沈埋トンネル
フジテレビ【とくダネ!】のオープニングで、
日本の援助で開通したトルコの海底地下鉄トンネルの事を報じていたので記録しました(青字はナレーション)
あと、もっと詳しく報道していたNHK-BS【ワールドWaveアジア】のシンガポールCNAと、ドイツZDFも紹介!なんか日本の技術を絶賛っぽいー
小倉氏「・・これ、トルコで昨日開通した地下鉄のトンネルなんですが、、昨日安倍総理も現地に招かれて開通式が行われました。日本の最新技術でこのトンネル工事が笠井クン、行われたんだってねぇ。」
笠井アナ「そうなんですねぇ。総事業費3500億円、大成建設が中心になりましてトルコにこのトンネルを掘ったんですけども、150年前、オスマントルコ帝国の時代から、イスタンブールといった街を二分しているこのボスボラス海峡にトンネルを掘って、交通を便利にしようという計画があったそうなんですが、ようやく。150年の悲願と言われております。
ただこの辺太い海峡の為に例えば橋があるんですけれども、これ何とか渡ろうとしてもフェリーで30分ですから、車で行っても40分かかるわけで、ここに地下鉄を通す事によって4分間で渡れるようになったと。まっ、これが150年の悲願だったわけですね。
で、実際にじゃあどうやってトンネルをここに掘ったのか?実は掘ったんではありませんでした。このような沈埋(ちんまい)トンネルという、作ったトンネルを60m下の海底に沈めるという、、これをいくつもいくつも繋いで、この技術が日本しか出来ない! (はぁ~!造ってから埋めるんですね?:菊川) そう、それを沈めるという。
ところがこのボスボラス海峡は、とても潮の流れが速くて、上の潮と下の潮の流れが違うので、吊り下げて行って60m下にちゃんと置くのが大変なんですって。ここまた海上交通が激しいので、そういった中によくぞ、大成建設、これを造ってくれましたという事でようやく完成したという事なんですよ。ですからとにかくこれによって、交通の便が非常ーにインタンブールは良くなるという事です。」
小倉氏「安倍さんは国会の会期中にトルコに行ったっていうんでねぇ、こういう事も珍しいんですけど、あのー、原発の売り込みだけではなくて、これの開通式もあったんですね。(そうです:笠井) あ~。」
笠井アナ「日本の技術を海外に売り込んでいこうと、まぁ日本経済の発展の為にも含めて、安倍さんはこのように積極的に海外に出て行こうとしています。(他の国にも売り込むんですよねー:菊川) そういう事なんですねー。」
小倉氏「まぁあの、オリンピック招致でね、イスタンブールに東京は勝ったわけですけども、これでまたたトルコとね、日本の関係を良好に更に進むんじゃないでしょうかっ。」 菊川氏「そうですね、良かったですね。」
次に、シンガポールCNAの報道 技術提供だけじゃなく、ジャイカが1500億円余の円借款したそうです。
女性アナ「・・・・耐震設計のトンネルですが、 プロジェクトには日本が総工費40億アメリカドルの内1/4を支援しています。」
記者「日本はこのプロジェクトに大きな影響を与えてきました。
1999年からトルコと共にプロジェクトに取り組んできており、円借款という形で10億アメリカドル以上の資金を提供しています。
前回、安倍総理がトルコを訪問した際、フランスの企業らと共同でトルコ北部に原子炉を建設する220億ドルのプロジェクトをとりまとめました。トルコはエネルギーを他国に依存しているので、このプロジェクトはとても重要なのです。
安倍総理はトルコ国内に原子力発電所を建設する商談もまとめており、トルコとトルコのインフラ整備に関わる取引をまとめたいという気持ちを全く隠していません。
150年前、当時のオスマントルコ帝国のスルタンがこの海底トンネル案を初めて思いつきましたが、工事の着工はエルドワン政権下になってやっと始まりました。
しかし工事中に数々の考古学上重要な発見があったりしたため、工事は予定より4年も遅れてしまいました。」以上
「この日はトルコ共和国の建国記念日で、地下鉄の開通式にはこのプロジェクトを技術と資金面で支えた日本から安倍総理も出席」と伝えていた、ドイツZDFより
女性アナ「トルコ・イスタンブールでほぼ10年の歳月をかけたマルマラトンネルが遂に開通しました。史上初めてボスボラス海峡の海底を走る鉄道によってヨーロッパとアジアが結ばれます。
地震の危険地域に建設されたトンネルは長さ13.6km、海底トンネルは1.4㎞で水深50mの海底にあらかじめ造られた溝に筒型の構造物を沈め、地中に埋めるという工法が採られました。29日のトンネル開通によって今後1時間当たり65,000人の乗客を運ぶ事が可能となりました。イスタンブールからのリポートをご覧ください。」
トルコ共和国樹立90周年のまさにこの日、トルコのユル大統領・エルドワン首相・日本の安倍首相がボスボラス海峡トンネルの開通式典でテープを切りました。
高度な工法による海底トンネルの総工費は30億ユーロ以上で、日本とトルコの共同プロジェクトです。(近々あるエルドュワン首相の選挙も有利という話と首相演説など 略) 地下鉄のトンネルはイスタンブールのヨーロッパ側とアジアを結ぶ76kmの区間の最初の部分です。長距離鉄道もここを通過します。
トンネルの構造物は特殊コンクリート製の厚さ1mの壁を用い、ボスボラス海峡の強力な海流や、起こりうる地震にも耐えられます。マルマラトンネルはトルコが工業国としても自負を示す数十億規模の巨大プロジェクトのつです。
この巨大プロジェクトにはこの他、ボスボラス海峡を渡る第3の自動車用橋梁建設も含まれます。市民は新たなトンネルによって慢性的な渋滞が緩和されると期待しています。(市民へのインタビュー略) 今日は国賓のみの乗車ですが、30日から2週間に亘りこの巨大プロジェクトの完成を祝い、市民が無料で乗車できるという事です。以上
この後、NHKの女性アナがトルコと日本の関係強化、特に原発建設関係の繋がりと、先端技術研究者育成のための大学創設に関する共同宣言の解説をしていました。
日本の技術はやはり素晴らしいですね☆
日本のマスコミ報道を見てると、トルコへの原発売り込みばかり大きく取り上げがちだけど・・・
ヨーロッパとアジアを繋ぐ世界が注目のこの巨大プロジェクト成功の件を、もっともっと大々的に報じるべきではないの?と思いました。
で、トルコ共和国樹立90周年の日だったので特別だから、安倍総理は国会開催中だけどわざわざ訪問したってね
まっ、トルコとの強い結びつきに水を差したがるマスコミもいるみたいですけど・・(;一一)
トルコ関連記事
《エルトゥールル号救出、95年目"感謝の3倍返し"とトルコを貶めた日本の新聞社 【朝ズバッ!】》 2013年09月02日より抜粋[
井沢元彦氏「そうそうそう!カネの為だとか言ってた。とんでもない話なんです。そういう事をいうマスコミのヤツがいるんです。
・・・・何故トルコが助けてくれたのか、それは日本からの経済援助をあてにしてたり、その経済援助を受けていたからだということを新聞が書いたんですよ。日本の新聞が。」(サイアクや、えー?! うわぁ) それでさすがにトルコの大使が怒りましてね、で投書したんですよ『我々はこの借りを返しただけだ』って。
これはどんなににスゴイことかって言うと、トルコ国民も残ってたわけですよ、600人くらい。それよりも日本人をまず助けてくれた。・・・
《菅総理、トルコの首相に原発輸出継続の意向を伝えていた 【TBSニュース】》
2011年07月15日より抜粋
アナ「一昨日、脱原発の方針を打ち出したばかりの菅総理が、
トルコの首相あてに、引き続き原発建設の受注を目指す意向を伝えていたことがわかりました。」・・
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