平和ボケ
湯川遥菜さんに続き、後藤健二さんも残忍な形で殺害されました。
これは、ISISの日本全体に対する挑戦です。平和国家・日本が試されています。
ISISは、この二人を最初から殺害する気だったように思います。
最も日本人にショックを与える形で、しかも世界に最大のインパクトを与える為に(ヨルダンを巻き込んで)
10日余り揺さぶり続けた挙句、当初のテロリストとしての目的を達した・・
「日本」は最大限の宣伝に利用されたんだと思います。
日本は元々「テロと戦う」と表明しているG8国であり、アメリカの同盟国です。
「日本だけはテロは起こらない。日本には憲法9条があるから。」なぞと言う論理は、国際社会にはまったく通用しません。
まして「集団的自衛権」の件なんて全く関係ありません。
アルジェリア人質事件を思い出せば・・このような事が起こるのは時間の問題だったかと。
多くの犠牲者を出した日揮は、アルジェリアで天然ガス掘削事業を行っていました。
海賊がウヨウヨいる危険なソマリア沖を石油やLNGを運んで来るのも、
私達が日本人で暢気に暮らせるのは、このように命がけでエネルギーを確保してくれる人達のお蔭さま。その活動を全力で支えるなんらかの警護システムを考えるのは当然です。
日本政府の、イスラム諸国への人道支援の今までの方針を絶対に変えてはならないし、
必要以上に脅えてはならないけど、
在外日本人においては、ISISによるテロ・誘拐に、更に備えなくてはいません。
で、安倍総理の国会答弁「自衛隊の活用」がマスコミに物凄く叩かれているけど
安倍首相「邦人救出に自衛隊を活用したい」:イスラム国人質事件を踏まえ newclassic-2015/01/29
救出は国の責任安倍首相は、29日に開催された衆院予算委員会で、日本人人質事件を踏まえた上で、「領域国の受け入れ同意がある場合は、自衛隊の持てる能力を生かし、救出に対応できるようにするのは国の責任だ」と答弁した。
今国会では、安全保障関連法案が提出される予定となっているが、イスラム国の事件を受けて同法案の成立に強い意欲を持っていることが明らかになった。
「イスラム国」は対象外ただ、昨年7月におこなわれた閣議決定において、法人を救出する際の自衛隊は「その領域において権力が維持されている範囲」と限定されている。「イスラム国」の支配地域はこの要件に該当しないために、対象外とになると考えられている。
議論する事も許さないというのは、愚の骨頂!平和ボケ!
今度、安倍政権への批判とともに「イスラム国を刺激しないようにしよう」とか言い出すお花畑の勢力が一層出てくると思うけど、
ISISはそんな生やさしい集団じゃないし、それこそテロリスト達の思う壺。
「話せば分かる」「対話が大事」なんて絶対に通用しない。
もし、テロリストの要求に譲歩する姿勢をほんの少しでも見せたら、「日本は脅せば国の政策を変える国」と世界中が認識します。
「テロに屈しても人質解放を!」と言う人達は、少し落ち着いたらそのへん良く考えてほしい。
いまテロリスト集団は、服従しない相手は即敵とみなし、躊躇せず斬首していっている状況です。
今はもう国と国との戦争の時代じゃなくて、間違いなく(終わりが見えない)テロとの戦いの時代に入っています。
平和ボケの日本人が、それを認めてしっかり腹を括らないと、テロリスト側は今後ますます日本を揺さぶり続けると思います。
今後は日本国内の治安維持も徹底的にやるべきだし、法の整備を急ぐべき。
そして今こそ、「自己責任論」をしっかり議論しなければいけません。
平和ボケ日本は、この二人の人質殺害事件を教訓にすべきです。 合掌
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