アンネ・フランク
BS朝日【いま世界は】の、ニュースの世界地図ヘッドラインズで、
『アンネの日記』関連図書破損事件を記事にしたイスラエルの新聞を取り上げていたんですが、コメンテーターが「これが世界に報じられると日本人の想像以上にショッキング」だと言っていたので記録しました
この卑劣な行為に対し、世界はどう報じ、どう感じ、日本をどう見るのか、逆に考えれば犯人像が浮かび上がってきますよね・・
アナ「東京都内の複数の図書館で『アンネの日記』や関連図書が破られる被害が相次いでいますが、この件はイスラエルの新聞もこのように報じています。"ハアレツ"という新聞ですけれども、
『東京で数百冊のアンネ・フランクの本が破損』という見出しですね。
記事では、1月から265冊以上のアンネ・フランクに関する本が被害を受けているという事と報じています。
それと共に、アメリカのユダヤ人人権団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター』の反応を取り上げています。その人権団体のクーパー副代表はこんな風に言っています。
『被害発生が広範囲に及んでいることから組織的に行われた可能性が極めて高い。第2次世界大戦中のホロコーストでナチスに殺害されたユダヤ人の子供150万人の中でも最も有名な子供(アンネ・フランク)の記憶を汚すものだ』
とこのように話し、日本の捜査当局に犯人特定の努力を求めているという事です。ただし、その副代表は・・
『日本を何度も訪れたことがあり、たくさんの日本人がアンネ・フランクを理解し尊敬している事を知っている』
として日本への批判をしているわけではないという事です。」
木佐氏「んー、外岡さん、このニュースはねぇ、なんか世界でも報道されているんですけれどもねぇ、ショッキングですよね。」
外岡氏「いやぁちょっと信じられませんねー。
で、これが報道されると、外国からどう思われるのかってのは、やっぱり我々が想像する以上に、単なるこう愉快犯とかいたずら犯ではなくて、相当ショッキングだと思いますねー。」(元朝日新聞編集委員)
パックン「そうですね、まぁあのー、ユダヤ人の皆さんに対する差別は、僕、日本に20年以上居ても感じたことないんですね。見たこともないのに、、まっ、これはアンネ・フランクというそのユダヤ人の中でも凄い特別な存在の方の本。その方に関する本に対する被害なんで、海外では多分、アンチユダリズム、、そういう非ユダヤが存在しない事は前提に置いてないから、本当に衝撃を受けると思いますね、残念です。」以上
これは、早急に犯人を捕まえないと確実に日本のイメージが悪くなります
なんせ、『アンネの日記』は世界的ベストセラーなので、それを破損する行為は多くの人に簡単に「ホロコースト」「人権蹂躙」「人種差別」などと関連付けられてしまう・・・
で、少し気になるのは、"ハアレツ"という新聞と、アメリカのユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」に関する記事
『アンネの日記』が破損:日本人とアンネ・フランクの関係とは?
・・・同団体は、ホロコーストの記録の保存や反ユダヤ主義の監視以外にも、インターネットにおけるヘイトスピーチを監視する活動も行っており、昨年12月の安倍晋三首相による靖国参拝に対しても懸念の声を上げていた。(中略)
日本とアンネ・フランクの関係?ところで、つい1ヶ月間にイスラエルのハアレツ紙は、「なぜ日本人はアンネ・フランクに引きつけられるのか?」という記事を掲載してちょっとした話題を呼んでいた。1アンネについては、現在でも世界中から博物館になっているアムステルダムの隠れ家へとやってきて、その展示や教育を通じて、多くの人が彼女に関心を持つが、中でも日本人は強い関心を持っているのだという。
これは、日本人にとっては誇りである一方、自らがナチスドイツの同盟国としておこなった残虐行為を忘却して戦争の被害者意識に陥るのであれば、それは危険なことだと同紙は述べる。その上で、特に日本の若者は歴史について驚くほど無知であるとした上で、最後には現在の日本が韓国や中国から批判を浴びている靖国問題についてが触れられている。
実際のところ、果たして日本でとりわけアンネ・フランクの人気が高いのかはこの記事からでは分からないし、その理由として被害者意識への共感を持ち出すことは、単なる憶測に過ぎないだろう。とはいえ、今回のような事件が起き、それが国際的に報じられるのであれば、そうした見解が流通する可能性も皆無とは言えない。実際に、安倍政権がナショナリスト的な動きを示しており、メディアがそれによって制限を受ける可能性があるかもしれないという見方は、それほど突飛な意見とは言えなくなりつつある。
今回の事件が、一部の「偏見と憎悪に満ちた者だけ」であると示すために、事件の実行者の追求や今後の動向に注目が集まっている。
この件、政治家も問題視して発言し出してますね。
アンネの日記被害を有田芳生氏・片山さつき氏ら問題視 2014年02月24日
東京都内の公立図書館で、「アンネの日記」や関連する書籍のページが破られる被害が相次いでいること問題で、政治家も事件究明に乗り出している。
この事件について、民主党の有田芳生参議院議員はツイッターで「『アンネの日記』への破壊行為は、ホロコーストの記憶に対する攻撃だ」と批判。「焚書社会を描いたレイ・ブラッドベリ『華氏451度』のディストピア社会(編集部註:ユートピア社会の反対、暗黒郷)が、この日本で生まれている」と述べた。
一方で、日本維新の会の中山成彬衆議院議員は、このニュースを聞いて「瞬間日本人の感性ではない、日本人の仕業ではない」と思ったと明かす。安倍総理をヒットラーに例える国もあるとし、徹底的に調べてほしいと要請。
自民党の片山さつき参議院議員も警察に事件の徹底捜査を要請することをツイッターで報告しており、情報提供を呼びかけている。
【関連記事】
・有田芳生(Twitter) ・中山なりあき(Twitter)
・東京の図書館『アンネの日記』破られ事件 各国が報道
プロファイリングしたら犯人像はすぐ浮かび上がってくるので、案外捕まえるの早いかも。
もちろん単なる愉快犯とかいたずら犯ではありません。
アンチユダリズムのない日本で、敢えて何故『アンネの日記』がターゲットなのか
ナチスと日本をダブらせたい組織の犯罪でしょ、これ!?
追加動画
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