時の和人と比べても、相当低かったと。実際には製鉄技術もアイヌ土器という文化もなかった。その中で多くの方達は、アイヌは素晴らしい文化を持っていて刀を持って戦って、素晴らしい生活をしていたんだという幻想を持っていると思うが、実際にはこれくらいの生活レベルだったのをもう一度認識して貰いたいと思う。
本間氏「本当にこれは事実だと思うし、バードは日本、東北含めてずーーっと北海道まで来て、極めて赤裸々にきちんと思った事を書いてて、未開人の生活と書いているが、アイヌの本当の事を伝えているのであればそれで良いと思う。料理も美味しくなくてもそれがアイヌの物であれば良いと思う。逆に捏造してる事自体が差別なんじゃないかなと思うので、皆さんもイザベラバードの本を参考にした方が良いと思った。」
小野寺氏「バードの本を読んでつくづく思ったのは、当時のアイヌの方達が和人の生活を見て、ああいう生活をしたいと思ったのは当然だと思う。
なので、我々を保護してくれと、東京まで行って法律を作ってくれと請願したのもよく分かるし、実際国も『旧土人保護法』という法律で保護しないと滅びてしまうと。文字もないし計算もできないので大変だというので保護に走ったのも良く分かる。
なので国立のアイヌ民族博物館に展示するのなら、こういう生活をしていたが、国と協力しながらここまでになったという展示なら私も分かる。
ただ全くデタラメにアイヌは虐げられたとか嘘の歴史から、日本はもっとアイヌを保護すべきだという主張に利用されるんだとしたら、全く正反対の話にになってしまうので、こういうしっかりとした著書を読みながら本当に我々がアイヌとどう対峙していくのかをしっかり考えなければならないと思い今日の特集にした。
本間氏「バードはアイヌの所にまで結構長く入っている。でも基本は好意的に書いているが、でも見たまま何のてらいもなく残している物なのでしっかりと読んでいくべきかなと思った。」以上
でも、当時の見たまんま・思ったまんま書いてるんだからしょうがない。
むしろいま美化している事の方が歴史の捏造なんだけど、それに気づかない人が多すぎて情けない。
真実をありのまま受け入れるのが、歴史・文化の伝承には必要だと思うけどな。
で、アイヌが上京して「旧土人保護法」陳情に行った話は、(前半)で紹介した辛淑玉氏の番組でもやっていたので紹介します
«【辛淑玉ヘイトスピーチ】「アイヌとして生きる」《日本に被植民地にされたと共闘を誓う人達(朝鮮・アイヌ・沖縄) 後半【痛快!おんな組】»
辛淑玉「勉強しようと思ったら、まずはレラ・チセ(西早稲田のアイヌ料理屋)に行くと。ちなみにアイヌは、今まで消してきたけど、物凄い大きな動きをした時期があり、デモをやった。アイヌの人がアイヌだと言って東京でデモをするのは大変な事でしたよね?」
アイヌ氏「旧土人保護法を撤廃してもらって、新しい法律を作ってほしいと12年前まで続いた。」辛淑玉「一番求めた事は何か?」
アイヌ氏「実際出来たのは、『アイヌ文化振興法』という法律で、自立化基金5千億円を要求した。アイヌは明治から格差があって、読み書き出来ない人もいれば、アイヌの宗教を禁止されて、日本の宗教が嫌いだと日本の価値観についていけない。どうしても合わない、仕事やっても。自分達で雇用を作って皆で生きていこうというのが自立化基金だったが、それは外されて文化を振興しなさい、広めなさいという法律が12年前に出来て」
辛淑玉「でも、それって見世物の延長線上じゃないのか?!」
映画・知っていますか?アイヌの人たちのこと」を紹介(要約です)アイヌ氏「で、一部の人はアイヌ語を取り戻そうと勉強し、派遣でアイヌの踊りや刺繍を教えたり、アイヌの楽器を作ったりしたが、多くのアイヌは皆貧しい。
だからとてもじゃないけど文化保護だけじゃ満足できない。
で、今は定住権を認められたから、自分達の権利を少しでも取り戻したいという運動をやっている。」
辛淑玉「新しい戦いが、新政権と共にスタートしたと思うが、今の政権に絶対にやってもらいたいと思うのは何か?!」
アイヌ氏「明治に同化政策で学校でアイヌ語を使うと怒られ、98年間使えなかった。97年からは各地でアイヌ語を学んでいるが、限界がある。
北海道のラジオでアイヌ語講座をやったり、NHKでも『アイヌ語でしゃべらナイト』という番組を毎週やっている。ラッコ・トナカイ・コンブ・シシャモなどアイヌ語をみんなに知って貰いたい。」
永六輔「トナカイってアイヌ語だもん」・・
NHK、映画宣伝に必死でした(呆) 映画に感情移入するのはキケンです。
少なくても先入観ではなく、本当の「アイヌの実態」、「イヨマンテが現代にそぐわない残酷な祭り」という事、(前半)で書いたイザベラバードが見た本当の儀式も併せて知るべきだと思います
熊が力尽きて倒れると、すぐその頭を切取り、
祝宴と大騒ぎの中に熊の頭を柱の上に安置して・・人びとはみな酩酊して祭りは終る。
ある村では、その熊の養い母は、熊が人びとの手にかかって殺されようとするとき金切声をあげて泣き・・
熊を檻から放して、二人の男がその耳を掴まえ、他の人びとが長くて丈夫な棒で熊の耳筋を抑え、その上に数人のアイヌが馬乗りになる。
熊は長い間もがき暴れてから頸が折れる。・・
そして、自分の頭で考えるべき。でないと「テレビ脳」の人達と同じになるから。
で、NHKには特定映画の宣伝するより・・
当時の真実を、全く掛け値なしで赤裸々に記した「イザベラバード特集」シリーズ化を希望します。
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