ロングアーム車
テレビ朝日【やじうまテレビ】の元祖やじうま新聞で、あのロングアーム車の民間提供を、当初断っていたという記事を扱っていたので記録しました。ナント!3日連続で吉澤アナが正しい。
吉澤アナ「・・さぁ本当に懸命にですねぇ、この原発の復旧作業進められているわけでございますけど、サンケイスポーツ参りましょう。(アンダーライン部分のみ読み上げ)東日本大震災による福島第1原発の事故で東京電力は22日、4号機の使用済み燃料プールに、長さ50メートル以上のアームを備えた生コン圧送機を初めて使い、約3時間にわたり放水した。また、1~6号機の6基すべてに外部電源が接続し、同日午後10時43分に3号機の中央制御室の照明が点灯した。4号機は給水ポンプの復旧作業も最終段階。放射性物質の大量放出など危機は続いているものの、安全性回復への一歩を踏み出した。【続きを読む】
100~300m離れて遠隔操作できるという、非常に優れものなんですけれども、えー、そしてしかもですねぇ、この新しいマシーンなら使用済み燃料プールをピンポイントで狙う事が出来るという事で、非常に効果的な放水が可能だという事なんですねぇ。
えー、まぁしかし、ねぇ、じゃあなんでもっと早くこれを使わなかったのかとかって思うんですよね。100m~200m離れた所で、ある意味では作業員の方も少しは安心できる位置から出来るという事なんですが、
その理由、コチラ、デイリースポーツ、これは21日月曜日の紙面なんですど、ご覧いただきましょう。
“新兵器”提供申し出も東電“拒否”
東日本大震災の影響で、冷却機能を失い大量の放射性物質の流出危機にある福島第1原発への放水のため、三重県四日市市の建設会社「中央建設」が国内に3台しかないという“新兵器”の提供を国に申し入れたが、政府および東京電力の了承を得られず、“待機”を余儀なくされていることが20日、わかった。
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の際にも活躍したポンプ車で、被ばくを覚悟の上で、名乗りを上げた同社は、反応の遅さにいらだちを隠せないでいる。
「中央建設」が提供を決意したのは、同社が保有するドイツ・プツマイスター社製のポンプ車「M52 Multi‐Z」。トレーラータイプで、折りたたみ式の車載アームは最長52メートルにもなる。国内にあるポンプ車の中では最長のもので、国内には3台しかなく、そのうち2台を同社が保有している。 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故封鎖の際にも使用された重機と同型で、毎時約150トンの水を投入可能。機械から約100メートル離れた場所から遠隔操作できるほか、通常でも7~10時間の連続運転を行っており、今回の放水作業には大きな効果を発揮する可能性が高いという。
同社では、17日に行われた、自衛隊ヘリコプターによる福島原発3号機への水投下の映像を目撃。「あれを見ていたら、効果は薄いと思った。うちのポンプ車を使えばもっと効率よく水を入れられると思った」と、被災地への提供を決意。同日中に、長谷川員典社長が速やかに東京電力に連絡した。
だが、東京電力にはすげなく“門前払い”された。やむなく同日夜、地元選出の国会議員を通じ、政府に提供を申し入れた。だが、政府からもいまだ返答はなく、せっかくの善意と“即戦力”が宙に浮いた形になっている。
作業に必要となる熟練のオペレーターも、被ばくの可能性もある中で、2人が「覚悟はできている」と了承。ポンプ車の可動テストも終え、さらには全国の同業者からも協力は惜しまないという電話も寄せられている。
提供側の準備は万端だが、申し出から2日たっても肝心の出動許可が下りない状況。同社では「このポンプ車なら放水作業に百パーセント役に立つと思っている。こちらは決死の覚悟を決めているのに、2日も…。モチベーションが保てるかどうか」と、いらだちを隠せない様子だった。
というのが、21日デイリースポーツの記事なんです。
これー、野澤さんなーんかねぇ思うんですけども、まっ今回の一連の流れを見てても、政府もしかり、東電もしかり、なんか後手後手に回って、えー、なんでこんなにやる事が上手くいかなかったのかっていうのが、、思うんですよね。」
野澤氏「うーん、そうですよね、これまでのあの色んな放水車見ても、ああこんな車が日本にもあるのか(笑)っていうようなのがたくさん出てきますよね。
で、それぞれ我々が知らないだけで、色んな技術ってのは日本に集積してるんだと思うんですね。
で、ただ多分ですね、東電にしても政府にしても色んな所から申し出が殺到してきて、なかなか捌ききれないっていうのはあるんじゃないかなって思うんですね。(避難所の話 略)
だから中央のその機能が麻痺している。やっぱりこれは枝野さんがずーーっと(笑)記者会見やってますけど、原発は原発担当、それから被災者は被災者、で民間の方の申し出もきちんと受けるとかですねぇ、役割分担をきちんとやっていかないと、なかなかですねぇ、これだけの大災害ですから回っていかないですよね。」
吉澤アナ「こういうのを見るとね、本当にそれこそ作業員の方の安全も確保できる。しかもピンポイントで効果的に狙う事が出来るっていうんだったら、
じゃあそれこそ自衛隊のヘリの方々、東京消防庁、えーそして横浜・大阪のそれぞれの消防員たちが危険を顧みずにやったわけじゃないですか。
だったらこういうのがあるならば、もっとちゃんとやっぱりできたんじゃないか、それこそ日本人の英知を結集すればもっともっとなんか上手くんじゃないかって改めてこういうの見ると思ってしまうんですけどね。」
「中央建設」の社長さんが先週、番組でアピールしているのを見ました。
実際に遠隔操作で的に水を命中させて、この「きりん」を使ってくれ!とアピールしていましたよ。
野澤氏のコメントは暢気すぎ(呆)
「中央建設」さんは、政府にも東電にも必死に訴えたと想像します。
もうね、とっくに政府のキャパ超えてるんですよ。だからやってる事が全部、後手後手のチグハグ。
あのヘリ散水の次に何を指示したかというと・・・コレですよっ!!(呆)
《警察より"放水のプロ"消防・特殊車両が何故後回しになったのか 【Nスタ】》より
政府は17日から現地での放水を始めましたが、自衛隊の放水車とともに投入されたのは、「放水のプロ」である消防ではなく、警視庁・機動隊の放水車だ。
菅氏「まずは機動隊、つまり警視庁中心にお願いしているところです。」機動隊の放水車は3号機への放水を試みたものの、使用済み核燃料の貯蔵プールに届かなかった・・
菅総理は廃炉の決断が遅れた。だから素早く海水投入できなかった。そこから、一気に危機の連鎖が起こったのは間違いないです。で、結果、危険に晒されなくてもいい人達まで、危険な目に遭わせてる!
危機対応・日本復興が出来る政府を作るべきです。
菅総理が絶対に駄目な理由
警察より"放水のプロ"消防・特殊車両が何故後回しになったのか 【Nスタ】2011.03.18) 菅首相「最悪なら東日本が潰れる」発言への擁護コメント 【朝ズバッ!】 (2011.03.18) 危機管理後手、政権・東電、不信の壁 【報道特別番組 ひるおび】(2011.03.17) 原発SOS、事態の深刻さを菅政権理解せず 【ワイドスクランブル】(2011.03.16) 菅政権の政治主導演出へのこだわり、混乱を増幅 【朝ズバッ!】(2011年03月15日)
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