普久原均
TBSだけの独占っぽいんですが、沖縄紙がすっぱ抜いた2つの記事、完全オフレコの「琉球新報」と、鳩山氏の抑止力は方便発言の「沖縄タイムス」の担当者インタビューを記録しました(青字はナレーション) まずは、TBS系【ニュースバード】より、「琉球新報」編↓
・・・95年のアメリカ軍兵士による少女暴行事件について、一川大臣は国会で「正確な中身を詳細には知らない」と答弁。そして、この問題の発端となったのが前の沖縄防衛局長の不適切な発言だった。
Q.実際の言葉遣いは何って言ったと言ってるんですか?
普久原編集局次長「はい、田中局長はですね『これから犯す前に犯しますよ、と言いますか?!』と発言してるんですね。」(琉球新報 記者から発言内容を聞いた)
この発言を最初に報じた沖縄の地元紙「琉球新報」が「報道特集」のインタビューに応じ、沖縄防衛局側に報道することを通告した際、次のように返答されたという。
普久原編集局次長「(沖縄防衛局は)『オフ懇だよ、オフレコだよ。それでも書くの?』 という風に言ってですね、『こうなったら新報さん出入り禁止(取材の禁止)にすることになるよ』と」(琉球新報 )
そして、琉球新報は沖縄防衛局側に「局長の正式なコメントがほしい」と申し入れたが、コメントは得られなかったという。
普久原編集局次長「非常に、あのー、人権意識が欠けたですね、酷い発言。で、ある種、沖縄の県民全体をですねぇ、小ばかにしたような発言だと思うんですね。
私共(琉球新報)が書かないと、おそらく闇に葬られたと思いますね、この発言自体が」
沖縄防衛局の池田報道室長は「報道特集」の取材に対し、「完全オフレコだったので否定せざるを得ない。それに新報さんがおっしゃられたような発言は局長はないと言っていた」と答えている。以上
次に今年二月、【朝ズバッ!】より「沖縄タイムス」編↓
《『抑止力は方便』発言を引き出した沖縄紙記者のコメント 【朝ズバッ!】》より抜粋
(政権交代前から今までの「最低でも県外活動」の詳しい経緯、沖縄県民の声など 略)
アメリカ軍普天間基地の移設をめぐり、名護市辺野古とした理由を『抑止力とした事は方便だった』と発言した鳩山氏。昨夜地元紙が伝えている事は真意ではないと釈明しました。
鳩山氏「真意が必ずしも伝わっていないと思っています」
「普天間という事だけ考えた時の『抑止力』という言い方は、必ずしも言い切れるかどうかという事では自信がないという事で申し上げて、
そこで、『(記者から)それは方便として?』という風に言われたものですからっ、まっ、そういう風に言われたら、そういう部分があったかも知れないという風に申し上げたんですが、今、申し上げたのはワタクシの真実の思いであります。」
Q:「記者からの問いかけに対してお答えになられたと?」 鳩山氏「そうです!」これに対し、実際にインタビューをした沖縄タイムスの西江記者は・・
西江氏「海兵隊の抑止力ってのがが使えるなと。いわゆる後付けだったという事を明確に仰ってたので、『方便』という言葉はともかく、
後付けだったというのは明確だったもんですから、その鳩山元総理に否定されるというのはちょっと違和感は感じますねぇ。まぁ"開いた口が塞がらない"というそういう思いでしたね。」
琉球新報社の松本政治部長は・・
松本氏「政党の約束や政治家の公約の軽さ、言葉の軽さというものをですねぇ、非常にあのまぁ、怒りや失望感や諦めというその複雑な感情を抱きながら、まぁ受け止めざるを得ないと、、怒りが7割、冷めた受け止め方が3割というのがそのー、沖縄社会の方便発言に対する受け止め方かなー、、」
なんか、両方とも簡単に釣り針に引っかかった感じですね。エサを撒かれて見事に食いついて、記事にされちゃったカンジ。まっ、この場合、トラップに引っかかるほうがバカ。
こうなったらどちらも疑心暗鬼で、胸襟を開いて膝を交えて語り合うなんていうのもムリムリ。
もう沖縄問題グチャグチャで、このままだと普天間がそのまま残っちゃうけど、それで沖縄の人たちも本当にいいんでしょうか?! なんにせよ、民主党政権に沖縄問題の解決は絶対にムリ。
江田けんじ氏が書いた、自民党時代の交渉過程を読んで確信しています。
パンドラの箱を開けた(上)・・・普天間基地移設の迷走 2009年11月16日
普天間基地の返還。それは、当時の橋本首相がまさに心血を注いで成し遂げたものだ。元々、幼少期かわいがってくれた従兄弟を沖縄戦で亡くしたという原点もあり、何度も沖縄入りし、都合17回、数十時間にわたり、当時の大田沖縄知事と会談して、まとめあげたものだ。
それが、鳩山民主党政権の、口先だけの、机上だけの、パフォーマンス政治で台無しにされようとしている。最も致命的なことは、この政権で誰一人、当時のように、血ヘドを吐き、地べたをはいずり回るような調整もせず、沖縄の声にも真摯に向き合わず、「やれ県外だ、国外だ」「いや嘉手納への移転だ」と「ほざいている」だけのところだ。
県外や国外への移設。それに越したことはないだろう。であるならば、そんなことは、ある程度、県外や国外に具体的な移設先を想定し、実現可能性を探った上で言うべきだろう。しかし、この政権では一切、そうしたことをした形跡がない。いたずらに、沖縄県民の期待だけを煽って、一体、どうおさめようというのか。私には、もう「パンドラの箱」を開けてしまったようにしか思えない。(続きを読む)
鳩山さんは「命がけでやる」と言ってたけど、今何してるのでしょう??
野田さん、まだ沖縄に一度も行ってないですよね?!
民主党政権には、心血を注ぐという気概・覚悟が全く見えません。
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