有識者会議
TBS【News23】(2/24)で、
稲田朋美政調会長が、戦後70年談話は「首相に任せるべき」と言った事に対する、岸井成格氏のコメントを記録しました(青字はナレーション)
あとに書きましたが、そもそも村山談話は内容も採用方法も正当性がないと思うんですけど、
稲田さんの勘違いなのか、岸井氏の思い上がりなのか判断してください。
膳場氏「自民党の稲田政調会長は、安倍総理が今年夏に発表する「戦後70年談話」を巡って、公明党などが事前に各党の意見も聞くよう求めている事に対し、「首相に任せるべきだ」と強調しました。」
稲田氏「マスコミやら一部の野党はですね、(戦後70年談話に)そのある言葉を入れろとか仰ってる訳ですけど、私はですね、総理の談話なんですから、私は総理に任せるべきだと思って、、」
「戦後70年談話」をめぐっては、安倍総理が村山談話などが明記した「植民地支配と侵略」などの表現を引き継ぐことに否定的な見解を示したことから、公明党や野党が懸念を表明しています。
稲田氏はまた、太平洋戦争をめぐり日本の指導者の責任が追及された「東京裁判」についても「判決の主文は受け入れているが、理由の判断にまで拘束される謂れは全く無い」と述べました。
(VTR終了 スタジオ)
岸井氏「うーん、与党の政調会長がね、この段階でこういう発言が出るっていう事は、たいっへん驚きなんですよね。恐らくね、稲田さんの本音だし、あるいは意を決しての発言かも知れません。
しかし、かんっぜんな勘違いです(勘違い!?:膳場) 70年談話ってのはその時の総理個人の見解を示すんじゃなくてっ、やっぱり国家として歴史的な談話!(強調)ですからね、総理が変わる毎に変わっては、そういうものではないっ!っていう事だと思うんですね。」膳場氏「はい。」以上
「個人の見解ではなく、国家として歴史的な談話」なんですか・・・?
村山談話は果たしてそんな立派なモノだったんでしょうか?
《 戦後70年「安倍談話」は有識者メンバー座長がポイント&歴史認識問題の踏み絵「村山談話」の如何わしい経緯 【グッド・モーニング】》2015年02月10日抜粋
・・ジャーナリストなら、本当は村山談話に正当性がないのを知っているはず。
村山談話は代々の総理大臣が(様々な圧力で)引き継いでしまっていて、国際的に日本国政府の公式の歴史的見解のようになってしまっているけど・・・
そもそも、あの談話が出た経緯を振り返ると「だまし討ち」なのに、未だこれを引き継げという野党・マスコミの目論みに怒りを覚えます
だまし討ちで成立した村山談話
伊勢雅臣
■転送歓迎■ No.1196 ■ H18.10.09 ■ 8,621 部 ■■■■■■■
船出したばかりの安倍首相に対して、野党やマスコミは歴史認識問題で揚げ足を取ろうと、集中攻撃をしている。歴史認識問題の踏み絵のひとつが、村山談話である。これは村山富市内閣が95年8月15日に閣議決定した談話で、第二 次世界大戦で日本国が、「国策を誤り」「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」と反省と謝罪に徹した内容である。
安倍氏は首相就任前から村山談話の見直しを示唆する発言をしていたが、それに対して、朝日新聞は「安倍氏、村山談話踏襲明言せず」「アジア外交に不透明さ」(9月7日『朝日新聞』)と、批判の声を上げていた。
10月2日の安倍首相の所信表明演説に対する各党代表質問では、鳩山由紀夫・民主党幹事長が、「(首相は)戦争に関する認識を語らず、歴史家に委ねると言い逃れている」と厳しく 追及した。これに対して、安倍首相は村山談話を引用し、「わが国はかつて植民地支配と侵略で多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えた」と従来の見解を踏まえる考えを示した。
野党や一部マスコミが揚げ足取りを狙うのに対して、持論を抑えた「安全運転」ぶりを見せた新首相だが、いずれ政権基盤 が固まった段階で、この村山談話の見直しをぜひお願いしたい。
この点で、櫻井よしこ氏が、村山談話の「出自の卑しさ」を論じている一文が注目される。
村山談話には出自の卑しさも目立つ。それは同談話の閣議決定に至る過程に明らかだ。まず談話の前段として95年6月9日の「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決 議案」があった。
「謝罪決議」と通称される同決議は「我が国が過去に行ったこうした(数々の植民地支配や侵略)行為」に「深い反省の念を表明」する内容だ。
官報によると、同決議採択のための衆議院本会議の開会は95年6月9日午後7時53分、山崎拓氏らが提出してあっという間に可決、7時59分に散会となった。この間、わずか6分である。
この間の経緯を当時衆議院議員の西村眞悟氏が『諸君!』05年7月号に次のように書いた。
自社さ政権の下で国会における謝罪決議が構想され始めたが、反対の声は超党派で強まり、決議案が上程されても否決されることが明白になった。すると6月9日の金曜日、「本日は本会議なし、各議員は選挙区に帰られたし」との通知が衆議院内にまわされ、反対派の議員らは選挙区に戻った。そのすきを狙ったかのように、土井たか子衆院議長が金曜日の午後8時近くという遅い時間に本会議開会のベルを押した。
結果として265人の議員が欠席、議員総数509人の半数以下の230人の賛成で決議案は可決。だが、参議院は採決を見送った。
どう見てもこれはだまし討ちだ。精神の卑しさを強調するゆえんである。
せっかくの決議なのに権威もなく、評価もされない。そこで村山首相らは次に総理大臣としての談話を出す道を選んだ。
95年8月15日、氏は、学者や谷野作太郎外政審議室長ら少数の官邸スタッフらと練り上げた談話を閣議に持ち込み、古川貞二郎官房副長官が読み上げた。「閣議室は水を打ったように静まり返った」と報じられた。
事前説明なしで突然出された談話に、閣僚は誰ひとり反論していない。自民党にとってこのことこそが痛恨の一事だ。細川護煕政権の誕生で下野し、理念の全く異なる社会党の、首相たる資格の片鱗(へんりん)さえ備えていない人物を首相に据える禁じ手を以て、自民党はようやく政権を取り戻していた。自信喪失のただ中で、自民党は真っ当な価値判断を下し得なかったのだろう。[1]
櫻井よしこ氏は、こうした村山談話の「卑しさ」を踏まえた上で、こう結論づけている。
村山談話にとらわれることは、自社さ連立政権当時の、異常なる政権の揺らぎの中に没し続けることだ。そんな地平に日本の未来はないだろう。誠実で誇りある歴史認識を、新たに打ち立てることが、次期首相の課題である。[1]
安倍首相には、ぜひこの言葉を肝に銘じて、いずれ政権基盤が固まった段階で、村山談話を継承すべきかどうか、国会で本格的な論戦を展開してもらいたい。
■参考■
1. 産経新聞「【櫻井よしこ 小泉首相に申す】踏襲必要ない村山
談話」H18.09.14 東京朝刊 3頁もう1つ、↑この件の裏づけとして、自民党離党以来、常に行動を共にしてきた鳩山由紀夫の腹心、栃木県元参議院議員・やなせ進氏でさえ、こう書いています
これ、第一次安倍内閣の時の記事ですが、経緯を見ると、ますますどういう談話に修正すべきか分りますね。日本の歴史認識に関わる事だからこそ、その踏み絵を乗り越えて世界に向けての新しい談話にすべきです
で、TBSは報じなかったけど、稲田氏はこの講演で、「歴史認識で大切なのは、事実があったかなかったかだ」とも語り、先の大戦を改めて振り返ることの必要性を指摘したそうです。
あと東京裁判は戦勝国の見せしめ・報復の要素が大きいけど、その東京裁判でも出てこなかった数字がいま一人歩きしているんです
《稲田朋美氏質疑「訟務局復活・アメリカの教科書の(慰安婦を「天皇からの贈り物」)慰安婦・(40万人虐殺)南京事件記述問題」書き起こし 【NHK国会中継】》2015年01月30日 抜粋
稲田氏「・・裁判で争わなかったのは事実だ。
争わなければ、弁論主義・当事者主義があるので、それが事実として判決の理由中に書き込まれてしまうという事が、非常に日本の名誉を毀損してきた。
その結果、いま大変懸念すべき事態がアメリカで起こっている。党の中曽根委員長の下で日本の名誉と信頼を回復する為の特命委員会 でも取り上げたが、
アメリカのマグロウヒル社の(カリフォルニア州の公立の高校の)教科書の慰安婦に関しての記述は、
軍用売春婦で働かせる為に最大20万人の14歳から20歳までの女性を強制的に募集し、天皇からの贈り物だとして軍隊に供用したと。そして売春サービスに強制的に組み込まれた慰安婦の方々は、多くが殺害され、戦争終結にはもみ消しの為、多数の慰安婦が殺害されたという、
全く事実に反する虚偽の、日本の名誉を毀損する、私達の先人が強姦・殺人・誘拐犯の集まりだと教えられている。
南京事件についても、日本軍は2ヶ月以上に亘って7000人の女性を強姦し、数十万人の非武装兵士と民間人を殺害し、40万人の中国人を殺したと。もう東京裁判にすら書かれていない事がアメリカの教科書で教えられている。
これは決して過去の問題ではなく、現在進行形の、、例えばアメリカに居る日本の子供達の人権が侵害されているものだと思っている。
このような事態に至った1つの原因が、やはり繰り返される戦後保障裁判で国が[E:danger]全く事実関係を争わず、それが全部判決の中に書き込まれ、そしてそれが権威のある日本の裁判所の判決の中の事実認定だという所に大きな原因があると思う。」・・
岸井さん((父は日本共産党の元衆議院議員の岸井寿郎))、70年談話の有識者会議メンバーには、朝日新聞と毎日新聞の人も入っているんだし、この段階でこういう発言をするマスコミ・野党は如何なものかと思いますよ。
メンバーにはほかに、首相に近い国際政治学者の中西輝政・京大名誉教授(67)が入ったほか、三菱商事会長で経団連副会長の小島順彦氏(73)、外務省OBの岡本行夫氏(69)と宮家邦彦氏(61)、元防衛大学校長の西原正氏(77)らが名前を連ねた。メディアからは飯塚恵子・読売新聞アメリカ総局長、山田孝男・毎日新聞政治部特別編集委員が入った。
おまけ
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