国家統制
TBS【朝ズバッ!】 ズバッ!と朝刊てんこ盛りで、
石破幹事長が、今度はニッポン放送のラジオ番組で「国家の秘密優先、報道抑制、次は自制要求」?と言った!という朝日新聞の記事を紹介。それに対する毎日新聞・与良正男氏のコメントを記録しました
昨日の日本記者クラブでの発言に引き続き、この石破発言のどこが問題なのか全然分からない・・
下記アカヒ新聞記事にも書いてあるけど、朝日と東京(新聞)の石破攻撃、スゴイなぁ・・あっTBSも
女子アナ「・・朝日新聞の記事です。先日、秘密に関する報道は抑制されるべきだと話しまして、それを撤回したばかりの石破幹事長なんですけれども、
今回は"特定秘密保護法で指定された秘密に関する報道は自制が必要"という考えを明らかにしたというんです。具体的にこう発言しています。
『報道する側にとっては報道の自由として報道する。処罰の対象ではない。だから報道してもいいんだという話になる。』と述べまして、『報道に自生が必要』、こういった認識を示しているんです。『特定秘密を報道した結果、大勢の人が死にました、となれば、どうなるのか』とも述べまして、報道機関を牽制したと。
こういった一連の発言を受けて、与党の幹部、波紋が広がっているというんですね。たとえば野田聖子総務会長の場合は『たまたまのミステークだったと思う』そして、菅官房長官は『与党幹部の発言に政府として逐一コメントする事は控えたい』と、
しかし与良さん、総理の周辺からは『正直理解できない』という声も上がってるんですねぇ。
与良氏「あのー、当初法律に関して、まぁ無理解というか、間違った理解もありましたと。 で、逆に与党幹部が間違った理解する程、この法律ってのは物凄く曖昧なもんなんで、その事は明らかになったと。
それから石破さんともあろうものがって、ボクは本当に残念なんですねぇ、どーしちゃったんだろうと思うんですけれどもぉ、
私達もですねぇ、当初から言っているように、あの国民の生命、まぁ例えばミサイルがどうなっているとかぁっ、衛星がどうなっているとかっ、仮にそういうデーターをですねぇ、入手しても、敵対する国に有利になるような事についてっ、国民の生命が危ういという事であればぁ、私たちは報道も取材もしませんよ、そんなもの(半笑い)もともと。
逆に国民の生命なり生活が危ないと思うから反対してるんであってね、官僚がドンドンドンドン都合のいい事を隠すと。
安全保障なり外交について秘密が一定程度必要だという事はぁ、私達も理解した上で反対してるんだっていう事、石破さんなんで分かって頂けないんでしょうか。
だからそうすると、これはやっぱり石破さんも含めてっ、やっぱ今自民党はぁ、国家統制・国家を大事、、個人よりも国家なんだと、統制するんだと、まっ今後そういう方向にぃ、やっぱりしたいんだという事だと思わざるを得ませんねっ。」以上
これが元の朝日の記事です
「知る権利・報道の自由」と「国の都合の悪い情報の出し渋り」とのせめぎ合いだとは言ってるけど・・「自制を求める」って、どこに書いてある?
特定秘密と報道の関係、石破幹事長の12日の発言 2013年12月12日20時34分
――新聞でこうやってがんがん書かれるのをどう思うか。たとえば、朝日と東京が最近すごい。たとえば、昨日の件でも「石破氏、無理解露呈」「知る権利軽視」「秘密報道、『抑制される』石破氏発言、その後訂正」。この間、デモをテロとブログに書いた時も攻撃がすごい。
「やっぱり、攻撃されるようなことを言わない方がいいですね。だから、何でしょう。丁寧に丁寧に説明する努力は今後もしなきゃいけないということだが、特定秘密というのは、それが表にでれば、国の安全、国民の生命、身体に重大な影響を与える情報だ。すごく厳選して厳選して、これだけは、というものを決める。
『知る権利だ!』といって、それを合法な方法で知ったと。それを外に出すと、国の安全に大きな影響があるなあということがわかっているけど、報道の自由として報道する。処罰の対象にならない。でも大勢の人が死にました、となれば、どうなるんだろうね。それはやはりある。処罰の対象ではない。だからいいんだ、という話になる。
一方において、国が都合の悪い情報を、特定秘密に指定して、国民のわからないところで恣意(しい)的にやるんじゃないのというのもあり、そこの相克というのか、せめぎ合いというのがある。
だから、行政の中で全部完結しちゃうのはよくないので、国会がそれにどう関与するかということをこれから詰めていかなきゃいけない」
――どの世論調査をみても8割ぐらいの人が、「もっと審議しろ」といっているのに、なぜ12月6日にこだわったのか。
「それは報道のせいにするつもりはないけど、新聞を読むでしょ。どことは言わないが、『反対』という報道が9割。そうじゃなくて、なぜこれが必要なのかは1割もスペースとってもらえなかった。国民のみなさんは報道でしかそういう場面に接しない。そういうことを承知の上で、9割は反対モードで、1割しか賛成報道がないならば、それを承知の上で、もう少し早く国会を召集するとか、いろんなやり方はあったと思う。
一方で、これを先延ばしすると、来年度予算が成立しました、と。それから審議します、と。実際に特定秘密保護法が施行になり、それが実際に機能するのが1年後となると、さて今、中国が防空識別圏を設定した。北朝鮮の情勢はどうなるかわからない。そういう状況の中で、NSCという国の安全保障の司令塔がちゃんと機能するためには、秘密というものが守られることが前提じゃないと、ちゃんとした情報が入らない」
――戦前、戦中の暗いムードに回帰するということは、戦後68年の日本の民主主義の成長で、これはありえないと信じていいか。
「それはそうだと思う。憲法そのものがちがう。そして統治の仕組みが違う。議会がこれだけの力を持つ。そして世論がある。なぜ戦前の治安維持法みたいな世界に戻るのか。治安維持法は、本当に国民を取り締まるための法律だ。今度の法律は、秘密を取り扱う公務員が強い責任感を持ち、そしてそれを漏らした場合には重い処罰があり、公務員に対する法律だ。国民を取り締まるための治安維持法と同列視するのは少しどうかなと思う」
――安倍首相が会見で「説明が足りなかった」と言ったが、時間をつくってきっちりやればよかった。森雅子さんに任せっきりではないか。
「森大臣もすごくがんばった。私、ずいぶん昔だが、有事法制をつくるときや、イラクに自衛隊を出す時には、事前にいろんな報道の方をお招きして、法律の説明をして、いろんな議論をするということをかなり丁寧にやった。だから、そこは、私自身、配慮が足りなかったという反省がある」
まぁ、訂正会見でのこっちの発言 なら「自制を促してる」って取れるかも
その上で「(報道で)国家の平和や安全、人々の生命に影響が及ぶことは決して好ましいと思わない。そういうリスクを承知で報道するのは、報道機関の責任だ」と説明した。(2013年12月12日07時08分 読売新聞)
で、与良氏石破さんなんで分かって頂けないんでしょうか。」の部分ですが・・
与良さんともあろうものが石破氏のブログも読まないなんて・・、私は本当に残念
実は内部とマスコミとが信用できない訳が書いてあります。
《特定秘密保護法可決、これからスパイの炙り出し!?》2013年12月07日より
・・・ 防衛庁、防衛省で仕事をしていた時、内部で議論や決定されたことが数日のうちに新聞に載ることが頻繁にあり、情報保全体制に大きな疑問を持ったものでした。
イラクに自衛隊を派遣した際、現地の実情を視察し、より実態を把握するとともに、現場の自衛官を激励したくて何度も極秘裏に視察計画を立案したのですが、毎回メディアの知るところとなって結局実現はしませんでした。誰がいかなる意図をもって報道に漏らしたのか、最後まで判明もしませんでした。
防衛庁長官の訪問計画のどれほどの部分が秘密に当たるかは判断を要することですが、漏洩に対する抑止力が十分に効いていなかったことは事実でしょう。
私自身が危害に遭おうとどうなろうと、それは職務上負うべきリスクですが、現地の活動に支障をきたしたり、現場の隊員にまで危害が及んだり、それが他国にまで影響を及ぼすようなことがあってはならないのであって、その時の判断はやむを得ないものでしたが、随分と悔しい思いをしたことでした。
戦争をするためではなく、戦争にならないためにこそ、この法案が必要なのだということ、そして指定のルールを明確にすることにより、時の政権の恣意を防ぎ、情報公開が進むという長所があることを、もっと多くの国民に理解していただく努力が今後も必要です。・・・
だから与良氏がいっくら「何で分かってくれない」と言っても、マスコミが取材・報道しない保障にならないし信用できない。
そうそう!同じ毎日新聞の岸井氏も「総理がいっくら言ってもそれはなーんの保証にもならない」と繰り返し言ってたじゃないですかぁ・・というわけで、牽制ぐらいするでしょ、フツー。それよりまず、自民党を攻撃する前にマスコミ自らは反省すべし。
それにしても朝日デジタルは一番目立つトピックス に石破発言を持ってきて、波紋を広げようと必死です。
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