吉田昌郎
昨日のテレビ朝日【TVタックル】(5/2)で、
先日福島第一原発を取材した青山繁晴氏が、その後圧力をかけられているという話をしていたので記録しました(ただし、その映像は、《FNN独占?! 青山繁晴氏の福島第一原発の真現場取材 【FNNニュース】》で記事にしたので、省略)
(VTRのあと・・・)
阿川氏「いかがでしたか?」
青山氏「ちょっとここはちきんとお話したいことがいくつかあるんですけども、(あくまでも自主的に独自の判断で行ったという話 略)で、まず今起きていることを言いますとね、この民主党政権とそれから東電も合わせて、改めて圧力が凄いんですよ。
で、特にね、民主党の現職の副大臣の方から電話掛かって来て、『一体どういう理由で、どういう立場で行かれたんですか』と言われましたから、国民に見せてないものがあってですよ、(あっ青山さんが圧力がかかってるという事なんですか?:阿川) ええ、僕にです、もちろん。それで、その副大臣に、『アナタは何の権限があって、法的根拠があって、僕にそんなことをね、言うんですかと放送も行われた後に』 と言ったら、『いや権限はありません』って言うから、『権限ないのに何で行ったんだって電話してくるっていうのは圧力じゃないですか』と。(そうですよね:尾立) ねっ、
そうしたら『いや、圧力じゃない。私はどうのこうの・・』って言われるから、『どうのこうの』ってまぁ本人は弁明されるかも知れないけども、(圧力ってどういうの?この原発の中を見せるなと?:大竹)
いや、だから、見せるな、なるべく流すなって意味なんですよ。(これを流すなって意味なの?:大竹) ええ、で実際に撮ってるのは二時間撮ってるので、僕はやがてインターネットにもアップしますんで。それとね、まず見なきゃいけない所って言うのは、武田先生も多分同じだと思いますけど、建屋の上の方は、航空写真でよく出てくるけど、津波の直撃を受けたはずの建屋の下の辺りは一体どうなってるのかと、
海側に回ってその波の直撃の所を見たら、それはさっき映ってましたねぇ(トラックがタイヤが宙に:阿川) そうです。他に????もあるんですけど、車が跳ね上げられてその頭から突き刺さってる状態になってて、あのこれ、洋上から軍事攻撃を受けたような印象なんですよ。
それも通常兵器のミサイルじゃなくて、小型戦術核じゃないかってくらいの物凄い破壊で、で、ところがですよ、これ僕間違いなく人災だと思ったんですが、
というのはそんな凄い津波を受けて尚ですね、そのタービン建屋は徹底的に破壊されているけど、その隣の本体の建屋とそれから中の格納容器もちろん圧力も含めて、それ自体はですね、例えばズラされたり流されたりあるいは致命的な破壊を受けたりしてないんですよ。
だから本当は現場見るとわかる大事なことのひとつは、津波の直接被害、あるいは揺れの被害と、あとの人災・判断ミスで起きた被害を分けなきゃいけない。」
阿川氏「武田さんどう思われますか?」
武田氏「多分ね、あのー、建屋の下とね、それから原子炉の下はね、全然津波にはやられてないですね。(うん、その印象を持ちました:青山)」
世耕氏「ですから、初動が早ければ良かったんですよね?逆に言えば、、」
青山氏「初動が早くて的確だったら、廃炉になったら困るとか、余計なことを東電も保安院も考えてなかったら、そして、あの、例えば総理が英明な人で『そんな事を今考えている場合じゃない』と言って廃炉でもすぐやれという事になっていたら、ほとんどの被害は恐らく起きてない。」
武田氏「原発全体としてはね、原発は物凄くデカイ力を持っているから、一旦水素爆発でも何でも起こるとね、こういう状態になる。これは一般過程で予想できないようなね、大きな破壊力がある。(映像を見て)非常に大規模であるって事はね、よくお分かりになると思いますね。」
岸氏「だから、そこらへんのホントは検証をちゃんとしっかりやる(そうですよね) つまり、天災の部分と人災の部分を正確に分ける。
津波で言えばもっと震源?に近かった女川原発は、何も被害を受けていなかった。でもこっちは天災で被害を受けました。加えて人災でも被害があった。そこをちゃんと検証をしないと結局責任が有耶無耶になってしまう、、」
阿川氏「これは映像に出てきたその吉田所長、大変に政府と戦っている人なんですけども、
この方が『同程度のまた今後、地震によって津波が来たら致命的だ』と言うことに対して『防波堤の速やかな設置が必要だ』と所長は訴えてらっしゃるわけですよね。」
青山さんに電話してきた副大臣って誰でしょうね? 東議員??末松議員??大塚議員??
多分、青山さんの「これは人災だ」というのの口封じしたかったんじゃないかな。
そういうのを全部ハッキリさせるためにも、岸氏が言うような正確な検証が絶対に必要だと思います。
で、鳥越俊太郎氏が今、NHKの【大震災、そして政治は】という番組内で、「(どうせ)自民党でも同じような対応だった(笑)」と言っていたので・・
この番組の次のコーナーでやっていた、国会で脇議員の指摘した原子力総合防災訓練の内容をこの総理大臣が覚えてなかった話と、安部総理の場合を世耕議員が話していたので、急遽記録します
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昨日のTBS系【ニュースバード】で、福島第一原発のアノ工程表どおりやるのは不可能らしいというニュースと、小佐古敏荘内閣官房参与が政府批判とともに辞任表明したニュースをやっていたので記録しました(青字はナレーション)菅政権のダメさがまたまた浮き彫りに・・
女子アナ「福島第一原発1号機では、原子炉への注水量を増やしたところ、想定以上に圧力が下がったことから、東京電力は今日、午前から以前の量に戻したことを明らかにしました。現場では、発表された工程表通りに作業を進めるのは無理ではないかと指摘する声があがっています。」
福島第一原発の1号機では、燃料を冷やすために原子炉圧力容器へ注入されていた水の量が、おとといから1時間あたり6トンから10トンへと増量されていた。
外側の格納容器を水で満たすことができるか調べるためだったが、注水量を増やした結果、原子炉の温度は下がったとみられるものの、圧力も想定以上に下った。
東京電力「大気圧以下に下げないということから今回、この時点で6立方メートルに下げたということで、、」格納容器の圧力が下がると、内部に空気が入り込み水素爆発の原因となるおそれがある。このため、東京電力は、注水量をおとといまでの6トンに戻したという。格納容器内の水位は依然として把握できておらず、工程表に記された"3か月を目標に格納容器を水で満たす"という作業も見通しがたたない状態だ。
青山繁晴氏「最悪に備える工程表になってないと、、」(原子力委員会専門委員)こう語るのは、国の原子力委員会の専門委員もつとめる青山繁晴氏。青山氏は今月22日に福島第一原発の敷地内を撮影し、その映像を公表している。
こちらは高濃度の汚染水の移送に使われているホース。高い放射線を遮るための鉛が入ったオレンジ色のマットで覆われている。
福島第一原発で数年にわたり原子炉建屋での配管の点検などをしてきた作業員も、JNNの取材に対し東京電力の工程表は「無理」だと語った。
作業員「あれは無理ですよ、間違いなく、間違いなく無理です。(作業員は)みんな言ってますよ。」
通常時でも安全確認を繰り返しているのに、工程表に記されている作業時間が短かすぎると話す。作業員「どこが壊れている、何が悪い 、どこから水が漏れているのもはっきりしない状況で、そんなこと説明されても理解できないよね。」
この作業員は連休明けから、また原発での作業に入るといいます。青山氏が撮影した映像の中で、福島第一原発の吉田昌郎所長も工程表の実現について次のように語っている。
吉田所長「いろんな形でサポートして頂くということがあって、初めて成立する工程だと思う。」(福島第一原発 )工程表には、3か月程度を目標に1号機と3号機を安定的に冷却すると書かれているが、実現までの道のりは遠そうだ。
女子アナ「ニュースを続けます。」
小佐古敏荘氏「官邸及び行政機関はそのことを軽視して、その場限りで臨機応変な対応を行い、事態収束を遅らせているように思えるわけです。」( 内閣官房参与)
小佐古敏荘内閣官房参与が今日夕方、辞任する考えを表明しました。小佐古氏は、放射線安全学を専門とする東大大学院の教授で、先月16日に「菅総理に情報提供や助言」を行うため就任しましたが、何度も提言したものの受け入れられず「私がいる意味はない」と政府の対応を批判しました。 以上
この小佐古内閣官房参与、会見で泣いていました。参与って、智恵袋みたいなもんなのに、形だけの任命だったってこと????
で、このあっさりニュースでは、この参与が具体的に何に対して抗議したのか分からなかったで、少し新聞から拾うと・・
具体的には、政府が示した年間20ミリ・シーベルトという小学校の校庭の利用基準などを挙げ、「この数値を小学生などに求めることは許し難い」と指摘した。
《小佐古参与「官邸の対応場当たり的」と辞職届》読売新聞
放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による測定結果の公表遅れを問題視。原発作業員の緊急時被ばく線量限度を年100ミリシーベルトから年250ミリシーベルトに急きょ引き上げたことに触れ「もぐらたたき的、場当たり的な政策決定を官邸と行政機関が取り、手続きを無視している」と指摘した。
《小佐古内閣参与が抗議の辞任 政権の原発対応遅れ批判 ..》 - 47NEWS
現場無視の工程表といい、防波堤の件といい、内閣官房参与の抗議の辞任劇といい、菅政権が常識外の楽観的対応で、無能で、限界だということが一気に噴出しているんだと思います。
菅政権の場当たり的なのは、一事が万事だけど・・
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フジテレビ【お昼のFNNニュース】で、
青山繁晴さんが、福島第一原発の取材をされたその映像と取材内容を記録しました(青字はナレーション)何故、フジテレビが「独自」と題するのかさっぱりわかりません(・・;)
女子アナ「福島第1原発の最新映像をFNNが独自に入手しました。映像を撮影したのは、原子力委員会で専門委員を務める青山繁晴さん。その最新映像と、青山さんの証言をまとめました。」
青山氏「わぁ、すごい。」
ここは免震重要棟の2階にある緊急時対策本部。事故の拡大を防ぎ、事態収束に向け、24時間態勢で作業が続く最前線基地だ。これは、今月22日に青山氏がに撮影した映像。出迎えてくれたのは、福島第1原発の吉田昌郎所長。
吉田所長「広いのは、広いんですけれども、これ、一番大変な時は、ここに600人ぐらいですから、、」青山氏「えーー」
近くのホワイトボードには、「頑張れ福島」の文字が。
吉田所長「寝るのもですねぇ、大変な状況ですから。福島第2の方に、寝泊まりする場所を別に作りましたので、夜は第2で寝てもらうというような形でやってもらって、ここには夜、今240~250人、残っています。」本部の片隅には、防護服を着たまま、横になる作業員の姿が。青山氏によると、現場の士気が高く保たれているのは、吉田所長の東京電力本店に対する姿勢も大きいという。
さらなる津波が起きた場合の対策として、防波堤を造るかどうかで、本店との意見対立があった際に、
青山氏「東電本店から言ってくる、あるいは後ろの首相官邸からも言ってくる。そればっかりで、現場が潰されてたわけですね。その過程で、吉田所長が『もうやってられねえよ』っていう言葉を実際に言ったそうです、本人に聞きましたから。さっきの免震重要棟に、テレビ会議の画面が映ってましたね。あそこで言って、、本当の今のリスクは、もう一度津波・地震が似たような規模で来たときに、もう耐えられないっていうことがリスクなんですよ。現場を握ってる所長が反旗を翻したら大変だということで、力関係が変わった。それで今、落ち着いてるんです。」
東電職員「正面の道路が、2号機と3号機の間の道路になりまして、すぐ先が海になっています」 青山氏「はい。 いやぁ、すさまじいな、ここの現場は。」
東電職員「右手に、あの、上がひしゃげた形の3号機が見えてます。今、機械を使ってですねぇ、使用済み燃料プールに、水を供給している作業の最中です。」
目の前に迫る原子炉建屋。カメラはその被害状況を克明に映し出している。
東電職員「次、こちらがですねぇ、左側に見えてくるのが4号機です。」青山氏「これが4号機ですね。4号機も、思った以上に、建屋の損傷が激しいですね」
青山氏「この現場を見るとですねぇ、意外に構造物は(津波に)耐えたということが、逆にわかるわけですよ。せっかく残ってたのに、そのあとの判断ミスで冷却が遅れて、今回の事態になった。まさしく人災だと」そして車の外に出ると、通称"キリン"と呼ばれるコンクリートポンプ車による注水作業の真っ最中。
青山氏「まっ、工程表によれば、来年の1月までには冷温停止という目標が盛り込まれているんですけど?」
吉田所長「私の範囲、要するに発電所長の範囲でできることと、もっと知恵を出して、オールジャパン、もしくは世界中の知恵である部分もございます。ですから、われわれのできる範囲、発電所長として、私が率いてるメンバーでできることは、もう一生懸命やるつもりですけれども、やはりそこに、いろんな形でサポートしていただくということがあって、初めて成立する工程だと思っています。」
現場で今、何が必要とされているのか。
青山氏「最大のリスクは何かというと、3月11日と近い規模の津波、地震がやって来ることで、今のこの現状を見ていただくと、ここに津波と地震がやって来たら、まさしく、もう取り返しがつかない。世論の力でも、さっさと防波堤を、変な規制をかけないで造らせろということが大事だと思います。」女子アナ「はい、実際にお話を伺ったんですけれども、青山さんが繰り返し言っていたのは、『これは人災ではないか』と。
『冷却の段階でもっと早く、正しく対処できていれば、この現状にはなっていなかった』という風に訴えていらっしゃいました。
また、青山氏は『いい意味で先入観を裏切られた』とも仰っていました。
『現場に入る前は、もっと作業員の士気が低いかと思っていたのだが、チームワークよく、志高く働く姿が大変印象的だった』という風に伝えてくれました。 以上
「この映像を、FNNが独自に入手した。」というのは、ずうずうしいですよねぇ。
アンカーでは一日早く(4/27)詳しく報じているし、こういうのは普通「青山繁晴さんのスクープした映像」と紹介するもんじゃないかなぁ~??
必見!
【ニコニコ動画】4月27日青山繁晴【ニュースDEでズバリ!福島原発現地取材】
誰が考えても、今後の余震と津波に対処することが喫緊の課題ですよね!
・・なのに、東電も保安院も今日の会見で「(防波堤は)考えていない」と言っていました!
危機管理の意識が低すぎというか、それじゃ原発を!日本を守れないよっ!現場の吉田所長の意見を早急に取り入れるべき!連携不足にも程がある。中央と現場の温度差が日本の危機を招いていると思いませんかー?!
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