国立メディア芸術総合センター
国立メディア芸術総合センター計画は、水の泡になったわけではなく、
形を変えて民主党がナンカしてくれるかも~! という話を昨日の、NHK【ニュースウォッチ9】でやっていたので記録しておきます。(青字はナレーション)
-VTR-
そもそもの目的は何だったのか。海外での人気がすっかり根付いた日本のアニメやマンガなどのコンテンツ産業。市場規模は、14兆円。
政府は、6年前に知的財産戦略本部を設置し、21世紀の日本の主力産業に育てようと取り組んで来ました。その要となる施設だったのです。
漫画家の里中満智子さん。知的財産本部の委員を務めるなど、
国のコンテンツ産業を振興の戦略作りに関わってきました。
里中氏「本当はもっと有効に売れるにもかかわらず、売り損ねている部分がいっぱいあるんですよ。
で、もっと胸を張って堂々と国をあげて売り込みをかければ、文化戦略として貿易効果としてもっともっと今の数倍の効果が上がる・・」
コンテンツ産業の振興が何故無駄を指摘される巨大な施設にあったのか、具体的な計画は去年8月から動き始めていました。
文化庁はアニメやマンガなどの分野で活躍する7人の委員を集め、有識者会議を設置、海外への発信や交流の拠点をどう作るべきか検討を始めました。
委員の一人だった早稲田大学の安藤紘平教授です。
拠点の中身をどう充実させるか委員からは様々なアイデアが出されたと言います。
安藤氏「どういう形で人材育成して、新しいコンテンツを創造してどう発信していくか。
まぁ要するに保存と育成と創造と発信という4つのキーワードをどういう風に文化として生かしていくか・・」
委員たちが参考にした施設があります。京都国際マンガミュージアム京都市が3年前に作りました。
運営はマンガ学部を持つ地元の大学が行い、日本の古いマンガから海外でも人気のアニメまで30万点に上る資料を集めました。
京都を訪れた外国人の観光拠点になっています。
この施設の注目点はコストを抑えて作られたことです。
実はこの施設、廃校になった小学校の建物を改修したものです。
マンガの多くも書店や個人から寄贈してもらいました。.
その結果、整備費は12億円に抑えられていました。
会議で委員たちはコストも意識し、ソフトを重視した拠点作りを検討していました。
マンガの多くも書店や個人から寄贈してもらいました。.
その結果、整備費は12億円に抑えられていました。会議で委員たちはコストも意識し、ソフトを重視した拠点作りを検討していました。その矢先の今年4月、突然文化庁から整備計画が示されました。過去最大の補正予算で"破格の予算"を獲得できるというのです。
青木文化庁長官(当時)「こういう機会というのは今後100年は来ないかも知れませんね。」
文化庁が1ケ月足らずで独自にまとめた計画、整備費はおよそ117億円に。
展示室や上映講堂を備えた4,5階建ての施設になっていました。
ふさわしい予定地とされたのは東京・台場。
しかし、施設の整備費が計上されただけで、展示物など中身については何も決まっていませんでした。
突然の文化庁の提案に対し、複数の委員から典型的な箱もの行政ではないかという戸惑いや懸念の声が相次ぎました。
委員の一人だった民間のシンクタンクの社長、林和男さんです。中身の議論が充分でないまま施設の建設だけを進める事に懸念を感じたと言います。
林氏「箱ものを作ることが目的ではなくて、
文化振興とか産業振興の為に今、何をしなければいけないのかって事で、5回の議論をしてきたのにですね、117億円が箱ものの予算だった事で一気に流れがこう変わっていかざるを得ない。
この話が先に進んだらまずいんじゃないかという事で私もその事については意見を申し上げたつもりです・・」
更に委員たちからは施設が出来た後にしっかり運営できるのか、という疑問も投げかけられました。文化庁は入場料などの自己収入で賄うとして、採算が取れると主張。
その時に示したのが年間の来場者数60万人という試算です。これが曖昧だと感じた委員もいました。
文化庁が試算の根拠にしたのが、
今年東京六本木で開かれた国際的なイベントです。無料で開催された事もあって11日の開催の平均で1日あたり5千人が来場しました。文化庁は最低限この半数は達成すべきだとして事業予測を年間60万人とはじき出しました。
この試算をどうみるのか。公共事業の事業予測に詳しい専門家は・・・・.
五十嵐氏「『半数程度達成すべきである』『達成できる』ではなく、
『すべきである』これ官僚の文章、達成できなくてもいいんですよね。
箱ものってみんなこんな感じ、日本語の妙というかね(笑)
あらゆる文章の典型です。この文章だけ特殊という訳ではない・・」
9ケ月に亘った検討会議、運営の仕方は改めて検討する必要があるものの、施設の建設は文化庁の提案通り117億円の予算で進めることになりました。
政権交代の直後、新たな施設は建設しない方針を示した川端文部科学大臣。
しかしそれに変わる振興策をどう進めるのか具体的な青写真は示されていません。
安藤氏「ハードの問題ではなくて、むしろソフトの問題としてきっちりと支援してもらい、そういう形の政策をとってもらえば、本質は別のところにあった。つまりコンテンツ・ソフト・人材育成・創造発信っていうところにあるわけで、」
林氏「もう早くやらないとですね、日本はとにかく東アジアの中国・韓国に追い上げられてますし、いろんな問題を抱えてますから、日本が今テーマにしなきゃいけない事に関して、この議論がきちっとした新政権の中で見直しが行われてですね、本来の振興策にちゃんと繋げていただく事が肝要だと思いますし・・」
-スタジオへ-
アナ「この問題を取材いたしました"明日の日本プロジェクト"の芳野記者に聞きます。芳野さん、この施設につきましてね、新政権が見直す理由ってのは元々どういう事なんでしょうか。」
芳野記者「はい、今VTRでも見ましたようにですね、まだ中身がハッキリとしてないのにですね、100億円を超える巨額のその予算をかけましてですね、まぁ新たな施設を建設するという事が本当に必要なのかどうかという事なんですね。
それからまた、本来補正予算ってのはですね、その緊急性が高い事業を実施する為に、編成するものでして、新政権はこういう施設に回す余裕があるんであれば、まぁ母子加算の復活などの政策に、、そういったものに優先すべきだという風に主張していますね。」
アナ「そうなりますとコンテンツ産業の振興策はどうなってしまうんでしょうか。」
芳野記者「はい、まぁ新政権はですね、まだそれに替わる振興策というものを具体的に示していません。まぁ今後アニメや映画など国際的に高いですね、分野をどのようにして支援して文化や産業の発展に繋げていくのか、国を挙げて考えていく事が新政権の課題として残っていくと思います。」
女子アナ「新政権は補正予算に盛り込まれた箱ものの見直しをどう進めようとしていくんでしょうか。」
芳野記者「はい、まぁ今回の総額14兆7千億円の補正予算ってのはですね、従来の公共工事中止と異なりまして、まぁ未来の成長力の強化に繋げていこうという目標を掲げていたんですけども、まぁいわゆる箱ものを含めました施設の整備費というものが多く含まれているんですね。
コチラをご覧ください。(フリップ説明)
それぞれの事業のコンセプトや採算性を十分に精査して決めていく必要があります。
新政権が、あさっての報告期限に向けまして、まぁどのように予算を組み替えていくのか注目されます。」
アナ「えー、ここまで芳野記者に聞きました。」
今まで国立メディア芸術総合センターを取り扱った番組は数々見たけど、14兆円の経済効果だの産業拠点の話は、無かったです。こういうの早く報道してほしかった・・今頃報道するって事は、民主党がこれに乗っかるって事かな?!
そもそも、「マンガ喫茶」「アニメの殿堂」と揶揄して、マンガ喫茶の民業圧迫になるとか国会で言ってたアホもいたし・・あれからおかしくなったんですよー
めっちゃくちゃボロカス言ってたコメンテーター達はどう反応するのか見ものですねぇ。
特に石坂啓とやくみつるはどうコメントするのかなぁ
まっ、私はこのコンテンツが発展すれば文句はありません。日本を救ってくれると思ってるから。
それにしても、なんか文化庁が悪者にされてるような・・私は60万人なんて軽いと思うけどね~
だって2009年フランス ジャパンエキスポ来場者16万4000人 2年で倍にですよ。
ちなみに中国のコスプレ大会の参加総数は600万人。詳しくはブログ内記事《ソフトパワー 中国の場合》を見てね。
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テレ朝【やじうまプラス】一刀両断の、毎度バカバカしい、局アナとコメンテーターのやりとりの記録です。(オタクエリートの記事のみ)
吉澤アナ「その鳩山さんなんですけど、こんな事が分かったという事で、日刊スポーツご覧頂きましょう。
民主党鳩山総理 も 、マンガ&アニメオタクだったという事で、
鳩山総理がですね、党幹事長だった2005年、オタク専門誌、『オタクエリート』、
そんな雑誌があるんですねぇ。そんな『オタクエリート』に登場致しまして、
日本のマンガアニメ文化について世界一、世界をリードしていると賞賛し、発展させるべきだと主張していた事が分かりました。
えー、マンガで歴史を勉強している事や、あるいはマンガベスト10を明かすなど、自分自身のオタクぶりも披露。
自民党の麻生前総理だけでなく、新総理もオタク文化推進に、理解を示していたという事で、まぁ大学生時代には、週刊少年マガジンだとか週刊少年サンデーの他、ガロ?まで読破していたということで、
コチラにですね、
鳩山さんが選んだ
マンガ作品ベスト10というのが載っているんですが、
1位がなんと、『ロボット三等兵』という、
これがですねぇ、なかなかシブイなぁと思いますけどね。
まぁ以下はですねぇ、
ゴルゴ13・ドラえもん・鉄腕アトム・さざえさんなどが並んでいまして、.またその下にですね、
鳩山さんが選んだアニメ作品ベスト5ってのもあるんですが、
これ1、2位に宮崎駿さんの『千と千尋の神隠し』だとか
『もののけ姫』が入ってるんですが、
それ以降は『ドラえもん』『鉄腕アトム』『さざえさん』という事で、
この辺がですね、ちょっとメジャークラスが並んでるなぁと思いましたけど、
三反園さん、鳩山さんも結構これだけ、マンガお好きだったんですねぇー」
三反園氏 「ですよねぇー。
でも鳩山さんだからでしょうけど、
オタクでもオタク『エリート』だって書いてあるじゃないですか(笑)ねっ、
ねっ(笑)」
吉澤アナ「なるほどねっ(笑)」
三反園氏「普通、前任者だったら、多分そういう風には書かなかったのかなって(笑)なんて、ちょっと思ったりもしましたけど、
でも鳩山さんが言うと、
『マンガが好きだよ。
世界一だよ』って言うとなんとなく、
知的テキななんか、そういう雰囲気を醸し出して、
あーーそうだよなぁっていう風に、こうねぇ、こうきますよねぇ、多分ね。そこがちょっと違うのかなという感じはしましたよね」
吉澤アナ「なるほどねー。あとこう選んだ作品を見ると、やっぱり友愛精神に富んでるなと。」
三反園氏 「なるほど(笑)、まぁそー、そうですね。(笑)」
吉澤アナ「ただ、イコールアニメの殿堂。
いわゆるハコモノに行かないところが、
麻生さんと鳩山さんの違いなのかなぁって。」
三反園氏「だって、世界一であることは間違いありませんもんねっ。
アニメも含めてね。」
吉澤アナ「さぁ、コチラ参りましょう・・・」
以上
何から何まで、鳩山氏を褒め称えるのがキモすぎる。麻生さんの時は、目を剥き鼻剥き、ぶっ叩いてたくせにぃ
へー、鳩山氏はエリートオタクだからいいんですか、そーですか。
エリートオタクが、日本のソフトパワー産業をどう展開していくのか楽しみです。
それと、この局アナは、アニメの殿堂とハッキリ言ってるけど、国立メディア芸術総合センター は、ゲームや映画も含まれているし、真実を歪めて報道するのもいい加減にして欲しい。展示・資料収集・保管等々と世界に発信する基地のハコが必要なんですよー。認識不足も甚だしい。
マンガ・アニメは、今は世界一でも、そろそろ保護しないと、中国・韓国は国策でスゴイお金かけて一大産業にしようとしているのに、
友愛なんてボケボケのこと言っていたら、浮世絵の二の舞になるのは目に見えてます。
浮世絵の話も含めて、「有識者検討会」の浜野保樹座長が、武田鉄也さんと「クレヨンしんちゃん」の事を熱く語っている爆笑対談で、この産業の巨大さを語っている記事を、以前書いたので是非お読みください。(私のお気に入り記事です)
とてつもない日本のコンテンツ 後半(ブログ内記事)
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前記事の続きです。このコーナーのテーマは「日本の文化の特徴・戦略」です。
武田氏「日本のサブカルチャー、、今アニメ取り上げてるんだけど、浜野さん仰るとおり、日本ってのは、長ーい歴史の中で、明治維新の時にやってきた外国人が、ことごとく驚いてるのが、その日本の大人達が、子供に対する優しさですよね。あの大森貝塚かなんか発見したモーグルさんでしたっけね、(モースさん!)モースさんかっ。あの人が仰ってますね、世界で最も幸せな子供は、日本というこの国に生まれた子供達だろうって。やっぱり、日本人って、優しくて、で、、」
松原氏「子供って概念、違うんじゃないですかね!?ヨーロッパはやっぱり小さな大人だと思ってたみたいなんですけど、日本って子供って全然別のものって、、」
武田氏「授かりもので、天から降りてきたとか、少しこう、神が宿っているとか、そういうなんか文化的なものが、ねぇ、子供の関してねぇ。」
えー、滝沢馬琴という、えー八犬伝を書いた人、この人も子供の為にあの物語を書いたらしいんですが、書いた一生そのものは惨憺たる人生なんですよねー。(笑)つまり、命を懸けて少年と少女とオンナコドモの為に、あの人は八犬伝を書いたという、、考えてみるとやっぱり、今のアニメ作家達の文化って言いますか、歴史ってのは、かなり遡る事が出来るんですねぇ。」
浜野氏「あのー、有名なスタジオジブリの高幡監督は、絵巻物って言うのは14世紀のアニメーションだって言われてるんですね。で、絵巻物って実は手の幅で、こう持ってスクロールするんですよ。14インチのテレビなんですね。それでストーリーがある種ふかんで説明されてて、アニメーションの原型だって言われてるんですよ。
それで、もちろん浮世絵とか、、浮世絵もね、例えば西洋絵画ってのは、一点透視法ってのは、ある程度訓練すれば出来るんですよ。いや、現実をただ写してるから。浮世絵ってのは子供みたいにね、関心のある所に寄っていって、関心を並べてるんですよ。だから現実を再現してんじゃなくて、認識を描いてるんですよ。
(印象画!?)だ・か・ら印象画なんです。(ゴッホが吃驚しちゃうんですよね浮世絵で。)だから浮世絵で、、いや写真機が出来てね、現実を写すんだったら写真機の方が良くなった。海外ではね。それで絵画は当時、西洋絵画は無くなるって言われた時に、浮世絵見て、あっこういう絵画の方法があるって、それで仰る通りなの。認識を描けばいい。だから印象派って言うんですね。
それで、あのー印象派の事をパリの日本人と呼ぼう。 そーれくらいの大きな影響を与えたんですが、残念ながらね、自分達のそれだけ優れた表現に、認識が無かった。自覚が。」
松原氏「浮世絵ってなんか、包み紙にして、、」(そうそう)
武田氏「茶箱かなんかに貼り付けたりしてねー」(ホントですねー)
浜野氏「だから、印象派は、まだ表現を引き出す現役の表現技術なのに、浮世絵ってのは、守られる古典になっちゃったんですよね。
だから日本人って、すっごくやってきたものを自覚が無いから、明治維新に邦楽も捨てたし、、いやだから武田さんは、20代の時、自己表現の時、フォークソングと、、オリジナルはやっぱちょっと日本じゃなくて、日本 先人の人はみーんな苦労されてひとつのスタイルとしてJポップに来たんですね。で、それだけの歴史があるものを、明治維新に捨てて、また戦後にも捨てたわけですよ。二度ね、無自覚に日本独特の良い表現を捨てたんですね。
それで今気がつくと、マンガとかアニメーションとか、ゲームとかそういうのが、やっぱり優れた表現を引き出すチカラがあるんですよ。それも日本人だけでなくて、世界の人達に表現させるチカラがあるってところにね、パワーがある。」
伊藤アシ「日本文化でね、外国で評価されるっていう日本人が案外気がついてないのって、結構あると思うんですよ。」(いっぱいありますよ)
武田氏「いやー、お話伺いながら、本当思ったけど、そうですよね、印象派の一派っていうのは、ヨーロッパでジャポニズムって言われる巨大な絵画運動になるわけでしょ。つまりその、日本人の如くあろうっていう、、考えてみるとこのアニメっていうものを取り上げてみると、髪の毛はジャポニズムでいうと、黒くないと物語が成立しないんですね。
はー、ちょっと考え込むなぁ。いや、ちょっと私ね、言い訳じゃないんですよ。私は自分の青春の頃にフォークソングっていうあのー、新しい音楽の作り方に飛びついたんですよ。でいい時、自分の人生が振り返る時があるんですけど、、でもね、僕はどうも僕自身は、フォークソングの中に浪花節のギター版っていうのを夢見たみたいな。なーんかね、学生の時からね、誰にも言わなかったんだけどね、言うと笑われると思ったから、絶対に言わなかったんだけど、浪花節って好きなの。あの中に語りと歌があるんですよ。で、ミュージカルは可笑しいけど、浪花節は、日本人って簡単に受け入れる事が出来るんだって、、つまり語りがいつの間にか歌になっていくっていうミュージカルのあの手法は、浪花節では楽々成立してる。浄瑠璃もね。だからフォークソングの中に、ちょっとちょっとね、浪花節を夢見てて、それで母ちゃんの事を、ギターに乗っけて、語るというような発想になったんだよね。
でも、それやっぱりこのー、浜野さん仰ったように、あの時は、物凄く田舎っぽくって、シナでとっても大嫌いだったものが、これくらいの年齢になると、結構眩しく思い出されるんですよね。だから、大事なものを捨ててるんじゃないかっていうのはちょっとやっぱり、勿体無いの精神でもう一回少し点検した方がいいですね、日本は。」
浜野氏「本当に表現のチカラっていうのは、どれだけ表現したいかと思わせるかっていう事なんですよね。しかし、残念ながら映画ってのは、欧米がオリジナルでね、だからやっぱりアメリカがアカデミー賞取るのであれだけ騒ぎますけど、
でも、歴史上ホッントに初めてですよ、マンガっていう、、手塚先生がまず作ってね、それを磨き上げたものが世界中で表現させてるわけですよね。世界中の人達に。
アニメーションも、日本のテイストのアニメーションでまた表現しようとする人が、いーっぱいいるわけですよね。だから、それは自覚してですね、凄く大事にしないと、今どういう事が起こっているかというと、マンガっていうとオリジナルが日本だっていうことを、宣伝しているようなもんなんで、
某フランス(笑)、フランスだなぁ(笑)、フランスは、政府文章の中にマンガって使っちゃいけないんですよ。マンガって言うとオリジナルが日本になっちゃうから、バンドデシネって言わないといけないんですね。で、韓国だとマンファって言わないといけない。
で、アメリカでは最近ではもう、ビシュアルアンドノーベルって言うんですね。コミックじゃないあるスタイルで。」
松原氏「物凄い本当、文化防衛が凄いですね。ハリウッドで一切入れないとか、そんなことずっとやって来てますからね。」
伊藤アシ「でも、普通には皆、マンガって言っちゃってるんですよね。」
浜野氏「そうなんです。だからそれを凄く大事にして、我々も自覚しないとですね、やっぱりその言葉で、、だから印象派みたいなもんですよ。彼らはアレを浮世絵って言わなかったわけですよね。あれ浮世絵でも良かったんですよ、実は。ねっ、だからその事を我々は凄く大切にして、まずは自分達が自覚しないとですね、何となくビジュアルアンドノーベルって言葉の方がカッコイイな、みたいな事になっちゃう可能性もあるわけですよね。」
武田氏「そうですねーー。」
伊藤アシ「日本のそういう、、何がこう海外の人の気持ちを捉えるんですかね。そのアニメだけに限らないと思うんですけども。」
松原氏「いや、私ね、たまたま柔道とかやってますけど、日本の人って柔道ってスポーツとしてたまたま強いとかね、家元だっていうのは割りと胸張るんですけど、海外では、もっとある意味大きく評価していて、例えば年配の方も肩が痛いとか、柔道着着てそんなに痛くなく投げ合いたいとかですね、そういう意味では凄く生涯柔道やるのが好きだっていう文化、あるんですけど、講道館なんて外人だらけですよ。外国人の方たくさんいて、みんな稽古やってんですけど、日本人は案外、もうスポーツとして現役終わったらもう行かないとか、そうなっちゃってて、外国言ったらアンタ柔道できる!?空手できる!?って必ず聞かれるわけですよ。
そういう文化として、日本のものもの凄く海外に浸透してリスペクトされてんですけど、日本人は案外強いか弱いかには関心ありますけど、それ以上には自分達のものだと思ってないですよね。アニメなんかもそういう感じあるんじゃないんですかねぇ。」
浜野氏「松原先生、仰った通りだと思ってね、まっ表現手法が魅力的なんですよ。これまでにないひとつの魅力があるんですけど、内容についてもね、
やっぱし20世紀ってのは、欧米の何か悪と善があって闘うっていうので、もう疲れましたよね。ねっ、だからアメリカの最近の優れたノーカントリーとかグラントリノとかバットマンのダーグナイト観たら、アメリカのやってた事が正しいかなっと反省とアメリカは地獄だって言われましたよね。本当に。
そいでそれなのに、日本の作品を観るとつらくても生きていく、ってそれだけでも価値があるんだとか、アメリカの映画だったら若者にだけ価値があって、老人なんてもうどうでもいいやってのに、小津先生の映画とかね、宮崎さんの映画観ると、ずーーっと死ぬまで成熟してるんですよね。
で、そういう優しさとか、こう対抗軸がもう明確に示されてて、それで、ガンダムなんか観てわかるけど、正邪が分かれてないんですよ。悪いやつがインテリで子供がいて、こう家族がいてね、ただ単に殺すんじゃなくて、なんか宿命で闘っててね、悲しさで。
だから、20世紀があまりにもこう対抗軸で、悪いものは叩けーって潰したらいいんだって、正しい文面表現だっていうんじゃなくて、
色ーんな人に色んな価値観があって共に生きていくしかないんじゃないみたいな、そういうのが日本のアニメションに非常ーに上手くね、、
で、特に宮崎さんが尊敬されてんのは、海外の人がショックなのはね、僕もよく言うんですけど、人間の命は地球より重いって言うのね。それ日本では違うんだ。草木一本の命と人間の命は同じだから、そういうあの価値観がこういう環境問題とか生んだわけでね、
宮崎さんの映画観てるとハッキリ出てるじゃないですか。そういうのがね、全っ然違う価値観として、分かってないかも知れないけど、心に響いてんじゃないかと思うんですね。」
伊藤アシ「あと、宮崎さんのアニメなんか、こう観ると、後で観た後に大人同士が、あれはどういう意味だろうね、これはどういう意味だろうねって。なんていうか、見る人によって、こう価値観がそれぞれ違う中で、想像をさせるっていうのか
、例えば千と千尋の神隠しの顔なしというのが一体何を象徴しているのかとか。凄い議論になったりするわけですよね。だからこれだけ価値観が世界中でも多様化する中で、こうだ!っていう風に結論を決め付けないで、それぞれのなんていうか都合で、こう膨らませられるっていう魅力ってのがあるのかなぁっていう気がしますよね。」
武田氏「まぁ、具体例を挙げてしまうとアレだけど、千と千尋の神隠しなんてのは、なんだか身につまされる作品ですよねー。つまり、[E:danger]神様がくたびれて温泉入りに来るというね、それでーねぇ、温泉でとにかく一晩だけ騒いでまた戻って行くっていう、、神も疲れてホッとスプリングス、ホットスプリングにやってくるというね、そこで一杯飲むと、それから、D社のアニメなんかとは、全くの異質なんだけど、あの神様ね、ゲロ吐いちゃうってね(笑)あーれはいいよなー。」
伊藤アシ「そうです。そうです」
武田氏「あっ今指示が来ました。
こっちの方行きます!?
アッ、知りたいんでしょスタッフも!
じゃこれちょっと解説してもらおうっか。これね、なかなかの大注目作品なんです。
で、これはー、、
浜野さんに概要語ってください。
ストーリーを」
「モーレツ!オトナ帝国の逆襲、、」浜野氏「えっとね、これたまたま、(扇子を広げる)原恵一っていう監督で、これはその後作られた、かっぱのクーってキャラクターねっ。これ素晴らしいんですが、
あのー原さんはですね、実は、今の激しく変わっていく社会に対して、ひとつ何か言ってみたいと思ったですね。今、武田さんもそうだと思うんですけど、
やっぱり現実を生きていくのはつらい事ばっかりなんですよ、大人は。でも、子供のときの事を思えば、母親の愛情とか良い事ばっかりなんで、じゃあ、昔に戻った方が良いと思う科学者がいて、
あるガスをね、吸い込むと、過去にもう、、子供になっちゃうっていうそのガスが出来るわけね。それを撒く、まっ東京タワーをモデルにしてるんですが、そっからガスを撒いて、大人たちはそこに引き込まれていくわけです。
で、子供は置いきぼりになるんで、クレヨンしんちゃんがリーダーになって、大人達を現実に戻そう。でその現実に戻すのは何故かっていうと、どんなに現実がつらくてもね、実は自分がいるから、愛するしんちゃんがいるわけですよ。だから命を繋ぐ事だけでも、生きてるだけでも、、どんなに貴重な事かって事を示す為にね、、
現実に戻すのがそのお父さんのクサーーイ足のアレを取って、バァッーっとこうするとワァッーっとこう(笑)現実に戻るわけですよ。遂に思い当たってね、どーんなにつらくても現実が、オレが生きてないとしんちゃんは育てられないって、現実に戻って行くっていう、、もーの凄い感動的な、、」
武田氏「なんか、ちょっとね、子供に退行しちゃうの。あのこう、、子供になってしまうの、大人が。でも、そういう事ってあるじゃない。大人が子供になった国なんていうのは、世界に本当にあるんだよ。ただひとつの正義を唱えたり、憎いヤツは皆殺せばいいんだっとかっていう、非ー常に子供的な、、で、このクレヨンしんちゃんのヒロシは、懐かしーいお母さんが帰りを待ってる商店街に戻ってしまう。もうお母さんはいないのに。昭和から帰ってこないの。それをクレヨンしんちゃんが、その大人帝国に対して逆襲をして、現世に呼び戻す方法がその非常にクーサイ靴下を、、つまり、そりゃクサーイかも知れないけど、これが現実なんだと。それで大人達を、子供になった大人達を、大人に子供がしていくっていう。
ほっんとにバットマンとか、そのスパイダーマンなんかでは、もうほとんど描けないーですね。」
松原氏「でもね、ドラゴンボールにしてもね、よく考えたら、確かに敵と味方の物語なんですけど、でもやっつける相手にゴクウは常にどっかに愛情を持っているわけですよ。実際鳥山さん自体がああいうドンドン強くなって、ドンドン相手と闘う事描いてる事自体、どうもイヤだったらしくて、最後にやっぱりもっと子供マンガらしいもの描きたいかのような感じで突然終わっちゃうわけですよね。
やっぱああいうもの、常に日本のアニメとかマンガとかって含んでいて、必ず相手を破壊する事だけでは、どうしても終わらないっていう、そういうものが出発点にやっぱあるんでしょうねー。」
浜野氏「この後のですね、実は、あのー次の作品が、戦国大合戦っていう映画で、それが今、オールウェーズ3丁目の夕日を撮られた山崎監督が、実写にしてるんですね。クレヨンしんちゃんが実写になって、草彅さんが主役なんですけど、」
武田氏「がんばって欲しいですね、草薙さんにも(笑)。草をなぎ倒して欲しいですよねー」
松原氏「いや、アニメの実写版ってもうマトリックスとか、、結構そういう、、」
浜野氏「いや、それがねPTAで見ちゃいけないナンバーワンでね、(笑) ねっ、それが世界中感動させて、実写にしたいって監督に思わせるチカラがあるってところがまたね、、」
松原氏「遂に映画までちょっとねじ伏せたって言うか、、」
武田氏「ちょっと俺ね、その辺ちょっと冷酷なんだけどね、これね、クレヨンしんちゃん大っ嫌いな父兄の存在は、それはそれで貴重だと思うんですよ。あのー解ってくれなくていいんですよ。
あの俺らん時もね、やっぱり、マンガばっか読んでると馬鹿になるってのは、父ちゃん母ちゃん必ず言ってましたよね(うん)で、馬鹿になる先頭が手塚治虫のマンガだったんですよ。だからやっぱり彼の事を先生って呼ぶ気がしないんですよ。
だけど手塚治虫の鉄腕アトムがね、小学校2年生の時の例の、あの雑誌に出た時に、やっぱりね僕はね、8つでしたけど、未来を信じましたよ。でね東京に憧れた。東京に行けばねアトムが飛んでると思ってたもんなぁ。で、お茶の水には、お茶の水博士がいるもんだと思ってた。(笑)
それで彼が後に、どろろとか、火の鳥なんか、、でもやっぱ火の鳥なんて大学生になってましたけど、ほっんとにね、誰にも言わなかったけど、かなーり衝撃受けてましたよね。手塚治虫の火の鳥、で永島慎二っていましたねー。黄色い涙っていう(アサガヤの)そうなの! もーこれがね、太宰治をね、マンガにしたような人なのよーー。」
松原氏「いや、私、何度かお会いしてお茶飲んだ事があるんですけど、、
そしたらいやーうちの娘がね、週に一回訪ねてくる青年がいるんだけど、お父さんお父さん、あの人実は凄い偉い人なんだよと、お父さんに言うんですって。そしたらその先生は、そうかなー、なんかマンガ描きたくない描きたくないって、、で自分は昔そういうマンガを描いてたから、漫画家として残酷物語描いてたから(ええ、ええ)いつも来るんで、でも俺と話してたら気が晴れるらしくて、名古屋に帰っていくんだよって。名古屋の鳥山明先生だったという、、」
武田氏「ハァーーー!!・・スッゲー!!」
松原氏「でも、鳥山先生は10年間ずーっと結構辛かったわけですよね。ドンドンドンドンエスカレートしていくわけですよ。闘いマンガが。あんまりああいうのお好きじゃなかったんだと思います。けど好きじゃないものが、はるかに上手く描けるから天才というのはそういうもんなんでしょうけど、、で、最後ずっと辛い時に、永島先生んとこ行って話しをしてたって事らしいんですけどね。」
武田氏「(伊藤アシに)鳥山さん、知ってるよね」「はい!知ってます知ってます」
松原氏「フランスで最も有名な日本人ですからねー」
武田氏「あの人は、マンガ見てて分かるでしょ。尖った物が一個も出てこないのね。(あー)先端恐怖症というのと、それからああいう武器で尖った物、刺す物っていうのが、生理的にもう駄目なの(カメハメハーは丸い)、、はい、全部丸いの」
浜野氏「今年の10月に、鉄腕アトムのハリウッドで映画化されて公開される全世界同時公開(実写版ですか)いやいやフルCGで!」
松原氏「昔、実写版っていうか、ありましたけどね、鉄腕アトムの、、」
武田氏「そう! 俺、(笑)アレも好きだったよ。(笑)飛ばないんだっ、鉄腕アトムがっ。(笑)知らないだろ!? もーはっきりね(頭に)被ってんのが分かるの。(松原先生が鉄腕アトムを歌いだす)ムッと空を見上げてる、、飛ばないんだこれがっ。なんかゆっくり煙が出てきてね、飛び上がるのに相当時間がかかってる。(笑)
だから、白黒でもアニメの鉄腕アトムが始まった時、あのチョコレートの宣伝から始まったね(マーブルチョコの歌を歌いだす)(上原ゆかりですね)
そーー!!あのーイントロで、タンタンタン・・って始まって、アトムがシルエットで浮かんだ第一回目の興奮は、忘れないっ。日本はきっといい国になると思ったオレあん時。あん時の総理大臣は池田隼人でした。ねっ(笑)、でも克明に思い出せるねー」
松原氏「思い出しますねー。だって今言われて思い出しましたよ。配達された牛乳を盗んで飲む少年の話とか出てきたの。そんな事までイチイチ思い出す(笑)全然原作にない話ですね、アレ。鉄腕アトムの原作に」
武田氏「でも、あれはやっぱりアニメ作る人達の思いが、物凄く柔軟に考えてたんでしょうねー。それから、月光仮面なんてのが、バットマンなんかに比較すると、いかにヒューマンなヒーローか分かりますよねー。
白けりゃ目立つだろうに(笑)翻してね(笑)歌<歌いながら登場すんだぜ、あれ(笑)そっと近づきゃいいもんを。バットマンなんかこっそりやって来んじゃない。月光仮面なんか、一番目立つとこに立って歌歌うんだぜっ(歌いだす)そんで拳銃を抜くんだけど、絶対に当てないのっ。知ってる!? 月光仮面は全部ね、相手が拳銃撃つとココ(袖口のへん)拳銃自体を、、だからあの頃の子供達の月光仮面ごっこは、みんなバーンってこうやるんだよ。(笑) 絶対ウッって言わないのよ。それはアレを原作し製作なさる人達の思いが、やっぱ絶対に敵であろうと殺人は、ヒーローは犯さないんだっていうね、(川内コウハン先生)川内康範先生ですっ。」
浜野氏「ですからね、番組とか武田さんの歌も含めて、やっぱコンテンツってのは、金を生む経済的な価値だけじゃなくて、文化的価値もあるし、もっと言えば外交的価値もある(なるほどなるほど)本当に日本が好きだという、それで観光的価値も物凄くあるわけですね。今、もうどんどん日本にクールジャパンツアーってあって、
だからそういう色んなね、多面的なね価値があって、そういうのを戦略的に我々は大事にして使わなきゃいけない。」
松原氏「知的財産権も含めてそれかなり、、本当は外務省がやんなきゃいけないんでしょうけど、、」
浜野氏「あーそうですね」
武田氏「浜野さんみたいな人が、浜野さんみたいな人が、何人か出てくれば、かーならず、良い方向に向かいますよ。愛してない人がいじろうとするから嫌いなんだよ、俺。
大好きな人とか、あれは涙が出るねとかって言いながら、アニメを語るべき人がアニメをいじるべきであって、ごめんなさい時間一杯になってしまいました。どうもありがとうございました。」
武田鉄也さんの青字の感想 、私は何度も千尋の事ばかり見てたから。なるほど~と思いました。(笑)
項目にあった文化戦略の話が一分ほどだったのが、ちょっと不満・・・クレヨンしんちゃんと鉄腕アトムと月光仮面の話が、盛り上がりすぎで止まらなかったからね~
自覚のない日本人を目覚めさせる為に、国立メディア芸術総合センターでもドーンと建てましょうよー
日本人は「日本」に自信を持ちましょう。そして未来の子供達のために、この巨大なコンテンツ産業を残しましょう!!
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朝日ニュースターの【週刊鉄学】で、まさに「とてつもない日本の文化」が話題だったのでレポートしました。
テーマ『◆日本のコンテンツはなぜマネされる?』
ゲスト◇浜野保樹(東京大学大学院教授)※補正予算の中で設立が決まった国立メディア芸術総合センター。
アニメ、漫画、ゲームを蒐集展示し事業費117億円の「国営マンガ喫茶」と批判されました。
しかしいまや日本のコンテンツが巨大なマーケットとして世界を席巻していることも事実。世界から日本の文化、ポップカルチャーに注目が集まっています。
西欧を模倣する国から「模倣される国」へと変貌した日本。
世界を魅了する日本文化の特質とは何か?日本の文化戦略を今後世界にどう発信していくべきか?
ゲストに『模倣される日本』(祥伝社新書)の著者、浜野保樹さんを迎えて日本文化論を「鉄学」していきます。
≪キャスター≫武田鉄矢 ≪アシスタント≫伊藤聡子 ≪出演≫ 松原隆一郎 (東京大学大学院教授) 浜野保樹 (東京大学大学院教授) ホームページより伊藤アシ「まずはつかみと言う事で、まさにコチラ、クレヨンしんちゃんのDVDなんですけれども、これどちらが本物でしょう。」
武田氏「って事は、かたっぽニセモノ!?」
伊藤アシ「ハイ!コピーでございます、ひとつは。わかりますかー。
実はですね、こちらの方の(左)下の部分にこうちょっとDVDとかマークが入っているんですが、こちらは(右)入ってませんね。このDVD。こっち(右)は入ってません。と言う事でこちら(右)が、まっコピーなんですけど、ほっんとうにソックリ。」武田氏「これ、どこで売ってるものなの!?」
浜野氏「これ、中国のね、DVDショップで私が買ったものです(笑)
まー私はね、プロだから、なんとなくアレなんですけど、中国で買っていらっしゃる方は、多分本物だと思って買っていらっしゃるんだと思うんですね。
ただね、今はね、こういった海賊版も成立しないんですよ。実は中国の海賊版ってCDとDVDで9割なんですね。正規市場って1割しかなくて、
それが今は、インターネットでタダで流しちゃうから、海賊版ビジネスが崩壊したって、海賊版業者が怒る位ですね、日本のアニメーションのファンの人が、世界中に日本のアニメーション見たい、見せてあげたいっていうんで、日本の放送が始まって、競い合うんですよ。8時間以内に字幕入れて流しちゃうわけですね。
だから、タダで、もうすぐ出てくるわけですね。それは(DVD)はプリントして印刷しなきゃいけないですけども、8時間後には中国から世界中にですね、実は日本のアニメーションは、インターネットで無法違法で流されてしまってる状況があるんですね。まっそれだけ人気があるっていう証なんですけどね。」
松原氏「上海で私、プレズンブレイっていう100円で売っているの買いましたけど、それもうDVDただプリントしただけのものですよね。、でも確かにおっしゃった通りで、もうこういう物をたくさん集めてるとこあるのかって聞いたら、いやもうダウンロードだから、これもう無いんだよって言いましたね。でも7、8年前だと、息子が日本で新しいゲームが出たら3000円のこずかいで、なんとかがんばって一枚買うじゃないですか。何のことない中国に行ったら、もうゲーム出た翌週ぐらいに全ての日本のゲーム、みんなやってるわけですよ。中国の子達は日本のゲーム物凄く詳しかったですよ。日本人よりもはるかに詳しい。瞬く間に海賊版が出るわけです。」
武田氏「えー真にそういう意味では、中国というのは、、いや俺(笑)、ちょっと夜店でね、ポニョのお人形があるの。ポニョのお人形さんがあって、それをピュっと引っ張る。紐を。するとぜんまい仕掛けになってて、先はハムの形をしてて、お風呂の中で放すと、ポニョがバーッと泳ぎながらそのハムをめがけて食いつくっていうのがあって、それが楽しそうで、俺アホだから買ってきたんだ(笑)そんで、ですぐお風呂上がるからポニョと遊べばちょっと長い事入れるかなーと。で、昨日やってみたらな、そのポニョがさ、浮かばないのよ。ずっと沈んでくんだよ。(笑)全然ファンタジーが壊れちゃった、、で女房がポニョの肌パッと見て、『ほら、中国製、だーーめよ。泳ぎゃしないわ中国が作るポニョ』(笑)」
松原氏「物はそうだけど、ダウンロード出来ちゃったら、どれもこれもそのまま見れちゃうわけですよね。」
浜野氏「そうですね。うん、それで、そういった、ファンサブって言うんですね。好きなファンとタイトルを入れるっていうんで、中国語で字幕組って言うんですよ。
それで字幕の精度と、どれだけ早くアップロードするかっていう勝負して、皆に感謝される事を喜びとしてね、罪悪感がないんですよ。我々は日本のアニメーション好きで、見れない人が多いから、そうして上げてるってね。それで大体日本のアニメーションのファンサブって20くらいあって、そん中でも字幕が良いのは今、4つ位あって、大体70人ずつ位のグループなんですよね。で、一切会わないんですよ。あの海賊版業者にやられる可能性があるので怖くて。でもそうやってドンドンドンドン出してですね、だからこう日本のアニメーションを広める事が、彼らの行動動機になっているんで、善意でやっていると本人達は思っているわけね。だから余計タチが悪くて、(中国語圏にはあっという間に広まっちゃうんですね!?)うん
それでインタビューした事あるんですよ、そのグループにね、こっそり。そしたらあのー、中国の若者たちは、ほとんどこういう形で日本のアニメーション見てるんですかって。ほとんどじゃありません。100%って言って(笑)」
伊藤アシ「100%!へぇーーー」
武田氏「これ、急いで勉強してもらわないと。
ただ、、申し訳ありません。話、脱線するかも知れませんが、このサブカルチャーという事に関して、中国っていうのは本当に悲惨な国で、あのー我々、戦後段階をあの国は持ってないんですよ。つまり文化大革命で。だから、あそこはあのー我々みたいに、あしたのジョーを見たとか、巨人の星があったぜ、とかっていうのが、皆無くて、我々と同世代の人は皆ね、毛語録なんですよ。だから我々の学生運動をやったりね、マンガいつまでも読んだりなんかして、色々ご迷惑かけたんだけど、なんだかねー、そのサブカルチャーが育たないサブカルチャーの権利関係に関しても、こう常識が育たない中国に関しては時々切なーく、哀れになる時が、、」
松原氏「団塊の世代の人が表現できたのって、70年代後半とかですもんね。」
武田氏「そうですよー。やっと戻ってきたら年下のやつにコテンパンにやっつけられるわけでしょ。私で言うとなんか、私が折角なんか戻ってきたら、チャゲ&飛鳥にやっつけられたーみたいなそんな感じですよね(笑)。あんまり良い例えじゃないか、ごめんなっ。ごめんごめん。チャゲアス(笑)」
伊藤アシ「実はですね、中国だけではないんです。これねー、ショージョっていう風に書いてあります。キティーちゃんですよね。まさに。これはスウェーデンの雑誌(月刊誌で出てる。)いわゆるリボン、なかよしというノリで、中身のマンガもまさに、ほら、日本の少女漫画そのものですよね。」
武田氏「これは、書いてるのは日本!?」
浜野氏「半分は日本人なんですが、半分は地元の人で、開き方がですね、欧米ってのはこっちからなのに、ちゃんと日本式になっている。欧米は反対なのに、日本と同じにしたいってんで、それは世界的に標準になったんですよ。
だから、単行本を買うとですね、こっちは間違っているから、反対側から読めって、マニュアルが載ってるんですよ。マンガはどう見るかとかですね、皆は横に見るでしょ。」
伊藤アシ「それで、私面白いものを見つけてしまいました。実はこれね、占いだと思うんですけど、全部干支!日本の干支が(笑)占いになってるんですよー。」
武田氏「まさに、日本の少女漫画の、つまり構成の仕方ですよね。作り方まで真似していると。スウェーデンってのは驚きですねー。私達は若い頃はスウェーデンに憧れたもんですけどね(笑)別の意味で。すいません。」
松原氏「でも、これスウェーデンだけなんですか!? 他の国!?」
浜野氏「いや、世界中、、ショウジョっていうのとショーネンって言葉はもうどこでも(マンガと同じように)通じる。あるジャンルでね。」
伊藤アシ「こちらは、要するにスウェーデンのいわゆるマンガのアニメの描き方を勉強しましょう、という本ですよね。こう見てもらったら分かると思うんですけど、髪の毛が黒で、顔立ちが本当に日本人、、ですよね。」
松原氏「僕ら、石ノ森章太郎の漫画家入門を読んだもんですけど、あれ大名作ですけど、今、ここまで進化したのかって」
伊藤アシ「全然、、皆、向こうの方を基準にするなら皆金髪でね、描かなきゃいけないところですが、顔立ち、目の色、全部日本人!」
武田氏「これはやっぱり、日本のこういうサブカルチャーから溢れ出たマンガ、アニメっていうのは、やっぱり正式な経済のアレでいうと、物凄い巨大な金額になるわけでしょ。」
浜野氏「ええ、あのー、例えば、ポケモンってのはゲームとかアニメーションとか色々やってますけど、まぁこれまで4兆円位、世界中で稼いだと言われてるんです(ポケモンだけで!?)ええ、だけですね。そいで、海賊、アジアでは、ほっとんど海賊版で見られてるんで、どれ位の規模があるかって、分かんないですよね。
で、例えばあのー、ちょっと名前言うと拙いんで言いませんが、物凄ーく日本で有名な、アニメーションの監督が、中国で最も有名な国立大学に招待されたんです。それで、学長がですね、大勢の生徒の前で『この監督は、有名でそれで中国人民はあなたの事を知らない人は誰もいない』って言って紹介したんですね。で、その時に『私のアニメーションは一度も正規に放映もしてなければ、売ってもいないのに、何で全員が私の事をしっているか、まずそれを説明してくれって』言ったら、絶句したって言うんですね。それ位の市場を失っているワケですよね。
だから、実は言われている数倍、もしかしたら10倍とかって、それくらいのマーケットが、本当はあるんですね。」
松原氏「じゃあ、それ正規に売れている所もあるわけですか!?」
浜野氏「いやーあの正規は、ええもちろんポケモンはゲームですから、正規で売れたのあるんですが、例えば、、これいいかなぁ(笑)。イタリア(笑)でもですね、えっと9割方、2年前まで全部海賊版だったんですよ。そういう事があってですね、あの割と大きな??があって、日本は競争力があって、そういったもんでね、文化をお金にちゃんと出来るんのがアニメーションとマンガって言うんですが、
実は、それは物凄く低く見積もられた値でそうなんですよ!海賊版なんかそこに乗ってきませんから。だから想像を絶するくらいですね、高いものがあって、
例えば、アメリカのアニメーション市場ってのは、日本からの鉄鋼輸出額よりも多いんですよ。正規市場だけでもね。(ワーー オーーーの歓声)鉄よりもマンガやアニメーションの方がたくさん稼いでいるんですよ。実はね。」
武田氏「それは、考えなきゃいけないなー。浜野さんから指摘されて、なんか、ちょっと、足元がぽっほ゜してきたなぁー。(笑)」
松原氏「日本国内でね、あのー名前挙げていいかどうか、、ブックオフとかですね、かなり巨大になっちゃった中古市場については、漫画家の協会さんが止めてくれと、で、もうそういう所で売り買いしないでくれという事を強く訴えたわけですよね。そうじゃないと新しい作家が出てくるモチベーションなくなっちゃうから。しかしアニメに関しては、海外の方が遥かにかなり厳しい状況になっちゃってるわけですよね。」
浜野氏「ええ、あのー、残念ながら日本はその創る能力はあるんですが、海外に配給するのを全部ですね、外国の方に任せたんですね。で、どういう事が起こったかって言ったら、ちょっと拙いかな~、ナントカ御殿っていうね、その番組を買って、海外に配給している人は、すぐ大きなビル建てて、あれはアニメーションの名前ついてナントカ御殿だとか、それで、これだけ必要経費だってほとんどお金が戻ってきてないんですよー。中間搾取されちゃって。だから、製作には一生懸命ね、ノウハウ通り優秀な人材が係わって作ったんだけど、その流通をきちっと整備していなかったもんだから、リターンがもう全然無いんですね。」
松原氏「アニメでセル描いてる人が時給一体いくらなのかっていう、悲惨な生活強いられているのに、、」
浜野氏「だから、海賊版と流通から正規のリターンを得たらですね、今言われている事ってかなり解消されるんですよね。だからもうちょっと、やっぱし売るってのは、お金をきちっと貰わなきゃいけないんで、その事もですね、本当は整備していかないと、マンガもアニメーションもそうなんですけど、なかなか海外でのその評価が、お金になって反映して我々の手元に来てないんですよね。」
松原氏「いや、政府もマンガ喫茶もいいですけど、むしろそういうところを外交と法整備手とかですね、アメリカってガンガン知的所有権って言ってるけど、日本もかなり言わないと拙いですよね。これは」
武田氏「だって、すごいでしょ。あの、あのアメリカがらみの、そういう物に関しての厳しさって言うのは、、ビートルズなんか怖いからね。ビートルズなんか遊び半分で使おうもんなら、もー、本当に一生台無しにされる位のお金を要求されるって言う、、うん。」
松原氏「ずーとるびって大丈夫だったんですかねー!?(笑)」
武田氏「ずーとるびも今じゃねー(笑)うん、ずーとるび、ギリギリでしょうね。」
浜野氏「アメリカの有名なね、、あのー名前言いませんけど、まぁ最大のアニメーションの会社のキャラクターを、小学生が卒業記念でプールに描いたんですね。たら、描いた小学生を告訴されました。で、消したんですよね。泣きながら。で、それが新聞沙汰になって、その有名なアニメーションの会社が持ってるテーマパークに招待して、、その位著作権、、子供を告訴するんですよね。それ位やっぱり権利関係については厳しい。」
松原氏「確かに、フランスとかでもシャネルとかは、日本のスナック・シャネルなんかもすぐ電話したらしいですよね。長年放置してたのに。」
武田氏「はいはいはいはい、熱海のシャネルねっ。熱海の駅前のなっ。喫茶シャネルってのなっ。あー」
松原氏「やっぱ、ブランドを管理しようっていう意識がすごく高くなったんでしょうね。」
武田氏「でも、それは浜野さん、あのむごい事かもしれないけれど、やっぱもっとかないとダメですよね。この世界の中で。」
浜野氏「だから、一番ですねー、近々で大きな事件ってのは、そのクレヨンしんちゃんなんですけど、あんまりコピー商品と違法が多いから、あのー双葉社ですよね、双葉社が正規に出そうって出したんですよ。そうしたら中国の会社がクレヨンしんちゃんで、登録商標を取ってしまってるから、双葉社が海賊版になっちゃったんですよ。排除命令受けちゃったの。中国で。」
武田氏「それは、ほんと、ちょっとなー。ルール違反もいいとこだなぁー。」
浜野氏「もーなんでもありなんですよ。今、あの人気があるから日本の商品。で、日本はあまり主張しないからって言うんで、もう、そういう事あったらアメリカ、、もう なんか来ますからねー。どうしても日本は歴史問題だなんだ、微妙な問題があるんで、、」
武田氏「それと、これ、私、正確かどうかわかりませんけど、初期、、中国が大変苦労人、アジアの苦労人だった時代、日本人って凄い好きだったんですよ。中国の苦労人が。あのー、なんか苦学生みたいなあの律儀さが。そん時に割りと日本のアニメも含めて、映画も積極的に割りと、タダで見ていいよーみたいな事で、あげてるんですよね。
だから、高倉健さんが急に人気者になったり、私だって昔はアータ、中国でえっと新疆ウイグル自治区なんか行くと、『ペンシャンペンシャン』って呼ばれてねー、あのー刑事片山。刑事物語で人気があったんですよ、私。もうすっかりダメになっちゃいましたけど。今すっかりクレヨンしんちゃんに抜かれましたけど(笑)」
浜野氏「幸せの黄色いハンカチって言ったら、もー中国でも大変な名作で、、」
伊藤アシ「金八先生は、、」
武田氏「ああ、向こうのなんか教科書になってるみたいね、、」
伊藤アシ「人という字は、って!?(笑)」
松原氏「中国人に字のいわれを教えてあげるって(笑)」
武田氏「はい、私の事は横に置いといて、さっ、このクレヨンしんちゃんですけれども、、」
伊藤アシ「ねー、でもこれだけウケるってことは、先ほどちょっと打ち合わせで聞いたら、これ物凄い大人が見ても名作なんですって。」
武田氏「名作です。本当に」
浜野氏「あのー、どうしてもですね、マンガ、アニメーションっていうと、欧米ではですね、子供が子供のもんなんですね。
そいで、明治維新からですね、海外の人が書いている文献を読むと、日本は子供の天国だ、楽園だって書いてある。子供を喜ばしたりするノーハウとか、お金のかけ方、異常で、なんで子供のものにね、こーんなに知恵と努力を費やすのかって外人が書いてるんですよ。
それで、まぁ日本には手塚先生とか色々あって、子供の物って言われているそのマンガとかアニメーションにね、深ーーい洞察とか、内容と、それと手塚先生がもっとマンガを豊かに表現しようってんで、ハリウッド映画のスタイルで動きをつけたストーリーマンガってのを作ったんですね。
で、今それが世界でマンガのスタイルを決めたわけですが、表現形式も優れているし、内容も非常に深いっていうことで、それでバカにして皆見始めるんだけど、深いから、ドンドンドンドン成長してっても、こうマンガに魅力を感じて、継続して見てくれるわけですね。
だから、一時期外国人が日本に来て、電車の中で大人がマンガを見ているって週刊誌で批判されたりしてたんだけど、そーれは内容が違うじゃない。日本のマンガ優れてるんだぜ!っていうね、、」
松原氏「今のねアニメって、大人が見ても凄い深いなって思う。起源のひとつは大友克洋さんだと思うんですけど、大友さんの絵とか見てると、いわゆるドームって有名な作品ありましたけど、あれとかSF大賞、、だからSFの業界の人たちも偉いなと思いますけど、皆活字で大賞差し上げてたのが、あれマンガで上げましたもんね。
あの頃の僕、大友さんの凄い好きなんですよ。大友さんあの作品の前にすごいマイナーなものを描いているんですけど、あれとか短編で物凄く深くて良いもの描いてんですよねー。人情モノなんですけど、そういうやっぱり大人が読んでも何回読み返しても凄い深いなぁーって思う。」
武田氏「さっ、それではCMをはさみましてですね、この話、更に奥が深い話になりますんで、お付き合いくださいませ。」
後半につづく・・
これは、みんなが興奮気味に喋る番組でして、話の途中に「ホーー」とか「うわぁー」とか「はいはい」とか、合いの手が入りまくりで盛り上がっていたのですが、全部カットしました(笑)
ちなみに浜野保樹東大教授は、国立メディア芸術総合センター の委員で、メディア芸術拠点整備検討会の座長です。 頼もしいですねー
後半も興味深いですよー。しばしお待ちを・・・・<(_ _)>
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国立メディア芸術総合センター(仮)のブログにアイデア募集の記事が出てました。みんなでアイデアを出し合って、より良いものにしましょう。
「国立メディア芸術総合センター(仮称)」一般からも広くアイデアを募集。(7/7-7/13)
文化庁では、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の設置にあたり、より魅力的なものとなるよう事業内容や施設内容等について皆様から広くアイディアを募集しています。
募集する対象は、1)事業内容について、2)施設内容・規模等について、3)管理運営について、4)その他全般に係る事項についての4項目です。メール、ファックス、郵送で受け付けます。募集期間は7月13日(月)午後5時までです。
7月2日から文化庁では有識者14人と4人のオブザーバーによる設立準備委員会を開催中。2日に開かれた会議でマンガ家の里中満智子さんが「一般からもアイデアを募ってはどうか」と提案したことを受けて今回の募集になりました。詳細については下記URLをご覧ください。
■国立メディア芸術総合センター(仮称)アイデア募集
http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2009/mediageijutsu_iken_boshu.html募集期間 2009年7月13日(月)17:00まで
対象項目 A.センターで行う事業内容について
B.センターの施設内容・規模等について
C.センターの管理運営について
D.その他全般に係る事項について提出方法 1. メール pre-mac@bunka.go.jp
2. ファクシミリ 03-6734-4781
3. 郵送 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
文化庁文化部メディア芸術総合センター設立準備室
※電話での提出はお受けしておりません。お問合せ 文化庁文化部メディア芸術総合センター設立準備室
tel 03-5253-4111(内線4780)
私は、メール済みで~す。いっぱ~い書きました♪ちょっと、紹介すると・・まず、シンボルはお台場のガンダム。あと、体験型のブースを造る。(例えば、マンガ教室とか、カラオケにあるようなアニメのアフレコを各国の言語で楽しめるもの。宝塚の写真館のようなコスプレの記念撮影できるところ)
なーんてね。考えてるだけでも楽しかった~みんなも考えて、メールかファックスしよう ( ̄0 ̄)/ オォー!!
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ニュースをお伝えします。
今年もフランスでJAPAN EXPOが盛大に行われています。
バンキシャで大特集~追加でーす。
民主党が政権をとったら、真っ先に「アニメの殿堂」(国立メディア芸術総合センター)を止めるらしいけど、こんな成長する産業の芽を摘み取ってどうする!?将来を見据えたソフトパワー戦略の邪魔をするなー。
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同じ、“アニメの殿堂”準備委員会発足、ポケモン社長や里中満智子氏らという記事でも、番組が違うとこんなに視点が違うという例です。じっくり比べてみてください。
今朝のテレ朝【やじうまプラス】
文化庁で開かれた「国立メディア芸術総合センター」の設立準備委員会初会合。漫画家やゲームクリエーター達が集まり、具体的な施設や展示内容の検討が始まりました。
里中満智子氏「やっとね。みんなでつくるはじめてのハコモノが出来るかも知れないと思って、かえってワクワクしてきました。」
しかし、建設費117億円というこのプロジェクトに与野党を問わず批判が相次いでいます。
「なぜ117億円も投じて『巨大国営漫画喫茶』を造り・・・」(民主党・鳩山代表の有名な演説映像)
「117億円でハコモノを造ったことがコンテンツ産業の振興に役立つのかどうかというのがよく分からない」(反対派筆頭の映像)
国営の漫画喫茶とも揶揄される中で、麻生総理はその重要性を説明していました。
麻生総理「若いクリエーターにとって元気が出る、なんとなく世界を楽しませていくことが大事なのであって・・・」
ただ、117億円という高い予算に若いクリエーターを抱えるアニメ製作現場からは驚きの声が。
森元社長「まぁ、その金額(117億円)にびっくりしましたね」
「本当にこわいと思いますね。日本のアニメーションの未来が」(暗~い重~い音楽)
(ナレーション)2008年度文化庁「創造的人材育成」予算は1200万円。117億円という金額のおよそ千分の一です。
森元社長「日本のアニメが本当に世界に通用、もっと羽ばたけるようなそういう方向に予算をもうちょっと費やしてほしい。」
塩谷文部科学大臣は具体的な建設場所など柔軟に検討する考えを示しています。
塩谷大臣「それ(建物)は既存のものを使うとか借り上げるとかということも、提案の中には出てくるかも知れない」
小松アナ「賛否はあるようですけど、吉永さん、本当にただのハコモノ、いやそうじゃないという議論を乗り越えて論議をしたいんだったら、きちんと(笑)何をしたいのかって言う説明責任を果たしてほしいと思うんですけど」
吉永氏「うん、あの、何かこの事をする為にこれが欲しいっていう流れがあるわけではなくて、いきなり予算が降って来たから、じゃあとりあえずハコを作りましょうって言う流れだって事は、明らかに私たちの目に見えちゃってるわけですよね。
で、日本のアニメが世界に通用するって事は、今まで政府の力なんかを借りなくても立派にもう既に通用しているわけで、で、ここでね、これ117億を使うのであれば、一体何がどれだけの維持管理費が必要なのかって言う予算も出てませんし、建物の大きさすらあの4階建てだか5階建てだか分からないって、そこに全部埋める為にどれだけの費用が掛かっているのか、今あるアニメのミュージアムなんかありますけど、それでもやはり運営大変ですよね。?? なんかも掛かってきますから、そういう中身が何も語られないままに、外枠だけの大きさを決められるわけないですよね。
これは本当にあの~私のしごと館という(笑)ものがありましたが、あれの二の舞に、、今度維持管理に苦しむと。これをやったばっかりにものすごいお金が出て行ってしまって、本来回さなければいけない人を育てることが、粗末なままになってしまうとしたら、恥ずかしいですよね。」
末延氏「あのねぇ、基本的に景気対策をやる時、政府がお金をつかおうとするからいけないんですよ。もっと民間にすっと渡す。人材を育てる。ソフト。そういう発想に変えるべきなんだと思うんですね。」小松アナ「そうですね」
里中先生と麻生総理のコメントの抜き取り、ヒド過ぎませんかー!?
で、昨晩日テレ【ニュースZERO】でも、この件を取り上げていました。「千と千尋の神隠し」の英語版を流したり、日本のサブカルチャーの世界の反応も。
うとうとしていた私は、石坂啓のヒステリックな以前の会見の映像が流れて、目が覚めました。
あとは、京都国際マンガミュージアムの、その内容・取り組み方とか、外国人客が年間20万人以上だとか、いろいろ取材してました。
うる覚えですが、最後に村尾キャスターが、いろいろな問題(特に運営面)を提起した後で、日本のソフトパワーの発信基地だから、さすがマンガやアニメに携わっている人の発想は違うというようなものにして頂きたい。応援します。」みたいな事を言ってました。
そりゃあ、以前この番組で日本のソフトパワーの凄さを特集して放送してたんだから、分かってる~♪(ブログ内記事《マンガ大人気!フランスの場合 》)
ところで今朝、ニコニコに行ったら、先日アナウンスした、“アニメの殿堂” “国営マンガ喫茶”と揶揄され、誤解されて伝わっている「国立メディア芸術総合センター(仮称)」について、古屋広報本部長が必要性と役割を熱く語っている動画が上がってました!
質疑応答形式、生アンケートを含めた対談で、すっごい面白かったので是非見てください。
【ニコニコ動画】コニコ生討論会に古屋圭司広報本部長(とタロビ)が出演!_Part2
パート2からです。
中国が900億円投じて、アニメの拠点を造りそうな話。アニメーターの人材育成の話、ハコモノ批判には当たらないというのを、本当に分かりやすく説明されてます。
吉永みちことか石坂啓とか、コメンテーターなら反論してみろっ!でございます。
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テレビ朝日【スーパーモーニング】の「ちょっと待った総研 第5回」で
"アニメの殿堂に関する調査報告"というのをやっていました。
かなり悪意のある企画で、野党の言い分の方をクローズアップ。いつもの事ながらのわざとらしい「えーーっ!?」「うっそぉー!?」失笑まがいのヤジ等の雑音は、鬱陶しいので全部カット。内容だけレポートしました。
"国営マンガ喫茶は必要? 各党に本音を直撃!"
玉川徹氏「私だけじゃない。「永田町がちょっと待った!」と言い出した。」
国立メディア芸術総合センター(仮称) 117億円 これ補正予算で通ってますから。通ってる。お台場が候補。今年中に着工。で、2011年度開館です。あと2年です。これ鉄筋コンクリートだと思うんですよ。一年半ぐらいかかると思うんですね。そうするともう土地とか決めないと間に合わないと思うんですよね。お金を使い出さないと間に合わないと思うんです。そういう風な状況なんですが、4,5階ぐらいの感じで。
木造じゃないんですから、時間かかる。こういう風なものが、今もう執行されようとしているわけです。」「一応ですね、この予算を提出したのは政府です。政府の反応ってのをもう一回確認しておきましょう。」
麻生総理「思いつきで出したわけじゃない。」
笹川総務会長「アニメは日本が最先端。批判は正しくない。」
川村官房長官「天下りも赤字補てんもしない。誤解がある。」
塩谷文部大臣「野党が揶揄しても予算は実行する。」
(批判のちゃちゃがいっーーぱい)
玉川氏「これに関して、野党与党、それぞれの話を全部聞いてきました。」
国民新党「業界への思いやり・・・?」
「今回の補正に盛り込む事業ではない」
Q.「なぜハコモノに発想がいくのか?」
「無駄な公共事業をやるのと同じ話。
大手のゼネコンなどが仕事を欲しがっている。」
「"特定の人たちに仕事を作る"という意味が当然あると思う」
日本共産党「117億円もあるのなら・・・」
Q.「共産党はあの建物をどう考える?」
「反対です。野党が母子家庭の生活保護の加算の復活法案を出した」
「これが初年度約90億円の予算が要る」
「アニメの殿堂を作るなら母子家庭に税金を使うべき」
社民党「あの施設でやれば良い」
Q.「アニメの殿堂は是か非か?」
「非!」
「あちこちあまっているハコモノあるやんか。そこでやったら良いと思う活用して」
Q.「例えばどこか?」
「私の仕事館だって全然ウケてない」
「あんだけ問題になったわけでしょ。あんな建物つくって。あそこにしはったらどうか」
「発想が露骨に今までの自民党的な(爆笑)みんなが『アカン』と言うことを見事に、パーフェクトに美しく表現している。麻生さんはアニメの殿堂話で。入れるアイデアもないのに箱だけ作って愚の骨頂。
『さすがお見事!麻生さん!』って感じ(ひきつりながら爆笑)」
玉川氏「まっ今んとこ、こういう風なお話が聞けてきたわけですけれども」(パネルをめくりながら野党の言い分を繰り返す)
ちなみに 私の私のしごと館は・・・
来年8月までに廃止 建設費581億円 もとの土地代約150億円 現在37億円ー解体費用29億円=8億円
玉川氏「だったらこれ使った方がいいんじゃないかってことで、と思うんです。
いっぱい原画もここに置けると思いますよ。ものすごーく広いんでね。」
さらに予算に重大な疑問!
民主党「官僚のお手盛り海外視察に異議あり!!」
「国立メディア芸術総合センターの予算は昨年度かけて検討し、今年度も検討する研究会が立ち上がっていた。本予算に『調査のための海外出張』がついている」
Q.「何をしに行くのか?」
「よくあるパターン、調査研究費の名目で予算をとり、実際にそんなにお金の使い道はない。例えば報告書を作ってもそんなにお金が掛からない。勉強会で講師の謝金を払ってもお金は掛からない。そうするとよくあるパターンとしては、海外出張でお金を使うということをやるんですね。今回もその予定をしていた。」
Q.「物見遊山な感じなのか!?」
「その可能性は高い」
玉川氏「これですね、今回のポイントです。ここがね。」
「本予算『海外視察旅費』ヨーロッパに2人官僚が行きます。ひとり61万使います。アメリカに2人行きます44万使います。日当、宿泊費、支度料掛かります。全部で579万円使いますって予算が計上されているんですよ。」
大谷氏「アニメは日本が最先端って言って、海外で何見てくるだよ!?」
リポーター「まーさに、だから、ちょっと待った(シール剥がし)なんですよ。これ海外視察、仮に必要だとしたらこれをどういう物を作るのかを、考えるためにその調査研究の為に行くわけでしょ!?これ行ってないのにこれ作ったってことは、これ(海外視察費)そもそも必要なかったってことじゃないですか!?
だから、これもしかしたら物見遊山!?(シール)なんじゃないのと。
で、ちょっと調べました。予算っていうのは財務省が査定をするわけです。省が出してもこれだめだと言う風な話になるわけです。これどうなのかと思ったら、予算っていうのは大枠・中枠・小細ってあるんですけど、大枠・中枠はちゃんと予算をチェックするんですって。だけどこういう500万円台っていうのは省の勝手らしいんですよ。だからまあちょっと海外視察でも行くかと、ふたりぐらい。それもヨーロッパとアメリカっていうのがまた笑えるんですけど(笑)、こういうとこちょっと行ってくるかと」
小木アナ「日本のアニメが、本が置いてありましたなんて写真撮ったりとかして、で、海外でももこれだけもてはやされてますなんて(爆笑)」
玉川氏「大体、2人とか行って、何を(笑)何を視察してくるっていうんだ(笑)僕は思うんですけど、こういったもの(物見遊山)があちこちであるんでしょうね。多分で、私これに関して、文化庁芸術文化課に聞きました。当然言い訳してくると思ったんですよ。」
「調査予算と建設予算が同時についている矛盾に関してはご指摘の通りかと・・」(爆笑)
玉川氏「文化庁って素直なんだなって。(笑) なんかおかしいかなって文化庁も思っちゃっているわけですよ。おかしいかなと文化庁も思ってるわけです。大丈夫なのかと。」
大谷氏「(笑)ちょっと自信失って来てんじゃないの!?」
玉川氏「じゃあ民主党はどうなのっていうと、当然・・NOなんですが」
細野氏「減額補正を出す!!」
玉川氏「減額補正を出すと。減額補正ってなんだと!?」
減額補正・・歳出カットする補正予算。閣僚決定や国会審議が必要。
玉川氏「つまり、今回補正予算で117億円ついているわけですよ。これは本予算ではつけなかったけど、補正予算でプラスで付けます。というものは逆に補正予算でマイナスすることも出来るんですって!だから予算委員会を開いて減額補正しましょうと。」
「それに関しては野党それぞれの方、国民党・共産党・民社党 みんな賛成している。だから野党はこれに関して減額補正をすると言っているわけですね。じゃあ、自民党与党はどうなんだと。」
自民党「無駄遣い撲滅PT」河野太郎
Q.「与党のPTに(文化庁から)どんな説明が?」
「これは文化庁の検討会で検討してきた と具体的に何をどう展示するのか。漫画を図書館のように置くのか。原画を展示するのか。アニメを収集するのはわかる。それをどう展示するのか。それがどう役立つのか、中身の説明ができない」
Q.「できないんですか?」
「できなかった。補正予算を出す前と公益法人のヒアリングと今回の後悔ヒアリングと3回話を聞いたが、3回とも情報発信ですと。どう情報発信するのか。どう展示するのか、答えはありません。」
Q.「予算は成立してしまったが?」
「凍結する事ができる、去年チームでいくつも予算を凍結している。凍結する事ができる。」
Q.「具体的に凍結するとは?」
「(予算を)執行しなければいい」
Q.「政府が決めた予算を政府が執行しない?」
「政府が執行しない」
「これ、どういう事かって言うと、政調会長に執行停止を求めた(11日取材)ということ」
執行停止・・予算はそのままで総理や担当大臣の通達などで使うのを止める。
玉川氏「(その後納得できなかったら止めるという事で、どうなったか聞くと)まだ説明がない。ここに納得できる説明を持って来れないんです!納得できないんで、だから今、止まっている状態です。河野議員はもう持って来れないんじゃないかなっていう話をされてます。」
公明党は予算が決まってから「コンテンツ産業推進PTを作った。緊急経済対策ってことで文化庁次長に話を聞いたが、「生煮えだったと」」
玉川氏「じゃあ、生煮えの予算で117億じゃあ決めてんですかって話。なんであとから見直すと。何のための国会ですかって話ですよね。」
「で、文化庁に改めて聞きました。もう一回」
芸術文化課「理解していただけなかったのは残念。早期の完成を目指し努力してまいりたい」
玉川氏「みんな理解してないですよ。ハッキリ言って!やるの!文化庁はやるの!」
それぞれ「えーーー。」「もう努力しないていい」・・・・
玉川氏「今日のポイントです。予算が決まったあとで異論続出ですよ。異論続出。じゃあ国会なにやってた!? 異論続出どころかもう四面楚歌ですから!!永田町は!もうどういうことですか!」
大谷氏「やっぱり河野さんがおっしゃったように執行停止をさせるべきですね」(そうですそうです)「これは政調会長の腕の見せ所ですよ。あれ止めましたと。これは選挙前にみんな注目しているわけですから。冗談じゃないよと。特に共産党、母子加算の問題とリンクして、これはねぇ23000円が無くなった方って大きいですよ。」玉川氏「本当に生きる死ぬの問題ですよね」
木場氏「アニメの製作者の方々本当に厳しい状況で働いてらっしゃるので人材育成のほうに回した方がよっぽどいいですよね。」
赤江アナ「私のしごと館の使い道すら決まってないじゃないですかっ!どうするんですかっ!」
山口氏「これは氷山の一角ですよ。全部同じパターンですから」
玉川氏「多分ハコモノ作るときは、みんな海外出張に行ってんじゃないかな~と僕は今回、思いました。」赤江アナ「あーーもうね、"大ーーいにちょっと待った" でしたねっ」
長嶋一茂「玉川さん、是非ね。野党の方に諦めないで、麻痺しないようにお願いしたいなと思いますね」玉川氏「ずっと見張らなくちゃいけないです。僕らはね」「見続けましょう!」
最後の方は、みんなしかめっ面で怒のコメントやヤジ。どうですか!?もうアホらしい・・
緊急補正で通っちゃったから、本予算に視察予算上げてたのはしょうがないと思うけどなぁ。わたし的には、海外視察もっと行けって感じ。
もう、この調査報告、ビックリです。ハコモノ=ムダという概念しかないから、取材が偏ってる。将来の世界へ向けてのソフトパワー戦略、見落としてますよ!
マンガやアニメを見くびりすぎー。≪カテゴリー国立メディア芸術総合センター ≫
「最後のポイントで国会は何をやってた!?」と言ったけど、
じゃあ、先日の党首討論での麻生総理の「ソフトパワー戦略」の話、アナタ達聞いてた!?と言いたい。«党首討論、マスコミが報じない部分 »
でも、世界中のクールジャパンの流れが分からない人たちには<理解できない・しようとしないのだとも思いました。
24日に古屋圭司議員が、ニコニコ動画でこの事に関して喋っているそうなので、動画の上がり待ちです。
どうしてこういう人の所に取材に行かないかなぁ・・古屋議員ブログ古屋圭司通信へ
ただ、今回の話で図らずも社民・辻元
氏が言ってたけど、「私のしごと館」の利用アリかも~とずっと思ってました。交通の利便性については分からないけど^^;だって規模がデカーーイんだもん♪ ちゃっちいのじゃダメなんです。日本のソフトパワーの発信基地だから。
なんだかんだ揉めて「私のしごと館」がゲットできたらラッキーかも(☆。☆)
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想像通りですが、テレ朝は「鳩山圧勝」だそうです。ヤレヤレ
鳩山さん、「人の命より財源」「人の命よりコンクリート」「唐突に安全保障の問題を持ち出した。」って迷言ですよね。
逃げたい問いには、訳の分からない例え話(個々の家庭の事情の話)をダラダラ喋って、「財源」と「安全保障の問題」から逃げてる印象でした。
政権交代したら、自殺者がいなくなって、国民全部幸せになるの?? 夢の話はそりゃ聞こえは良いけど、私はちゃんと現実に向かい合った麻生さんの方に日本を任せたいと、改めて強く思いました。
自殺者の話でいうと、こんな日本にしたのは自民党みたいに言ってたように感じたけど、もともと民主党の上層部の人の古巣ですよね!?
そうそう、先日【TVタックル】を観ていたら、鳩山ご夫妻が化粧して派手な衣装をまとって、二人で両手を宙にかざしながら「・・・神様~神様~」とかってハモりながら、声を張り上げて歌いあげていたんですよ。その映像を見た瞬間、うちの旦那が「オイ、この人らヤバいぞ」と爆笑しておりました。
大変なものを見てしまったような・・
では昨日、党首討論の中で麻生総理が語られた、いわゆる「アニメの殿堂」に関してマスコミが報道しないことを記録しておきます。
鳩山代表「・・もっと一つ一つの中身を点検して、本当に無駄がないのかどうかをチェックをしてくださいよ。・・例えば河野太郎先生などが中心となって事業仕分けで、例えばアニメの殿堂は無駄なんて話が出てまいりましたけど、そういう議論は政府の中では真面目にされてないんですか。無駄遣いはないと、本当に麻生総理は思っておられるのかどうかお聞きしたい。」
麻生総理「・・・またアニメの殿堂の話を具体例としてされましたけれども、これ、何も思いつきで私の段階で出たんでも何でもないんで、これは前々に安倍内閣のときにこれがスタートし、福田内閣でこれを企画をし、私の時で実行させて頂いたというそれまでの経緯がございます。(←ここだけ切り取るマスコミ)
少なくとも我々は、今これからの日本のソフトパワーとしては、コンテンツというものは、今日本で約14兆円位のものがありますけれど、14兆、世界では150兆のコンテンツ関係のものがあり、これはこれからも更に伸びるといわれる部門であります。我々としては、映画・写真、いろいろアニメ以外にもいっぱいありますが、こういったものをきちんとして我々としては系統立てて、我々はそれを支援していく。
役人が、政治家が、この種のことに秀でていると思ったことはありません。従ってこれは、運営等々は民間に基本的にやってもらうのが筋だと言うことを申し上げてきているので、思いつきで何もやっていると言うことは全くないことだけは、私としては誤解を招かるような話になりすぎていると思っております。」
景気悪化に歯止めをかけるための補正予算ですが、将来のソフトパワー戦略も兼ねている訳です。
私は、文化庁のブログを読んでいるのでよーく分かります。
民主(一部、自民)やマスコミが叩けば叩くほど、マジ、メディア芸術総合センターの中身知らんのとちゃう!?と思います。
そういえば、「マンガ喫茶の民業圧迫になる」と言った人がいましたねぇ。
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6月4日に、アーティストやマンガ家らが集まり「メディア芸術総合センターを考える会」
が開催 されたそうです。
出席 浜野保樹(東京大学大学院教授)
里中満智子(マンガ家)
土佐信道/明和電機(アーティスト)
森山朋絵(東京都現代美術館学芸員) 敬称略
マスコミからは約30人参加ということです。その記事はコチラ
週明けのワイドショーはどう伝えるのでしょうか!?
あれだけ、批判した漫画家たちの主張だけ垂れ流したのだから、賛成派意見も報道してくれなきゃ!
今後、選挙が近づいてきたら、叩く材料になる気がします。
全体像をわかって批判するなら判るけど、片一方の意見だけ取り上げるとしたら、
いよいよマスコミはクズです。
とりあえず、今日はテレ朝【やじうまプラス】にアノ石坂啓 がコメンテーターで出るので、見張ります(  ̄^ ̄)ゞラジャ
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