妓生

2011年09月08日11:32【韓流】 韓国ドラマの歴史観解説④ (ファン・ジニ 編)

【韓流】 韓国ドラマの歴史観解説③ (朱蒙 編)  
からの続きです。

YouTube説明文 韓国ドラマの歴史観 (シアター・テレビジョン 2009.05 放送) チャングムの誓い、朱蒙、太王四神記、ファン・ジニ 等を題材に - 監修・出演:宮脇淳子(モンゴル史家・学術博士)

シリーズ第四回の今回は『ファン・ジニ』

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宮脇氏「・・さっきの、あのハングルの問題をちょっと説明しようと思って。

これ、実はちょっと説明したい。最近NHKが放映したファン・ジニという、またステキなドラマだったんですよ、ほんっとにキレイでねー、美男美女が出てくるのはもちろんの事、

この衣装を見ても分かるように毎回毎回ファッションショーのように美しいチマ・チョゴリがもうドンドンドンドン出てきて、それは色鮮やかで、この髪、キーセン(妓生)の髪はこう片っ方に寄せた独特の髪型なんですが、ここにこの髪飾りをたくさん付ける。それがまた見事な装飾品

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それから後ろの屏風?ですかね、まったキレーでそれはもう文化の高さっていうのを打ち出してるんです。でも、残念ながらこれがまた、新しい歴史の作り方

自分達の古い朝鮮が、李氏朝鮮がどんなに文化が高かったかを、そのテレビドラマとしてその描こうという、そういう主張のドラマなんですよ。

ハングルもそうですが、このファン・ジニさんもこの柄物のチマ・チョゴリですねぇ、これはまっっったく史実じゃない。

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日本がその朝鮮を開国させて貿易をするまで、その朝鮮のお洋服には色が無かったんです。つまり、全体として貧しかったので染料を買えない。なので朝鮮半島の人たちは基本的には白いモノを着てたです。つまり染めない色を着ていたんですね。

もちろん貴族階級は、色物を着る事が出来た。輸入品の生地、あるいは中国から輸入した生地。それからその染料も輸入して染めた話もあるんですけれども、

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そのまずその一般大衆は真っ白だし、そのキーセンは最下級の人達なので、そんなに贅沢な格好はさせてもらえなかった。あのー、昔の絵を見れば分かるんですね。

もう1つね、問題は朝鮮の人・李氏朝鮮の人は柄物は着なかった。何故か。

柄物を着るのは日本人だ。ウェノムって言うんですよ。あの倭の奴隷と書いて悪口でウェノム(倭奴)だって

で、倭寇でね、たくさん沿岸に日本人が攻めてきたので知っているわけですよ。それから豊臣秀吉が攻めてきた事も知っているわけですよ。それで日本人は柄物着るんですよ、お洋服。着物。

日本は本当に安土桃山時代にも、大変派手なお洋服・着物。庶民だって非常ーに派手な着物着ているのは屏風絵が残ってますんでね、京都の洛中洛外図屏風とか。だからどんな服着ていたか分かる。色を着て、柄を着て。

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なので、その開国後、染料を日本から輸入して、科学染料を輸入した後で、チマ・チョゴリがパーッと派手になって、黄緑やら赤やら色んな色の染料で、あのスカートを染めたんですけれども、柄物は絶対に着なかった。キライだ、日本人みたいだから

という史料があるんですよー。だからこれはもうねぇ、あのキーセンのその素晴らしいファッションショーがこれが定着しちゃうと、その朝鮮時代はこんなに文化が高くてこんなにキレイだっていうことになってしまうなぁ~

で、もう1つ、このファン・ジニ、えーっとですね、朝鮮のあの姓・名は、上にくっつくとジニ、ファン・ジニになるけど、下だけ読むとチニなんですよね。あのー、フランス語のリエゾンみたいに、上にある音が来るとこう名前が変わるんですけれども、

そのチニ。ファン・ジニの若い時の恋人、本当のヤンバン(両班=貴族)の子弟だっていう人がですねぇ、公式では漢文の詩を書くんだけれども、彼女に宛てた手紙でハングル使って、本当の気持ちだって書く場面があるんですけど、これもだからあり得ないんですよ。

朝鮮時代に男がハングルを使う事はなかった

こういう風にしてナショナリズムが生まれたり作ったりするんだなぁ~って思うんですね。

だからドラマが良く出来ていれば出来ているほど、この影響力と言いますか、その違う文化が新しく生まれて、新しい歴史が作られていく。そういうちょっと恐れをね、感じますので、見る時にそういう事も考えながら見て

で、ああ良く出来てますよ。それはもうね、やはり国を守って、国をそのまんま維持させたい。巻きこまれないように朝鮮文化を維持したい、ってそういう気持ちって非常に強いので、それはもうよく分かるんですけれども

やはり、キーセンがあんなに自由な事はあり得ない。

朝鮮というのは日本よりもーっと階級差が厳しくって、ヤンバンは実は3%だったんですって、人口の。

残りは皆、まぁせいぜい常民って普通の人と、あと奴隷階級なんですね。でキーセンっていうのは選ばれた美人がそのヤンバンのまぁ遊び相手というか、まぁ妓芸を売った。

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だからファン・ジニも実は実在の人なんですよ。ファン・ジニも実在の人で、名前だけ残ってるんですね。

詩も散文も歌もカヤグムという韓国の琴・コムンゴという、あのもっと低い音が出る玄琴・芸、舞踊など幅広い妓芸に優れて東西を代表する芸術家だった

という事だけが分かってて、なんっっにも分かってないので、ファン・ジニのテレビドラマ以外に映画が作られて、20年前にも映画があるんです。ぜんーーぶストーリーが違うんですよ。

つまりは何もないから何でも創れるっていうように、その全く史実ではないという事で、

それでですねぇ、ある朝鮮の専門家が言ってるんですが、実は朝鮮っていうのはとっても貧しい美人はだいたい明とか秦の中国の宮廷に出してたんですね、売る。持って行く土産がないので、給女と宦官は朝鮮から来ていた

それから針が作れなかった。それから車がなかった木を曲げる技術が無かったので樽がなかった。そうすると樽がないと行きたい所に運ぶ時に、重い土の壷に入れて運ぶんですよね。で車がないのでそれを人が背負って運ぶ。

そういう、その非常に貧しい現物経済を500年続けて、皆で白い服着て平等だった

何に似てるかって、今の北朝鮮にそっくり。李氏朝鮮の500年っていうのは実は今の北朝鮮がそれを受け継いでいる

それでキーセン。キーセンってあの妓芸のキーですよね。実はですねぇ、あの国営キーセンが1900・・・これもいつまであったって長ーい事あったんですよ。

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あのベトナム戦争の時に国営キーセンが実はアメリカ兵の為にベトナムにまで行ってるんです。そういう習慣があった。

それで北朝鮮の喜び組は、このキーセンのやっぱり文化的伝統を色濃く継いでいると。これは私ではなくて、あの朝鮮史の専門家が書いています。

色んな国の色んな歴史があるなと思ってほしいという事で、

今日はこれでお終いにします。また別の話の時にお目にかかります。ありがとう・・

Imagescamtq4nq(ファン・ジニ 編につづく)

下條正男教授も、国会で、「NHKの韓国歴史ドラマは、捏造で洗脳ドラマだ」 と言っていましたが、結構バッサリ切捨て口調だったので・・・

韓国の歴史を勉強した気になっている、韓流ドラマファンの人が「なるほど~」と受け入れやすいのは、この宮脇淳子さんの方ですね。

女性ならではの観点だし、何より韓国ドラマが好きで凄く楽しんでするが伝わってきて、それがまず共感をもてるんじゃないかな。

で、東洋史学者の立場で「あり得ない」という結論までの持って行き方が自然で嫌味がないと思いました。周りの、韓流ファンの方に、是非この動画を教えてあげましょう~♪

で、一度じっくり「朝まで生テレビ」かなんかで、徹底的にこの問題やって欲しいわ~

テーマは・・・『検証!!韓流と古朝鮮とキーセン文化』とか。

ゲストは、宮脇淳子さんと下條正男氏教授と・・・あと、青木理と金慶珠は絶対に呼んで欲しいな。

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