テロとの戦い
NHK-BS【キャッチ!世界のトップニュース】ワールドアイズで、
東アフリカの小国ジブチをめぐる各国の動きを特集していたので記録しました(VTR以外やや要約)(青字はナレーション)
前半は、海賊対策の中心を担っている自衛隊の様子と、 2013年に安倍総理がジブチを訪問した時の様子(フクザワ中学校・安倍文庫)まとめ。
後半は、中国のジブチ進出。 NHKが入手した中国の巨大軍事施設を上空から撮影した衛星写真。中東・アフリカでの軍事関与を強める中国への欧米の警戒などのリポートです。
去年夏、中国が海外初の本格的な巨大基地を設営し、巨大経済圏構想「一帯一路」の一環ともとれる大きな動きを見せ始めました。海賊対策という国際協力の現場で展開される各国のせめぎ合いの現状とは。そして、5年前に日本の総理として初めてジブチに行き、自衛隊を激励した安倍総理のエピソードとは。
女子アナ「ジブチ(人口90万人)やソマリアの沖合は、インド洋と地中海を繋ぐシーレーンの要。その為10年程前から海賊対策の為、ジブチに日米などをはじめ各国が基地の拠点を置いている。」
女性アナ「去年には中国も本格的な基地を置くなど近年ジブチの注目度が高まっている。現地の現状をヨハネスブルク支局の味田村太郎支局長が取材した。」
(君が代が流れる中)自衛隊が2011年ジブチの空港付近に設置した拠点です。ソマリア沖での海賊対策にあたる為、航空部隊や支援部隊などおよそ170人の隊員達がここで活動を続けています。
味田村支局長「コチラが自衛隊が海賊対策に使っている航空機です。連日、ソマリア沖の上空を飛んでいます。
空からの海賊警戒の為に配属されているのが自衛隊の哨戒機P3C2機。
ソマリア沖の上空からレーダーで航行する船舶の位置などを把握。船籍が分からない船を見つけると写真を撮って分析も行います。その監視地域はソマリア沖900~1100キロの海域にも及ぶといいます。
ソマリア沖で海賊による被害が増え始めたのは2006年頃から。 自衛隊が活動を始めた2009年には218件に急増。
その後被害件数は大幅に減ったものの、去年は6月までに7件の被害が報告されるなど、海賊の脅威が今も続いています。
自衛隊は各国と連携して活動していますが、月20回程度の監視飛行を行うなど、この海域での海賊対策の中心を担っています。
三野宮隊長「ソマリア沖・アデン湾の海上交通保護の内、(自衛隊が)7~8割の監視飛行をしていますので、そういう意味では非常に国際貢献になっているんだろうなと思っています。」(海上自衛隊 飛行隊長)
一方、海上において海上商船の警護などに当たっているのが自衛隊の護衛艦です。
この日、海賊から攻撃を受けたという想定で、機関銃や主砲で警告射撃を行う訓練を実施。乗船している隊員達が緊迫した表情で取り組んでいました。
斎藤指令官「海賊事案も発生しており、そもそもソマリア国内の貧困問題も解決されておりません。またソマリア自身の海賊対策能力もまだ不十分だと思っておりますので、そういう意味でまだ我々が活動しなければいけない状況については、大きな情勢の変化はないと考えております。」(海上自衛隊 第二護衛隊司令)
ジブチの空港付近には欧米の基地も点在しています。
アメリカは2001年の同時多発テロを受けてアフリカで唯一の長期駐留の為の基地を設置。テロ組織の活動が活発化するソマリアでの無人機による空爆作戦などアフリカにおける軍事展開の拠点にもなっています。
また、旧宗主国のフランスも、アフリカ各地に展開する部隊の中でも最も多いの2000人ほどが駐留しています。
そうした各国が注視しているのが中国の動きです。
去年中国はアメリカ軍や自衛隊などが拠点を置く地区からわずか10キロ程の所に海外初の基地を建設しました。
味田村支局長「向こうに見えるのが中国軍の基地です。巨大な建築物のように見えます。」
(後半につづく・・)
ちなみに、自衛隊のジブチ対策は凄くて、完全にリーダーとして任務に当たっています
«"「テロとの戦い」で銃撃戦も?海賊対処ジブチの自衛隊" &2年前の安倍総理ジブチ激励の手土産 【NEWS23】 »2015年8月 6日
TBS【NEWS23】(8/5)の、シリーズ<変わりゆく国×安保法制>で、
"「テロとの戦い」で銃撃戦も?海賊対処ジブチの自衛隊"と題してやっていたんですが、
自衛官たちのコメントに感動したので記録しました(青字はナレーション)
海賊対策・テロ対策は一国だけでは無理だし、国際的包囲網で対抗するしかありませんよね。
だけどそれは非常に危険な任務なので、岸井氏みたいに自衛隊の手足を縛るような方向に向かわせようとする考え方は全くナンセンス!
(中略)・・アメリカ海軍の基地の中にある多国籍部隊の司令部。
この司令部で今年5月、海賊対策部門の司令官に海上自衛隊の伊藤弘海将補が就任した。
多国籍部隊の司令官に自衛官が就任したのはこれが初めてだ。実は、自衛隊はつい最近まで単独で海賊対策を行い、多国籍部隊には参加すらしていなかった。・・
猛暑のジブチを拠点に活躍する、自衛隊の皆さんには大感謝&大尊敬です☆
サヨクの中には、ジブチを「安倍政権の戦争準備の海外拠点!」なんて本気で言ってる人もいますが、 ソマリア沖海賊対策は国連安保理決議に基づいた国際的な治安活動です。
そんな自衛隊の手足を縛るような事をしてはいけませんよね。命がけなんだから。
ここでジブチ繋がりで、2年前に日本の総理として始めてジブチに行き、自衛隊を激励した安倍総理のエピソードを紹介します
《安倍総理、ジブチの自衛隊を激励。現地フクザワ中学校に大きな手土産とは?! 【やじうまテレビ】》 より抜粋
日本時間の昨日午後、アフリカ東部のジブチを日本の総理として初めて訪問し、ジブチを拠点にソマリア沖の海賊対処にあたっている自衛隊の部隊を視察しました。
『諸君が派遣されて以降民間船舶は1隻たりとも海賊の襲撃を受けていない』と隊員を激励したという事です。
「ここからプラスアングル!
実は安倍総理、ジブチに大きな手土産を持って行ったのでーす。
自衛隊の施設の他に安倍総理が訪れていたのは、ここフクザワ中学校。
1995年に日本の資金援助で建てられたジブチ初の本格的な中学校で、福沢諭吉から名前が付けられました。この学校に安倍総理が持ってきた物は?」
安倍総理「日本から本を104冊持って参りました。」
女子アナ「そう、安倍文庫と名づけた数々の本。
5月の外遊でも政府専用機から本を手に降りてくるなど読書家として知られる安倍総理。今回一体どんな本を送ったのか?意外な一冊もありました。」・・・
ちなみに、安倍総理が贈った104冊の本も「らしく」て、「フクザワ中学校」命名の秘話も凄く良い話!当時このブログ記事の感想として
「素晴らしいです 日本が地道に歩んできた道を評価してくれる国は多い! 自信を持ちましょう。安倍総理の外遊はホント国益にバッチリ適ってますね。
マスコミも、どーでもいい事ばかり報道してないで、こういう良い話をどんどん報じて頂きたいものです(;一一) 」
と書いていました。では後半につづく・・
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TBS【NEWS23】(8/5)の、シリーズ<変わりゆく国×安保法制>で、
"「テロとの戦い」で銃撃戦も?海賊対処ジブチの自衛隊"と題してやっていたんですが、
自衛官たちのコメントに感動したので記録しました(青字はナレーション)
海賊対策・テロ対策は一国だけでは無理だし、国際的包囲網で対抗するしかありませんよね。
だけどそれは非常に危険な任務なので、岸井氏みたいに自衛隊の手足を縛るような方向に向かわせようとする考え方は全くナンセンス!
(「シリーズ安保法制。衆議院で採決が強行された安保法案は11本。116時間の審議時間を費やしたというが『先発検査活動法』はわずか3分程度だった。この法改正も自衛隊が国際的なテロとの戦いに足の踏み入れ可能にする重大なもの」という膳場氏の説明 略)
日本から1万キロ離れたアフリカのジブチ。目と鼻の先にはアラビア半島を臨み、中東州域の海域を睨む戦略的な位置にある。
「自衛隊のP3C哨戒機が海賊対象の活動の為に出発していきます」
自衛隊はここジブチに拠点を置き、哨戒機2機と護衛艦2隻を常時派遣。海賊から民間の船を守る為、他の国の軍と共に活動を行っている。
しかし、日本が現在参加出来ないもう1つの任務がある。
「コチラの港は自衛隊と共にフランス軍などにも使われています。こうした国々は自衛隊とは違い、対テロの活動にも参加しています。」
中東の海域では今、日本の自衛隊を含め、およそ30カ国の海軍が多国籍部隊として活動を続けている。
アメリカ海軍の幹部がトップに座り、参加にテロ対策と海賊対策の部門があるという組織構成で、日本はこのうち海賊対策のみに参加してきた。
しかし、今回、船舶検査活動法の改正が実現すれば日本もテロ対策の活動にの参加が出来るようになるのだ。具体的にどんな活動なのだろうか。
(オーストラリア軍によるテロ対策活動の映像)
テロリストとの関連が疑われる船に重装備で近づく兵士達。小銃を携えながら船によじ登っていく。
これは多国籍部隊がテロ組織による大量破壊兵器や人員の輸送などに目を光らせている様子だ。
去年2月の任務ではテロ組織の資金源ともなる薬物が末端価格でおよそ1000億円分も摘発された。
多国籍部隊のトップ、アメリカ海軍のジョン・ミラー中将はこう率直に語る
「我々は軍隊です。ですから軍事的な行動をとる事もあります。」
テロリストなどとの銃撃戦も起こり得る危険な現場。
これまで自衛隊による船舶検査は、日本周辺に限定されていたが、今回の法改正でこうした中東周辺のテロ対策にまで活動の範囲を広げる事が可能になるのだ。現場の自衛官は今、何を思うのだろうか。
海賊対処水上部隊・中筋篤指揮官「国の判断に従って整斉と任務にあたっていくのみです。」
五十嵐亘三曹「個人的なところでは命令に従うまでと思います。」
金子紘士二尉は「(Q.実際に怖いと思ったりする感情はあるか?) 率直に、、危険と言われる事でも任務であれば、我々は危険を想定して訓練していますから、、」
「政府や上層部の命令に従うのみ」と語った隊員たち。だが、テロ対策本部への参加に向けた流れは既に出来上がりつつある。
アメリカ海軍の基地の中にある多国籍部隊の司令部。
この司令部で今年5月、海賊対策部門の司令官に海上自衛隊の伊藤弘海将補が就任した。
多国籍部隊の司令官に自衛官が就任したのはこれが初めてだ。
実は、自衛隊はつい最近まで単独で海賊対策を行い、多国籍部隊には参加すらしていなかった。
しかし安倍政権は2年前、多国籍部隊への参加を決断。
今や自衛隊の哨戒機が空からの海賊監視の6割を担うようになるなど、積極的平和主義の1つのシンボルとなっている。伊藤弘海将補の言葉も積極的だ。
「国際社会の責任ある構成員としてやはり応分の責務を果たす必要がある。内向きの思考で日本の事だけ、もしくは日本の周りの事だけ考えていてよい時代だと私は思っていません。」
一方、アメリカなど国際社会からは自衛隊が対テロの任務にも加わることに期待感が広がっている。
多国籍部隊・総司令官・米国海軍 ジョン・ミラー中将「自衛隊は非常にプロフェッショナルでとても能力のある組織です。もし対テロの任務にも参加してくれたら大歓迎ですよ。」
だが、アメリカには対テロ戦争の負担を軽減したいという思惑がある。
自衛隊がアメリカ軍主導の対テロ戦争に引きずり込まれることはないのだろうか。
「民主国家の中の、軍事組織である防衛省自衛隊として、ドンドンドンドンタガが外れたように転がってしまうなんて事はあり得ないし、我々も十分それは認識しています。
(Q.今の安保法制でそのタガを作れるか?) それは、できる出来ないのお答えは差し控えさせて頂きます。」
自衛隊の活動の広がりをどこまで必要と考えるのか。どこで歯止めをかけるのか。参議院での審議でも船舶検査活動法についての具体的な議論はほとんど行われていない。
(VTR終了 スタジオへ)
岸井成格氏「法案によってね、自衛隊の行動ってのはどう変わっていくかってのは、やっぱり1つ1つ時間かけてね、議論すべきだと私は思いますね。」以上
猛暑のジブチを拠点に活躍する、自衛隊の皆さんには大感謝&大尊敬です☆
サヨクの中には、ジブチを「安倍政権の戦争準備の海外拠点!」なんて本気で言ってる人もいますが
ソマリア沖海賊対策は、国連安保理決議に基づいた国際的な治安活動です。
そんな自衛隊の手足を縛るような事をしてはいけませんよね。命がけなんだから。
ここでジブチ繋がりで、2年前に日本の総理として初めてジブチに行き、自衛隊を激励した安倍総理のエピソードを紹介します
《安倍総理、ジブチの自衛隊を激励。現地フクザワ中学校に大きな手土産とは?! 【やじうまテレビ】》 より抜粋
・・・日本時間の昨日午後、アフリカ東部のジブチを日本の総理として初めて訪問し、ジブチを拠点にソマリア沖の海賊対処にあたっている自衛隊の部隊を視察しました。
『諸君が派遣されて以降民間船舶は1隻たりとも海賊の襲撃を受けていない』と隊員を激励したという事です。
「ここからプラスアングル!
実は安倍総理、ジブチに大きな手土産を持って行ったのでーす。
自衛隊の施設の他に安倍総理が訪れていたのは、ここフクザワ中学校。
1995年に日本の資金援助で建てられたジブチ初の本格的な中学校で、福沢諭吉から名前が付けられました。この学校に安倍総理が持ってきた物は?」
安倍総理「日本から本を104冊持って参りました。」
女子アナ「そう、安倍文庫と名づけた数々の本。
5月の外遊でも政府専用機から本を手に降りてくるなど読書家として知られる安倍総理。今回一体どんな本を送ったのか?意外な一冊もありました。」・・
ちなみに、この海賊対策の自衛隊派遣でさえ強く批判しているピースボートが、自衛隊に護衛させたのは有名な話ですよねっ
内閣府が行った世論調査によれば、自衛隊による海賊対策を肯定的に考えている人は63.2%で、否定的な見方は29.1%だった。調査は1月15日から25日に成人男女3000人を対象に実施された[102]。 海上自衛隊の護衛艦による警護を希望する船舶は、約2600隻。これは、アデン湾を航行する日本関係船の年間隻数にほぼ匹敵する[103]。 2009年5月11日から13日にかけて「さみだれ」と「さざなみ」はピースボートの艦船を護衛している[104]。ピースボートは自衛隊による海賊対策派遣を強く非難しているが、この時の護衛については「主張とは別に参加者の安全が第一」と述べている[105][104]。このようなピースボート側の対応について、一部からは「ダブルスタンダード」「二枚舌」などの非難がある[106][104]。 国際海事機関(IMO)の勇敢賞を海賊対処部隊が他国部隊と同時に受賞[107][108]。 2013年12月17日、アメリカ海軍の第5艦隊ミラー司令官は、海上自衛隊の活動について「最大限の貢献をしている」と評価した[109]。
マスコミは、安保法制がらみだけで取材するんじゃなくて、自衛隊の日頃の活動も、ちゃんと取材して国民に知らせて頂きたいですねぇ(;一一) どんだけ世界平和に貢献しているのとかも。
で、国会議員には、「自衛隊員の為の安保法制の議論」を真面目にして、とにかく政治を前に進めろ!と言いたい。
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日本テレビ【ウェークアップ!ぷらす】で、
"なぜ日本を標的に? 「イスラム国」の狙いは・・"を議論していたんですが、
その中で、安倍総理の発言、『罪を償わさせる』『テロとの戦い』『イスラム国と敵対する所』などに対し、福島瑞穂氏の発言でスタジオ中が呆けた空気になったスタジオトーク部分を記録しました(福島氏の発言以外はやや要約)
安倍総理の発言を問題だと盛んに言っていたけど、日本人にとって、この人の発言の方がよっぽど危険なんですけどー
福島瑞穂氏「・・あの、後藤健二さんのお母さんと先週の水曜日、一日中色んな所に働きかけをしました。
亡くなった後、お母さんは憎悪と報復の連鎖はしないでほしいと訴えている。後藤健二さんもそうです。
で私は日本はぁ、そもそもイラク戦争でテロとの戦いとやった事によってぇ、まぁあのー、モンスターのようなイスラム国が出来てしまった。で、イスラム国と敵対する国に2億ドルの拠出をすると言った安倍総理のはぁ、やっぱり少し、身柄が拘束されている中では問題があったのではないかと思うんです。
で、日本は憎悪と報復をこれから拡大していく方向ではなくぅ、やはりえー、日本が戦後70年間戦争をしてこなかった、人を殺さなかったという事を活かしながら、やっぱりやっていくべきだと。
それは後藤健二さんも言っていた事で、後藤健二さんの思いを二度裏切ってはならないという風に思います。
小野寺氏「この2人が拘束されたのは安倍総理の発言の前の、昨年の事。
日本が70年平和国家としてずっと保ってきた事は何も変わらない。日本が難民・人道支援するのは正しい事。全て正しい事をやっている中で相手が殺戮を繰り返すテロリストというのをちゃんと区別して考えなければいけない。」
←NYT記事
大野元裕氏「人道支援は正しい。テロとの戦いに立ち向かうのも当然だと思うが、だからといって彼らの(日本を敵視するという)ロジックの中に乗るような不用意な発言。総理の発言が引き金を引いた訳ではないが、そういう流れの不用意さ、、
『罪を償わさせる』もだが、あの外務省の英訳は2日後に出ている為に各国の新聞が『revenge』とか『reprisal』と訳した。」
辛坊氏「日本の総理大臣が言っても日本国内では武力に通じるとは考えないが、欧米のメディアはそう取る?」
岩田氏「我々は武力に通じると到底考えてないが、アメリカの発想では軍事力を背景にすると見るんだと思う」
竹田氏「事件を点じゃなく線・面で捕らえた方が良いと思う。リビアが第二のシリアになるんじゃないかと。 人道支援とは言っているが、結局、地域の不安を取り除く事に日本が貢献しているのは以前からやっていた事だし続けていく事が大事で、、『罪を償わさせる』が違ったニュアンスで伝わる可能性もあるので、そこを意識したメッセージにするのかも大事かと。」
小野寺氏「総理は、非道に殺害した犯人に罪を償わせると、当たり前の事を言っている。対外的な発信は十分注意して発信すべきだが、何も間違っていない事を、日本人自身が様々に(混乱が)表面化する事がむしろISIS側から見れば、日本というのは何か突けば国内がザワザワして一枚岩ではないというのが伝われば日本が弱く見えてテロの標的になりやすい。こういう時は、悪いことは悪いと発言する事が大切だと思う。」
福島氏「ただですねぇ、10年前、高藤さん達が拘束された時にアルジャジーラや色んなのに出てぇ、えー日本はその敵ではない。彼女達も敵ではないって言って、宗教のトップが動いてくれて解放される訳ですねぇ。今回もぉその事を凄く努力をしました。
で、日本が、、元々イラク戦争そのものが大量破壊兵器がないのにやった。で、まさに今イラクの中でぇ、弾圧や民兵による虐殺も続いてる訳ですよねぇ。そこからの検証も必要だし、
日本が『テロとの戦い』と、アメリカと一体となって、やっぱりやっつけるぞっ!というような形で、あのーやるとですね、それは私は日本はあの、ある意味、えー、随分スタンスを変えたっ。という風に見えるんではないかっという風に思っています。」
小野寺氏「福島さんと論争する訳ではないが、もっとシンプルに考えて、ああいう非道なテロリストが日本人をあのように残虐に殺害した事を正面から受け止めていくべきだと思う。」 福島氏「いやもちろん、、」
橋本五郎氏「私は全くこの『罪を償わさせる』という表現、何が悪いのかと思う。あんな残虐非道な殺され方をして黙る手はないのではないか。それが報復の連鎖みたいにいうこと自体が変だと思う。」
大野氏「『罪を償わさせる』は言うべきだと思う。
2006年にヨルダンで100人以上が死んだ時も必ず刑に服させるとアブドラ国王が言ったし、普通の言葉だと思う。
ただし、その英語が後から出てくるので各国の新聞が面白おかしく報復・リベンジと訳してしまったり、対価を払わせると訳してしまったり。その時に外務省が訳を出していればきちんとそれを使う訳だから、結局対決姿勢を煽られるのであまりにも不用意。」
福島氏「日本はぁ、とても良いポジションに今まであったと思うんです。敵対してない。人を殺したり殺されたりしていない。その事によって人道支援や日本の平和貢献ってのは意味を持った。
むしろ、まぁ中村哲さん達も言うけれどもぉ、日本人で、憲法9条を持って、戦争をしない、敵対しないっていう事が日本の命を守る事に繋がっていた。それをぉ、有志連合、、ごめんなさい、イスラーム国と敵対する所に人道支援するとかぁ、日本がコチラに加担するという、、、」
橋本氏「いやいやいや、イスラム国がやっている事は良い事なんですか? 」
福島氏「いやそんな事はないですよ。そうではなくて日本の発しているメッセージなんです。」
小野寺氏「総理もだが日本政府は一貫して『テロとの戦い』『日本は人道的援助をする』のメッセージを出している。」
辛坊氏「あのー、福島さんの立場としては対イスラム国に対して、どうするべきか、どういうスタンスであるべきだと?」
福島氏「はい、イスラム国がテロリストであり、それから残虐非道である事はそれは間違いないと。ですから資金源や色んな所を断つ事と、もう1つこういうのが、モンスターというみたいなものが出てきた背景にはイラクの中における、えースンニ派とそれからシーア派の対立、それからたくさんの政府系民兵による殺戮なともこういうイスラム国に頼らざるを得ない状況も生んでしまった訳で、そこはしっかり赤十字や色んな所とも連携しながらパトロールするとか、こういう残虐非道な事を止めさせるって事も両方必要だと思いますっ。」
橋本氏「その通りだが、あんまりそもそも何でこんなのを生んだかっていう話になると、いま現に行われている事をどうやってストップさせるかという議論が、、」
辛坊氏「現に行われているというと、有志連合の話だが、60カ国が名前を連ねている。、実は大半の国が軍隊による貢献ではない。ヨーロッパの国はほとんど入っている状況だが、ここに名前を連ねる事の意味をどう考えるか。」
岩田氏「日本は、紛争の中で被害を蒙ってテント村で生活している難民の人達への支援だという姿勢をきちんと丁寧に説明を続けなきゃいけないと思う。
パレスチナ取材の経験から言うと、宗教対立の根の深さがあり、"イスラエル"が出てくるのは分かるが、日本はそのスタンスから離れてやっているというのをきちんと表明すべき。」
辛坊氏「この有志連合は、いわゆるイスラム系の国(サウジ・ヨルダン等)もいくつも入っている枠組み」
小野寺氏「有志連合と言っても一緒に戦う訳ではなく、日本はあくまでも人道支援。」
大野氏「②.③については安保理決議の2178号・2185号で要請している義務なので、これに答えるのは当然の話」
辛坊氏「②.③については国連加盟国の義務だと?」
大野氏「そうです。これ(リスト)に入っている国だけではない。」
辛坊氏「福島さん、有志連合に名前を連ねる事については?」
福島氏「そうですねぇ・・・まぁあのー、有志連合がぁ、その一部が空爆しているのでぇ、そこのその有志連合の空爆と日本が一体化しているような形にとられるのはやめたほうが良いですし、今日の話でもさっき岩田さんが仰った難民への人道支援やそういうものはもちろん必要だと思うんです。
だから総理がぁ、イスラム国と敵対する所ってわざわざ言わないでぇ、あの日本はしっかり難民支援も含めた人道支援をしますと。拘束されてる段階でもそれを言えば良かったしぃ、
それからやはり日本が、えー、日本人が『敵だっ!』とされる事も、それはやはり慎重に、えー、実はそこは細心の注意を払ってやるべきだっと思います。」
小野寺氏「イスラム国が日本人2人を出した映像の前の映像には、実は、イスラム国のキャプションに『日本の援助は非軍事の2億ドルの援助だ』って書いているので、ISIL自体が日本が軍事援助するのではないと理解した上でナイフをチラつかせている。あえて政治的意図をかき立てててやっているので日本としてはそれに乗らないで、シンプルにテロリストに組しちゃいけないと毅然としたメッセージを出すと同時に、非軍事的支援だと、是非国内で一枚岩で発して頂きたい。」(中略)
(自衛隊の"国内の"救出部隊の訓練の話題と武官の話の流れに福島氏が割って入り・・)
福島氏「今回、あの動画が出るまで増員はしていないしぃ、政府がどのような情報を取っていたかっていうのはなかなか分らない。
また、家族、お母さんが記者会見した後も、一切政府からのコンタクトが無いんですよね。ですから本当に動画が発信されるまで政府が本気で2人のことをどこまで念頭に置いて行動していたかっていう検証はしっかりやるべきだっ!と思います。」
小野寺氏「昨年の内に対策本部はできている。そこで人質の問題としての対応は出来ている。」
辛坊氏「後藤さんのお母さんとコンタクト取るべきかはどうか?」(苦笑)
橋本氏「それは奥さんとはずっと領事局長が、ずっとこの問題が発生してから、『寄り添うように』という指示でやっているので、お母さんの件とはちょっと違うと思う。」
(在外邦人救済、備えが必要だという議論 略)
福島瑞穂氏の言う事は学級会レベルですね。
直接、後藤母に陳情受けた為、やってますアピールしてる感じに見えました。
「後藤健二さんの思いを二度裏切ってはならない」って意味も全然分からない
「お母さんが、お母さんが」って・・マスコミが後藤さんのお母さんを引っ張り出した?けど、そもそも誰が見ても、この流れにお母さんは関係ありません。
あんまり言いたくないけど、後藤さんの蛮勇行動も「日本人を危険にした」一因だと思うんですけど。
それにしても、安倍総理批判している人は、コトバ狩りばかりですよね。
ISILに敵国だと認識されないように配慮しろとか、コトバに気をつけろ、気を使えって。
シンプルに考えれば・・もし、仮に、自分の身内が惨殺されても、犯人に対してそんな配慮するんですかって話です。
で、中東からのエネルギーが欠かせないのに、とにかく関与するな・支援もするなという人達も結構います(呆) 日本は、昔から困ってる人達・国に手を差し伸べてきたんです。
テロリストから狙われない為に、ひっそり篭ろうぜ!なんていう狭い了見の国じゃない。
テロと闘わないと、今まで築き上げた世界の秩序が崩れてしまいます。
日本政府を攻撃している人はもっと現実を直視するべき。でないと守れる命も守れません。
余談ですが・・・有志連合参加60カ国のフリップは、辻元清美議員が国会質問で持ち出していたものだそうです。
大野議員も同じ民主党なんだから、ここで言った説明、「②.③については安保理決議の2178号・2185号で要請している義務なので、これに答えるのは当然で国連加盟国の義務なんだよ」っていうのをちゃんと教えてあげれば良かったのにと思いました。
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《【動画追加】【ISIL人質殺害事件】元外交官・孫崎亨の時系列無視の政府批判と、ニューヨークタイムズの悪意の誤報 【深層NEWS】 》2015年02月04日
(アメリカ・ニューヨークタイムズ(電子版)は2/1、安倍首相の発言に対して「平和主義から脱却し日本の首相が殺害への報復を誓った」と見出しで報じた。佐藤氏「ちょっと報道が酷い。しっかり確認をして報道すべきなのに安倍総理の意図ともかなり違うし、"罪を償わせる"から"報復を誓った"というのは如何なものか。(世界は日本が中立的な立場から完全に有志連合側に行ったと見ているのでは?) 元々有志連合の一員だし、安倍首相は演説で"中庸"という言葉をものすごく使っている。」
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BS朝日【いま世界は】(1/20)で、
アルジェリアでの人質事件を受け、対テロとの戦いで日本に足りないものというテーマで議論していたので記録しました(ただし、流れはそのままやや要約)
前朝日新聞編集委員の、日本人妊婦が海兵隊に救助された話の問題提起は良かったけど、何気に安倍批判も忘れてないわん・・
小松アナ「・・じぁあ、日本がその対テロというある種戦いを、こういう所に出たら欧米その他諸国と同じように戦っていかなければならないという時に、日本に足りないものは何ですか?」
畑中美樹氏「例えば、情報の収集体制、今回日本は独自にアルジェリアの軍の攻撃というのは掴めなかった。英国の現地の大使館経由で情報は入っていたわけで。
たぶん日本の情報の収集というのは、大使館、外交ルートから取るしかなくて、主要国はそれに加えて、諜報とか軍事とかそうした情報も取っている。日本は二つの柱のうち一つしかない。非常にそれが弱い。(つまり外交ルートだけしかない?:アナ) そこのところをどうするか。」
渋谷氏「畑中さんが言われたように、最悪の想定として、今回狙いが第一義的か二義的か分かりませんが身代金というのがあり、その身代金を取る上で、日本人の人質というのは非常に使い勝手がいいと、彼らイスラム武装勢力が思っていたとしたら、
これは今後も日本人を狙ったこういった形のテロ、人質拉致とかが起こりうる可能性はある。そういう時に政府としてどうするかという事と、
やはり企業として、やはり欧米の企業のように危機管理会社と契約し、独自の情報収集をするとか、あるいはもう役員に危機管理担当を設けて、予算を割くとか、抜本的な対策を日本企業もすべき、これは一つのきっかけになるんじゃないかと思う。」(日経BP統合コンテンツ局長 ・経済記者)
宋文洲氏「安全もコストですからね。」小松アナ「渋谷さんが指摘したのは非常に大事で、どうやって安全を官民で担保するかということだと思うが、畑中さんが指摘されたインテリジェンス、情報という部分が非常に日本は弱いというのは、今回安倍総理もおそらく官邸も相当意識していると思う。安倍さんは元々そういうところはしっかりやっていこうという考え方の方ですから。これ非常に今の日本の現状に疑問を投げかけた事件だと思うが」
畑中氏「そうですね、全くそうだと思う。ただ日本の場合は戦前の苦い経験があるので、それをどうやって抑制するかという難しいところがあるので、
これはもう日本国民全体で今回の事件を契機にして、そこをどうやって足りないものを補っていくのか。もしそれを作らないのであれば、じゃあどういう形で補えるのかということを議論しなければいけない。」
五十嵐浩治氏「あのー、私20年以上前、ナイロビに居た時の苦い経験だが、ナイロビケニアで、暴動に近い、、 1週間以上、続き外国人がターゲットになった。その外出がが全くできなかったさなかに、日本人の若いお母さんが陣痛が始まった。日本大使館に電話して何とか病院まで運んでくれと言ったが、うちにはそういう人はいないと断られ、それでどうしたこと言うと、
アメリカ大使館に電話をして、海兵隊が来て実は病院に送ってくれた。
私これを短絡的に、、安倍さんちょっとそういう傾向もありますからぁ(笑)
自衛隊がどうしたというつもりはない。ただし、こういう時にどうやって邦人を守るのか。
企業の問題、個人の問題も含めて我々が世界に出て貢献する時に、いったいどうやって命を守るのかというのは考えなきゃいけないと私は思う。」
小松アナ「簡単に軍隊の是非というのは本当に難しい問題だが、五十嵐さんの今の個人的なご経験というのは、これ非常に物凄く大きな事を語りかけていると思う」
五十嵐氏「多分、その状況は今も変わらない。」(以下略)
五十嵐氏の体験談は貴重だし、良い問題提起だと思いましたが、
やっぱり最初から自衛隊の話を除外して議論・・というアカヒらしい意見でした。
ちょっと横道にそれますが、この際中国人の宋氏の意見が、人命軽視のお国柄をよく表していたのでそれも紹介します
宋氏「・・・別に中国と比較するわけじゃないが、中国人はたくさんいて、ここよりずっと危ないアフリカ諸国にみんな勝手に行く。日本の場合はちゃんとした会社がちゃんとした派遣するが、中国人の場合は勝手に地球の果てまで言っちゃうから、そこで勝手に酷い目に遭って、
じゃあ中国政府全部保護してくれるかっていったら、全然相手にしてくれない。僕は基本的に国が出来ることは限界があると思ってる。やっぱり民間は危ないことを前提に出かけるべきだと思う。」
もちろん、日本はそうはいきません!民の命と財産を守るのが日本政府の役目ですから。
それに、インフラの仕事などで日本企業が世界中の国々で仕事をしている昨今、
救出部隊・諜報などあらゆる事を排除せず、国民的議論をするべき時だと思います
自衛隊法の改正検討を、邦人救出・輸送で石破氏
自民党の石破幹事長は20日の記者会見で、アルジェリアでの人質事件に関し、海外での自衛隊による邦人救出・輸送のため、自衛隊法改正を検討すべきだとの考えを示した。
石破氏は「今の自衛隊法では、海外で動乱が起き、邦人が空港や港湾まで命からがらたどり着いた場合でも、(隊員の)安全が確保されなければ輸送できない。議論が必要だ」と述べた。
自衛隊法では、海外での邦人輸送は、現地の安全が確保されている場合に限られる。手段は航空機か船舶で、陸上輸送は認められていない。武器使用にも厳しい制限がある。(2013年1月20日23時23分 読売新聞)
今、もし、万が一、仮にChinaで日本人人質事件が起こったら、米軍・海兵隊に助けてもらうのでしょうか?
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