アナ「文化財窃盗団が日本から持ち込んだ、仏像の返還を見合わせよ、とする仮処分決定が出たことを受けて、仏像が取り戻されることへの期待が高まっています。今後の課題を整理してみました。」(中略)
当局は、海外収蔵中の韓国の文化財が14万9000点余りに上るとしています。文化財を取り戻すための官民協力と、国民の関心が求められています。
アナ「このように略奪された文化財の返還を求めるのは容易ではありません。
2年前、南北の仏教界が協力して日本から朝鮮王朝儀軌が返還されましたが、今回は略奪された文化財の返還を求めて市民団体が再び北朝鮮と協力を始めました。
中国の旅順博物館です。
1346年に高麗で鋳造された金剛山の鐘が展示されています。植民地となった1906年、ある日本の僧侶が持ち出しました。
「これはひどい。言葉も出ません。」
破損したまま、はるか異国の地で百年以上も放置されていました。
文化財返還市民団体「返還の目標の一つは、金剛山この鐘を戻す事です。」
龍と鳳凰の模様が鎧や兜は、高宗(コジョン)皇帝が身に着けた遺品です。
日本人のコレクター・大倉タケノスケ氏が持ち出し、現在日本の東京の国立博物館に収蔵されています。日本側は公開はもちろん閲覧も拒否しました。
国会議員「あまり、あのー、賢いやり方ではないかなっていうふうに今は思っています。」
30人余りの市民で構成された市民委員会は、これらの遺品を取り戻すために北朝鮮の朝鮮仏教徒連盟と再び協力しました。
まず合同で返還を促す文書を作成する計画です。
市民団体「韓国は請求権を放棄していますが、北朝鮮は国交を結んでいないので請求権が生きています。」
市民の熱い思いを通じて韓国の貴重な文化財が戻る日を待ち望んでいます。
国際法でも国内法でもどっちみち、盗難品は日本に戻さなくてはいけない!のは分かっちゃいるけど・・
でも、北朝鮮を巻き込めば何とかなる♪と本気で思っているようですね。
韓国仏教界が中国に要請「日本が侵奪した文化財を返還せよ」=韓国
海外に持ち出された文化財の返還運動を行う韓国の団体「文化財を取り戻す運動」の代表らは17日、中国の旅順博物館を訪れ過去に日本が持ち出したとされる「祈福鐘」を北朝鮮側に返還するよう、博物館側に求めた。複数の韓国メディアが報じた。(以下 略)
前記事でも書きましたが、下條正男教授は2年前から韓国の文化財返還運動に関し警鐘を鳴らしておられます。
《【朱蒙・太王四神記は洗脳ドラマ】下條正男教授の朝鮮王室儀軌・竹島問題など解説 》 より
(中略)・・・何故こんな話をするかと言うと、この朝鮮王室儀軌の問題は、王室儀軌だけの問題ではなくて根が深い。
韓国側では昨年の時点で日本側に韓国の国立文化財研究所で、朝鮮文化財が日本に61,409点あると。極端な言い方をするとこれを今、ターゲットにしている。
と同時に、今回朝鮮王室儀軌は167冊だが、その他で1,038冊付録として付いている。朝鮮王室儀軌だけが問題だったのに、何故、他の宮内庁に貯蔵されている朝鮮関係の本が引き渡されなければならないのかといった背景も考えなければならないと思っている。
この朝鮮王室儀軌に関わって、他にも次があると話した。実際にイチョンという所の五層の塔の返還要求運動が今、始まっている。
朝鮮王室儀軌に関して、韓国側からご招待される方がいると。実際、5/13日時点でホテルオークラで、、こうして写真にも載っている。
日本の国会議員の先生が韓国側から感謝状と言うか・・・そういうこと。
問題はホテルオークラでこの式典が行われ、イチョンの五層石塔は、現在ホテルオークラにある。なかなか巧妙な手法を取るものだなぁと思う。
既に朝鮮王朝実録が47冊、2006年 7/14日 東大にあった物がソウル大学に寄贈されている。これは学術的な交流ということでやった。
北関大捷碑(ほっかん たいしょうひ)は、2005年6月日韓首脳会談で議題が出て、10月に引き渡されている。これは現在、北朝鮮にある。韓国側が北朝鮮との融和政策としてこれを使った。
そしてまた、イチョンの五層石塔の問題が新たに起こりつつある。
・東亜日報5/14の記事紹介
北朝鮮・韓国・中国の民間団体が日本の教科書問題(竹島問題を含めて)略奪文化財を引き戻すという委員会設置というような動きが続々と起こっている。
そもそも文化財の問題は、1965年日韓基本条約締結の際、協定が結ばれ、終わっている。
これを新たに求めてくる背景を考えなければならない。・・
朝鮮王朝儀軌に関しては、菅と仙谷の配慮・厚意の「引き渡し」なのに、アレで勢いづいてしまってますよね。すっかり「返還させたモノ」扱いになっちゃってる・・(中略)
あと、「賢いやり方ではない」と言っていた国会議員ですが・・