李秉喆
二代で、ここまでサムスンを大きくしたのは、天才的な経営能力と、韓国政府の保護と、(韓国人は認めたくないでしょうけど)日本のお陰。
それは、イ・ゴンヒ氏の経歴を見れば明らかなので、サムスンの成り立ちと問題点など、過去記事を少しまとめてみました
創業は1938年日本統治下。80年代まで世界的には「安かろう悪かろう」のローカル家電メーカーだったのに、短期間で韓国の一企業が世界的企業に成長したワケとは
女性アナ「韓国・サムスン電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長が25日に亡くなりました。」
サムスン電子は李会長が午前、ソウル市内の病院で亡くなったと発表しました。78歳でした。1987年に父親の後を継いだ李会長は「変革」を次々と打ち出して、サムスン電子を世界有数の電機メーカーに育て上げました。
また、早稲田大学への留学経験もある事から、「知日派」ともされていました。2014年に急性心筋梗塞で倒れて以降、経営の一線を退き闘病を続けていました。サムスン電子によりますと、葬儀は李会長の遺志によって家族葬で執り行われるという事です。
サムスン電子の李健煕会長が死去 享年78 2020-10-25
・・故人は、サムスン創業家1代目の李秉喆(イ・ビョンチョル)の三男として1942年に大邱(テグ)で生まれました。
その後、「先進国から学ぶべき」との父親からの勧めで、1953年に日本で中学校に通った他、早稲田大学で学ぶなど日本にも留学しました。
李会長は、父親の李秉喆初代会長の死去後、1987年にサムスングループ2代目の会長に就任し、サムスングループを率いてきました。
2008年に政界や官界に裏金を提供した疑惑の責任をとって辞任しましたが、2010年に会長に復帰しました。
李会長は、「サムスンを一流企業にする。2位では誰も記憶してくれない」と述べ、サムスングループを世界的な企業に成長させました。・・
サムスンの前身は三星商会。初代会長・李秉喆(イ・ビョンチョル)は、韓国のロックフェラーと言われた人。
戦後、朴正煕(パク・チョンヒ)政権下で財閥として保護し、国と一緒に成長しました。(※政界とのパイプが太かった)
転機は1990年代に入ってから。会長が李健煕(イ・ゴンヒ)に替わり『妻と子以外すべて変えてみろ!!』と大改革を行い、半導体・液晶に参入したから
《(韓国サムスンとアップル)特許権ウォーズ そもそもサムスンとは? 【朝ズバッ!】》2012年07月11日より
韓国サムスンとアップルとの『特許権ウォーズ』を解説していたので記録(流れはそのまま要約)
★そもそもサムスンとは? ★どのようにして成長? ★その経営戦略とは?
今後、日本企業・日本人も無関係ではないそうですよ。
アナ「きっかけとなったのが、米アップル社(iPad)が韓国サムスン電子(ギャラクシータブ)を特許権侵害で訴えた裁判、一昨日、イギリスの高等法院での判決が言い渡された。
-韓国から世界を狙うサムスンの全貌に迫る-
実は企業信用度は
《ウォン高赤信号!『経済に影響?韓国の企業信頼度は?!』『韓国企業が他国をまねるワケは?』 【朝ズバッ!】》2013年01月24日より
企業信頼度 26カ国中最下位・・
«『"1強"サムスン急成長に陰り・・原因は?韓国経済への影響は?』『スマホ・サンドイッチ危機』【いま世界は】»2014年01月13日
サンドイッチ状態のサムスン。李健煕は3度の有罪判決。労働者との問題、当時のスパルタ新人教育とは
・・で、サムスンの問題はまだまだありますよねっ
«閉塞感・格差拡大の韓国経済失速「見捨てられた格差の街。財閥優遇の光と影。サムスンと白血病訴訟。サムスンと平昌五輪。朴政権の苦悩」など 【新報道2001】»2014年06月01日おまけ、副会長のイ・ジェヨンも例によって不祥事・・会社と交渉するような組合が無い為、厳しい環境で働かされているという労働者たち。その問題がいま噴出している。ソウルから車で1時間。器興(キフン)区にあるサムスン電子の半導体工場。
シェア世界第二位。3兆5000億円もの売り上げを誇るサムスンの半導体。製造の重要拠点である巨大工場がスキャンダルの渦中にあった。
支援団体によると、この工場などで働いていた150人以上が白血病などの病気を発症。死亡するケースが相次いでいるという。工場で使われているベンゼンなどの化学物質に触れる事で発症していると疑われている。
その遺族や本人たちの抗議活動を記録したドキュメンタリー映画「貪欲の帝国-サムスン半導体工場の隠された真実 」退職後も病に苦しむ女性。
幼い子供達を残し亡くなった母親。その夫は妻の遺体を乗せた霊柩車でサムスン本社へ。
「妻に話してみてください」「車を回せって言ってみてください!」 「押さえろ」
女「誰を押さえろって言うんだこの野郎!」そんなキフンの半導体工場で働いていたファン・ユミさん。働き始めて2年で白血病になった。
「食べると吐いたし、とても疲れたし・・・・目がくらむ」
彼女は23歳という若さで命を落とした。安全管理が杜撰だったと遺族はサムスンに抗議。
「あなたたちが守るべきは勤労者だ!理事長じゃなくて勤労者を守るべきだよ!勤労者たちはみんな死んでいってるのに誰のためにこんなことやってるんだ!」
2011年、裁判所はユミさんの死と工場との因果関係を認める判決を下した。先月サムスンは遺族に謝罪。和解に歩み寄った。
「家族の痛みと困難に対して疎かにしていた部分がありました。心よりお詫び申し上げる。」
しかし、因果関係については認めていない。
支援を行ってきた労務士は原因の1つは会社の構造にあると指摘する。
「労働者の健康の為基本的にやるべき事を疎かにしてきたので、このような大きな健康被害になった。」
映画の中で責任を追求する遺族たちが一人の男性の名前を叫んでいた。
20年以上に亘る韓国最大の財閥・サムスングループの頂点に君臨する豪腕経営者イ・ゴンヒ。
3度の有罪判決を受けながらも権力の座に返り咲き、韓国富豪№1にまでのし上がった男。
イ・ゴンヒ「大胆に捨てるものは捨て新しいものは取り入れ、構造改革を進める」
彼の経営哲学は、一人の天才が10万人を養っていくという「天才経営」。
その為になりふり構わず世界から優秀な人材を確保した。その新入社員研修は超スパルタ。匍匐前進。
そして仕上げはマラソン。(きゅうりを咥えたままで)「師匠の恩は~。空のように広い~」水分補給のきゅうりを咥え、団結力と粘り強さを養う軍隊式研修。
前に進み続けたサムスン。今や就職ランキングでもサムスン電子が5年以上連続首位。給料は韓国の平均年収の3倍以上だ。
就職倍率は20倍。時に100倍以上と狭き門なのだ。サムスンに就職する為の塾へ通うほど。
「努力したけれど失敗した、そんな経験だって正直に言えば、面接官は『合格』をくれます。」
「韓国では『サムスンで働く』ことでプライドを感じられますから、、」
サムスンを韓国国民の誇りにまで成長させたイ・ゴンヒ。
その手腕は国益でも発揮されていた。オリンピック開催を決めるIOC委員の1人でもあるイ・ゴンヒ会長。「ピョンチャン!」 「ワーーーー!」
2018年、冬季オリンピック開催を勝ち取る為、時のイ・ミョンバク大統領は当時不正資金疑惑で有罪判決を受けていたイ・ゴンヒ会長に特赦で無罪放免。
IOC委員会に復帰させ、熾烈なロビー活動を行い、見事目的を達成させたのだ。
「韓国人みんなで勝ち取ったんですよ。」まさに韓国にイ・ゴンヒあり。そんな重鎮に突如異変が。
先月11日未明、急性心筋梗塞で救急搬送。3日間の無意識状態が続き、意識不明や危篤説が流れて国内は騒然となった。現在は容態が落ち着いたと言われているが今や注目はポスト、イ・ゴンヒ。その最有力候補は長男でサムスン電子副会長のイ・ジェヨン氏なのだが・・
勝又氏「IT企業っていうのは創業者のひらめきで全部伸びてるんですよ。今のひらめき型経営者が第一線を退いた場合は、サムスンも同様の道をたどるであろうと、、」
韓国経済の命運を握るサムスン崩壊は朴大統領にとって回避しなければならない大問題。 ・・
«"ナッツ"の次はロッテに怒り爆発。韓国の財閥一族の不祥事・韓国社会の歪み 【Nスタ・特ダネ!】»2014年12月18日既に長男の 李在鎔 (イ・ジェヨン)氏(慶應義塾大学大学院経営管理研究科留学)が事実上トップなので、いまいまサムスン経営に支障はないようです。
で、先日「崔順実ゲート事件」で我が子には継がせないと国民に宣言したけど、 李在鎔の次にマトモな後継者っているのかな?
文在寅政権で「NOJAPAN」まっしぐらの韓国。「日本に学べ」精神のトップが居なくなり、もう愛社スパルタ教育も出来ない時代・・
サムスンの行く道は厳しいと思います。むしろ、よく持ち堪えているなぁと。
色々な問題を抱えているけど、次期後継者まで繋げれるんでしょうか? 合掌
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