年越し派遣村
TBS【Nスタ】(7/28)で、
「大阪・西成で一斉摘発、違法露店の実態」としてJNNの潜入取材を報じていたんですが、上辺だけの取材でなんとも中途半端な報道でした
薬の転売・不正受給のカラクリの部分は、過去のテレビ朝日系の報道が詳しいので合わせて紹介します(青字はナレーション)
まずは、JNNの潜入取材の薬の露店の部分
道路を“違法占拠”の露店を一斉摘発 大阪・西成 (動画アリ)
・・・そして、客の数もピークを迎える頃、こんな商品が露店に並び始めました。
記者「すごい…薬が売られている」「これいくらですか?ロキソニン。」
露天商「2枚500円」 記者「ロキソニン(鎮痛剤)?」露天商「1枚500円」「正直言って福祉(生活保護)だけではお金足りないじゃないですか。」
記者「生活保護をもらってる人が薬もらって売りにくる?」 露天商「そうそう」
大阪府警は、28日の摘発でこうした薬なども押収していて、立件に向けて捜査を進めています。以上
番組冒頭、竹内明アナが「(日雇い労働者の街「あいりん地区」(大阪市西成区)の路上の露店は)戦後のヤミ市のようだ」と言っていたけど、まさにそんな感じ。
でも、「潜入取材・違法露天の実態」と大々的に報じていた割には、こんなんじゃ実態がよく分かりません。
「ヤミ金長屋」も「薬の転売」も、生活保護の不正の象徴ですが、そのへんは2~3年前のテレビ朝日系の番組の取材の方がよく分かります
《生活保護"不正"の実態「ヤミ金長屋」「薬の転売」 【スーパーJチャンネル】》2012年3月
生活費に困り、ヤミ金業者に手を出す。あいりん地区では生活保護を支給される口座を担保にカネを貸し、違法な金利を取る「ヤミ金長屋」が問題となっている。
睡眠薬の違法販売も横行。
生活保護者に医療費の自己負担はない。睡眠薬をタダで大量に入手し、それを転売するという悪質な受給者もいる。
大阪市では支給額の半分近くに及ぶ1200億円あまりが医療費で不正に請求されていた。
世耕議員「本当に助けなければいけない人が困っているケースもたくさんありますし、で、逆に生活保護の方が条件が良いからですねぇ、安易に生活保護の方へ流れているというケースというのもあると思います。」
野田政権を解散総選挙に追い込みたい自民党。
次の総選挙に向け、現在およそ3兆円がつぎ込まれている生活保護費を8000億円程度削減する事を検討している。
生活保護費が増えたのは、障害のある人や高齢者以外の受給者が急増した事も関係している。
自民党のプロジェクトチームは、2008年の翌年から暮れにかけて行われた「年越し派遣村」が影響していると指摘。
厚生労働省が生活保護の認定基準を緩める通達を出した結果、一気に受給者が膨れ上がったと分析している。
三原議員「私が想像していたよりも、実際、若い年齢の方々が非常に多いんだなという事を実感させられました。」
一方、民主党の元厚生労働大臣・長妻昭政調副会長は・・
長妻議員「不正はですね、これはもう徹底的に取り締らなければいけないと。ただ注意しなきゃいけないのは、じゃ生活保護全体をですねぇ、あのー、おかしいんだと、不正なんだという目で見てですね、それを削り込んでいくというのは非常ーに注意しなきゃいけない。」以上
こんなカラクリも取材していました
《大阪市の生活保護の驚くべき実態、不正受給指南役の証言 【キャスト】》 2012年6月
・・この男性は今日、11万円を受け取った。生活保護の受給者は、今年209万人を超え、過去最多を記録した。取材を続けるとある男性が気になるコトバを口にした。
受給者の友人「病気とは言ってますけど、割と遊びまわっているようなイメージが強いですね。"(生活保護費)1回貰っちゃったらもうなんか働けない"ってのは言ってましたね。結構ゲームやったりとか、自分より良い物持ってたりとか、まぁパソコンに普通にゲーム機とかあるって聞きましたけど、はい。
正直、働いているのがバカらしくなるかなってのがありますよね、そういう話聞いちゃったら。」
そう、生活保護の不正受給者がいるというのだ。
ネットの書きこみサイト、そこでは生活保護をナマポと表現し、不正受給を匂わせるような書き込みが多く見られる。「今日もナマポでメシが美味い」「ナマポ与えて俺を働けない体にした政府には、俺たちが死ぬまで保護し続ける義務があるだろ」これは生活保護の受給の方法を解説するDVDソフト。
メイドの格好をした女性が「働きたくない」という人に向け申請書の書き方などを詳しくレクチャーしている。 こうしたDVDソフトやネットに氾濫する、生活保護マニュアルによって本来受ける必要がない受給者が増えた可能性も指摘されている。
キャスト取材班は、ここ西成区で生活保護を不正に受給する手口を指南していたという男性に接触する事が出来た。
指南した男性「ワシが世話した人間では300位やろな。300人位は世話しとんな。知ってる限りでは40代から50代が多いな。
ワシから言わせたら(受給者の)80%は仕事できるやろ。」
不正受給は確かにあった。さらに驚くべきその手口を我々に明かした。
指南した男性「書類を揃えなあかん行政があるわけよ、な、そやからそういう時には、入院させた方が早い。もう入院 イコール 生活保護 決定や。
『腰痛い』とか言え 腰やったらレントゲン映らん。たら即入院や。そういう事はな、教えるわな。
(Q. 痛くないのに痛いと言えと?) うん、そない言うわな。その方が手っ取り早いもん。」
医者の診断書があればより手っ取り早く受給にこぎつける事が出来ると言う。
指南した男性「この人は軽い仕事しか出来ませんとか、な、(医者に)書いてもろたらもう生活保護や。ホームレスをな、募集するように入院さす病院が何軒かあるわけよ、
(ピー・ピー)西成では。京橋ではな(ピー)ほいで森ノ宮・たまつくりではな、(ピー)診療所)とか、、」
最後に生活保護の実情についてこう漏らした。
指南した男性「貰いやす過ぎるやろなぁ、ワシから言わせたら(笑) 簡単にくれるやろなぁ。」
西成区在住の30代の男性。過去に不正受給をしていたと話す。
不正受給していた男性「生活保護のお金は安定したお金。まぁ言やぁ基本給みたいなもんで、日雇いに行くっていうのはまぁ残業代みたいな感じやからな、言い方は悪いですけど。」
この男性、日雇い労働で収入を得ていたにも関わらず役所に申請せず不正に生活保護を受け取っていたのだ。
不正受給していた男性「その名前を変えて、結局仕事に就くと。(稼いだ)お金は生活費に充てて、保護のお金はまぁ家賃なり光熱費とかに充てていたという感じですね。
(Q.二重取り?) そうですね (Q.チェックはされない?) 家庭訪問とかそれが大体月に1回から二ヶ月に回の割合で、前もって連絡があるんで、どうしてもその時さえいてればあとは大丈夫みたいな事です。」
全国最多の生活保護受給者を抱える大阪市。大阪市は先月から全区を対象に、警察OBを含む"不正受給対策チーム"を発足させ、不正の有無の調査に乗り出している。
ちなみに、しっかりと取材したVTRに対して、スタジオではコメンテーターがフォロー?していましたけどね^^;
《生活保護費不正受給・あいりん地区薬物摘発者の約4割が生活保護 【キャスト】》2013年2月17日
・・これは大阪府警が押収した密売用の覚せい剤。封筒には、携帯電話の番号が・・・リポーター「ここ、あいりん地区では薬物の密売がいまだに後を絶ちません。警察によりますと、路上のあちこちに薬物の密売人が暗躍しているといいます」
ここ数年は、路上で手渡すタイプの売買が横行しているという。
封筒にあった携帯番号は密売人と連絡をとるためのものとみられる。
"あいりん地区"で去年一年間に薬物事件で検挙されたのは421人、大阪府全体の検挙数のおよそ5分の1にあたる。
このうちの少なくともおよそ4割が生活保護の受給者だ。
そして、その半数近くが生活保護が支給された日から10日以内に検挙されているという。地元の人「生活保護をもらってる人でないとお金ないでしょ、この辺の人。生活保護もらってる人が多く(覚せい剤)やってるみたいですねぇ。」
地元の人「みんな知ってるよ。(Q.薬物の売買している事を?) 知らん方がおかしいやろ。」
大阪府警は、「あいりん地区の薬物を撲滅することが、大阪全体の薬物撲滅につながる」として今後も取締りを続けていくことにしている。以上
(VTR終了 スタジオトークはやや要約)
伊藤アナ「まあ生活保護、安倍政権では個々の問題も!と言われている中、ただこれではと大谷さん思うんですよねぇ」
大谷氏「これがまたねえ、刑期を終えてどうせ生活ができないとになれば、行政としてほっとけないという事になれば、また支給してしまうということであれば堂々巡りですよね。何とかしなきゃいけない時代ですよねぇ。」
藤井氏「街の方で『生活保護をもらっている人が薬物をやっている』という言い方をしていたが、まああれは逆転していて、本当は違っていてね、やっぱりそれもらっている人=犯罪者という見方になってしまう。
そうではなくて、やっぱり大谷さんは言われたように、薬物という犯罪を犯して社会に帰って来ても、それを構成する施設とか制度がちゃんと日本にはないのて゛、そうするとまた働けない。そうするとまた働けないくなっていやになってまた薬物に手を出すそういう悪循環で、どっかで止める仕組みを作らないとこの問題は解決しないと思いますね」
伊藤アナ「西成にくれば薬物は手に入ると思って、大阪以外に居住していた人たちが来ているって人も80人検挙されているいうことで、ここをしっかり断たなければというところですね。」以上
生活保護受給者1人の医療費は一般よりも2.6倍 なので、今年の3月に生活保護受給者への処方、後発薬(ジェネリック)を75%超に 厚労省が通知 し、100億円超の保護費の削減を目指しているそうです。
それにしても西成・あいりん地区の露店摘発はいたちごっこですね。
日本にまだこんな、無法地帯が残っている事が残念です。
生活保護費を食い物にしようと集る組織を徹底的に撲滅すべきだし、外国人への生活保護措置は本当に即刻止めるべき。
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テレビ朝日【スーパーJチャンネル】(3/19)、
自民党のプロジェクトチームが大阪のあいりん地区を視察したニュースで、生活保護費の不正の実態を報じていたので記録しました(青字はナレーション)
女子アナ「増え続ける生活保護。
今日、自民党の議員たちが、大阪のあいりん地区を視察しました。今問題となっている生活保護不正受給の実態とは。」
西成区職員「西成区の、・・状況としましては、日本全国のいろいろな社会問題を集約した形で表している、、」
自民党議員を前に説明する市の職員。問題としているのは多くの日雇い労働者が集まる通称「あいりん地区」。
レポーター「自民党のプロジェクトチームが今こちらを出発しまして、これから西成区の生活保護関連施設の視察に今、向かいます。」
職員「ここはですねぇ、紹介窓口と言いまして、本人の特性を把握した上で紹介する場合はここへ、、」
(生活保護)費用は3兆円を突破。受給者は去年208万人を超え、過去最高を記録。
国と地方の財政を圧迫している生活保護。全国の市町村で受給者が最多の大阪市。
あいりん地区では税金で賄われる生活保護が適正に使われていないという大問題が起きているのだ。
生活保護が支給される日の西成区役所。早朝から保護費を受け取るための行列が出来る。
だが、一部の受給者の使い道は・・
(パチンコ屋の前)生活保護受給者「福祉(生活保護)で飯を食うだけだったら何の楽しみもない」
パチンコなどのギャンブルに使うという。
生活費に困り、ヤミ金業者に手を出す。あいりん地区では生活保護を支給される口座を担保にカネを貸し、違法な金利を取る「ヤミ金長屋」が問題となっている。
睡眠薬の違法販売も横行。
生活保護者に医療費の自己負担はない。睡眠薬をタダで大量に入手し、それを転売するという悪質な受給者もいる。
大阪市では支給額の半分近くに及ぶ1200億円あまりが医療費で不正に請求されていた。
世耕議員「本当に助けなければいけない人が困っているケースもたくさんありますし、で、逆に生活保護の方が条件が良いからですねぇ、安易に生活保護の方へ流れているというケースというのもあると思います。」
野田政権を解散総選挙に追い込みたい自民党。
次の総選挙に向け、現在およそ3兆円がつぎ込まれている生活保護費を8000億円程度削減する事を検討している。
生活保護費が増えたのは、障害のある人や高齢者以外の受給者が急増した事も関係している。
自民党のプロジェクトチームは、2008年の翌年から暮れにかけて行われた「年越し派遣村」が影響していると指摘。
厚生労働省が生活保護の認定基準を緩める通達を出した結果、一気に受給者が膨れ上がったと分析している。
三原議員「私が想像していたよりも、実際、若い年齢の方々が非常に多いんだなという事を実感させられました。」
一方、民主党の元厚生労働大臣・長妻昭政調副会長は・・
長妻議員「不正はですね、これはもう徹底的に取り締らなければいけないと。ただ注意しなきゃいけないのは、じゃ生活保護全体をですねぇ、あのー、おかしいんだと、不正なんだという目で見てですね、それを削り込んでいくというのは非常ーに注意しなきゃいけない。」以上
このニュースに関して、大谷昭宏氏のコメント(要約)
大谷氏「暴力団の貧困ビジネスが横行している。自民党が8000億削るというのであればこれを食い物にしている連中をまず切れ。不正だと言う前に本当の不正の部分の方をまず切れ」
生活保護が膨れ上がった背景はいくつもの原因が考えられます。(本当に困った人を除く)
もう全く働く気がなくて、パチンコやギャンブル漬けの怠惰な人間に優しい政策。
働けるのに安易な気持ちで申請する若者。
あと、外国人の申請急増。
《片山さつき議員指摘の外国人生活保護受給問題「他国では領事館で面倒見るのが当然」》より
2009年TOP3
1位:韓国・北朝鮮 24,827世帯
2位:フィリピン 3,399世帯
3位:中国 3,354世帯2008年TOP31位:韓国・北朝鮮 23,232世帯
2位:中国 2,843世帯
3位:フィリピン 2,841世帯2007年TOP31位:韓国・北朝鮮 22,918世帯
2位:中国 2,960世帯
3位:フィリピン 2,639世帯