患者の７割・症状改善の「レムデシビル」“国内初”コロナ治療薬・承認へ「アビガン」との違いは？と題して報じていたので記録しました(青字はナレーション)

日本医師会も「アビガンを活用して入院初期のハイリスク者に対する投与を！」という要望を出したし、アビガンの正式承認をとにかく急ぐべきと思いました。

夏目ｱﾅ「今、新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽの治療薬として期待される薬があります。エボラ出血熱の治療目的で開発されたﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙです。日本でも早ければ来月にも承認される見通しですが、その効果や副作用は？」
　

次々に流れてくる薬品。これがｱﾒﾘｶの医薬品ﾒｰｶｰ(ｷﾞﾘｱﾄﾞｻｲｴﾝｼｽﾞ)が開発中の治療薬、ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙです。ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙはエボラ出血熱の治療薬として開発された既存の薬です。
今この薬が新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽの治療薬として一躍脚光を浴びているのです。
今月発表された論文には・・ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙが投与された53人の患者の内およそ7割、36人の患者の症状が改善したとされています。

　
その中でも、人工呼吸器を装着していた30人中17人、より症状が重い人が使用するECMOを装着していた4人中3人がﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙを投与した後に装置を外す事が出来たというのです。論文によると新型ｺﾛﾅ患者の体内でｳｲﾙｽの増殖を抑える効果が報告されていて、今、国内外で臨床試験が進められているのです。

そうした中、安倍総理は昨日、緊急の場合に審査を大幅に簡略化できる「特例承認」と呼ばれる制度を活用して、ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙを新型ｺﾛﾅの治療に使う考えを示しました。
　
安倍総理「日米で共同研究しておりますﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙ、これは大きな効果があるという報告もあるわけでございますが、特例承認に向けて今もうこの作業を始めているところでございます。」
ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙへの期待はこの人も・・
　
ﾄﾗﾝﾌﾟ大統領「ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙは有望な治療法だ。とてもﾜｸﾜｸしている。革新的な技術になるかもしれない」
世界が注目するﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙ。その一方で専門家はある懸念を指摘します。

　
東京歯科大学・寺嶋毅教授「肝機能障害、腎機能障害、そういう有害事象(副作用)が少なからず認められたという事、、」
論文でも投与されたうちおよそ1/4の患者が肝臓や腎臓の障害など重い副作用が出たとしています。海外で承認されれば早ければ来月にも承認すると見られています。ｽﾋﾟｰﾄﾞ承認の方向性が示されたﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙ。
日本医師会は昨日、ある要望を出しました。

日本医師会・横倉義武会長「備蓄されているアビガンを活用して入院初期のハイリスク者に対する投与を政府与党として積極的に推進をして頂くよう要望したところであります」
　
新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞの治療薬・アビガン。ﾀﾚﾝﾄの石田純一さんや脚本家の宮藤官九郎など既に多くの新型ｺﾛﾅ患者に投与されています。
しかし、未承認薬のアビガンを投与するには、各医療機関の倫理審査委員会での事前承認や患者の同意、厚労省へのデータ提供などが条件となります。その為、投与までに時間がかかり患者の重症化を招く危険性がある為、
日本医師会はアビガン活用の要望を出したのです。
　
横倉会長「新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞの治療薬であるアビガンを早期投与によって症状の改善がみらた症例が多く報告されている、、ハイリスクの方にはより早期に対応する事が必要であろうと」。

では、レムデシビルとアビガンにどのような違いがあるのでしょうか。

　
寺嶋毅氏「ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙは点滴で、アビガンは内服ですから、軽症者から中等症がアビガンで、中等症・重症者がﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙというような位置づけだと考えています」
様々な患者に対応できるよう対策が急がれます。
寺嶋毅氏「100点満点の薬というのは無いので、患者さんの重症度や背景に合わせて使い分ける。薬のいくつかの選択肢がある事が重要だと思います。」

アナ「今のところ新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽの特効薬はない。別の病気の既存薬を応用する研究が進められている状況だが、
中でも注目されているのが４つの既存薬。レムデシビル、アビガン、オルベスコ、ネルフィナビルとセファランチン。
●ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙはエボラ出血熱の治療薬。主に新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽ患者には重症者対象。(点滴)
●アビガンは軽症～中等症者対象。(錠剤)・妊婦は使用不可、男性も精子に影響

国際医療福祉大学・松本哲哉教授「ﾚﾑﾃﾞｼﾋﾞﾙは海外で承認される動きがあるのでそれに合わせた動きだと思う。短期間で早めに承認される動きになっているので、副作用、有効性。使用法などの薬の評価を得た上で使えるのかは、まだ私としては疑問な所もある。更に症例数を増やして評価していくのが重要」
●オルベスコは気管支ぜんそく薬、口で吸入するタイプの為呼吸困難患者の使用は難しい。
●ネルフィナビルとセファランチンを併用する治療法。中等症から重症者が対象。肝臓、腎機能障害を引き起こす可能性。

松本教授「私達の病院でもアビガン、オルベスコは既に治療に使用している。軽症者には副作用も出ていないし、治療の効果が出ている印象だが、重症者には劇的な回復は難しい印象」

なるほど。なんでレムデシビルの方が先に承認されるの と思っていたけど、
世界的な動きに合わせたんですね。レムデシビルとアビガンとの違いもよく分かりました。
で、「治療薬開発」で国際的なイニシアチブ争奪戦になっている現状ですが・・
重要なのは、先日Chinaが「3種の薬に効果」と発表したけど、その中にレムデシビルは含まれてない事。

レムデシビルは世界のいずれの国においても認可・承認されておらず、安全性や有効性は確立されてない

«ｱﾒﾘｶの製薬会社、#レムデシビル　中国での治験を一時停止と発表【東方衛視】。一方　#アビガン　は・・»2020年04月17日
 

アナ「ｱﾒﾘｶの製薬会社、ギリアド・サイエンシズの発表によりますと、新型コロナウイルスに感染した中症と重症の患者に投与する治療薬レムデシビルの安全性と有効性を評価する為の、中国での試験は一時停止する事になったという事です。一方、ｱﾒﾘｶでの試験は続けるとしています。」(中略)
・・頑張れ！アビガン！地球を救え！

ベラルーシ政府が声明「もうすぐ日本からアビガンが届くはず。国民のみんなもう少しだけ耐えて」〜ネットの反応「え？ そんなに期待されちゃっていいの？」「少しでも役にたつなら急いで送ってやれ、それが日本だ」「アビガンへの期待感やばいな…」4月 15, 2020(アノニマスポスト)

Ｇ７ 安倍首相「アビガン」など治療薬開発の推進を強調
2020年4月17日(NHK)

ノーベル賞・大村智氏開発の寄生虫感染症の治療薬「イベルメクチン」も脚光！
アビガンとともに希望の光！☆

«ノーベル賞・大村智氏開発の薬「#イベルメクチン」、 新型コロナに抑制効果【JNNﾆｭｰｽ】»2020年04月07日

どんな薬でも一長一短があるので、「患者さんの重症度や背景に合わせて使い分ける。薬のいくつかの選択肢がある事が重要」ですね。
その選択肢の中に「イベルメクチン」も早く入れば良いな☆
アビガン開発者・白木公康氏によると、アビガンの正式な承認に関しては、現在、治験の最終段階である第3相臨床試験に進んでおり、6月末にも終了する見通しだそうです。早ければ7月のようです。
とにかく！この武漢ウイルスの「治療薬」と「ワクチン」、中国主導にだけはしちゃダメ・絶対

近藤大介氏「中国国内ではアビガンの製造特許は切れていて、ジェネリックをドンドン作ろうとしている。日本は早くしないと、ジェネリック薬が世界中に出回り儲かるのは中国ばかり」
江崎道朗氏「日本は副作用で問題が起きた時に訴訟リスクを抱えてしまう。それに対するシミュレーションはちゃんと！」 pic.twitter.com/Oywnz55wRv

— take5 (@akasayiigaremus) 2020年4月29日

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NHKアナ「新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽのﾜｸﾁﾝの開発が各国で急がれる中、ｲｷﾞﾘｽのｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大学が23日ﾖｰﾛｯﾊﾟでは最初となる臨床試験を始めました。順調に進めば今年9月にもﾜｸﾁﾝの生産を始めたい考えです。WHOによりますと、ﾜｸﾁﾝは中国やｱﾒﾘｶの研究機関や企業などで既にﾜｸﾁﾝの臨床治験を進めています。ｲｷﾞﾘｽBBCです。」

　
アナ「23日午後、2人のﾎﾞﾗﾝﾃｨｱに試験的なﾜｸﾁﾝが接種されました。これから臨床試験に参加する18歳から55歳の800人以上の人にも接種が行われます。」
これで全てが変わるかも知れません。新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽに対するﾜｸﾁﾝです。全ての人にとっての出口となるかもしれません。最初にﾜｸﾁﾝ接種を受けたﾎﾞﾗﾝﾃｨｱは、今日で32歳の微生物学者ｴﾘｰｻ・ｸﾞﾗﾅﾄさんです。
　
ｸﾞﾗﾅﾄさん「私は科学者なので、可能な時はいつも科学的ﾌﾟﾛｾｽを手助けしようと努めています。私はｳｲﾙｽ研究はしてなくて、最近自分が役に立っていないと少し感じていたので、これで目的に向けた助けになれればそれが簡単な方法だと思ったんです。ワクワクしています。」

臨床試験に参加する半分の人に、新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝが接種され、残り半分には髄膜炎用の抑制されたﾜｸﾁﾝが接種されます。ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱにはどちらが接種されたか分かりません。

ｸﾞﾗﾅﾄさん「私はここで座ってここで培養して、この後良いﾃﾞｰﾀが提供できればと思います。上手くいく事を期待します。」

通常何年もかかる事が、ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大学の科学者達によってこの3か月で行われました。
世界では、およそ80のｸﾞﾙｰﾌﾟが新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽのﾜｸﾁﾝを開発しています。そしてｱﾒﾘｶと中国でもいくつか臨床試験が始まっています。その中で成功する物があるかどうか保障はありません。

ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大・ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄ教授「個人的にはこれが上手くいくと非常に楽観しています。有効性を調べる正式な試験です。ただ実際に効果があり、人の新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽ感染を止められる事が試される前に、このﾜｸﾁﾝが広く人々に接種し始めるという事ではありません。」
　
ﾜｸﾁﾝはどのように働くのでしょうか。科学者は、ｺﾛﾅｳｲﾙｽの表面にあるｽﾊﾟｲｸたんぱくの遺伝子を取り出し、それを無害なｳｲﾙｽに入れます。こうしてﾜｸﾁﾝが作られます。
　
そして、これが接種されるとﾜｸﾁﾝが細胞内に入りｺﾛﾅｳｲﾙｽｽﾊﾟｲｸ蛋白が作られ始めます。それを受けて免疫ｼｽﾃﾑが抗体をつくりｷﾗｰT細胞を活動させます。
これで将来ｺﾛﾅｳｲﾙｽが認識破壊され感染が防止される筈です。
ﾜｸﾁﾝがどの位有効なのかは、多くのﾎﾞﾗﾝﾃｨｱがｺﾛﾅｳｲﾙｽに晒され初めて分かります。

ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大・ﾎﾟﾗﾄﾞ教授「現状は、今起きている流行の波の終わりを追いかけているところですが、その波を捉えない事には、ﾜｸﾁﾝに効果があるのか今後数か月で判断する事は出来ません。ただこのｳｲﾙｽは無くなってはいませんから、これから更に感染者は出るでしょう。」
記者「単純に、ﾜｸﾁﾝを摂取した後、その人を新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽに感染させないのは何故ですか？そうすれば分かりますよね？」
ﾎﾟﾗﾄﾞ教授「今のところ、特に致死率の高い病気に対しては非常に難しいです。ですから治療方法が出てきて、安全も保障できる段階に入っている事がﾜｸﾁﾝを試験する非常に良い方法となるでしょう。」

«【世界初】中国、新型コロナウイルスワクチン臨床試験・第２段階へ【東方衛視】#貼るワクチン　とは»2020年04月15日
　
アナ「中国が開発を進めている新型コロナウイルスの２種類の不活化ワクチンは、臨床試験の第１、第２段階を合わせて行う事が承認され試験が始まっています。
14日、国務院の感染症対本部の記者会見で、これまでに３種類のワクチンがすでに臨床試験の段階に入っていることが明らかにされました。」・・

「致死率の高い病気には治療方法が出てきて、安全も保障できる段階に入る事がﾜｸﾁﾝを試験する非常に良い方法」

«ｱﾒﾘｶの製薬会社、#レムデシビル　中国での治験を一時停止と発表【東方衛視】。一方　#アビガン　は・・»2020年04月17日
・・で、日本の希望の星「アビガン」☆はというと・・

«【#アビガン】開発者　#白木公康　教授の解説【ウェークアップ!ぷらす】»2020年04月05日

　
(中略)
催奇性があると言っても注意すべきは限定的な人だけだし、他の副作用(尿酸値の上昇)も大した事ないという治験結果が

■NEWS　アビガンより有効な抗ウイルス薬は「幻想」―開発者・白木氏が緊急寄稿第3弾  2020-04-01(日本医事新報社)

2020年04月24日11:34
アビガン一択か…コロナ治療薬候補レムデシビル、効果なく臨床試験失敗との情報が流出　ギリアド社は直ちに反論＝韓国の反応
・・23日（現地時間）、ロイター通信によると、フィナンシャルタイムズ（FT）は、この日、世界保健機関（WHO）が誤って公開した報告書案を引用し、中国で行われた抗ウイルス剤レムデシビルの無作為抽出による臨床試験が失敗に終わったと報道した・・

新型コロナウイルス患者に投与する
治療薬レムデシビルの安全性と有効性を評価の為の
🇨🇳での試験は一時停止、
🇺🇸の試験は続行・・

アメリカ、ハブった⁉️

ｱﾒﾘｶの製薬会社、#レムデシビル　中国での治験を一時停止と発表【東方衛視】
一方　#アビガン　は・・ https://t.co/yURAREc4Bx pic.twitter.com/a9cxbNur2l

— さくらにゃん(テレビにだまされないぞぉ) (@KGJw0W5vmqDE8qG) 2020年4月17日

中国技術ｱｶﾃﾞﾐｰ「治療薬開発・・研究チームが既存薬の活用法を探り

リン酸クロロキン、ファビピラビル(#アビガン)、漢方薬　一定の治療効果確認」

「ファビピラビル(アビガン錠)の治療効果を確認！」は良いとして「漢方薬」も付け加えるところが中国らしい💦　クロロキンはアレだし、中国、完全にアビガンに注目しているカンジ。
というわけで、欧米日など先進国のワクチン開発には、とりあえずアビガンの正式承認が必須のような気が

新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ【COVID-19】（4月17日UPDATE）2020/04/17

その「アビガン」を中国から守らなくちゃ！と思っていたら、日本政府が動いてたわ♪

政府、医薬品会社買収に危機感　「アビガン」想定、外資規制強化　4/22(水) 21:06
新型コロナウイルス感染拡大を受け、政府は22日、医薬品などの先端医療分野で外資による日本企業への出資規制を厳しくする方針を固めた。ワクチンや高度医療機器を扱う企業に出資する場合は日本政府への事前届け出を義務付ける。
　規制強化の対象には、富士フイルムホールディングス傘下の製薬会社が開発を進め、新型コロナの治療薬候補である抗インフルエンザ薬「アビガン」などの製造事業を想定している。
　感染拡大をきっかけに日本企業の先端医療技術に対する海外の関心が高まっており、政府には中国企業などに重要企業が買収されかねないとの危機感がある。

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アナ「ｱﾒﾘｶの製薬会社、ギリアド・サイエンシズの発表によりますと、新型コロナウイルスに感染した中症と重症の患者に投与する治療薬レムデシビルの安全性と有効性を評価する為の、中国での試験は一時停止する事になったという事です。一方、ｱﾒﾘｶでの試験は続けるとしています。」
 
11日、この製薬会社は医学雑誌、ﾆｭｰｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞ・ｼﾞｬｰﾅﾙ・ｵﾌﾞ・ﾒﾃﾞｨｼﾝに初の研究結果を発表し、53人の重症患者にレムデシビルを投与したところ、68%の人に改善が見られたが、13%が死亡、32人に多臓器不全や敗血症性ｼｮｯｸなどが見られたという事です。
 
レムデシビルは世界のいずれの国においても認可・承認されておらず、その安全性や有効性は確立されていません。
 

新型コロナ治療にレムデシビル、重症患者投与の詳細2020/4/15 (日本経済新聞)

・・レムデシビルは、米ギリアド・サイエンシズがエボラ出血熱を対象に開発を進めていた低分子化合物で、ウイルスの複製に関与するRNAポリメラーゼを阻害する作用がある。これまでに承認された国・地域はない。新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）に対しては、試験管内の実験で、ウイルスの活性を抑えることが明らかになっており、世界中で複数の臨床試験が実施されている。(中略)
研究チームは53人の臨床データを解析した。内訳は、米国の22人、欧州またはカナダの22人、日本の9人。治療前、30人（57%）の患者は人工呼吸を、4人（8%）は体外式膜型人工肺（ECMO）による治療を受けていた。
フォローアップ期間の中央値である18日間に、53人のうち36人（68%）の患者が、呼吸のサポート度合いに改善が認められた。具体的には、人工呼吸を受けていた30人のうち17人がチューブを抜くことができた。また、25人（47%）が退院できた。
一方、53人のうち7人（13%）は死亡した。ECMOまたは人工呼吸を受けていた34人のうち、死亡したのは6人で、死亡率は18%。ECMOや人工呼吸を受けていなかった19人のうち、死亡したのは1人で、死亡率は5%だった。
今回の人道的使用では、比較対照群などが設定されていないことから、これらの結果を持ってレムデシビルの有効性を論じることは難しい。実際、研究チームも、今回はあくまで人道的使用であり、有効性の検証には、現在進行中のレムデシビルのランダム化プラセボ（偽薬）対照比較試験の結果が待たれるとしている。
ただ、今回の結果から、ECMOなどの人工呼吸を受けていた重篤な患者の死亡率が、そうした治療を受けていない重症の患者の死亡率よりも高いことが示唆されたとは言えそうだ。

「クロロキンとアビガンと漢方薬」

«【世界初】中国、新型コロナウイルスワクチン臨床試験・第２段階へ【東方衛視】#貼るワクチン　とは»2020年04月15日
　
・・治療薬の開発について、研究ﾁｰﾑが既存の薬の活用法を探りながら、リン酸クロロキン、ファビピラビル(商品名：アビガン錠)、漢方薬の一定の治療効果を確認したとされています。・・

アメリカが期待した「クロロキン」、ブラジルで被験者死亡で臨床試験中止2020年4月15日

フランスで副作用の報告多数－トランプ氏が有望視する抗マラリア薬2020年4月13日 

«【#アビガン】開発者　#白木公康　教授の解説【ウェークアップ!ぷらす】»2020年04月05日

　
(厚労省が新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽの治療薬候補としているアビガンの共同研究者・千里金蘭大学・白木公康教授の紹介)　
辛坊氏「・・どんな副作用があるのか?」
白木教授「副作用は、動物実験の段階で、妊娠ﾗｯﾄ等に催奇性とかが認められた。」
辛坊氏「胎児に催奇性の可能性があるので、新しいｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞが今の薬で抑えられるとなった時の為に備蓄してある薬、これがもしかしたら新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽに効くかも知れないと言われているんですが、どうでしょうか先生?」
白木教授「これまでの報告によると、この薬はエボラと同じ位の濃度でCOVID－19に効くので、同様の量を飲めばエボラと同様の効果が期待できると」辛坊氏「この薬はエボラウイルスに効く?」

白木教授「はいｴﾎﾞﾗｳｲﾙｽにも効いた。ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞには良く効くがエボラで西ｱﾌﾘｶで使われた時は有効だったと中国のｸﾞﾙｰﾌﾟも報告している。」・・

■NEWS　アビガンより有効な抗ウイルス薬は「幻想」―開発者・白木氏が緊急寄稿第3弾  2020-04-01(日本医事新報社)

新型コロナ治療薬で注目のアビガン、正式承認いつになるのか2020.4.15(イザ！)
・・白木公康さんが話す。
　「中国の研究で治療効果が示され、発症後6日までにのむと、平均4日で新型コロナウイルスが消えるという結果が出ています。肺炎の後遺症も最小限にでき、その患者が高齢になっても呼吸機能は保持できると考えられています」
　4月3日、政府はアビガンの提供を要請する約30か国に、無償供与する方向で調整していることを明かした。世界からも注目されるこの治療薬、日本では市場に流通していないものの、医師と相談し、国立国際医療研究センターから配布を受ければ使用可能だという。
　また正式な承認に関しては、現在、治験の最終段階である第3相臨床試験に進んでおり、6月末にも終了する見通しだ。
　「早ければ7月以降。そう遠くない時期に期待できるでしょう」（白木さん）・・

ベラルーシ政府が声明「もうすぐ日本からアビガンが届くはず。国民のみんなもう少しだけ耐えて」〜ネットの反応「え？ そんなに期待されちゃっていいの？」「少しでも役にたつなら急いで送ってやれ、それが日本だ」「アビガンへの期待感やばいな…」4月 15, 2020(アノニマスポスト)

Ｇ７ 安倍首相「アビガン」など治療薬開発の推進を強調
2020年4月17日(NHK)

«ノーベル賞・大村智氏開発の薬「#イベルメクチン」、 新型コロナに抑制効果【JNNﾆｭｰｽ】»2020年04月07日

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新型コロナウイルスに効果？・新型インフルエンザ治療薬「アビガン」とは?! として、開発者の白木公康教授の解説を記録しました(青字はナレーション)
1か月以上前の放送分ですが、アビガンが俄然注目されてきたので、あえて書き起こししました!

加藤厚労大臣が先週のウェークアップ!ぷらすで言及したｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ治療薬「アビガン」。

新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽの治療に一定の効果があるとされるがどんな薬なのか。
　
白木公康教授「アビガンは非常に特異的な作用を持っているという化合物です。その為にｳｲﾙｽに感染症に強く作用できる」(新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ治療薬「アビガン」の共同研究者)

アビガンが有効なｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｲﾙｽを例に見てみると、ｳｲﾙｽは単独で増殖ができない。その為ｳｲﾙｽは人の細胞を利用する。
　
まず細胞内にｳｲﾙｽの遺伝子が侵入。人の細胞を利用し自身の遺伝子のｺﾋﾟｰを作る。そしてｺﾋﾟｰされた遺伝子の働きにより新しいｳｲﾙｽが出来る。このﾌﾟﾛｾｽを繰り返す事でｳｲﾙｽは増殖していく。アビガンが作用するのはｳｲﾙｽの増殖プロセスだ。

白木教授「ｱﾋﾞｶﾞﾝはRNA合成を止めるという事をします。」
　
この効果によってｳｲﾙｽの増殖が抑えられる。ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｲﾙｽと同様、新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽにもこの効果が期待できるという。
一部の医療機関では、新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽ陽性の患者に対し、アビガンの投与が既に始まっている。更にアビガン以外にも治療薬の候補が。

このあと、アビガンの共同研究者にその可能性を聞く!

(厚労省が新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽの治療薬候補としているアビガンの共同研究者・千里金蘭大学・白木公康教授の紹介)
　
辛坊氏「いま厚労省が新型ｺﾛﾅｳｲﾙ対策本部で薬の候補として挙げたのがこの３つ、その中の１つがアビガンという薬。これは既に抗ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ薬としては国内承認を受けている。ただ新しく次にｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞが誕生した時に備えて備蓄され、現状は使われていない。どんな副作用があるのか?」
白木教授「副作用は、動物実験の段階で、妊娠ﾗｯﾄ等に催奇性とかが認められた。」
辛坊氏「胎児に催奇性の可能性があるので、新しいｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞが今の薬で抑えられるとなった時の為に備蓄してある薬、これがもしかしたら新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽに効くかも知れないと言われているんですが、どうでしょうか先生?」
白木教授「これまでの報告によると、この薬はエボラと同じ位の濃度でCOVID－19に効くので、同様の量を飲めばエボラと同様の効果が期待できると」辛坊氏「この薬はエボラウイルスに効く?」

白木教授「はいｴﾎﾞﾗｳｲﾙｽにも効いた。ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞには良く効くがエボラで西ｱﾌﾘｶで使われた時は有効だったと中国のｸﾞﾙｰﾌﾞも報告している。」
　
辛坊氏「細胞内でｳｲﾙｽが増える事を阻害する薬という事になるが、この薬はどのﾀｲﾐﾝｸﾞで使えばいいのか?」
白木教授「ｳｲﾙｽ感染症と細菌の感染症は少し違って、細菌感染症は細菌が増えて炎症が起こって肺炎になるので抗生物質を飲めば、できものも朝飲めば夕方には大体痛みが取れるが、
ｳｲﾙｽ感染症は、抗ｳｲﾙｽ薬を使ったとしても、感染している細胞は死なないので、新たな広がりは抑えるが死なないので、その細胞は生きたままこのｻｲﾄｶｲﾝを出し続ける。免疫応答が続くので、抗ｳｲﾙｽ薬を飲んでも1.2日は効いてないというか悪化した感じに見える事も多いと。
そういう点でいうと、肺炎と気が付いた時点で、出来るだけ早く飲んで広がらないようにして頂きたい」
辛坊氏「感染しているかどうか早く診断しないといけないという事になるか?」

白木教授「それが出来れば一番いいが、問題は80%程度の人はｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ並みのあまり症状が酷くならない。肺炎を合併した20%位の人達をいかに見つけ早く治療するかなので、早く息切れすると間質性肺炎なので肺が3ℓ位肺活量ある所で500ccで息しているので、座っていると感じないが階段上るとか運動すると肺が小さくなっているので早く息切れすると。それで肺炎かどうか分かるのでPCR検査しなくても、CT画像で肺炎が起こっているか分かった時点で治療すれば良い。」

辛坊氏「となるといま政府が呼びかけている発熱してから4日間は自宅待機というのはどうなんだという話にもなる。」

　
(相談、受診の目安を紹介と、来月導入する新検査機器の話。「ジーンソック」はｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｲﾙｽなどの検査に使用。現在4～6時間かかっているｳｲﾙｽ検査を約15分で診断。最大4人分を同時に検査する事が可能。という説明　略)

辛坊氏「今までは検査しても薬が無いから意味ないと言われていたが、薬があるなら次元が変わってくる。これはもっと早く導入できなかったのか?」

勝田吉彰氏「迅速診断キッドの理屈自体はｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞでもあったが、このｳｲﾙｽの試薬に対してやるのはある種のﾏｲﾅｰﾁｪﾝｼﾞが必要だったのでこれ位の時間は必要だったかと。」
辛坊氏「アビガンの備蓄は大量にあるようだが、医者に『使って』と言って使って貰える薬なのか?」

白木教授「一応、ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ用としていま200万人分備蓄していて、この感染症に対してどの位使うかというのはあるし、増産体制に入ると思うので無くなる事はないと思う。
入院患者に治験として使われるが、外来で渡すと妊婦さんに渡る可能性があるので(動物実験で胎児に影響があると:辛坊)　人では分からないが、可能性があるので排除すべき。病院で限られた先生が限られた使い方をして、錠剤が世の中に出回らないようにする事が大切。」・・

【アビガン開発者が語る】アビガンの効果について　白木教授　出演部分 20200229　ウェークアッププラス(←動画)

新型コロナ髄膜炎の男性退院へ アビガン投与

SankeiBiz-2020/04/03

新型コロナ髄膜炎の男性退院へ アビガン投与. 2020/4/3 18:18. 新型コロナウイルスに感染し、髄膜炎を発症して山梨大付属病院（山梨県中央市）に入院している山梨県内の会社員の２０代男性が、来週にも退院してリハビリに移行することが３日、関係者への ...

西日本新聞

インフル薬「アビガン」コロナ肺炎７日で７割回復

日刊スポーツ-2020/03/23

副作用は37人で出たが、尿酸値の上昇や肝機能の数値の異常などで深刻なものはなく、退院時には正常に戻ったという。 アビガンは日本の製薬会社「富士フイルム富山化学」（東京）が開発。日本国内でも臨床試験が進められている。（共同）

「アビガン」希望国に無償供与へ　官房長官が表明　30カ国から要請2020/4/3 
菅義偉官房長官は3日の記者会見で新型コロナウイルスの感染拡大に関し、抗インフルエンザ薬「アビガン」を希望する国に無償供与すると表明した。「希望する国に供与し、臨床研究を拡大する」と述べた。
外交ルートを通じ、現時点で約30カ国から提供要請があることも明らかにした。希望する国には「無償で供与するべく調整している」と語った。
アビガンは富士フイルムホールディングスの子会社が開発した。中国政府が臨床研究で新型コロナへの有効性を確認したと発表し、効果が期待される。安倍晋三首相は新型コロナの治療薬として正式承認をめざし、臨床試験（治験）プロセスを始める方針を発表した。
首相は3日の参院本会議で「1日でも早く国民の不安を解消できるよう、有効な治療薬やワクチンの開発を加速する」と強調した。アビガンに関しては「企業治験を実施し、希望する国と協力しながら臨床研究を拡大する」と訴えた。
エボラ出血熱のために開発した「レムデシビル」にも言及し「日米が中心となり国際共同治験がスタートした。4月中に企業治験が実施される予定だ」と説明した。

番組終了後の白木氏の(アビガン開発に関する具体的な)話必見

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