活火山
テレビ朝日【やじうまテレビ】(1/30)で、
1/28の富士山周辺の地震を受け、富士山噴火の可能性とその被害に警鐘を鳴らしていたので記録しました。関東地方の方、必見です。
(28日午前7時43分ごろ、富士五湖直下を震源とするM5・4の地震が発生し、最大震度5弱を観測した件 略)
気象庁は「一昨日の地震と富士山の火山活動との関連性はない」としています。 しかし、火山学の権威は、火山との強い関係を断言します。
木村氏「富士山の、まぁ火山帯本体の一部ですからね、そこの地域で(地震が)起こったという事から考えると、まぁ何らかの関係はあると思いますね。」(琉球大学 名誉教授)
木村氏が着目したのは震源の場所とその頻度。
同じ富士五湖周辺を震源とする地震が一昨日から昨日にかけて立て続けに起こっているのです。2日間で計20回は異例の事だといいます。
木村氏「活火山特有の自身の起こり方に似ていると、ここ1,2年にも活動にも変化があっていいだろうと。」
少しずつその日が迫ってきていると言う木村氏。日本の火山噴火予知のトップも別の現象から、地震と火山の可能性を指摘します。
藤井氏「M9の地震(東日本大震災)の後でしたので、(噴火の)可能性はかなりあると思いました。世界でM9の地震が起こるとですね、近くで火山が噴火するというのは良くあるというか、あのー20世紀以降の例ですと、例外がないんですね。」
1900年以降に発生したM9クラスの超巨大地震は6回。その中で2004年のスマトラ沖地震では、発生から1年4ヶ月後にジャワ島の火山が噴火。 2010年のチリ地震では1年3ヵ月後にアンデス山脈の火山が噴火するなど、巨大地震後、周辺の火山が必ず噴火しているのです。
藤井氏「富士山は活火山ですからね、あのー、ある意味ではいつ噴いてもおかしくはない、、」
震災以降、火山活動が活発になっているという富士山。それは気象庁も既に認めています。
「かなりいくつかの地域で活発化が見られています。その内、どうも活発化がかなり顕著な、具体的に言いますと焼岳、それからあと箱根山、それから富士山、、」
気象庁は現在24時間体制で富士山の監視を行っています。そして、今回の地震で震度5弱が観測された忍野村の住民も危機感を強めています。(住民の避難する時の説明)国土交通省では、噴火の場所や規模の異なる58ものパターンでシュミレーションを作成。これは富士山の南、富士市方向へ溶岩の流出が起こった場合を想定したものです。
市役所など町を飲み込む溶岩の流れは45日後、東海道新幹線を前にようやく止まりました。更に、去年噴火した新燃岳。被害総額が10億円以上となったその最大の要因"火山灰"の影響にも警戒が必要です。
藤井氏「100km離れた東京にも火山灰が降り積もるという事が起こるわけですね。あのー、東京はマヒ状態になることは間違いないでしょうね。」
内閣府は富士山が噴火した場合、最大で2兆5000億円にも上る被害予測を発表しています。
(VTR終了 スタジオへ)
(火山灰の防災マップ 説明)
女子アナ「・・で、この火山灰、呼吸器や目・皮膚などにも健康被害を及ぼすと見られているんですよね。」
(コメンテーターのコメント「最悪の場合を想定して我々は備えなければいけない」「富士山は生きているというのをずっと頭に入れておかなければいけない」 )以上
昨年5/12日にもこういう風に地震と火山の関連性を解説していました↓
《スマトラ沖地震との3つの共通点(メカニズム・余震・火山) 【朝ズバッ!】》より抜粋
・スマトラの時は、5つの火山で噴火している。
巨大地震が起きると地殻自体が変化し、火山活動が活発化する恐れがある。
・日本は、少なくとも13の活火山で地震活動が活発化。
八木氏「大地震は火山活動も活発化させる。」
歴史的にも、宝永大噴火(1707年)の49日前に、富士山の形を変えたとも言われている宝永の大地震が起きている。(M8.7)
鷲谷氏「富士山は宝永の大噴火から約300年が経過し、いつ噴火してもおかしくない。」(名古屋大・地震火山・防災研究センター 教授)
火山灰降灰による、ライフライン・交通網のマヒも不安ですが、健康被害も心配です。首都圏がマヒしたら、日本は相当ヤバイんじゃないでしょうか? 野田総理で大丈夫かな・・・
首都圏に住む人も、まっさかーと思わずに、最悪の事を考えて準備する心構えが必要ですね。私も東京に居る娘に、詳しく説明しておきましたよ。ちなみに 国土交通省のシュミレーションはこのサイトです。
で、もっと詳しく知りたい方はこれを。内閣府の発表です。
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