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2013年04月09日16:16「アホノミクス」「安倍さんは歩く資産バブル人間」「安倍総理と黒田日銀総裁は火に油を注いでいる」by浜矩子 【キャスト】

ABC朝日放送【キャスト】(4/8)で、

紫頭さんこと国際政治経済専門エコノミスト・浜矩子氏が、アベノミクス全否定の解説をしていたので、2年後に検証のするため記録しました(青字はナレーション)

"ゼロ金利のもとでは量的金融緩和は本当に効果はないのか?"

"本当に庶民には全く恩恵はないのか?"

"政治家がなんか言う事によって、経済活動の方向は変わるなぞというものではないのか?"

 "安倍総理と黒田日銀総裁は火に油を注いでいて、二人とも倒れるのか?"とか色々とね~。

進む円安。今日一時およそ3年10か月ぶりに1ドル98円台後半まで下落した。世界中が日本の異次元政策に注目している。 

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世の中に出回るお金の量を、2倍に増やし景気回復させるというもの。安倍総理も太鼓判を押すこの金融緩和。但し、先週金曜日に番組が行った4択アンケートでは・・

アナ景気の実感、変わらない。悪くなってきているという方がおよそ8割を超えているということですね。」

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我々はアベノミクス効果を感じない。なぜ暮らしは一向に良くならないのか。

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このモヤモヤ感を国際経済専門のエコノミスト、浜さんに払拭してもらいまーす。

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伊藤アナ「そうなんです。浜さんどうぞ宜しくお願い致します。

大胆な金融政策は打ち上がりました。ただっ、どうも私たちの暮らしが良くなっているって実感がなくって、週末キャストが視聴者のみなさんに伺っても「変わらない。むしろ悪くなっている。」なーんて方が圧倒的に多かったと、いうところで、なぜなのかというのを浜さんにお話し頂こうかなと思うんですが、まずズバリ、浜さんはこう見てらっしゃるんですね。

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政治が、例えば円安や株高をこう上手く誘導していくなんて、経済を政治が動かせるなんていうのは、政治の傲慢であると、ズバリ仰るんですけれど、これどういう事なんでしょうか?」

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浜矩子氏「はい、あのーー、政治とか政策というのはね、やっぱり経済の状況をよく見て、それに反応して対応していくというのが仕事であって、このまぁ政治家がなんか言う事によって、経済活動の方向は変わるなぞというものではないんですよね。

やっぱりだから経済に対してもっと謙虚で、ある意味では受け身でちゃんと見てないと、あのー、とんでもないどっかで経済の逆襲を受けるという事になりますね。

例えば株なんかだって、このまぁ『僕が何か言うと株が上がるじゃないですか。凄いじゃないですか。』とか言っている内に、えー、このまぁどっかでとんでもない転換点が来てドーンと株が下がってしまうという事になりますよね。

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でー、まぁ更に言えばね、まぁ安倍さん自分が『株高を演出し円安も実現した』っていうふうに言ってますけれど、こういう事でまぁ得々とすればする程、よく考えてみれば結局市場に振り回されているんですよね。

もう今やだってこの人達は、もうちょっとでも株が安くなりそうなことを言ったりそういう行動をとったりできなくなってますよね。で、円安の流れがちょっとでも変わるようなことは、まぁ出来ないし言えない。結局、市場に、まぁ言わば政策が、この人質にとられているっていう感じになってますよね。

だから政治家こうちょっとこういうふうな感じで、出しゃばると必ずそういう逆襲を受けるいる事を、まぁ分かってほしいですけど、ムリでしょうね。」

伊藤アナ「(笑) でね、あのー、先週この黒田日銀新総裁が実に思い切った金融緩和策を発表したっていうところ。

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(お金を水に例えた図解の説明 略)

・・・ここも溢れていって私達、働く者に幸せのシャワーが降り注ぐと。でお金・賃金がアップすると。こういう事になるんじゃないかという風に思ってやったんですが、浜さんはこう仰います。

今やカネは国境超えるんだ。なかなかこんな図式にはならない。日銀からお金がめぐって来た銀行へ行ったなんていうものは、企業行くに前に外国人投資家が掬ってしまうんですと。浜さん、こう見るわけなんですね?」

浜矩子氏「まぁそうですね、国内ではこのまぁ大胆な金融緩和をやっているお蔭で、ゼロ金利ですよね。国内でカネを回している限りにおいては誰も儲からないと。で、その『儲からないでしょうー?!』という感じで、この外人が『どうです?外でカネ回しませんか?!』みたいな感じてやってくると、それこそミセス・ワタナベとかですね、そういう人達がそれに乗ってカネを外に持って行ってしまう。」

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伊藤アナ「そうか、日本でお金回してても金利がないんで、私達がこれ持ってったらお金回っていきますよということで、外国にお金が出て行ってしまうと、思惑通り、こっちの方になかなか落ちてこないと。」

浜矩子氏「だからもう下には落ちてこないですよね。

で、あのー、ちなみにこの安倍さんって、えーっと、アルファベットでABEじゃないでかすか。この安倍のA・B・Eが何の頭文字だとこのこういう人たちが言っているかっていうのを伊藤さん、存じですか?(いえ知らないです) 

これをですね、アセット・バブル・エコノミクスと(あらっ) いう風に読むと。資産バブルの経済学ですね(わーー) 

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安倍さんはだからその歩く資産バブル人間ということでっ、という風に踏んで、この人たちがどんどん、このまぁ海外にカネを持ち出している、日本の株を買っている、これはまぁこの人たちが日本株に投資するのは売る為に買うわけですからね。
で、今????ってたって、それは売り時を虎視眈々と狙っていると。そういうところにカネが流れている。」

伊藤アナ「ねっ、だから大胆な金融緩和は、この日本の枠の中だけで考えていればドンドン降り注いでくるハズが儲けるためにドンドンドンドン外へ外へ、まっこれをグローバルと言うんでしょうかね。」

浜矩子氏「まっ、そうですね、国境越えて、人・物・金が国境を超える時代でございます。特にカネは国境を一番簡単に越えちゃうと。」

伊藤アナ「でね、ところがまぁ、とは言うものの、企業へ行ったお金はある程度やっぱり企業の儲けとなって降り注いで行くんじゃないかと。企業もお金回りやすくなりますから。ところがっ、浜さん、こう仰います。

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ところがっ、企業から落ちていくような水を掬っていくのは外国の工場や現地で働く人だと、これどういうことなんですか?」

浜矩子氏「うん、まぁそうですね、日本の企業もまぁみんな皆さん非常にアチコチに、まぁ海外に工場を持っている、生産拠点を持っている。で、まぁそういう所でまぁドンドン経済活動が回っているわけですから、

まぁ、誰がどういう風に儲かるか、まぁこのやっぱりこういう政策的な資金を全部この中で回っているという前提で、まぁ『いくぜー』っていう風になっているわけですけれども、まぁ日本の輸出企業だって実はこの海外で物を作っているって事もある。

だからあのー、福は内鬼は外って言いますよね? (はい) だけどこのグローバル時代というのはどこまでが内側で、どっからが外側かが分からないという状況になっちゃってる、、」

伊藤アナ「だってまぁ100円ショップなんか見てもそうですし、車やテレビなんかでもね、全ての物を日本の中で全部作っているっていう時代じゃないので、企業が『あっ、ちょっとお金が回り始めたぞ。よし、じゃもっと儲けよう』と思ったらある程度安く作れる外国にお金が出て行くのはこれはやむを得ないですよねぇ。」

浜矩子氏「そうですね。で海外からまぁ物がドンドン入って、」

伊藤アナ「ただそうなると、お金は全部こっちへ落ちていくわけで、日本国内でここで待っている私達の所に、これ来ないという事でぇー」

浜矩子氏「そうですよ、うん、だからあの日本で仮にこの、まぁ首尾よく内需が拡大するっていう事になったって、その内需を食っていくのは、まぁ外で 物を作っている人たちかも知れない。」 伊藤アナ「と、小西さん、こうなるとねぇー。」

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小西氏「そやから、アレですよね。これ、結局アベノミクスと呼ばれるものの3つの矢のうちの1番目の矢ですよね? つまりジャブジャブにすると。つまり金融政策というのは。

あと2番目と3番目つまり財政と規制改革。規制改革ってつまり、企業から例えば中小企業とかそういう所に本当にこう水が落ちれるようにする制度を変えていくという事が非常に大事なんだろうと思うんですよ。つまりそれは政治だと思うんですよね。」

伊藤アナ「今のまんまだと仰ったように、水がじゃぶっとどっかで溢れても それはなにせグローバル時代。よく この言葉でできますよね。お金が日本の国の中で納まりませんので、動きが良くなりゃドンドン出ていく んで、
そうじゃなくなるように浜さん、ここでちゃんと処理できる。ここにちゃんと幸せが来るような 政治の在り方が必要なわけですよね。」

浜矩子氏「あっ、そういう事ですよね。だからそれがまぁなかなか難しいわけで、

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でー、これがまだこの人達は、このアホのミクスじゃなくて(笑)アベ、アベノミクスの人達はあのー、全然このグローバルが分かってないけれども、

気がついた、これは拙いと思った時にまぁ安直な考え方をする政治家が何をするかっていうと、じゃあ鎖国をすればいいじゃないかという事になっちゃったりする恐れがもありますので、外との関係を遮断してしまおう、そんな風なことになって、

例えば外に今カネが流れていくのをまぁ規制するために 資本の流出規制をするとかね、そんなこう非常ーにまぁ閉鎖的な考えをするような方向になっていってしまうと、それはそれでまた大きな問題ですから、もう色んな問題を含んで、、」

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小西氏「ちょっと1つよろしいいですか、ボクね、そしたらどうしたらエエんやっていう事ですよ。そしたら例えば野田さんみたいにね、その消費税上げてね、ジャブジャブやらんと、元に戻った方が良いのかどうなのか。

僕は野田さんよりは、僕はある程度、注意深く、安倍さんのこのいわゆる一番目の矢というのはそれなりに期待はしてるんですよ。あまり信頼はしてないけどもね。

何故かというとアメリカとかヨーロッパもやってきてますからね。日本がちょっと遅くやっただけであってね、だからそのへんのところのアレどうなのか。

ただ、2番目と3番目の矢はちょっと心配なんですよ。」

伊藤アナ「・・・どうなんでしょうね?」

浜矩子氏「まぁー、うんこれも、まぁアメリカやヨーロッパでも結局上手く行っているとは、まぁ言えないですしね。やっぱりだからこの賃金のところに本当はもっと直接的に働きかけることが出来れば良いしぃ、

でやっぱりもうひとつは、あのー、このこういう事をやっている事によって金利が全然もうゼロに張りついちゃっているというのが問題だと思うんですよね、このまぁ庶民の預金が全然そのなんら金利を、収入をもたらさない。

だからこういう状態ならみんな不安でしょうがないから、しょうがないから株買うかっていうのもあるけれども、えーでもなるべく倹しく生きようって感じになっていくわけで

やっぱり金利が動かないっていうのがやっぱり、えー非常に大きな問題で、だけど大胆な金融緩和をやっている限り金利は動かないんですよね。そこに凄い矛盾があると思いますね。」

伊藤アナ「でですね、今回はこの人(黒田日銀総裁)が凄く動いたわけなんですが、この人が動いているところ、浜さんズバリこう図式で仰るんですね。

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これ、火事場だと考えましょうよと。もう日本列島はもう例えば株安・円高・デフレちょっと景気が良くないという火事が起きていると考えましょう。

ここへ、まっ、総理大臣は一生懸命こう水かけてこれを消して良い状態に持って行こうというのは分かるけど、

日銀総裁が一緒になってこうホースで水撒いているところは非常ーに良くない。本来、もっと後ろにいて番人の仕事をしなきゃいけないんだと仰るわけなんですね。」

浜矩子氏「ええ、その通りですね。やっぱり中央銀行っていうのは通貨価値の番人、まさにコレですから、やっぱりもっと高い視野から、広角視野で何がどう起こっているかっていう事を、えー、まぁ気にしながらえー、まぁ日々の政策をやって行かなければいけないと。

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これももう、えー、これそもそもえー、消火しているという画になってますけども、これもしかしたら火に油を注いでいるっていう感じで、株安だー円高だー、そしてまぁそうすればバブルですからね。だからここワーーッと出ているヤツは実は油なのではないかと。」

伊藤アナ「だからなーんか起きた時に、この人は最前線にいるのは良いんですけれど、一緒になって最前線にいてドッと火が大きくなってきて、二人とも倒れちゃうって事が、、」

浜矩子氏もう全然あり得ますよね。(ねぇっ) うん、だからやっぱりこんなこう同じことを二人でやってるというのがそもそも間違いで、やっぱり中央銀行の総裁と総理大臣と言うのは、まぁお互いにこの牽制しあいながら、このベストな道を見出していくという事であって、でなければいけないんで、まぁこういうツルミの構図は非常にまぁ良くないですね。 」

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伊藤アナ「だからグローバル経済、グローバル経済なんてよく言われます。どうもピンとこないんですけどこの辺の役割ををちゃんと考えて、ここだけで経済が収まってないって事を考えないといけない。だから我々んとこに上手く降りて来ないのかなって気持ち悪さがあるのかなってところを、今日はちょっと浜さんにお話を頂きました。どうもありがとうございました。」

d3725fff.jpg浜矩子氏「どうも」以上

究極の悲観論ですよね。しかもこれ、1番目の矢をうちっぱなしにした場合の話じゃん。

私も小西氏と同じく、下の方の国民にも水が行き渡る様にするのがアベノミクスだと理解しているんですが、浜矩子氏と伊藤アナは違ってるようです。

そもそも、キャストの4択アンケートでは・・・「景気の実感、変わらない。悪くなってきているという方がおよそ8割を超えているという事ですが、

夕方5時過ぎに家に居て、テレビを見ている人達だけへのアンケートに意味があるとは思いませんけどねぇ。

しかも、中小・零細企業の賃金アップまでは1~2年のタイムラグがあると散々言っているのに、この番組内では全くスルーしていて、ここでもキャストの悪意を感じました。

人さし指とにかく、浜矩子氏が究極の悲観論者で、その予測が超いい加減なものである事を知らなくいけません

注目エコノミスト「2012年は1ドル=50円時代が到来する」

2011年、EU(欧州連合)崩壊の危機、アメリカのデフォルト危機などで通貨問題は大きく揺れた。2012年、ドルの行方はどうなるのか。今、最も注目されているエコノミスト浜矩子氏が予測する。(中略)

筆者はこれまで、ドル高修正の象徴として、いずれ「1ドル=50円時代」が到来すると予告してきたが、2012年にはその数字がいよいよ現実のものとなっていくだろう。1ドル70円を割れば一気に加速がつき、60円を割って50円へと向かう。その時、名実ともに、完全に、ドルは基軸通貨でなくなる

たとえて言えば、バスタブの栓を抜くと最初はゆっくりと水が減っていくが、最後に「しゅるん」と音を立てて消えていく。その「しゅるん」の瞬間ドルの完全な落日がやってくる。

EUもアメリカも破綻は避けられない。リーマン・ショックは金融恐慌を引き起こし、それを食い止めようとして財政が出動した。そのことで財政恐慌が起こり、それがまた金融恐慌をもたらすこうした金融恐慌と財政恐慌の無限ループが垣間見えたのが11年で、それが本格化するのが12年である。(続きを読む)

こういう人物に一方的に持論を解説されるテレビ局にも呆れます。

これも完全に放送法違反だと思いますよ。

この記事と同じく、1.2年後にアベノミクスに関する浜氏の発言を検証をする必要を強く感じた次第です。

人さし指尚、浜矩子氏は、始終しかめっ面にへの字口でコメントしていましたが、唯一愉快そうに笑っていたのが自分で「アホのミクス」と言った場面でした

いろんな意味で、本当に気持ち悪かったです( ゚д゚)、ペッ

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