海賊版
NHK-BS【ワールドニュースアジア】韓国KBSで、
韓国で出版すると原作者が不当な扱いを受けていたので、改善したというニュースをやっていたので記録しました(青字はナレーション)
前日のKBSニュースでは、このシステムが韓国のクリエイト力を削いでいるという分析。
アナ「ハリーポッターシリーズの大ヒットでイギリスの作家、J・K・ローリング さんは、1兆ウォン以上の収入を得ました。ところで、このローリングさんが韓国で本を出版していたらどうなったでしょうか。4000億ウォンもの収益を上げた韓国の童話、"クルムパン"の作家が手にした収入はわずか1800万ウォンでした。」
雲を入れて作ったパンを食べて空を飛べるようになった猫の話、2004年に出版され、40万部以上売れた韓国の絵本『クルムパン・雲のパン』です。
アニメやミュージカルなど4400億ウォンもの価値を作り出しましたが、作家が手にした収入は1850万ウォンでした。
新人の作家には一定の金額だけを払い、著作権は出版社が持つ不公正契約の慣行があった為です。クルムパンの原作者です。
「テレビシリーズや関連の本などがたくさん出ていますが、私の意思とは関係なく進められています。」
そこで公正取引委員会が、こうした慣行を根絶すべく大手出版社20社に対して不公正契約の条項を改めさせました。 これからは作家が出版社に著作権全体を譲渡するか、一部だけを譲渡するか選択できます。
また映画など2次コンテンツの著作権については、作家と別途の約束をする事になりました。公正取引委員会の関係者です。
「出版権者などは著作者から原作を出版する権利を付与されるだけで、2次使用の権限は自動的に発生するものではありません。」
「著作物が様々な産業として拡大する為には著作者の権利を保証する環境づくりが求められます。」以上
まぁ、ハリーポッターと比べるのもアレだけど、それにしても200万円弱だけで、二次産業使用料を企業に取られたら作者も食っていけませんね。ちなみに数字を比べると・・・
ハリーポッター 原作収入 1,000,000,000,000 ウォン以上
クリムパン 原作収入 18,500,000 ウォン
でも、韓国が著作権の概念をきちっと持ってくれるのはありがたい
過去、韓国においては海賊版や模倣品[1][2]が横行しており、行政・立法を含め知的財産権の保護に対する意識が低いと指摘されてきた。近年は、1995年のTRIPS協定の発効や、1996年のベルヌ条約への加盟等により、知的財産権保護が強化され、ある程度の改善は認められている。
例えば、米国通商代表部(USTR)は、知的財産権侵害に関して、韓国を2004年までスペシャル301条の優先監視国に指定していた。2005年以降は改善を認めてそのレベルを下げたものの、依然として監視国(日本は1999年まで監視国)に指定されており、2006年にDVD、ソフトウェア、書籍などの海賊版が露店や大学内で流通していることが指摘されている[3]。ただ、このほど(2011年)妥結した米韓自由貿易協定(FTA)では知的財産権保護を強化することで合意した。(中略)
呉善花は、戦後の韓国は日本製品の質の高いことや一番受け入れやすかったことから、車やバイク、テレビやテレビ番組、スーパーマーケットからお菓子、アニメキャラクターからタバコブランドまで、何から何まで日本のものをコピーしてきたと述べ、またコピーをしている者がそれを隠すため、韓国人は日本のコピー商品を韓国オリジナルのものと思ってしまっている人が多いと述べている。そしてこうしたコピーをする習性は朝鮮王朝から中国の文化を忠実に模倣してきたという韓国人に染み付いている伝統であり、それが近年になって対象が日本になったということではないか、と推論している[12]。
たとえば3年前もこんなトラブルがありました
《韓国ミュージカル、著作権問題に関する井上公造の呆れたコメント 【おはよう朝日です】》 2011年09月16日より抜粋
ABC朝日放送【おはよう朝日です】で、
韓流ミュージカル、著作権問題で日本公演取り消しの危機 というのをやっていたんですが、
局アナと、芸能ジャーナリスト・井上公造のコメントにほとほと呆れたので記録しました
この人たちは、日本の知的財産権を守ろうという気が全くないのね・・
(中略)原作とされるのは、鈴木由美子さんの漫画「カンナさん大成功です!」なんですが、韓国のミュージカル制作側は著作権を管理する講談社との契約が合意に至らないまま上映を強行していた事が分かりました。(中略)
えー、ミュージカルもあったんだけど、それがまぁ契約的には上手くいってなかったっていう事なんですね。」井上氏「うーん、こういう時にね、一番かわいそうなのは楽しみにしていたファンと(そう!:アナ) それとその為に準備してきてる、この芸能人・役者の方々なんですね。」
アナ「うーん!これ来月ですから、相当ー稽古積んでますよねぇ。」
井上氏「うん、だから、なんとかね、それだけの売り上げ見込めるんだったら、金銭的なところでなんか解決できないのかなとは思いますけれどねぇ、」
アナ「ここまで来たらお互い解決の道をお互い探るしかないですよねぇ。」
たむけん「やってほしい!」
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フジテレビ【ニュースJAPAN】(7/24)で、
ジャパンエキスポの異変の2回目として、横行する海賊版の対抗策取材していたので記録しました(青字はナレーション)
日本のソフトパワーの世界市場を考えれば 海賊版対策は喫緊の課題です。
(《パリ「ジャパンエキスポ」の異様な光景、大極旗に韓国商品【ニュースJAPAN】 & 2年前の滝川クリステルの「中韓との差別化」提案 【Mr.サンデー】 》の続き)
女子アナ「日本文化の祭典で起きている異変の2回目です。パリで開催されたジャパン・エキスポで、日本企業がある問題に悩んでいました。シリーズNの衝撃"クールジャパン"を守るための対応策に迫ります。」ジャパン・エキスポで、ひときわ注目を集めていたもの。それは漫画「進撃の巨人」だ。
絶対的な力を持つ巨人に、人類が立ち向かう物語で、14の国と地域で翻訳・出版、
今やクールジャパンを代表する存在となっている。
会場には巨人風メークができるブースが登場するなどフランスでもその人気は絶大。しかし、その快進撃の前に今、海賊版の存在が立ちはだかっている。
左側にあるのが中国で見つかった海賊版。正規の中国版と違い、カバーが日本語のままだ。更に、ここ数年増え続けているのが、アニメや漫画をネット上に無断で掲載するというもの。
摘発は追いつかず、海賊版の被害は、年間3兆円にものぼるといわれている。進撃の巨人の出版元は・・
古川公平取締役「ファンは増えている。売り上げが増えないというのは、そういうところが全部、海賊版に流れてしまっている。」(講談社デジタルビジネス局・国際事業局)
パリ市内にある日本のアニメ・漫画の専門店。店内には、所狭しと関連商品が並ぶ。
店員も漫画に夢中だ。フランスでの海賊版の現状について尋ねると・・
店員「(ネットで海賊版を見てしまうのは)待ち遠しくて、早く続きを読みたいからなんだ。漫画の制作には、手間も時間もかかることを分かってないよね。」
海賊版が生まれる最大の理由がタイムラグ。海外で日本の漫画が読めるのは、日本での発売から半年以上あと。その期間中に海賊版が出回っているのだ。
その対抗策として、講談社は去年から日本での発売に合わせて英語版を世界に配信。
右側の画面が日本語版で左側が英語版だ。月々500円程度で、30作品を好きなだけ読むことができる。同時配信にはこんな苦労も。
担当者「アクションシーンですと、結構、日本語のこの文字の置き方で躍動感とか、そういう雰囲気も出してるんですけど、英語に同じように出すっていうのが、皆さん、苦労しているなとは思います。」
「バキューン」は、「KABOOOM!」という文字に置き換えられているが、
「キン」という金属音の場合は、日本語がそのまま残され、「CLANG」という英語訳が補足されていた。
現在、同時配信は英語のみだが、今後、別の言語にも広げていきたいという。さまざまな対策が進む一方で、専門家は・・
福井健策弁護士「ただ単に海賊版を退治して、それで終わりってわけじゃないんですね。
適法なアニメ・漫画・ゲームの商品が、適正な価格で魅力的に現地で提供されていて、こっち買ってくださいねって、うまく誘導できて、初めてうれしいわけです。」(著作権ビジネスに詳しい弁護士)
海賊版被害をなくすとともに、さらなるビジネスチャンスの拡大に向けた、新たな戦略が求められている。
(VTR終了)
女子アナ「えー、VTRにもありましたが、コチラが海賊版で、コチラが正規版なんです。本当にパッと見ただけでは分からないですよねぇ。そして横行するネット上のアニメなどの海賊版は、早くて、しかも無料で見られる物が多いという事で、正規版の海外展開を阻害しているのが現状です。以上
タイムラグ対策で、英訳して同時配信というのは良いアイデア早く、フランス語でも同時配信できるようになればいいな。日本のコンテンツが世界中で愛されているのはうれしいけど・・、
海賊版が出ちゃうと日本の産業的に苦しいんですよね。それがアニメーターやマンガ家の報酬に反映したらどんなに良いか・・
海賊版CDとDVDは置いといても、ネット対策を取っていくのがベストなんです。
かなり前から一番の病はやはり海賊版問題でした。5年前の記事です
《とてつもない日本のコンテンツ 前半》2009年07月22日より
浜野氏「これ、中国のね、DVDショップで私が買ったものです(笑)
まー私はね、プロだから、なんとなくアレなんですけど、中国で買っていらっしゃる方は、多分本物だと思って買っていらっしゃるんだと思うんですね。
ただね、今はね、こういった海賊版も成立しないんですよ。実は中国の海賊版ってCDとDVDで9割なんですね。正規市場って1割しかなくて、
それが今は、インターネットでタダで流しちゃうから、海賊版ビジネスが崩壊したって、海賊版業者が怒る位ですね、日本のアニメーションのファンの人が、世界中に日本のアニメーション見たい、見せてあげたいっていうんで、日本の放送が始まって、競い合うんですよ。8時間以内に字幕入れて流しちゃうわけですね。
だから、タダで、もうすぐ出てくるわけですね。それは(DVD)はプリントして印刷しなきゃいけないですけども、8時間後には中国から世界中にですね、実は日本のアニメーションは、インターネットで無法違法で流されてしまってる状況があるんですね。まっそれだけ人気があるっていう証なんですけどね。」・・
ちなみにこの浜野保樹東大教授は、国立メディア芸術総合センター の委員で、メディア芸術拠点整備検討会の座長でした。・・・
(←左の人)
でした。・・というのは、民主党に潰されちゃったからです。あの3年間は本当に勿体無かったー
気を取り直して・・日本政府は中韓に負けないようにがんばってほしい!
《「初音ミク」好き経産省キャリア官僚、日本のコンテンツを海外売り込み新戦略 【真相報道バンキシャ!】》2012年06月18日より
・・ここはクリエイティブ産業課と呼ばれる部署。
アニメなど日本の文化を海外に売り込み、8兆円規模の市場開拓を目指している。(中略)
実はそうした取り組みは国の政策。韓国は韓流アイドルの海外展開など年間130億円以上をかけているのだ。(中略)
麻生政権下、国立メディア芸術総合センター の委員で、メディア芸術拠点整備検討会の座長浜野保樹東大教授の話↓
浜野氏「・・・ええ、あのー、例えば、ポケモンってのはゲームとかアニメーションとか色々やってますけど、まぁこれまで4兆円位、世界中で稼いだと言われてるんです(ポケモンだけで!?)ええ、。 (中略)
だから、実は言われている数倍、もしかしたら10倍とかって、それくらいのマーケットが、本当はあるんですね。」(中略)
例えば、アメリカのアニメーション市場ってのは、日本からの鉄鋼輸出額よりも多いんですよ。正規市場だけでもね。(ワーー オーーーの歓声)鉄よりもマンガやアニメーションの方がたくさん稼いでいるんですよ。実はね
韓流アイドル売り込みと違って、日本のアニメは、即日本の文化そのものの周知・輸出になります。
例えば、アニメに出てくる学園風景や弁当・搾り出しマヨネーズ・食事の様子などはそのまま模倣されますよね。
まぁ、メディアセンターを潰した民主党も、目の付けどころは結局同じようで・・
《「国立メディア芸術総合センター」の今後 NHKニュースウォッチ 9》2009年10月01日より
だけど、分かんない人達が手をつけようとしてもムリムリ
メディアセンターは、安倍内閣の時に起案・予算化したわけですが・・
《日本人のチカラ スぺシャル 文化のチカラ(マンガ) 【たかじんのそこまで言って委員会】》2011年08月28日より
・・そんな麻生さんが総理時代、「日本のマンガやアニメの力が今後外貨獲得の鍵になる」として建設を計画したのが、「漫画・アニメの殿堂」! しかし・・・
当時、鳩山由紀夫氏らに「なぜ巨費を投じて国営の漫画喫茶をつくるのか?」と揶揄され、計画を断念したのは2年前のこと
2008年正月の「英語でしゃべらナイト新春スペシャル とてつもないJの秘密 ~世界中がアイ・ラブ・ジャパン~」 ゲストは麻生太郎。持論は「ニッポンのサブカルチャーは世界でとてつもないパワーを持っている!」
で、麻生さん、外務大臣時代からずっと日本のサブカルの売り込んでいたそうです。
あと、イラクの給水車に日の丸より大きい「キャプテン翼」の巨大シールを貼ったりしてたしてましたよね。
日本のソフトパワーの凄さを熱く語ってましたよ。もちろん英語でぺらぺらと。
少し予算付けたら大きく返ってきて、日本文化の輸出にもなる日本のコンテンツ・ソフトパワー。
私は、ちゃんと国がバックアップすべきだと思う。・・・
↑当時も書いているけど、世界に日本を分かってもらうにはマンガ・アニメが一番
このコンテンツのお陰で日本がどれだけ好感度がUPしたか!まさにソフトパワー☆
潜在的な経済効果も計り知れないし、日本政府はこの産業に本腰入れるべきだと改めて思います。
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朝日ニュースターの【週刊鉄学】で、まさに「とてつもない日本の文化」が話題だったのでレポートしました。
テーマ『◆日本のコンテンツはなぜマネされる?』
ゲスト◇浜野保樹(東京大学大学院教授)※補正予算の中で設立が決まった国立メディア芸術総合センター。
アニメ、漫画、ゲームを蒐集展示し事業費117億円の「国営マンガ喫茶」と批判されました。
しかしいまや日本のコンテンツが巨大なマーケットとして世界を席巻していることも事実。世界から日本の文化、ポップカルチャーに注目が集まっています。
西欧を模倣する国から「模倣される国」へと変貌した日本。
世界を魅了する日本文化の特質とは何か?日本の文化戦略を今後世界にどう発信していくべきか?
ゲストに『模倣される日本』(祥伝社新書)の著者、浜野保樹さんを迎えて日本文化論を「鉄学」していきます。
≪キャスター≫武田鉄矢 ≪アシスタント≫伊藤聡子 ≪出演≫ 松原隆一郎 (東京大学大学院教授) 浜野保樹 (東京大学大学院教授) ホームページより伊藤アシ「まずはつかみと言う事で、まさにコチラ、クレヨンしんちゃんのDVDなんですけれども、これどちらが本物でしょう。」
武田氏「って事は、かたっぽニセモノ!?」
伊藤アシ「ハイ!コピーでございます、ひとつは。わかりますかー。
実はですね、こちらの方の(左)下の部分にこうちょっとDVDとかマークが入っているんですが、こちらは(右)入ってませんね。このDVD。こっち(右)は入ってません。と言う事でこちら(右)が、まっコピーなんですけど、ほっんとうにソックリ。」武田氏「これ、どこで売ってるものなの!?」
浜野氏「これ、中国のね、DVDショップで私が買ったものです(笑)
まー私はね、プロだから、なんとなくアレなんですけど、中国で買っていらっしゃる方は、多分本物だと思って買っていらっしゃるんだと思うんですね。
ただね、今はね、こういった海賊版も成立しないんですよ。実は中国の海賊版ってCDとDVDで9割なんですね。正規市場って1割しかなくて、
それが今は、インターネットでタダで流しちゃうから、海賊版ビジネスが崩壊したって、海賊版業者が怒る位ですね、日本のアニメーションのファンの人が、世界中に日本のアニメーション見たい、見せてあげたいっていうんで、日本の放送が始まって、競い合うんですよ。8時間以内に字幕入れて流しちゃうわけですね。
だから、タダで、もうすぐ出てくるわけですね。それは(DVD)はプリントして印刷しなきゃいけないですけども、8時間後には中国から世界中にですね、実は日本のアニメーションは、インターネットで無法違法で流されてしまってる状況があるんですね。まっそれだけ人気があるっていう証なんですけどね。」
松原氏「上海で私、プレズンブレイっていう100円で売っているの買いましたけど、それもうDVDただプリントしただけのものですよね。、でも確かにおっしゃった通りで、もうこういう物をたくさん集めてるとこあるのかって聞いたら、いやもうダウンロードだから、これもう無いんだよって言いましたね。でも7、8年前だと、息子が日本で新しいゲームが出たら3000円のこずかいで、なんとかがんばって一枚買うじゃないですか。何のことない中国に行ったら、もうゲーム出た翌週ぐらいに全ての日本のゲーム、みんなやってるわけですよ。中国の子達は日本のゲーム物凄く詳しかったですよ。日本人よりもはるかに詳しい。瞬く間に海賊版が出るわけです。」
武田氏「えー真にそういう意味では、中国というのは、、いや俺(笑)、ちょっと夜店でね、ポニョのお人形があるの。ポニョのお人形さんがあって、それをピュっと引っ張る。紐を。するとぜんまい仕掛けになってて、先はハムの形をしてて、お風呂の中で放すと、ポニョがバーッと泳ぎながらそのハムをめがけて食いつくっていうのがあって、それが楽しそうで、俺アホだから買ってきたんだ(笑)そんで、ですぐお風呂上がるからポニョと遊べばちょっと長い事入れるかなーと。で、昨日やってみたらな、そのポニョがさ、浮かばないのよ。ずっと沈んでくんだよ。(笑)全然ファンタジーが壊れちゃった、、で女房がポニョの肌パッと見て、『ほら、中国製、だーーめよ。泳ぎゃしないわ中国が作るポニョ』(笑)」
松原氏「物はそうだけど、ダウンロード出来ちゃったら、どれもこれもそのまま見れちゃうわけですよね。」
浜野氏「そうですね。うん、それで、そういった、ファンサブって言うんですね。好きなファンとタイトルを入れるっていうんで、中国語で字幕組って言うんですよ。
それで字幕の精度と、どれだけ早くアップロードするかっていう勝負して、皆に感謝される事を喜びとしてね、罪悪感がないんですよ。我々は日本のアニメーション好きで、見れない人が多いから、そうして上げてるってね。それで大体日本のアニメーションのファンサブって20くらいあって、そん中でも字幕が良いのは今、4つ位あって、大体70人ずつ位のグループなんですよね。で、一切会わないんですよ。あの海賊版業者にやられる可能性があるので怖くて。でもそうやってドンドンドンドン出してですね、だからこう日本のアニメーションを広める事が、彼らの行動動機になっているんで、善意でやっていると本人達は思っているわけね。だから余計タチが悪くて、(中国語圏にはあっという間に広まっちゃうんですね!?)うん
それでインタビューした事あるんですよ、そのグループにね、こっそり。そしたらあのー、中国の若者たちは、ほとんどこういう形で日本のアニメーション見てるんですかって。ほとんどじゃありません。100%って言って(笑)」
伊藤アシ「100%!へぇーーー」
武田氏「これ、急いで勉強してもらわないと。
ただ、、申し訳ありません。話、脱線するかも知れませんが、このサブカルチャーという事に関して、中国っていうのは本当に悲惨な国で、あのー我々、戦後段階をあの国は持ってないんですよ。つまり文化大革命で。だから、あそこはあのー我々みたいに、あしたのジョーを見たとか、巨人の星があったぜ、とかっていうのが、皆無くて、我々と同世代の人は皆ね、毛語録なんですよ。だから我々の学生運動をやったりね、マンガいつまでも読んだりなんかして、色々ご迷惑かけたんだけど、なんだかねー、そのサブカルチャーが育たないサブカルチャーの権利関係に関しても、こう常識が育たない中国に関しては時々切なーく、哀れになる時が、、」
松原氏「団塊の世代の人が表現できたのって、70年代後半とかですもんね。」
武田氏「そうですよー。やっと戻ってきたら年下のやつにコテンパンにやっつけられるわけでしょ。私で言うとなんか、私が折角なんか戻ってきたら、チャゲ&飛鳥にやっつけられたーみたいなそんな感じですよね(笑)。あんまり良い例えじゃないか、ごめんなっ。ごめんごめん。チャゲアス(笑)」
伊藤アシ「実はですね、中国だけではないんです。これねー、ショージョっていう風に書いてあります。キティーちゃんですよね。まさに。これはスウェーデンの雑誌(月刊誌で出てる。)いわゆるリボン、なかよしというノリで、中身のマンガもまさに、ほら、日本の少女漫画そのものですよね。」
武田氏「これは、書いてるのは日本!?」
浜野氏「半分は日本人なんですが、半分は地元の人で、開き方がですね、欧米ってのはこっちからなのに、ちゃんと日本式になっている。欧米は反対なのに、日本と同じにしたいってんで、それは世界的に標準になったんですよ。
だから、単行本を買うとですね、こっちは間違っているから、反対側から読めって、マニュアルが載ってるんですよ。マンガはどう見るかとかですね、皆は横に見るでしょ。」
伊藤アシ「それで、私面白いものを見つけてしまいました。実はこれね、占いだと思うんですけど、全部干支!日本の干支が(笑)占いになってるんですよー。」
武田氏「まさに、日本の少女漫画の、つまり構成の仕方ですよね。作り方まで真似していると。スウェーデンってのは驚きですねー。私達は若い頃はスウェーデンに憧れたもんですけどね(笑)別の意味で。すいません。」
松原氏「でも、これスウェーデンだけなんですか!? 他の国!?」
浜野氏「いや、世界中、、ショウジョっていうのとショーネンって言葉はもうどこでも(マンガと同じように)通じる。あるジャンルでね。」
伊藤アシ「こちらは、要するにスウェーデンのいわゆるマンガのアニメの描き方を勉強しましょう、という本ですよね。こう見てもらったら分かると思うんですけど、髪の毛が黒で、顔立ちが本当に日本人、、ですよね。」
松原氏「僕ら、石ノ森章太郎の漫画家入門を読んだもんですけど、あれ大名作ですけど、今、ここまで進化したのかって」
伊藤アシ「全然、、皆、向こうの方を基準にするなら皆金髪でね、描かなきゃいけないところですが、顔立ち、目の色、全部日本人!」
武田氏「これはやっぱり、日本のこういうサブカルチャーから溢れ出たマンガ、アニメっていうのは、やっぱり正式な経済のアレでいうと、物凄い巨大な金額になるわけでしょ。」
浜野氏「ええ、あのー、例えば、ポケモンってのはゲームとかアニメーションとか色々やってますけど、まぁこれまで4兆円位、世界中で稼いだと言われてるんです(ポケモンだけで!?)ええ、だけですね。そいで、海賊、アジアでは、ほっとんど海賊版で見られてるんで、どれ位の規模があるかって、分かんないですよね。
で、例えばあのー、ちょっと名前言うと拙いんで言いませんが、物凄ーく日本で有名な、アニメーションの監督が、中国で最も有名な国立大学に招待されたんです。それで、学長がですね、大勢の生徒の前で『この監督は、有名でそれで中国人民はあなたの事を知らない人は誰もいない』って言って紹介したんですね。で、その時に『私のアニメーションは一度も正規に放映もしてなければ、売ってもいないのに、何で全員が私の事をしっているか、まずそれを説明してくれって』言ったら、絶句したって言うんですね。それ位の市場を失っているワケですよね。
だから、実は言われている数倍、もしかしたら10倍とかって、それくらいのマーケットが、本当はあるんですね。」
松原氏「じゃあ、それ正規に売れている所もあるわけですか!?」
浜野氏「いやーあの正規は、ええもちろんポケモンはゲームですから、正規で売れたのあるんですが、例えば、、これいいかなぁ(笑)。イタリア(笑)でもですね、えっと9割方、2年前まで全部海賊版だったんですよ。そういう事があってですね、あの割と大きな??があって、日本は競争力があって、そういったもんでね、文化をお金にちゃんと出来るんのがアニメーションとマンガって言うんですが、
実は、それは物凄く低く見積もられた値でそうなんですよ!海賊版なんかそこに乗ってきませんから。だから想像を絶するくらいですね、高いものがあって、
例えば、アメリカのアニメーション市場ってのは、日本からの鉄鋼輸出額よりも多いんですよ。正規市場だけでもね。(ワーー オーーーの歓声)鉄よりもマンガやアニメーションの方がたくさん稼いでいるんですよ。実はね。」
武田氏「それは、考えなきゃいけないなー。浜野さんから指摘されて、なんか、ちょっと、足元がぽっほ゜してきたなぁー。(笑)」
松原氏「日本国内でね、あのー名前挙げていいかどうか、、ブックオフとかですね、かなり巨大になっちゃった中古市場については、漫画家の協会さんが止めてくれと、で、もうそういう所で売り買いしないでくれという事を強く訴えたわけですよね。そうじゃないと新しい作家が出てくるモチベーションなくなっちゃうから。しかしアニメに関しては、海外の方が遥かにかなり厳しい状況になっちゃってるわけですよね。」
浜野氏「ええ、あのー、残念ながら日本はその創る能力はあるんですが、海外に配給するのを全部ですね、外国の方に任せたんですね。で、どういう事が起こったかって言ったら、ちょっと拙いかな~、ナントカ御殿っていうね、その番組を買って、海外に配給している人は、すぐ大きなビル建てて、あれはアニメーションの名前ついてナントカ御殿だとか、それで、これだけ必要経費だってほとんどお金が戻ってきてないんですよー。中間搾取されちゃって。だから、製作には一生懸命ね、ノウハウ通り優秀な人材が係わって作ったんだけど、その流通をきちっと整備していなかったもんだから、リターンがもう全然無いんですね。」
松原氏「アニメでセル描いてる人が時給一体いくらなのかっていう、悲惨な生活強いられているのに、、」
浜野氏「だから、海賊版と流通から正規のリターンを得たらですね、今言われている事ってかなり解消されるんですよね。だからもうちょっと、やっぱし売るってのは、お金をきちっと貰わなきゃいけないんで、その事もですね、本当は整備していかないと、マンガもアニメーションもそうなんですけど、なかなか海外でのその評価が、お金になって反映して我々の手元に来てないんですよね。」
松原氏「いや、政府もマンガ喫茶もいいですけど、むしろそういうところを外交と法整備手とかですね、アメリカってガンガン知的所有権って言ってるけど、日本もかなり言わないと拙いですよね。これは」
武田氏「だって、すごいでしょ。あの、あのアメリカがらみの、そういう物に関しての厳しさって言うのは、、ビートルズなんか怖いからね。ビートルズなんか遊び半分で使おうもんなら、もー、本当に一生台無しにされる位のお金を要求されるって言う、、うん。」
松原氏「ずーとるびって大丈夫だったんですかねー!?(笑)」
武田氏「ずーとるびも今じゃねー(笑)うん、ずーとるび、ギリギリでしょうね。」
浜野氏「アメリカの有名なね、、あのー名前言いませんけど、まぁ最大のアニメーションの会社のキャラクターを、小学生が卒業記念でプールに描いたんですね。たら、描いた小学生を告訴されました。で、消したんですよね。泣きながら。で、それが新聞沙汰になって、その有名なアニメーションの会社が持ってるテーマパークに招待して、、その位著作権、、子供を告訴するんですよね。それ位やっぱり権利関係については厳しい。」
松原氏「確かに、フランスとかでもシャネルとかは、日本のスナック・シャネルなんかもすぐ電話したらしいですよね。長年放置してたのに。」
武田氏「はいはいはいはい、熱海のシャネルねっ。熱海の駅前のなっ。喫茶シャネルってのなっ。あー」
松原氏「やっぱ、ブランドを管理しようっていう意識がすごく高くなったんでしょうね。」
武田氏「でも、それは浜野さん、あのむごい事かもしれないけれど、やっぱもっとかないとダメですよね。この世界の中で。」
浜野氏「だから、一番ですねー、近々で大きな事件ってのは、そのクレヨンしんちゃんなんですけど、あんまりコピー商品と違法が多いから、あのー双葉社ですよね、双葉社が正規に出そうって出したんですよ。そうしたら中国の会社がクレヨンしんちゃんで、登録商標を取ってしまってるから、双葉社が海賊版になっちゃったんですよ。排除命令受けちゃったの。中国で。」
武田氏「それは、ほんと、ちょっとなー。ルール違反もいいとこだなぁー。」
浜野氏「もーなんでもありなんですよ。今、あの人気があるから日本の商品。で、日本はあまり主張しないからって言うんで、もう、そういう事あったらアメリカ、、もう なんか来ますからねー。どうしても日本は歴史問題だなんだ、微妙な問題があるんで、、」
武田氏「それと、これ、私、正確かどうかわかりませんけど、初期、、中国が大変苦労人、アジアの苦労人だった時代、日本人って凄い好きだったんですよ。中国の苦労人が。あのー、なんか苦学生みたいなあの律儀さが。そん時に割りと日本のアニメも含めて、映画も積極的に割りと、タダで見ていいよーみたいな事で、あげてるんですよね。
だから、高倉健さんが急に人気者になったり、私だって昔はアータ、中国でえっと新疆ウイグル自治区なんか行くと、『ペンシャンペンシャン』って呼ばれてねー、あのー刑事片山。刑事物語で人気があったんですよ、私。もうすっかりダメになっちゃいましたけど。今すっかりクレヨンしんちゃんに抜かれましたけど(笑)」
浜野氏「幸せの黄色いハンカチって言ったら、もー中国でも大変な名作で、、」
伊藤アシ「金八先生は、、」
武田氏「ああ、向こうのなんか教科書になってるみたいね、、」
伊藤アシ「人という字は、って!?(笑)」
松原氏「中国人に字のいわれを教えてあげるって(笑)」
武田氏「はい、私の事は横に置いといて、さっ、このクレヨンしんちゃんですけれども、、」
伊藤アシ「ねー、でもこれだけウケるってことは、先ほどちょっと打ち合わせで聞いたら、これ物凄い大人が見ても名作なんですって。」
武田氏「名作です。本当に」
浜野氏「あのー、どうしてもですね、マンガ、アニメーションっていうと、欧米ではですね、子供が子供のもんなんですね。
そいで、明治維新からですね、海外の人が書いている文献を読むと、日本は子供の天国だ、楽園だって書いてある。子供を喜ばしたりするノーハウとか、お金のかけ方、異常で、なんで子供のものにね、こーんなに知恵と努力を費やすのかって外人が書いてるんですよ。
それで、まぁ日本には手塚先生とか色々あって、子供の物って言われているそのマンガとかアニメーションにね、深ーーい洞察とか、内容と、それと手塚先生がもっとマンガを豊かに表現しようってんで、ハリウッド映画のスタイルで動きをつけたストーリーマンガってのを作ったんですね。
で、今それが世界でマンガのスタイルを決めたわけですが、表現形式も優れているし、内容も非常に深いっていうことで、それでバカにして皆見始めるんだけど、深いから、ドンドンドンドン成長してっても、こうマンガに魅力を感じて、継続して見てくれるわけですね。
だから、一時期外国人が日本に来て、電車の中で大人がマンガを見ているって週刊誌で批判されたりしてたんだけど、そーれは内容が違うじゃない。日本のマンガ優れてるんだぜ!っていうね、、」
松原氏「今のねアニメって、大人が見ても凄い深いなって思う。起源のひとつは大友克洋さんだと思うんですけど、大友さんの絵とか見てると、いわゆるドームって有名な作品ありましたけど、あれとかSF大賞、、だからSFの業界の人たちも偉いなと思いますけど、皆活字で大賞差し上げてたのが、あれマンガで上げましたもんね。
あの頃の僕、大友さんの凄い好きなんですよ。大友さんあの作品の前にすごいマイナーなものを描いているんですけど、あれとか短編で物凄く深くて良いもの描いてんですよねー。人情モノなんですけど、そういうやっぱり大人が読んでも何回読み返しても凄い深いなぁーって思う。」
武田氏「さっ、それではCMをはさみましてですね、この話、更に奥が深い話になりますんで、お付き合いくださいませ。」
後半につづく・・
これは、みんなが興奮気味に喋る番組でして、話の途中に「ホーー」とか「うわぁー」とか「はいはい」とか、合いの手が入りまくりで盛り上がっていたのですが、全部カットしました(笑)
ちなみに浜野保樹東大教授は、国立メディア芸術総合センター の委員で、メディア芸術拠点整備検討会の座長です。 頼もしいですねー
後半も興味深いですよー。しばしお待ちを・・・・<(_ _)>
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