つるの剛士
TBS【白熱ライブ ビビット】で、 津田大介氏・鳥越俊太郎氏を招き、
『保育園堕ちた日本死ね』が「2016ユーキャン新語・流行語大賞」の流行語トップ10に選ばれたことに賛成?反対?として議論していたので書き起こしして記録しました(津田・鳥越発言以外はやや要約)
この議論で、岸氏の「大都会だけの問題なのに選んでいいのか?」というのと、真矢氏の「(この言葉が独り歩きするのに、ブログの文章・文脈まで読まないからこそ選んじゃいけない」というのは説得力があったけど・・津田・鳥越両氏の説明は全く納得できませんでした~
(番組アンケート、「賛成」23%、「反対」77%)
(国会でこの問題を取り上げた・山尾志桜里衆議院議員(民進党)が授賞式に出席。つるの剛士はツイッターで「こんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。悲しい気持ちになった」とコメント)
スタジオで、「流行語に『保育園落ちた日本死ね』賛成・反対」の議論。
(賛成派)津田大介氏「これだからあれですよ。まず前提として言っておきたいのは『死ね』という言葉を公の場で言うのは大反対です。そんなもん良い言葉である事は当然だけれれども、ただこれに対して、アンケートの結果なんかもそうですけど、多分これ若い、しかも子供を抱えている女性にアンケートしてたらまた違った結果になるでしょうし、実際にやっぱりこれ反対と批判している人の間に、ブログちゃんと読んだ人がどれだけ居るのかっていうのがあるんですよねー。(あ~)
元々この方は働きながら子供を産んで、しかもそれが保育園が見つからない事によって仕事辞めなきゃいけないっていう状況に追い込まれてるっていう方の、悲痛な叫びでもあった訳ですから、まぁ『一億層活躍』と言ってるのに、結局働いている女性が預けられない環境を放置している、政治とかメディアに対してやっぱり誰かに言うというよりかは、どこにも怒りのぶつけようが無い場所で『日本死ね』という言葉がある種ネットで誰か聞いてほしいという思いで書いたわけですから、そういう事の文脈まで捉えた上で考えなきゃいけない話だと思いますけどね」(ジャーナリスト・早稲田大学卒、ソーシャルメディアのカリスマ)
(賛成派)・鳥越俊太郎氏「まぁ基本的に同意見ですけどね、あのえー、この『死ね』という言葉は確かにショッキングな言葉ではありますけれども、こういう言葉を敢えて使わざるを得ない程、日本の待機児童の問題、そして少子高齢化の問題が深刻な状況になっているんですよね。
で、それに対して日本の政治や自治体の行政府ですね、何も手を打ってこなかったという事があってそれに対するイチ母親の怒りの言葉がまぁ『死ね』という表現になったと。だから『死ね』という言葉だけに引っかかってしまっちゃ全体を見誤ってしまうんで、ボクはつるのさんがこういう風に仰るのはしょうがないと思いますけれども、もう少しその背景にある待機児童の問題、東京都で一応公称8千人と言われてますけど、もっと2万人とか5万人とか言われてます、事実はね、現実はっ。そういう現実が横たわっていてそれに対する言葉であったという、まっそういう意味では日本の実相を表す1つの言葉だったという事で、流行語に入ったのはボクはOKだろうなと。」(ジャーナリスト・去年まで流行語大賞の選考委員を務める)
国分氏「岸さん、普通の文だったらここまで注目されてないんじゃないかと。」
(反対派)・岸博幸氏「『死ね』という言葉が良くないのと、それ以上に新語・流行語を選んでいるのに、保育園落ちたって待機児童問題は、大都市問題で一部の地域の問題で日本全体の問題では無いのに、選ばれるのはどうかなと。」(慶応義塾大学大学院教授・元経済産業省官僚)
津田氏「だからなかなか難しいのところは、この多分人も都市圏の人だと思うんですよね。要するに政府の問題というより自治体の問題じゃないかという批判もある一方で、ただ結局人って仕事がある場合は子供を育てる為に保育園があるって、、」
岸氏「それは分かるんだけど、問題提起としては正しいけど、新語・流行語として本当に良いのかって」
(反対派)・竹山氏「賛否難しいところだが、確かに今年の世相と考えると問題になったし印象に残った言葉だが、つるの君のツイートは物凄い分かる。親御さんの立場なら、やはり子供に言いにくいだろうなと、それと議員があそこに出てきて満面の笑みでもらってる事に確かに凄い違和感。広めたが、本人が作り出した言葉じゃないのに凄く違和感がある」
鳥越氏「山尾さん、山尾さんはね、国会でこれを取り上げた事によって一躍全国的な問題になった。ブログは、、(その前からありましたよね?) あったけども問題にならなかった、、」 竹山氏「でも別に受賞しなくていいんじゃないかと思う」
国分氏「山尾氏は『死語になるといい』と言ってる。」
(賛成派)・雪野智世氏「そこは大事。これ1週間で2万7000通位の署名が集まったので世相を反映したから取り上げるのは賛成。もっと困ったのは『ゲス不倫』 子供に不倫って何って聞かれて説明した。」
「反対」・真矢みき氏「政治家に刺さるようにわざと鋭利な言葉をキャッチーに選んだ主婦というのは分かる。
だけど津田さんが仰るようにこの言葉『日本死ね』が独り歩きするのに、それまでにはそういう文章の中に思いがあると読まないからこそ選んじゃいけないと思う。
『日本死ね』って意味が分からない。アメリカで言うかなぁ?『アメリカ死ね』って」
津田氏「これ自民党批判でもないし民進党批判でもないって言うか、どっちの批判でもあるわけですね。それをやっぱりこういう言葉を使わないと取り上げなかったというメディアに対する批判もあるし、凄く問題なのは今年18歳選挙権があったじゃないですか、18歳選挙権があったんで、ボク女子大生とか女子高校生と話しましたよ、色々と。何一番気になってますか?って聞いたら、みんなこれですよ(あー、そうですか) やっぱり本当に子供を産んでこの国でちゃんと育てられるのかという不安を持ってる若い人が居て、その声に答えているのかっていう事も凄くあるし、同時にだからこの事自体がやっぱりあまりにも問題として取り上げられてないって事もそれが背景にあるって事も分かんないといけないと、、」
鳥越氏「だから審査員としてはこれ敢えて入れた。ボクは今年入ってませんけど、入ってたら選んでいます。」雪野氏「待機児童って言葉に置き換えたらダメだったんですか?」
鳥越氏「(賞には)ならない。やっぱり言葉自体がやっぱり独特の、あのインパクトがないと、、(中略)やっぱりね、『死ね』ってとこにインパクトがあったんです。だから皆ドキッとしたんです。」
国分氏「ボクはこれで待機児童って大変な事だと思ったし、『隠れ待機児童』というのも知るきっかけになったので、個人的に賛成なのかなと」
(反対メッセージ 読み上げ)
鳥越氏「それはだから待機児童の話をちゃんと説明すれば良いんです。(反対が8割弱占めている事に関し)きれいごとすぎる(腕を組んで)」国分氏「こういう議論になる事が逆によいと思う」
(以下 選考基準の話
(五郎丸ポーズは本人が授賞式に出れないので、急遽対象候補じゃなかった「トリプルスリー」が大賞になった話など。略)(視聴者の意見をLINEで募集。結果「賛成」18が%、「反対」が82%)
さすが、都知事選で鳥越候補に一票入れた津田さん!もっともらしくワケの分からない事をだらだらと・・
こんな説明しちゃったら、今後「心の叫びだ!竹島返せ!韓国死ね!」とか言っても、「ヘイトスピーチ」認定できないじゃん(笑)
まっ、結局、特定の審査員が特定の問題を提起したいだけの選考なのがハッキリしました。
そもそも、いくらカッと来たとしても『死ね!』と口走る母親ってなんだかなぁ・・と思うし、百歩譲って、大都市に住む保育園落ちた母親が『日本死ね!』とボヤいたところで、それを見つけ出して新語・流行語にしちゃう神経を疑うし、嬉々として授賞式に登壇する国会議員にも最大の軽蔑心しかありません。
なんにせよ、『日本死ね』の背景まで考えろというのは「問題提起」で、「新語・流行語」の趣旨とは全く違うと思いますよ。
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《【新語・流行語大賞】 『日本死ね』党の山尾志桜里議員が受賞し、「うれしい」(・・;)》2016年12月 2日
・・マスコミは民進党のエースと持ち上げるけど国会見てると、ただのヒス女としか思えないんですが・・
《「保育園落ちた日本死ね」 待機児童数最多の世田谷・保坂展人区長を直撃取材。政府より批判すべきは舛添要一都知事なのでは!? 【Nスタ】》2016年3月22日
山尾志桜里「『保育園落ちた 日本死ね』。総理、この投稿について、あっ!もしかしてご存じありませんか」(民主党)
山尾志桜里氏「女性活躍どころか男尊女卑政権だ」 安倍首相「山尾さん、誹謗中傷ですよ」 ハフィントンポスト-2016/05/16
(中略)待機児童数のグラフ、パッと見ても民主党政権時代は多くて、安倍政権でかなり減っているのが分かります
そもそも、ユーキャン新語・流行語大賞なんて、流行ってもない言葉を、特定の意図で認定しちゃうのが(鳥越の暴露のお陰で)ハッキリしたわけで
たかがイチ企業のイベントなのに、マスコミがこぞって大きく報道するのがバカげてる
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