日米安全保障条約
米メディアが報じた、トランプ大統領の『日米安保は不平等だとして破棄に言及した』件を、
「アジア目線」で取り上げていたので記録しました(青字はナレーション)
あと、(日本では報道されなかったけど) イギリスのフィナンシャルタイムス1面で「『何故アメリカの若者が日本の油を守る為に危険な任務をするのか』『これは武士道ではない。臆病者だ』と書かれた2004年、タンカー『高鈴』武装集団襲撃事件も紹介します。
(スタジオトークはやや要約)
アナ「日本政府の報道官である菅官房長官は、アメリカ側が日米安全保障条約を破棄する事は無いはずだと述べました。アメリカのメディア・ブルームバーグは『トランプ大統領が私的な会話で日米安全保障条約の破棄について言及した』と伝えていました。」
戦後の困難な時期に署名された日米安全保障条約は、歴史的にも重要な意味を持った条約と捉えられています。そこでトランプ大統領が日米安全保障条約の破棄に言及したという報道に多くの専門家は驚いた筈です。この安保条約はアメリカが日本の防衛義務を負う代わりにアメリカ軍が日本に軍の基地を持つ事が許されており、現在、日本駐留アメリカ軍の規模はおよそ5万人です。
日米安保条約は2国間の条約以上の意味を持ち、アジア・太平洋地域の安全に対する保障でもあり、この地域の経済的な発展にも貢献してきたのです。
女性アナ「日米安保条約について、アジア・太平洋地域の経済的な発展に貢献してきたと伝えていましたね。」日本の米軍基地はアジアの安全に資すものだから、アジア各国が日米安保条約破棄の話に注目するのは当然ですね。
アナ「それだけに今回驚きを以て伝えられたと感じる。ブルームバーグの記事についてアメリカ国務省の報道官は25日『記事には全く根拠が無い。アメリカは日米安全保障条約を守る』と否定した。ただその一方で『アメリカは同盟国が防衛責任を公平に分担することを期待している』として駐留経費などの負担を増やすよう求める立場も示している。
日本の安全保障の根幹に関わる問題だけに、今後もこの問題に注視する必要があると思う。」
これがフェイクニュースだとしても、良い機会だから日本側として議論すべき。
アメリカの対China政策を考えても、日本からの米軍撤退はあり得ないし、実は日米安保条約は日米ともウィンウィンなんだけど、トランプ大統領がそれを理解しているかは不明💦ディール用に言ってる可能性あり。ただ「自分の国は自分で守れ」というのは正解。
日本人は平和ボケしているから、何かあったらアメリカが助けてくれると何となく刷り込まれているけど・・アメリカからしてみれば、日本を守るためにアメリカ人の若者が命が賭すなんてナンセンス。
すぐに思い出すのは、ヒゲの隊長が事ある毎に話すこの件
«「集団的自衛権」ホルムズ海峡"機雷除去"の必要性は!? 浦川アナの解説と佐藤正久議員の大きな認識の違い 【おはよう朝日です】»2014年07月15日
関連記事・・油の備蓄が半年あろうが、ホルムズ海峡に何かあったら株価が一番下がるのは日本。
で、中小企業が倒産したら自殺者がいっぱい出るし、取り返しのつかない本当に大変な事になるんです。
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ホルムズ海峡に機雷が撒かれた場合・・・日本がそこにおいて一番恩恵を被っているのに、高い掃海能力を持っているのに、本当に何もやらなくていいのか?
日本に油を運搬している外国船を護るなど、外国との信頼関係上、選択肢が必要という視点で、佐藤正久議員のホルムズ海峡の機雷除去の質疑部分のみ要約しました。これぞ、国益を考えに考えての真剣な議論です。
佐藤正久議員「・・2004年に派遣されたイラクにいた。ペルシャ湾で日本のタンカー『高鈴』が武装集団の襲撃を受けた時、護ってくれたのはアメリカの海兵隊とコーストガード。結果3名の若者が命を落とした。
当時は海自がインド洋で給油活動をしていたので、アメリカは日本政府に『同じ活動をやっている仲間を助けるのは当たり前だ』と言った。
ところが選挙で負け衆参のねじれにより、野党に『インド洋の給油活動は憲法違反』と指摘され中断した。その時現場では色んな批判を受けた。
『何故アメリカの若者が日本の油を守る為に危険な任務をするのか』と、イギリスのフィナンシャルタイムスは1面で『これは武士道ではない。臆病者だ』とガラッと変わった。これが現実の世界だ。
衆議院の2/3を使って再開された時に横須賀から出航した海自の司令官は、政治家・マスコミ・一般の人の前でこういう挨拶をした。
『憲法違反と言われた我々にも意地と誇りがあります。日本の国益の為にしっかり汗を流して参ります』
普通は自衛官はなかなかここまで言わない。その位の覚悟でやっている。
その位油の道は極めて大事だと皆分かってる。皆で護り合う。まさに一国平和主義なんて通用しないという例だと思う。
・・日本では報道されませんでしたが、2004年4月、日本の30万トンのタンカーの「高鈴」がイラクのバスラ港沖で原油を積んでいた際に自爆テロボートに襲われた。そのときに身をていして守ってくれたのは、3人の米海軍軍人と沿岸警備隊員でした。彼らは日本のタンカーを守って死に、本国には幼い子供を抱えた家族が残された。みんながみんなを守りあっているのです。・・トランプ大統領の、ホルムズ海峡はそれぞれ(日本6割・中国9割の石油)が守れというのはご尤も。
トランプ氏は24日、ツイッターへの投稿で「中国は原油の91%、日本は62%、他の多くの国も同様に(ホルムズ)海峡から輸入している。なぜ、われわれが他国のために無償で航路を守っているのか。これらの国は危険な旅をしている自国の船を自らで守るべきだ」と指摘した。上念司氏がいつも言ってるように「アメリカは敵にすると恐ろしい国」だから、ポチだの言われても同盟国でいるのが最上の国益。その上で、日米は助け合えるのか?! が問題。
第三者が見て「武士道じゃない!臆病者!」と誹られぬ国に日本は戻らないと、キャンキャン言うだけのお荷物ポチと見做されます。
そもそも「武力放棄」を謳った今の「日本国憲法」は、「日米安全保障条約」との合わせ技。
選挙で「日米安保を真剣に考え、憲法改正を問う」・・機が熟した感。
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