ノンルフールマン原則

2021年06月01日11:38【入管難民法改正】ウィシュマさん死亡に至る迄の詳細経緯。山下貴司元法務大臣VS階猛氏【激論!クロスファイア】
BS朝日 【激論!クロスファイア】(5/30)で、
「与野党論客を直撃!徹底追及!入管難民行政の課題」と題して、
元法務大臣・山下貴司氏と法務委員会 野党筆頭理事・階猛氏が激論していたので記録しました(やや要約)
3月に名古屋出入国在留管理局施設で​ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった事案も、詳細に検証し、階猛の思い込みと、メディアのフェイクニュースが明らかに!
山下元法相と、階議員の弁護士としての能力の差が歴然でした。
それにしても、稲田朋美筆頭理事が承認した野党法案、ヤバすぎー!
-「激突!政府案vs野党案。入管難民法改正の重要論点」「重大な人権侵害発生!?
入管施設で外国人女性死亡-

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アナ
「事実上の廃案になったが(パネル:現行法・政府改正案・野党法案)

現状では、難民申請すれば回数・理由問わず一律に送還されないという規定だが、
政府改正案では、3回目以降の申請をする場合、新たな相当の理由が無い場合は送還できるように改定する内容だった。

ただ、この内容には批判が集まっていて、日本も批准している難民条約迫害を受ける恐れがある国などへの追放・送還を禁止する「ノンルフールマン原則」に反しているのではないかという指摘がある。」
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階氏立憲民主党を中心とする野党の方では、ノンルフールマン原則に基づいて、引き続き難民申請中は送還停止をずっと提案していた。今回の法案では難民申請3回目以降は送還可能になるという事で、例外事由もあるにはあるが、その為には難民申請する側が相当の理由のある証拠を出さなければいけないとなっている。これでは難民申請する側は着の身着のままでそういう重要な証拠を持ってないのが通常なので、実質的にはもう3回目はスリーアウトで送還されざるを得ないので、極めて国際条約に照らしても問題だと思っている。
ここの点について、私は野党筆頭理事で、与党筆頭理事の稲田さんと法案の修正協議の中で大いに議論になり、実質的には我々の案を取り入れるような形で概ね合意されてたという経緯がある。」
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田原氏実はこれが大問題になったのは、スリランカ国籍の女性・​ウイシュマ・サンダマリさん
が亡なった。このサンダマリさんは2017年に留学ビザで来日し、千葉県内の日本語学校で学んだ。将来はもしかしたら日本で日本語を教えようとたのかもしれない(日本で英語の教師を目指して:アナ学費が払えない為に退学になった。その後在留資格を失い、不法残留状態になった彼女は静岡県内で恋人と住んでいたがDV被害に遭い、警察を訪れたら、ナント逮捕されちゃった。逮捕されて施設に行くが、死ぬ迄の実態はどうだったのか?」
階氏
「まず身柄を拘束される時点で、本来、入管の方でもDV被害者は入管に収容しないで保護する仕組みもある。これをまずやらなかったのが1つ問題。
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それから
気の方については仮放免するという事で、こういう『仮放免運用方針』というのもあるが【収容に耐えがたい傷病者は仮放免する】となっている。こうした規定も無視されたまま収容が続けられ、ドンドン病状が悪化し、
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もう1つ、
亡くなる2日前に精神科の医者に診てもらった時の診療記録、最後に【患者が望むのならば仮放免すべき】と書かれていて、こうした事を踏まえるともっと早く身柄は解放してあげるべきだったと思っている。
私は名古屋でのご葬儀にもうかがったが、ご遺体も拝見したが実際見ると、メディアではご健康だった時の美しい姿の写真が出ているが、
見た瞬間これが同じ人なのかと思う位衝撃を受けた。ご遺族も泣き崩れていたが何故こんな無惨な姿になるまで入管に留め置かれなければいけなかったのか私は本当に憤りを覚えたこうした事が二度と繰り返されない為に、まずは入管の抜本的な改善が必要なのではないかとつくづく思った。」
田原氏入管施設で収容中に亡くなる例が1997年以降20件!以上も起きている相当待遇が酷いんじゃないか?
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山下氏
「(お悔やみのあと・・)いま死因については司法解剖という手続きを経ても病死という事以上は分からない。施設内の死亡なので徹底的に調査しなくてはならないと思う。ただここに至る経緯について丁寧に検証する必要があるのではないかと思っている。
その上で、仰ったように入管における長期収容が問題になっていて、今回の改正案は、実はその長期収容に正面から取り組む、これを解消する為の改正案だった。例えばそういう事を踏まえていればむしろウィシュマさんの為にもしっかりと改正案を論ずるべきだった。
ところがその改正案の中身とはほぼ関係のないビデオの問題で、結局、階先生も一生懸命やられた修正合意、恐らく国対の判断だったのかも知れないがぶっ壊れてしまった。これが残念でならないと思っている。」
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田原氏「改正の問題も大問題だけど、彼女のビデオ映像を公開しろと野党は要求したのに、何で公開しないのか?
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山下氏これについて是非説明したいのが、ウィシュマさんの死亡に至るまでの状況
当初は自ら帰国を希望し出頭した。6か月半の収容の結果亡くなった。本当に痛ましい。
1月中旬になって体調不良を訴えた。(本人が食事制限・ダイエット)昼間バレーボールする事も。
しかし体調不良を訴えた、1月下旬にX線検査・血液検査をやったが全く問題なし。それから5週間の間に7回医者に診てもらい(2回は外部の医者)その中で死に至るような病変は見当たらなかった。

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特に、亡くなる2日前には頭部CTも。そこで身体化障害(昔のヒステリー)の疑いで投薬
こういう診断・投薬があったこともあり、仮放免を許可する為の面接を始めたという事実もあった、その矢先にお亡くなりになった。
結局、死因は現在不明だが、内科的な疾患だろうと言われている。そうなると外形的な居室の中のビデオを見ても死因は分からない。むしろカルテや司法解剖結果、あるいは先生見せられたどう入手されたか分からないが(苦笑)診療情報提供とかそういう内科的なものを専門家にしっかりと調べてもらう必要があるのではないかと。だから外形的にビデオ見て分かる問題ではないいうのは、私も医療事件やったことがあるし、階先生も弁護士としてやられた事あると思うが外形的にビデオが決め手になって分かる問題ではないと申し上げていいと思う。」
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階氏「いま時系列的に説明があったが、それ自体が入管の方で都合の良い部分だけを抜き出した記録ではないかという事があって、現にさっき申し上げた医師診療録は、法務省も正しいものだと認めてるのでいい加減なものじゃない。これは正しいもの。ここにも『仮放免すべき』だと。
3月4日のものだが、もう2月5日位の時点でも『本人が点滴を打ちたい』とか『入院させてほしい』と支援者に訴えて、支援者からも入管に申し入れしていた。にも関わらず当時出されていた仮放免の申請は却下されて、更に体調が悪くなった後、2月の終わり位に出したものも保留にしたまま死に至っていると。私達はそもそも仮放免しなかった入管の対応も問題だし、その後亡くなって事後検証する時に、さっき山下さんが述べられた都合の良い事だけを入管は表に出して肝心な事は隠蔽している、その体質も問題だと思っていて、、それをちゃんと質す為のビデオの開示が必要だと思っている。」
田原氏何故政府はビデオ映像を出すのを止めていると思う?
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階氏「(笑)それは都合の悪い事が含まれているからでしょう(都合が悪いとはどういう事?)つまり法案が採決される前に明らかになってしまうと、もう入管という組織自体が成り立たなくなるとそうなればこの法案は入管の権限・裁量を広げるものなので、この法案を議論する前提が崩れてしまうから出せなかった。現に修正協議で大筋纏まって法案自体は通す見込みが立ったにも関わらず、最後ビデオを出したくないという事でまとまった法案もオジャンにしてしまっているわけ。それ位法案よりもビデオを出さない事が大事だと。つまりビデオの中身が大変に酷いものだったという事はご遺体を見た時に改めて感じた
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酷いというのは殴られたり蹴られたりしてるって事?:田原33歳にはとても見えない、老人の様な姿で衝撃を受けた。本当に辛かった
田原氏「今まで何度でも出来たが、政府は今度の改正では、3回目は認めなくて強制送還と。何故そうなったのか?
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山下氏他の国でも3回制限やっている。フランスもそう、アメリカ原則1回、イギリスは2回、ドイツは制限はないが例外事由である。オーストラリア1回、韓国2回。ノンルフールマン原則というのは難民申請した人を帰しちゃいけないという原則じゃない。難民を返しちゃいけないと。なので審議の結果難民で無いと判断された場合には、ノンルフールマン原則には反しないというのが1点。
先程の階さんに反論させて頂くと、入管が切り取るという話、それがもし2月5日の診療情報提供書であれば、今の階さんの発言自体が切り取った物であるというのは、いま階さんが仰った『入院が必要だ』というのは、実は胃カメラを受ける前の一番最初の問診の言葉。そこで胃カメラを受けて結果問題ないと、ただ言えるのなら逆流性食道炎だという事で薬の処方だしてお帰りくださいという事になっている。だから最終判断が入院・点滴と2月5日で切り取られた報道されたが、私はそれはフェイクだと思う何故かと言うと、その30分後に逆流性食道炎の疑いという事になっているから。
ご遺体をご覧になったショックは共有するが、ただその2日前に外部の病院の先生に診て頂いいている事、その外部の先生の判断で投薬をして2週間後にまた来てと。入管としても体力を回復してから仮放免しないと誰が診てくれるんだと。医療費は誰が負担してくれるんだと環境調整が必要なのでそういう事をしっかりやったうえで仮放免は考えなければならないとなると、やはり入管を頭からやはり酷い組織だという事になるとなかなか、、そしてビデオですね・・」(田原が遮り、難民認定数が少なすぎるという話へ)
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田原氏「入管法自体が日本は非常に極端で、世界に例がない!」
山下氏「ヨーロッパは中東に近いから。日本はインドシナ難民は1万以上人引き受けている。韓国も0.6%」などのやりとり 以下略)
フツーに考えて、入管施設の「長期収容問題」を解決するには、早期の強制送還か入国要件を厳格にするしかないと思います。そこに「スリランカ人女性の死」をムリクリ投げ込むのに超違和感が。
で、山下元法相の言っていた階猛議員の主張した元の「フェイクニュース」はコレ
名古屋・スリランカ女性死亡 入管報告、診療記録と逆 毎日新聞 2021/5/13
・・毎日新聞は2月5日に外部病院で受けた胃の内視鏡(胃カメラ)の診療記録を関係者から入手した。診療記録には、「(薬を)内服できないのであれば点滴、入院」と指示が書かれていた・・
「入管が隠蔽」とか思い込み・決めつけにも程がある(呆)
事実は真逆で、山下氏の解説通り。階さんは国会答弁聞いてなかったのかな?
ところが、法務省の5月18日の国会答弁によると、実際には、カルテに「内服できないのであれば点滴、入院」と書かれているのは、胃カメラ検査前の段階。そして、胃カメラ検査をしたところ、外部病院の医師は、「投薬の継続でよい」と最終的にカルテに記載しており、入管は医師の指示に従ったということになる。
毎日新聞はこんなのばっか。アホなのわざとなの(;一一)
問題は、最初は帰国希望していたウィシュマさんが「支援者」に会ってから翻意したという事実。
その翻意を促した人達は一体誰なのかという事!
「そんな人たち」は、遺族にあらぬ事を吹き込み、遺族らは上川陽子法相らと面談。妹ワヨミさんは「(上川)大臣に謝ってほしかった」と(呆)
気の毒は気の毒だけど、大臣に謝罪要求って…ドン引きするわ。
それより、スリランカ政府や大使館は何やってたのかと追及すべき話でしょうに
そもそも偽装難民が増えたのは、2010年民主党政権の「難民認定制度改正」から。
その前年、メディアは(不法滞在の)カルデロンのりこさん一家を利用し「可哀想な一家」大キャンペーンしてましたよね
・・例えば、東京・品川の入国管理局前では、もの凄い数の外国人が並び、難民申請待ちの異常な状態

インタビューに答える様子見れば分かるけど、その殆どが経済的な理由で、本当の「難民」ではない

«2010年民主党の難民法改正で、難民申請増加・・"偽装"難民の実態 【とくダネ!】»2015年12月09日

・・ミャンマーでは稼ぎの良い仕事がないと言う。
常難民申請中も働く事はできないのだが、そこにある法律の抜け穴が
 

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実は5年前難民認定制度が改正。条件を満たせば申請から半年後には就労許可が出るようになったのだ・・(中略)

・・そもそも法律の抜け穴を作ったのは民主党政権になってすぐの時でした。

民主党は"そういう"党なんですよ。

あまり知られていないけど、外国人住民基本法という(外国住民人基本法(案) 全文PDF) 犯罪者でも何でも「3年間日本に居たら日本人と同じ権利を与える」法律を作ろうとしていたしね(呆)

《【重要】外国人住民基本法、知ってますか?! 》より

・・民主、公明がいろいろ取引しているようですが、その裏でさらにとてつもない法案が用意されているようです。
外 国 人 住 民 基 本 法   
●1998 年1 月15 日
●「外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会」第12 回全国協議会で作成
 現在さらに悪法ぶりを増している改訂版があるようです。
 2008年の段階で民主党の円議員が推進役をやっているようです。
 概要は、3年間日本に滞在している外国人に、無条件で日本人同等の権利を認めると言うだけでなく、提案の法案をそのまま実施すると、不法滞在でも3年間日本にいれば永住資格が与えられる事になります。そして、永住資格を得れば、日本からどんな理由でも追い出されないという項目まであります。また、役所は英語も、フランス語も、中国語も、全ての民族の言語を受け付けなければならないという項目もあります。
 ネットで簡単に検索できますので、興味のある方は検索してみてください。
 外国人参政権という名前だけに注目していると、名前を変えた悪法を成立させられる危険がありますね。 

外国人参政権と外国人住民基本法 》より

最強ハイパワーの日本崩壊法案です。

要するに、特定野党は(不良・不法滞在でも)外国人をドンドン日本に定住させようとしているわけ。その流れの入管難民法「野党案」なんて、まじトンデモない
それを阻止する為にも、「長期収容問題」解決の為にも、
まず、稲田朋美を筆頭理事から降ろし、一刻も早く入管難民法改正を
※追記
精神科 診断書階猛氏が赤ペン付けて読んでいた部分は青色の枠内
※重要な部分は、触れてなかったので書き起こし
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★精神科 初診時サマリー

支援者から『病気になれば、仮釈放してもらえる』と言われた頃から、心身の不調を生じており、詐病の可能性もある。
…確定はできないが、病気になることで仮釈放してもらいたい、という動機から詐病、身体化障害(いわゆるヒステリー)を生じた、ということも考えうる…


階猛氏は、なぜこの重要な部分をスルーしたんでしょうねっ(棒)
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