千代田化工建設
テレビ東京【未来世紀ジパング】(9/15)で、
急成長する中東の親日国、"世界一裕福な国"カタール~知られざる日本との絆 をやっていたので記録しました(かなり要約)
中東の灼熱の小さな国が、何故10年ほどで世界一裕福な国になったのか!?非常に興味深いです
2000年から2012年のGDP成長率が350%という驚異的な成長を続ける中東のカタールは今や世界一裕福な国。繁栄の原動力は天然ガス。その陰には知られざるオールジャパンプロジェクトが!そして東日本大震災直後のカタールの恩返しとは?
●10年で一変!日本人もなじみ深いドーハ
2000年カタールと現在のカタールはわずか10年で大変貌し、高層ビル林立する大都会に。
気温・湿度 (ドーハの悲劇 関連映像 略)カタールの首都ドーハ。
今年5月にリニューアルオープンした世界最新のハマド国際空港。斬新な波型の屋根が特徴の巨大ターミナルは日本の大成建設が施工。ドバイのようなハブ空港を目指している。
更にその隣にも王族専用ターミナルも建設中で、竹中工務店が施工。
畑中美樹氏「カタールは1人当たりのGDPが10万ドルを超え、世界1、2位を争う豊かな国。外国人(移民)を含めた数字なのでカタール人だけだとその5~6倍で、ダントツの世界一。」(国際開発センター エネルギー環境室研究顧問)
(世界一裕福な親日家のアブドゥラ氏の自宅を拝見。
公務員で子供が7人、年収は1600万円。カタールでは一般的。600平米の敷地に豪華で広い応接間が3つの超豪邸。
カタール人は電気代、水道代、所得税、医療費が無料だと語った。)結婚式も盛大で男性1000人が集っていた。披露宴は男女別。みな高級車ばかりなのがこの国の富を象徴。
(スタジオトーク・・・畑中氏のカタールの説明)
中東の、秋田県より少し小さい位の国。1人あたりのGDPは2000年位から急上昇し10万ドルを超え、今や世界一裕福な国になっているがそれを支えたのがLNG。この頃からカタールと日本は密接な関係を築いてきた。
●繁栄の陰に、オールジャパン『LNG』プロジェクト
カタールにこれほどの急成長をもたらしたもの、それは“世界最大の天然ガス田”
首都ドーハから80キロ離れたところにあるラスラファン工業地帯。インドからの労働者1000人を率いるのがジェット燃料製油プラントを建設中の千代田化工建設の森田さん。
日本式の安全確認で作業開始。千代田はここが何も無い砂漠の頃から携わってきたので酷暑の中で働くノウハウがいっぱい詰まっている。
そして日本から新入社員も研修し、後継者も育てている。(オールジャパンプロジェクトの中核施設・三井物産の施設を見学)
そこには、世界最大のLNG(液化天然ガス)のプラントが集積している。このLNGこそが日本をはじめ世界中にガスを輸出することを可能にした。2日に1回日本に送られている。
アル・サーニ氏「カタールにとって日本との関係は象徴的です。日本はカタールの基盤を作った大事な顧客と考えています。」(カタールガスのCEO)
発端は1971年、カタール沖合いで世界最大のガス田が発見された事。埋蔵量は実に日本の消費量の350年分。しかし当時のカタールには資金も技術も無かった。
滝島雅之氏「商業化の目処が全く立っていなかったこのカタールの事業に、私ども三井物産は1989年に参画致しました。買主は中部電力を始めとする日本の電力・ガス会社。
プラント建設は日本のエンジニアリング会社。LNGタンカーの造船は日本の造船大手3社。まさにオールジャパンプロジェクトがカタールガスプロジェクトです。」(中東三井物産 ドーハ事務所長)
1992年に調印。ガス田発見から20年を経てオールジャパンプロジェクトが始動した。
垣見氏「(オイルショックで)脱石油の大きな柱としてLNGが注目された。」(中部電力 専務)
世界の最先端を誇る日本のLNG技術が投入された。
建設作業中は1日75,000人の作業員を毎朝600台のバスで送迎。
中東ではピラミット以来の大工事と言われた。96年世界最大のLNGプラント完成。翌年から日本への輸出がスタートし、これを機にカタールは世界中にLNGを供給。
現在、LNGの生産・輸出量世界一を誇る。これが今の富の源泉なのだ。
アル・サーニ氏「この国の繁栄と現在の地位は全て日本の方々のお陰です。」
そんな感謝の気持ちはカタールの恩返しが・・今年8月仙台市。駅前のビルに完成した施設のオープニングセレモニーに、カタール国大使館・ハッサンアルヘマイディ書記官が現れた。
カタール書記官「2011年3月 大震災で東北地方は8000もの学校が被害を受けました。カタールは子供達の教育の為の支援を日本のパートナーとして今後も続けていきます。」
カタールが資金を出してつくってくれたのは、子供達が職業体験できる施設。
カタールフレンド基金は復興支援を目的に1億ドル(100億円)で作ったもの。この基金でいち早く造られた施設が、20mの津波に襲われ港が一瞬で消えた女川町にある。
豊かになったカタールは、震災からわずか半年後の10月に、復興のシンボルとなる建物が20億円を投じて支援。漁業の町に最も必要だった巨大な冷凍冷蔵施設。
石森氏「当時はこれしかなかった。何もないところにこれが1つ。その脇はガレキ。そういう中で本当に光明でしたね。」(女川魚市場買受人協同組合)(カタールへの感謝の言葉)
(スタジオトーク 国際情勢、地理的にカタールがパイプラインを造るというのはあり得なかったという話)
パックン「パイプラインでヨーロッパまで運ぶとしてイラクとかクェートを通るのはあり得なかった。当時は湾岸戦争も記憶に新しかったから。」
更に、震災後、原発が全て停止して大ピンチだったので、約1000万tLNGを追加調達したがその8割を追加供給してくれたのがカタールだった。(オールジャパンプロジェクトをスタジオゲストも知らなかったという話) 日本のLNG依存度(その中で2割がカタール産)
灼熱の国カタールで絶対的に必要な"水"も日本企業が供給。
発電造水プラントを運営し、更に砂漠の緑化事業もしている。
●気温50℃!湿度70%!!灼熱の国に商機あり
(日本の中小企業が遮熱塗料のプレゼン)
カタールにはビジネスチャンスを求め世界中から企業が殺到。
そんな街に手にレーザー温度計を持ち、ビルの壁面の温度を測りまくっているのが日本中央研究所・田中雅彦氏。
2005年に特許取得した遮熱塗料で日本では車販売店や工場など、海外ではドバイの屋内スキー場などに採用された遮熱塗料を大きな工場へ、灼熱のカタールにビジネスチャンスがあると単身乗り込んできた。その塗料は真夏の屋根を裸足で歩ける程の高性能。
早速営業先で自慢の塗料のプレゼンをしようとしたが、カタール人の工場長は「あんたの国とは違う!屋根は直射日光で80度になるんだぞ!」と相手にしてくれない。そこで、すかさず取り出したのは準備した秘密のプレゼン用実験キット。驚きの結末が!
その日の午後、急遽その工場の親会社から呼び出され、
グループの決裁権を持つ人が現れ工場長も同席し実験。(一般塗料74度 売り込み塗料42度)
(スタジオトーク 話が早いと感心 )
●今も発展をつづけ建設ラッシュのカタールにはビジネスチャンスも転がっている。
●灼熱のカタールにチャンス・2022年W杯は…
震災で恩義を返してくれるカタールの心意気に超感動しました!
がっ、カタールと日本が、ここまで持ちつ持たれつの関係だったとは・・全然知りませんでした。
スタジオゲストの知識人?の面々もこれを知らなかったのは由々しき問題ですよ。日本のマスコミはちゃんと報道してください。
日本人はあまり知らないけど、中東の国々は素直に日本を尊敬しているし、日本がピンチの時には手を差し伸べてくれています こういう真の友情は大事にしなきゃいけないのっ!
《サウジアラビアで盛り上がる日本ブームの熱(・・;) 【ニュースバード】》2011年04月23日より抜粋
TBS系【ニュースバード】で、
中東最大の祭典・サウジアラビア国民文化祭の、唯一のゲスト国の”日本”への関心が高まっているというニュースをやっていたので記録しました(青字はナレーション)
横断歩道へ感心しすぎ、驚きすぎ・・(笑)(中略)
(サウジの震災支援)
日本経済新聞より
中東のペルシャ湾岸産油国では、サウジアラビアの国営サウジアラムコが震災後、原油や
燃料など2000万ドル(約16億円)分の緊急支援 を実施することを表明。カタールの国営カタールガスも16日、日本の500万世帯に1年間の電力供給が可能となる量に相当する計約400万トンの液化天然ガス(LNG)を追加供給すると発表した。ありがとう、サウジアラビア&カタール☆
恩知らずの隣国より、「恩義」「尊敬」「感謝」の気持ちがある遠くの友を大事にして、ウィンウィンでいきたいですね
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