反増税
今日は毎度お馴染み、とあるローカル新聞の世論誘導記事を紹介します。
元旦の日本海新聞(大阪日日新聞)社主のとんでもコラムの紹介でも書きましたが、
このコラムは、毎回自信た~っぷりに民主党応援をし、何故か小沢一郎LOVE・・
そして数ヵ月後のコラムでは必ず「見込み違いだった」という弁?を書いています。
それも合わせてお読みください。(一番許せないのは、韓国を賞賛し、日本を「二流国」だと書くその根拠です) 今朝(7/3)の一面日本海新聞の社主・吉岡利固氏の論説より
久しぶりに政治の世界が面白くなってきた。私は小沢一郎氏の離党で、政界に「新たな期待感が持てるようになった」と感じている。
無罪で堂々党首に消費増税に民主野田政権の大義はない。小沢氏が再三指摘したように、明らかなマニフェスト違反だからだ。3年前の政権交代総選挙で、「消費税は上げない」との国民との約束を守って戦い続けているのは小沢氏で、破ったのは野田総理の側。その点を認めない新聞、テレビをはじめとする大手メディアの論調はおかしい。消費増税は2年前の参院選で自民党が主張して戦った。その政策を丸のみして増税にひた走る野田政権のおかしさに、国民は「うそつき」ともっと怒るべきなのに、矛先を小沢氏に向け続ける世論は自らの首を絞める行為だ。
小沢氏は、消費増税に反対票を投じてから、離党するまで意外に時間を要した。これは「党首となって新党を率いることへのためらい」と思われる。強制起訴による政治資金規正法違反事件では、数々の外部からの重圧に屈しなかった裁判官により一審無罪を得ながら、検察官役の指定弁護士の控訴で再び二審の被告の座に引き戻されたことで、政治の表舞台へ再登場することへのちゅうちょがあったのだろう。小沢氏はもっと自信を持ってことに当たってほしい。この難局を乗り切れる政治家は他に誰もいない。堂々と同志の議員を率いて新党を立ち上げ、党首として主張を貫き国民に信を問えばよい。
「なぜ消費増税がいけないか?」を、私は再三指摘している。財務省官僚が自らの利権を温存して国家財政危機を演じる異様さに加え、自身が大蔵省官僚だったからよく分かるが、消費税は国民にとって最も不公平な税制だからだ。その逆進制から低所得者層ほど負担は重くなる、富裕層は既に何でも持っているからますます消費は先細りして税収自体がどんどん目減りする。官僚の背後に米国小沢氏が戦っている真の相手は、財務省をはじめとする霞が関官僚だ。政権交代で政治主導を掲げ、役人の既得権に次々と切り込んだ。それを東京地検特捜部は、担当検事がうその捜査報告書まで作成して検察審査会による小沢氏の強制起訴へ持ち込んだ。官僚にとって「どうしても抹殺したい相手」は小沢氏なのだ。国民はもっと素直に物事を考えて行動すべきだ。「反消費増税と反原発」の小沢氏を支持するか否かは、官僚支配継続を受け入れるか否かの選択にほかならない。
日本の官僚支配の根幹は対米追従と、既得権温存。米国が日本の政治家を抹殺する時は、主に検察を手先に使う。中国に接近した田中角栄氏と小沢氏、北朝鮮と仲がよかった金丸信氏、ロシアとパイプのある鈴木宗男氏、また米国と距離を置こうとした細川護煕氏と鳩山由紀夫氏は官僚の面従腹背で辞職に追い込まれた。現在の野田政権を見ればすぐ分かる。消費増税、原発再稼働、オスプレイ配備を含めた沖縄米軍基地、TPP参加と、どれも米国の喜ぶ政策ばかり進めている。
自民党政権時代には、各省庁に精通した“族議員”がいて、官僚も時としては気が抜けなかったが、民主党は駆け引き能力を持たない幼稚な集団。すぐ洗脳できて官僚の意のままに動き、特に財相経験者は菅総理でも野田総理でも、コロリと手中に落とせる高級テクニックを彼らは有する。増税阻止に不信任案小沢氏は速やかに同志とともに内閣不信任案提出に動くと見る。今回ともに離党した者だけでなく、既に民主党を離れている仲間も多いから提出議員数は全く問題ない。消費増税に相乗りした自民党は、不信任案に反対すれば話し合い解散のきっかけを失い大連立に突き進むしかない。結果として総選挙は来夏まで延び、いざ解散時には小選挙区候補者調整が民自間で進まず、「大阪維新の会」をはじめとする消費増税反対の新興勢力と入り乱れる激戦となる。逆に賛成すれば、即解散総選挙で消費増税は参院可決できぬまま廃案。いずれにせよ、自民党にとって都合のいいシナリオは小沢氏の反乱で描けなくなった。橋下氏は大同に付け反官僚、反増税、反原発という基本線で、橋下徹大阪市長は小沢氏と近い。しかし、関電の大飯原発再稼働容認をみても分かる通り、最近は根幹をなす政策で微妙なブレが見られる。既存政党や財界支持者との良好関係維持を意識しすぎ、民意とのズレが生じている。橋下市長は、今こそ愚直にマニフェストを守り続けて行動する小沢氏に手を差し伸べ、教えをこうべきだ。 (新日本海新聞社社主兼社長)以上
このコラムを書いている社主の吉岡利固氏は実業家で、グッドヒル(旧エフワン)のトップ。自民党を離党した田村耕太郎元参議院議員は娘婿で元部下。記者職在職のまま参院議員予定候補として署名記事を書き、公職選挙法違反の疑いもありました。
ちなみに、この【日本海新聞】は県のシェア80%を誇る、影響の強い地方紙ですが、
ここ数年のコラムを通して読むと、その一貫性のなさ、支離滅裂さが笑える。
まず、今年元日のコラムより抜粋
永田町にリーダー不在
それを補って]復興と新たな成長戦略に結びつけるべき国政があまりにも無力で、国民は2年前にあれほど期待を持って拍手喝采で迎えた民主党政権にすっかり失望してしまいました。といって批判ばかりの自民党には「民主党がコケるのを待っているだけか?」と懐疑的で既存政党は全く信用されなくなりました。
[E:danger]期待された野田首相は、何事にも国民に対する説明責任を果たさず、唯一の政治目標が消費税引き上げとはあまりにも情けない話です。代わるべきリーダーは永田町に全く見当たりません。
消費税率アップは間違い(中略)
橋下市長は国政改革の星
そのさなかで、本気で政治主導による大阪都構想実現を掲げ、大阪市を含む府民から絶大な支持を得て当選した橋下徹大阪市長は、新しい国政のリーダーとなりうる唯一の存在です。彼を高く評価する石原慎太郎東京都知事や堺屋太一元経企庁長官は人心掌握術と経済政策でともに非常に優れた存在で、これに中曽根康弘元総理の政治力が加われば、残り任期2年となった次の総選挙で一気に政界再編の中核となり得るでしょう。
橋下氏の主張の中心に「国から地方への権限と財源の移譲」があります。同じように2009年の総選挙の民主党マニフェストで「地域主権の確立」を掲げたのは当時の小沢一郎幹事長でした。地方に金を渡して、地方に使い道を考えさせ、素早く地元で使わせ地方経済を活性化する。それぞれの力量を試される地域間競争の開幕です。近代日本誕生以来、延々と続いている中央集権をぶっ壊そうという発想は、2人どこか似ています。
でも、4ヶ月前の 2011/09/06のコラム ではこんな事を・・
期待できる野田新政権
私は野田総理を急速に見直している。そのきっかけとなったのは組閣を含む一連の人事だ。まず驚かされたのは、輿石氏の幹事長起用。党代表になるのに小沢氏の力を借りたのなら、輿石幹事長誕生は当然の流れだ。しかし、野田氏は小沢氏の推した対抗馬の海江田氏と決選投票を経て、党代表に就いた。敵対した小沢グループから、党の要である幹事長を登用することは口でいうほど簡単ではない。小沢氏の了承を得ることなく、野田新代表が独断で決めたはずだ。返す刀で、盟友の前原氏を政調会長で遇している。まさかの3位で野田氏の後じんを拝した前原氏もこれなら顔が立つ。決選投票で応援してもらった論功行賞としても的確だ。二つの人事を見ても、これまでの民主党代表では到底出来ない速攻の力業だ。私欲なくブレぬ姿勢
菅前総理が辞意を表明して、いち早く野田氏が出馬表明した時は、私は「財務官僚の手先」と全く評価していなかった。その後、盟友の前原氏が出馬し、小沢グループが一致して海江田氏を推すことになり、一時は泡沫(ほうまつ)扱いの時期もあったが、野田氏はまったくブレなかった。その腹のすわり方にはみじんも私欲を感じさせなかった。
民主党は、かつての自民党のような親分が締め付ける縦型派閥も利権を共有する族議員同士の横のつながりもない。そういう意味で極めてクリーンな政党だ。唯一小沢グループだけが自民党型派閥選挙を試みたが、野田、海江田両氏の演説を聞けば代表候補としての力量の違いは明らかだった。小沢氏のミスは、トップに立つことへのポリシーを持たない海江田氏を推したことだ。せっかく京セラ・稲盛氏の仲立ちで前原氏と会いながら最終的に共闘できなかったことが敗因だ。野田氏が決選投票に残ったのも、多くの民主党議員が自ら考えて1票を投じ、力強い演説を評価され2位に入ったからで、事前の票固め結果ではない。
ちょっと振り返って2年前、2010年のコラムを要約すると・・
あなた任せ、もうやめよう
わが国の防衛体制全体を問われているような大マスコミの論調ですが、要は米国に代わってアジアが経済的に力をつけ、泥沼化する中東政策の中で、少し米国との距離を広げ、その分中国に接近しただけ。
日本の国益には何ら影響はありません。
困るのは日本ではなく、これまで在日米軍関連費用を日本に肩代わりさせてきた米国自身なのです。
献金問題も、資産家の母親が金の集まらない野党党首だった息子の活動を裏で支えていた構図で、わいろ性を帯びた金とは一線を画すものです。
有権者自体が政権選択して誕生させた今の内閣は、ヨチヨチ歩きの子どもと同じ。子どもが大人と同じことができないから、といって本気で怒る親がどこにいるでしょう? と、いって自民党への支持が上向かないところを見ると、有権者の受け止め方はまだ変わらないようです。現政権を生み出した責任を有権者一人一人が自覚し、政策を検証評価し今夏の参院選で意思表示しなければなりません。
以前、「理解できぬ鳩山・小沢捜査特捜はそんなにヒマなのか?」というコラムを取り上げて記事《世論誘導する地方紙のコラム 「日本はダメな国」「特捜はいらない」》にしましたが、ザッと要約すると、
政権交代は、両氏の疑惑に有権者は「問題としない」という民意を示した結果。
私財をなげうって政治活動するのは本来ほめらるべきもので自民党のソレとは全く違う。
なぜ特捜が、総選挙後もこの問題を延々と捜査し続けるのかわたしには理解できない。こんな特捜ならいらない。税金の無駄遣いで、それこそ仕分けすればいい。その捜査情報が既得権益を守ろうとする大手マスコミに、リークされていびつに報じられ世論操作を誘ってスキャンダル化、国会での反転攻勢を狙う自民党を元気づけていることだけは間違いない。
今の日本には両氏は絶対必要な政治家だ。特に小沢氏は一貫して政界再編の主役であり続けた最後の大物でもある。こんな不毛な捜査をしている間に日本を取り巻く景気はどんどん悪くなっている。検察にそこまでの覚悟と証拠があるのなら、早くはっきりと示し幕引きしてほしい。(中略)民主党はまじめによくやっている。
で、中でもスゴかったのはこの2008年7月1日コラム
「ろうそくデモ」に見る韓国の先進性(07/01)要約は(Wikipedia)にも出てます。
日本海新聞のコラムでの捏造報道 [編集]
吉岡は日本海新聞でコラムを書いているが、2008年7月1日のコラムで「「ろうそくデモ」に見る韓国の先進性」と題して、BSE問題で途絶えていた米国産牛肉の輸入再開に反対する大規模デモをコラムで書いた。その中で、「ろうそくを持って行進する人々は実に整然としている。黙って歩き、時折拍手するだけ。よく見ると老若男女が入り交じっているだけでなく子供までいる。行進の両サイドを警察官が並んで規制してはいるが、そのわきから出入りは自由で警察側も参加者に対し無用な威嚇は一切しない」と報道している。
しかし、現実にはデモ隊は警察と徹底的に対峙しており、鉄パイプを手にしたデモ参加者たちが、石や割れた瓶、鉄の破片などを機動隊に投げ付けるなどの暴力が頻発している。機動隊のバスが全焼する事件も発生し、放火の可能性も指摘されており、騒然としている。中央日報などの新聞社が襲撃される事態さえ発生している。
そういった誤った認識を元にして、韓国人の民度を賞賛し、デモが起こらない日本を「二流国」と批判した。
オザワLOVEだけは揺るぎないけど、相当支離滅裂でしょ
とにかく、何故か「韓国は素晴らしい、日本はダメ。 民主党は素晴らしい、自民党はダメ。」というあからさまな論調なんです。しかも捏造までして!
最近の論説は、大好きなオザワと橋下氏市長を合体させたくてしょうがないようですが、数ヵ月後には、橋下氏の悪口を書くような予感~
日々、テレビは偏向報道ばっかだし、新聞も捏造記事が混ざっているとしたら、一体私たち国民は何を信じればいいんでしょうね??
とにかく!マスコミ報道は鵜呑みにせず、自分で調べて考えましょう!
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