中国人民志願軍
世界の各界の人々が、中国共産党創設100周年を祝福というニュースで、『抗米援朝記念館』を紹介していたので記録しました(青字はナレーション)
反米宣伝の強化の一環にしても、朝鮮戦争は停戦中なのに、「偉大なる勝利」と言いのける神経に唖然としました。
アナ「中国共産党創設100周年を、中国の各地で世界の各界の人々が様々な形で祝福しています。」
女性アナ「100周年の当日である7月1日、上海・南京・丹東などで多くの人が記念館や党ゆかりの地を訪れました。」
上海では6月上旬にオープンした『共産党第一回大会記念館』に、昨日特に多くの人が来場し、特命の足跡や党の初期の使命を改めて学んでいました。個人でも団体でも入場するには事前の予約が必要で、予め5000枚のチケットが用意されていましたが、あっと言う間に売り切れました。中に入るとまず地下で偉大なる歴史の始まりという展示を見ます。
ここには貴重な文物が612点展示されていて、その内30点余りが国の一級展示物です。他にもなかなか目に出来ない貴重な写真や文献などが展示されていて、歴史を肌で感じる事が出来ます。
国境内戦中の1949年4月20日、人民解放軍は長江を渡り、3日後に南京を解放しました。これを記念する『渡江勝利記念館』は、赤いツアーの人気スポットであり、愛国主義教育の旗手です。1年に亘る改装工事を終えリニューアルオープンしました。
展示物は1000点に上ります。館内は5つの展示コーナーに分かれていて、その中心となるのは軍民一心というタイトルのコーーナーです。実際、戦いの前線で300万人余りの民衆が人民解放軍を支援し、8千隻余りの船を出したそうです。
で、前夜祭の「朝鮮戦争」の公演や中国の宣伝に対し、敵国・韓国側はさぞ怒り心頭かと思ったら、何故か淡々と報道
中国共産党100年前夜祭、韓国戦争を全面に掲げた 6/30(水) 中央日報事実上、「文化大革命」「大躍進」も無かった事にし、「朝鮮戦争勝利」を殊更強調している中共。
今月28日北京オリンピック競技場の鳥巣で観衆2万人が参加する中で開かれた中国共産党創党100年記念公演。「偉大なる征程」と名付けられた前夜祭の性格を持つこの公演に韓国戦争(朝鮮戦争)が登場した。人民日報は29日、この部分を次のように報じた。
「鼓膜が破れそうなほどの大砲の音の中、合唱と舞踊劇『絵のように美しい軍旗』は抗米援朝の戦闘場面を描写した。支援軍(中国軍)の戦士が家族を守り国家を保衛する燃えるような気持ちを歌った」。
米国に対抗して北朝鮮を支援したとする抗米援朝戦争(韓国戦争)が中国共産党100年を祝う記念公演を通じて紹介された核心的歴史の一つとして登場した。
この日の公演には習近平国家主席(68)や前・現職指導部が出席した。それだけ意味のある行事だった。
当初29日に予定されていた公演は突然これといった説明もなく28日に一日前倒しになった。当局はこれに対する説明を出さなかった。すると人々の間では安全問題から天気予報まで各種理由が出回った。
中共は100周年を迎えて自分たちの年代記を新たにまとめ直した「中共100年大事記」を28日から3日間にわたって人民日報に連載中だ。これを通じて米国と対決した韓国戦争は強調され、中共の過ちである文化大革命は隠され、1989年天安門民主化運動を反革命と規定して「新中国」の性格を明確に打ち出している。
28日に掲載された1950年年代記は、韓国戦争について「10月上旬、朝鮮(北朝鮮)党と政府の要請で中共中央は抗米援朝、保家衛国の戦略的決定を下した」とし「抗米援朝戦争の偉大なる勝利は、中国人民が立ち上がった後、世界の東方にそびえ立ったという宣言書であり、中華民族が偉大な復興に向かっていく重要な里程碑だった」と叙述した。あわせて「人類の平和と正義の事業のために奮闘した国際主義精神であり、偉大な抗米援朝精神を鍛造した」とし、韓国戦争への介入を中国共産党現代史の全面に掲げた。・・
米ソ代理戦争の「朝鮮戦争」に参戦したのは、そもそも「中国人民志願軍」で、中共が派遣したという体じゃない。
北の急襲から始まった「朝鮮戦争」の犠牲者がこんなに出てるのに、韓国のダンマリは理解できない
朝鮮戦争北朝鮮軍や中国人民志願軍によって、多くの戦死者・民間人犠牲者を出した韓国政府は、本来ならば、在韓中国大使を呼びつけて抗議すべき話でしょうにね(呆)
・・この戦争で,およそ 130万人の韓国人 (その多くは民間人) が死亡し,中国人の死者は 100万人,北朝鮮人は 50万人,アメリカ人は約5万 4000人が死亡したほか,連合軍側ではイギリス人,オーストラリア人,トルコ人の犠牲者も少数ながら出ている・・
真実を捻じ曲げるというのは、中共にとっては容易い事です。
「朝鮮戦争」の基礎知識を知らないのは、嘆かわしいし危うい。優秀な女性アナでもコレ!
「朝鮮戦争って何?」今こそ知るべき基礎知識~辛坊治郎が解説1953年7月休戦協定が成立。なので「休戦中」というのが世界の常識。
By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2020-06-30 更新:2021-01-18ニュース辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!辛坊治郎
・・かつては朝鮮戦争の「開戦責任」論争があった
韓国と北朝鮮の軍事的な緊張が再び高まるなか、朝鮮戦争開戦から25日でちょうど70年を迎えた。
飯田浩司アナウンサー)いまだに停戦という形ですね。
辛坊)そうなんですよ。朝鮮戦争勃発から丸70年です。1950年6月25日未明、戦車が38度線を越えて北朝鮮から南の韓国になだれ込んできて朝鮮戦争が勃発しました。こうしてラジオで話せるのはここ2~30年くらいの話です。私がテレビ局に入った当時は朝鮮戦争の開戦責任ということに関して日本国内でも論争がありました。ですので、歴史的に「38度線を北朝鮮が突然越えて韓国を侵略してきた」というのが一般的な理解で、ラジオでこれを言ったからといってどこからもクレームは来ませんし、来たとしても相手にしないというレベルで済む。ところがかつては「韓国とアメリカの仕掛けた謀略なのだ」というような話が堂々とまかり通っていました。
飯田)国連の安保理決議でそうなっているはずなのですがね。(中略)
「朝鮮戦争って何?」
辛坊)私もこの職業で愕然とすることはあります。いまから20年くらい前に日本とある有名私立大学を優秀な成績で卒業された女性のアナウンサーと生本番中にベトナム戦争の話になりました。しかしなんだか話が噛み合わないのです。「ベトナム戦争ってどこが勝った?」って聞いたら「アメリカ」というのです。「いやいや、そこから説明しないとまずいのか」と思います。そうなると朝鮮戦争というともっとそうした場合が考えられます。「朝鮮戦争って何?」って話なのです。飯田)なるほど。
辛坊)「(中略)・・かいつまんで言うと朝鮮半島は1910年に日韓併合で日本領になりました。1945年に日本が太平洋戦争に負けたことで独立をしたのですが、この日本が太平洋戦争で負ける8月15日の直前にソ連が満州になだれ込んでくるわけです。なぜなだれ込んできたのかというと、もう太平洋戦争は終わるということを見込してソ連は朝鮮半島全域に影響力を行使したいという思惑でなだれ込んできた。アメリカとしては朝鮮半島全部が共産化するのはいかがなものかということで当然、その後朝鮮半島に米軍を上陸させます。北にソ連、南に米軍ということで話し合いの結果38度線という朝鮮半島の真ん中の部分に線を引いたのです。ここから北には「朝鮮民主主義人民共和国」というソ連の息のかかった共産国で、南側はアメリカの息のかかった「大韓民国」。そうして2つに分けたのですが、そのあとソ連と中国、北朝鮮の金日成は朝鮮半島全部を支配したいという思いはある。アメリカはどこまで本気で守るつもりがあるのかという思惑がある。ところがここでアメリカの国務長官があほな発言をするのです。
朝鮮戦争勃発の誘因となったと言われる「アチソンライン」(中略)
まだ終わっていない朝鮮戦争
辛坊)そこでどうするのか。アメリカ軍は朝鮮半島全部が共産化するのを放置するわけにはいかないとして仁川上陸作戦という現在仁川空港があるあたりに米軍を上陸させて反撃に出ました。今度は米軍が反撃すると思っていなかったので北朝鮮は総崩れになり一瞬で中国と躊躇国境というところまで北朝鮮はぐっと押し戻されていきました。こうなると中国は朝鮮半島全部がアメリカの支配下になるのはいかがなものかということになる。中国は朝鮮戦争の直前に中国共産党がつくった中華人民共和国が成立した直後なので毛沢東は人民解放軍を100万単位で送り込んでくるという血で血を洗う大戦争となる。そして今度はじわじわと38度線までアメリカ軍と韓国軍は押し戻されて結局38度線、開戦時の出発点くらいまで戦線が戻った段階でこの辺でやめようと休戦協定が結ばれる。それが1953年の7月です。ほぼ丸3年と1ヵ月、熾烈な戦いの結果朝鮮戦争はまだ終わっていないのです。・・
そんな歴史の事実をも捻じ曲げて、偉大なる勝利を収めた記念に『抗米援朝記念館』を建ててしまう中国。
大事なのは、日本人が中国のプロパガンダに騙されない事。みのもんたのようにテレビで「中共の嘘」に引っかかってそれを言われたら目も当てられませんから
«河村たかし市長「南京大虐殺否定」発言への みのもんたのコメント»2012年02月24日こうして段々、中共のプロパガンダが、日本にも浸透してくるんです。・・みの氏「まぁ日本としては、日本の見解ってのはキチンと述べて、中国は中国側の見解を述べて、100万とか50万とか、そういう人数の問題ではないの!
そういう事実が戦争という悲劇の陰でね、行われたという事をね、やっぱりお互いに確認し合おう、認識しあおうってところまで来てるんですよ。
で、南京に行きますと、南京にはやっぱりそういう記念館ってのがありますから、ボクは一番ねぇ、思いがあるのはね、出来ました。それで中国全土から小学生・中学生・高校生と言われる人たちが、まっ向こうがそういう制度になっているかどうかわかりませんよ、若い学生さんが見学に行くんですよ。NHKだったと思います。取材をしてるんです。そして見学を終えて出てきた中国の若い方たちに
『これからの日本との関係をアナタはどう思いますか?』って聞いたら、約1分間、マイクを、カメラを向けられたその中国の若い方が、ジィーーーーーーーーーーーーーっと黙ってるんです。テレビで1分近くの沈黙ってのは、これは長いですよっ。でもカメラ、動かないんです。ジィーーーっと、で、最後にその若い方が、・・
『日本とはこれから仲良くしていかなければいけないと思います』(みの、ドヤ顔)って言ったんですよーー。」
小松氏「今回、河村さんもアレですよねー。友好都市のねー、訪問で、いらしてたんですよね。」
みの氏「何故そこで持論をねぇ~、、」
女子アナ「河村さんのスタンスとしては、議論するのはいけないっていうのはいけないんじゃないかっていうのが主張ってことなんですけどね。」 小松氏「公人ですからねぇ~」
みの氏「まぁ中国側がね、『山のような証拠・資料がありますよ』って、、その『山のような』ってのはね、ウソじゃないんですよ。当時も写真という技術がありますんで。
克明に撮られた写真や何かをどう我々は受け止めるかっていう事に考え・思いを馳せないといけないと思いますね、うん。でもまぁ戦争というのは二度と起こしちゃいけない事です。侵略もいけない事ですから。ねぇっ。」・・
そんなバカなと思っても、テレビは洗脳装置だから、要注意!
にほんブログ村 ←ちょっと共感!の方はポチッとよろしく