中国海洋法
TBS【サンデーモーニング】(4/22)で、
石原都知事の尖閣諸島買い取り発言に関して、コメンテーターたち全員が猛批判していたのでそのコメントの部分のみ記録しました(青字は私の感想)
誰一人、マトモなコメントしないなんてスゴイ番組だわぁー
関口氏「寺島さん、どうお考えですか?」
寺島氏「石原さんの発言、ワシントンでって言うんですけどね、これ調べてみて不思議な印象を持ったんですけど、石原さん気の毒だなと、ボクは本気で思いますね。っていうのはね、これヘリテージ財団ってとこで喋ってるんですよ。
例えば、ナショナルプレスセンターとかですね、そういうとこで喋ってんじゃないですね。ホント石原さん、日米友好、例の桜贈呈100年っていう記念で行ってですね、そこに照準が合ってるはずなのに、いつの間にかですねぇ、このヘリテージ財団っていうのは、極めて保守色の強いシンクタンクで、分かりやすく言うと、米中の対立っていうのを促すような意図と構図を持っているような所でですねぇ、喋らされたんだなというのが、ボクのですねぇ、1つの思いなんですけれども、なにやらこんな所でね日本の都知事がですねぇ、その侮られてんのかなとさえボクは思いますけども。
まぁ、そこでですよ、で、こういう事でその日本が実効支配している所なんですよね。日本の立場としては『領土問題なんかないんだ』というとこで、筋道通している所なんですよね。で、そういう中でこの問題を出すと。
で、ボクはね、国のレベルでは色々領土問題とかあるけれども、地方のレベルでは交流を深めてですね、相互の信頼を深めて行きましょうねっていうのがやっぱり地方行政の基本スタンスであるべきだと思うんですよ。
で、ボクはね、一番懸念しているのは、東京がある種の願望を込めてやっている例の東京オリンピックの誘致ですよね。で、国際社会にね、東京ってものが与える印象をこう考えた時にね、コレでもって東京オリンピック、諦める気なのかなと思うぐらいですね、というのはそれでなくてもね、イスタンブールとの競争って中でですね、東京が大きくやっぱり世界の支持を集めていかない空気を漂わせなきゃいけないですね、何か偏狭なね、国に対する問題提起はそれはそれとしてですねぇ、
『吠え面かかせる』なんていうような発想でですね、あの、この問題をむしだしてくるっていう事の問題。これをね、やはり国民としてもしっかり見つめてなきゃいかんとボク思います。」
(「気の毒」「喋らされた」「侮られている」って・・想像力が貧困で笑うっ
寺島さん、思い出しましょう!
北京オリンピックの前、CHINAに対して、チベット・ウイグル問題や、スーダン政府を支援していたことでジェノサイドオリンピックと揶揄され反対運動も起こりましたが、関係なく遂行されましたよね?!
尖閣諸島購入は国内の土地売買問題です。東京オリンピック誘致に影響あるなんてあり得るのぉ?!)
関口氏「そうなると収めどころはどこなのかってことになりますわな。慎平さんどういう風にみてます?」
浅井氏「最初の印象はねぇ・・唐突だったんですねぇ。ですからこの問題を石原さんがもし長い間懸念されていた問題とするならば、あの場で喋る話ではなかったではないかなと。
それでしかも尚且つですね、東京都が買うのか国が買うのかあるいは個人が所有していた方が良いのかというのは、少なくともそこに優劣は今のとこ無いような気がするんですね。つまり、議論をしなくてはいけないテーマのような気がするんですよ。
極端な事言えば、]個人が持っていた方が良いのかもしれないっていう思いも一瞬ボクはしたんですね。ですからそういう事も含めてこの問題がその、石原さんがあそこで唐突に出して来たという事の、まぁ今の寺島さんの話じゃないけど計り知れないっていうか、何故彼がこの場でこの事を言わなきゃいけなかったのかという、そういう疑問が出ましたよね。
ですから非常に、まっ何と言うのか、あのーー・・・、思いもかけない話がこっから出て来た事を今度まぁ国のレベルでどうするかという事にならざるを得なくなってしまったんで・・・少し・・・なんて言うんですかねぇ・・えー、この場でこれをその言わなきゃいけなかった石原さんの立場っていうのが、まだ良く見えてこない、、まっ、戸惑いと言うか、、」
関口氏「でも、だいぶ勇んでましたよ『重大な発表をする。危険な発言をする。』って仰ってましたからね。」
浅井氏「うん、だから東京都という所が、そのー、まぁ石垣の周辺の島に、所有しなきゃいけないっていうのは、少なくとも感覚的には分からないわけじゃないけど論理的じゃないですよねっ。
だから少なくともそういう事を国民に説得するだけの後ろ側のこう論理が構築されないままに、自分の個人的な事を発言されたという印象がとても強いので、多分これからは多分、世論も含めて色々と問題が出てくるだろうと思いますけども。」
(この人は、領土問題について喋る資格が無いですね。何も分かっていない(・・;)
「個人が所有していた方が」とか石原氏の発言を「個人的な事」と理解れているのでお話になりまへん。)
関口氏「優子さんはどういう風にお感じになります?」
田中氏「まず、あのー『買います。買う事にしました。』って仰ってますよね。議会が承認していないのにそれを言うというのは責任者としてはやっぱり全くダメだと思いますね。
で、あのー、しかも『自分が買います』って言うんだったら良いと思うんですよ。『私が買います』って仰ったんならばそれはそれで筋が通っていると思うんですね。で、東京都が買いますっていうのは誰も知らなかったって話ですよね、東京都民が。それがひとつ非常に大きな問題です。
それからもう一つは、その、いつもそのこの報道でも中国との対立が強調されますよね。だけど歴史的に言うと、あのさっきの説明にも出て来た台湾が随分ここの漁民がここの領海に出てきていて、それでかつてはその台湾との関係があった。
で、それからあのー、返還前には日本が沖縄に無関心だったわけですね。つまり沖縄への無関心がこの事をずーっと棚上げにする結果になってしまった。
アメリカも沖縄に無関心。支配していたのに無関心。その事もこの棚上げになってしまった結果だった。
それで日本政府がずーっとやってきたその棚上げとか先延ばしとか、その結果が今なんですよ。
ですから、これ非常に微妙な、、国境問題ってどこでも非常に微妙な問題ですからみんな苦労しているわけだけども、きちっと今までの先延ばしをきちんと今整理して行くっていくことが大事だし、『領土問題は存在しない』って言っている以上、ホントに政府はこの事に本腰を入れて取り組むべきで、どこが持っているっていう問題ではないと思います。
(「自分が買います」で筋が通ってる?? "国境の島が個人所有で危ない"から石原氏が東京都の代表として立ち上がったのが理解出来ないんだ・・(・・;)
領土問題に無関心だったのは日本国民全体で、そもそもアナタたちの仲間がそうさせていたんじゃないの??
この人、自分の言ってることの矛盾に気づいてない。一時が万事、石原氏を批判ありきのコメントだし、もともと男性差別者 だしなぁ~)
関口氏「そうですか。きちんとっていうところがなかなか難しいようにも思いますが、金子さんいかがですか?」
金子氏「あのー、重要な問題提起だって言う人がいるんですけどぉ、果たしてそうなんでしょうかねぇ。
例えば東京都が買って自分で防衛するんでしょうか(笑)よく分かんない意味が。
要するに借地料を払った方が安いのか、所有した方が良いのかっていう問題に過ぎないわけですよ。要するに『領土問題ない』って立場であればね。
だからなんでなんだろうって考えると、まっ、全国の知事は今、あの脱原発っていうか大井原発の再稼動とか、あるいは再生エネルギー一生懸命やっているわけねぇ。地方が中央政府に『吠え面かかせる』とかなかそういう事を言ってんですけど、実際にそういう動きが政治として非常に強くなっているのに、元々石原さんは(笑)原発推進派だから(笑)、東京だけが取り残されてんだと思うんですよ。だからボクはもう若い世代に譲っちゃった方がいいなっていう、、なんかもう目立ちたいだけでなんか発言しているようにしか私には思えないですね。」
(このコメントは酷い(苦笑) 石原氏の発言は、間違いなく重要な問題提起です。
]例えば東京都が買って自分で防衛するんでしょうか(笑)よく分かんない意味が。要するに借地料を払った方が安いのか、所有した方が良いのかっていう問題に過ぎない」
・・東京都の所有になっても防衛するのは当然日本国に決まってるし、借地料が安いとかの問題ではないのはサルでも分かる。「東京が取り残されてる」とか、「目立ちたがりだ」とか、トンチンカンもいいとこだわっ)
関口氏「そうですか。はい、岸井さん。」
岸井氏「いやぁ、あのー、まぁ田中先生言われたように、来るとこ来たんでしょうねっ。ツケが回って来たってとこありますよね。だから要するにね、これ丁度面白いんですよ、日中国交正常化40周年でしょ。
石原さんのっ、政治運動の原点ってこの時なんですよ。青嵐会で日中国交正常化反対運動から始まったんですよ。
で、その時一番、石原さんが目を付けたのは尖閣の所有権だったんですよ。だからそのあと私、北京に取材に行った、日中国交平和条約の時も最後の最後、尖閣の帰属をめぐって物凄く日中間が対立したんですよね。
で、結果、結論出なかったんですけど、その時外務大臣がポッと漏らしたのは『後ろから鉄砲撃たれたっ!』ってカッと来てましたよね。それはどういう事かって言うと、石原さんたちのグループが尖閣に上陸したと。『これで交渉ブチ壊すのかーーっ』っていうね、
だからそっからずーーーーっと(笑)続いてて、おそらくここへ来て、ここの民主党政権になって、二人、海上保安庁担当の国交大臣が問責。何よりも領土保全の防衛大臣が二人問責でしょ。
つまり、こーんな事で領土守れんの?!ってとこから40年前の原点が出て来たんですよ。『だったらオレが守るよ』『政府に吠え面かかせるよ』っていうね。
だけどこれは、国が外交防衛とその領土保全を専権事項ですからね、そういう意味では都が出てくる、、個人にしてもそういうのは筋違いなんですよね。
実際になりゃ、イザとなりゃ、何も出来ないわけですから。」
関口氏「でも、矛の収めどころがありますかっ?」
岸井氏「いや、これはもうねぇ全くレベルが変わってきますよね。今まで日本は『領土問題は存在しません。尖閣はあくまでも国際的にも歴史的にも日本の領土です。明確です。』と言ってたのが、
中国が逆に今度は、憲法上の明記をして来たんですよ、海洋法ですけどね。で、教科書でも我々の領土であるって。
こーれは物凄いやっかいなのは日清戦争に遡っていくわけですよ、ぜーーんぶっ。それまではね、どこの領有権も無かった。沖縄と台湾のどっちかに尖閣があったんだろうなと。
でも沖縄も台湾も日本の植民地になり帰属になったんですよ。それで日本の領土っていうことが始まったわけですよね。スタートはそっからなんですよね。
だからこれは恐らくね、まっ正面から領土問題、交渉する事を始めざるを得なくなった。
だから今度の問題は、世界に領土問題が存在しますよって事を(笑)日本の政府の方針と違ってアピールしちゃったって事になるわけですよ。
だから中国は物凄くね、内心ほくそ笑んでるんですよ。」
関口氏「あらららら。どーなっていくのかなぁ~。」
(『領土問題は存在しない』という政府見解と、尖閣諸島の買い取りは矛盾しない。国内の土地売買なんだから。
「中国が逆に今度は、憲法上の明記をして来たんですよ、海洋法ですけどね。で、教科書でも我々の領土 」
・・・だからね、うかうかしていられないんです。「中国がほくそ笑んでいる」なんていうのは朝日新聞と毎日新聞の解説委員の特徴ですね~)
全体的に、坊主憎けりゃ袈裟まで・・・のコメント。
もっと、ちゃんと解説できるコメンテーター、せめて1人くらい置いとくべき。
アノたかじんやたけしの番組のでも、必ず一人は反対意見の人入れてるのになぁ。
だって放送法で 『義務として、公安・善良な風俗を害しない、政治的公平、報道は事実をまげない、意見が対立している問題はできるだけ多くの角度から論点を明らかにすること(第4条第1項)』と決まってますから。同じベクトルの人たち集めて井戸端会議やってるだけってカンジ・・
放送法違反じゃないの??
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