安藤紘平

2009年10月01日23:56「#国立メディア芸術総合センター」の今後 NHKニュースウォッチ 9

国立メディア芸術総合センター計画は、水の泡になったわけではなく、

形を変えて民主党がナンカしてくれるかも~! という話を昨日の、NHK【ニュースウォッチ9】でやっていたので記録しておきます。(青字はナレーション)

-VTR-

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そもそもの目的は何だったのか。海外での人気がすっかり根付いた日本のアニメやマンガなどのコンテンツ産業。市場規模は、14兆円 

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政府は、6年前知的財産戦略本部を設置し、21世紀の日本の主力産業に育てようと取り組んで来ました。その要となる施設だったのです。

011 漫画家の里中満智子さん。知的財産本部の委員を務めるなど、

国のコンテンツ産業を振興の戦略作りに関わってきました

里中氏「本当はもっと有効に売れるにもかかわらず、売り損ねている部分がいっぱいあるんですよ。

で、もっと胸を張って堂々と国をあげて売り込みをかければ、文化戦略として貿易効果としてもっともっと今の数倍の効果が上がる・・」

コンテンツ産業の振興が何故無駄を指摘される巨大な施設にあったのか、具体的な計画は去年8月から動き始めていました。

文化庁はアニメやマンガなどの分野で活躍する7人の委員を集め、有識者会議を設置、海外への発信や交流の拠点をどう作るべきか検討を始めました。

012 013委員の一人だった早稲田大学の安藤紘平教授です。

拠点の中身をどう充実させるか委員からは様々なアイデアが出されたと言います。

安藤氏「どういう形で人材育成して、新しいコンテンツを創造してどう発信していくか。

まぁ要するに保存育成創造発信という4つのキーワードをどういう風に文化として生かしていくか・・」

委員たちが参考にした施設があります。京都国際マンガミュージアム京都市が3年前に作りました。

運営はマンガ学部を持つ地元の大学が行い、日本の古いマンガから海外でも人気のアニメまで30万点に上る資料を集めました。

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015 京都を訪れた外国人の観光拠点になっています。

この施設の注目点はコストを抑えて作られたことです。

実はこの施設、廃校になった小学校の建物を改修したものです。

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マンガの多くも書店や個人から寄贈してもらいました。.

その結果、整備費は12億円に抑えられていました。

会議で委員たちはコストも意識し、ソフトを重視した拠点作りを検討していました。

マンガの多くも書店や個人から寄贈してもらいました。.

その結果、整備費は12億円に抑えられていました。会議で委員たちはコストも意識し、ソフトを重視した拠点作りを検討していました。その矢先の今年4月、突然文化庁から整備計画が示されました。過去最大の補正予算で"破格の予算"を獲得できるというのです。

018 青木文化庁長官(当時)こういう機会というのは今後100年は来ないかも知れませんね。」

文化庁が1ケ月足らずで独自にまとめた計画、整備費はおよそ117億円に。

展示室や上映講堂を備えた4,5階建ての施設になっていました。

ふさわしい予定地とされたのは東京・台場。

しかし、施設の整備費が計上されただけで、展示物など中身については何も決まっていませんでした

突然の文化庁の提案に対し、複数の委員から典型的な箱もの行政ではないかという戸惑いや懸念の声が相次ぎました。

委員の一人だった民間のシンクタンクの社長、林和男さんです。中身の議論が充分でないまま施設の建設だけを進める事に懸念を感じたと言います。

021 林氏「箱ものを作ることが目的ではなくて、

文化振興とか産業振興の為に今、何をしなければいけないのかって事で、5回の議論をしてきたのにですね、117億円が箱ものの予算だった事で一気に流れがこう変わっていかざるを得ない。

この話が先に進んだらまずいんじゃないかという事で私もその事については意見を申し上げたつもりです・・」

更に委員たちからは施設が出来た後にしっかり運営できるのか、という疑問も投げかけられました。文化庁は入場料などの自己収入で賄うとして、採算が取れると主張

その時に示したのが年間の来場者数60万人という試算です。これが曖昧だと感じた委員もいました。

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文化庁が試算の根拠にしたのが、

今年東京六本木で開かれた国際的なイベントです。無料で開催された事もあって11日の開催の平均で1日あたり5千人が来場しました。文化庁は最低限この半数は達成すべきだとして事業予測を年間60万人とはじき出しました。

025この試算をどうみるのか。公共事業の事業予測に詳しい専門家は・・・・.

五十嵐氏「『半数程度達成すべきである』『達成できる』ではなく、

『すべきである』これ官僚の文章、達成できなくてもいいんですよね

箱ものってみんなこんな感じ、日本語の妙というかね(笑) 

あらゆる文章の典型です。この文章だけ特殊という訳ではない・・」

9ケ月に亘った検討会議、運営の仕方は改めて検討する必要があるものの、施設の建設は文化庁の提案通り117億円の予算で進めることになりました。

027 政権交代の直後、新たな施設は建設しない方針を示した川端文部科学大臣。

しかしそれに変わる振興策をどう進めるのか具体的な青写真は示されていません

安藤氏「ハードの問題ではなくて、むしろソフトの問題としてきっちりと支援してもらい、そういう形の政策をとってもらえば、本質は別のところにあった。つまりコンテンツ・ソフト・人材育成・創造発信っていうところにあるわけで、」

林氏もう早くやらないとですね、日本はとにかく東アジアの中国・韓国に追い上げられてますしいろんな問題を抱えてますから、日本が今テーマにしなきゃいけない事に関して、この議論がきちっとした新政権の中で見直しが行われてですね、本来の振興策にちゃんと繋げていただく事が肝要だと思いますし・・」

-スタジオへ-

028 030アナ「この問題を取材いたしました"明日の日本プロジェクト"の芳野記者に聞きます。芳野さん、この施設につきましてね、新政権が見直す理由ってのは元々どういう事なんでしょうか。」

芳野記者「はい、今VTRでも見ましたようにですね、まだ中身がハッキリとしてないのにですね、100億円を超える巨額のその予算をかけましてですね、まぁ新たな施設を建設するという事が本当に必要なのかどうかという事なんですね。

それからまた、本来補正予算ってのはですね、その緊急性が高い事業を実施する為に、編成するものでして、新政権はこういう施設に回す余裕があるんであれば、まぁ母子加算の復活などの政策に、、そういったものに優先すべきだという風に主張していますね。」

アナ「そうなりますとコンテンツ産業の振興策はどうなってしまうんでしょうか。」

芳野記者「はい、まぁ新政権はですね、まだそれに替わる振興策というものを具体的に示していません。まぁ今後アニメや映画など国際的に高いですね、分野をどのようにして支援して文化や産業の発展に繋げていくのか、国を挙げて考えていく事が新政権の課題として残っていくと思います。」

女子アナ「新政権は補正予算に盛り込まれた箱ものの見直しをどう進めようとしていくんでしょうか。」

芳野記者「はい、まぁ今回の総額14兆7千億円の補正予算ってのはですね、従来の公共工事中止と異なりまして、まぁ未来の成長力の強化に繋げていこうという目標を掲げていたんですけども、まぁいわゆる箱ものを含めました施設の整備費というものが多く含まれているんですね。

031 コチラをご覧ください。(フリップ説明)

それぞれの事業のコンセプトや採算性を十分に精査して決めていく必要があります。

新政権が、あさっての報告期限に向けまして、まぁどのように予算を組み替えていくのか注目されます。」

アナ「えー、ここまで芳野記者に聞きました。」



今まで国立メディア芸術総合センターを取り扱った番組は数々見たけど、14兆円の経済効果だの産業拠点の話は、無かったです。こういうの早く報道してほしかった・・今頃報道するって事は、民主党がこれに乗っかるって事かな?!

そもそも、「マンガ喫茶」「アニメの殿堂」と揶揄して、マンガ喫茶の民業圧迫になるとか国会で言ってたアホもいたし・・あれからおかしくなったんですよー

めっちゃくちゃボロカス言ってたコメンテーター達はどう反応するのか見ものですねぇ。

特に石坂啓やくみつるはどうコメントするのかなぁ

まっ、私はこのコンテンツが発展すれば文句はありません。日本を救ってくれると思ってるから。

それにしても、なんか文化庁が悪者にされてるような・・私は60万人なんて軽いと思うけどね~

だって2009年フランス ジャパンエキスポ来場者16万4000人 2年で倍にですよ。

ちなみに中国のコスプレ大会の参加総数は600万人。詳しくはブログ内記事ソフトパワー 中国の場合を見てね。