2023年01月18日21:28【オンライン安全法案】イギリス「ネット上のいじめ等の有害な書き込みから子供を守る為の法案」審議が大詰め(実刑の対象になり得ると修正)【BBC】
NHK-BS【キャッチ!世界のトップニュース】イギリスBBCで、
イギリスでは、SNSによるいじめ等の有害な書き込みから子供を守る為の法案の審議が議会下院で大詰めを迎えていると報じていたので記録しました(青字はナレーション)
子供達がスマホを持つことによって、昔ではあり得ない壮絶なイジメが・・🥶
IMG_4475
アナ
イギリスのオンライン安全法案にSNSサイトを運営するネット企業の運営者が、ネット上の有害な情報から子供を守る対策を繰り返し怠った場合は、実刑の対象になり得るとする修正が加えられました。今回の法案に反対を投じよう構える保守党の議員がいる中、スナフ首相は法案の厳格化を法案に盛り込む事に応じました。法案の審議は17日から議会の下院で詰めの段階に入りますが、労働党のデジタル担当の影の政務次官は修正内容は不十分だとして次のように語りました。」
IMG_4476
労働党・影の政務次官「ネット企業の経営責任を問う情報は子供に直接危害を及ぼす内容という狭い物に限ってはなりません。オンライン上で拡散される女性差別、人種差別、虐待。極右の情報、自傷行為を奨励する情報も罰則の対象にしてもっと踏み込むべきなのに、今回の法案からはこうした情報が対象から外され、大幅に内容が縮小されています。」
アナ「以上、労働党の影の政務次官の声でした。番組では長年SNS上でいじめに遭い、自ら命を絶ったフェリックス・アレクサンダーのお母さん、ルーシーさんから話を聞きました。」
IMG_4477 IMG_4478
フェリックス・アレクサンダーさんは2016年、自ら命を絶ちました。わずか17歳でした。
ルーシーさん「息子は愉快で頭がよく、魅力的な男の子でした。それがネット上でイジメに遭って、自信をなくし、感情を表現できなくなり、人格を徐々に蝕まれていったのだと思っています。」
フェリックスさんは学校でいじめに遭っていました。最初は面と向かってのいじめでしたが、徐々にネット上のいじめに変わり、ドンドン激しくなっていきました
IMG_4479
ルーシーさん『お前は価値がない』『醜い人間だ』『首を吊って死んでしまえ、それを録画しろ』などのメッセージが絶え間なく書き込まれました。書き込むのは同じ人間でなくても、毎日誰か何かしら書き込んでいました。息子はSNSに取り込まれSNSが人生のすべてになってしまい、SNSが息子を消耗し尽くしたのです。」
これは親にとって現代の悪夢です。理解するのは難しくましてや防ぐのは更に大変です。
ルーシーさんは、ソーシャルメディアの規制を厳しくし、青少年の啓蒙活動を強化し、取締りを厳格化し、SNSサイトの運営会社の責任を重くする事を求めています。ただ今回のオンライン安全法案の内容では不十分だと感じています。

ルーシーさん保護する対象年齢をもっと広げるべきだと思います。こうしたイジメには16歳や18歳未満に限らず25歳未満の若者は皆まだまだ弱い存在だからです。」
IMG_4481 IMG_4483
ネット上の有害な情報に晒されて自殺した子供を持つ他の親と同じく、ルーシーさんも若い命が失われる悲劇が繰り返され、これ以上悲しむ家族が出ないよう声を上げています
4年前の「罰金刑」に、今回「実刑」を加え・・かなり踏み込んだものに
児童虐待などの「有害ネット情報」、サイト側に罰金 英政府が計画 - BBCニュース2019年4月16日
ちなみに、アレクサンダー君がイジメされ出したきっかけはこんな些細な事
この17歳の少年は携帯の電源を切って迫り来る電車に身を投げた。数ヶ月後、彼の母親が真実を公開する。 | Imishin.jp
 イギリスの中部の都市ウスター出身のフェリックス・アレクサンダーが、迫り来る電車に身を投げて自ら命を絶ったのはわずか17歳のときでした。はにかみやのこの少年は、7年間にもわたりクラスメートたちからのいじめを受けていました。
 2009年、フェリックスは通っていた公立校のクラスメートに、両親に対戦型オンラインゲーム「コールオブデューティモダン・ウォーフェア2」を遊ぶのを禁じられていると言ったことがすべての始まりでした。引き金はほんの些細なことでしたが、それが招いた結果は運命を変えるほどの大きなものでした。クラスメートはフェリックスをからかい、それから無視が始まり、その後もいじめはどんどんとエスカレートしていきました。そのほとんどはオンラインで行われていました。日夜問わず続く残酷な攻撃と屈辱に、逃げ道を見出すことができなくなってしまったフィリックスは自殺を決意するほど、追いつめられていたのです。・・
この記事の中で、お母さんはこのように訴えています
●幼いころからスマートフォンを持ち始める現代の子どもたちに、責任と思いやりを持ってスマートフォンを使うように指導するのは必要不可欠なことです。
『どうしてその子たちをブロックしなかったの?読む必要ないじゃない!』と言うのはあまりにも物事を単純化しすぎています。これは今の若い世代のコミュニケーション方法で、実際多くの子どもたちが面と向かってのコミュニケーション能力を失いつつあります。
確かに、スマホを持たせない選択は出来ない時代で、ネット企業のルールを決めるのは当然。日本も「表現の自由」とのバランス考えて対処を

ASCII.jp:マカフィー、世界10ヵ国の1万1687人の親とその子供を対象としたネットいじめの現状を調査2022年08月22日
・・ 主な調査結果は以下のとおり
日本の子供たちのネットいじめ発生率は29%で、世界と比べ最も低い結果
 世界平均の63%と比べると報告されている被害件数はその半分
 世界トップはインド (85%)
・日本におけるネットいじめの報告件数は、すべてのプラットフォームで低い結果にとどまるが唯一の例外はTwitter
 世界中でネットいじめの主な発生源はFacebook, Instagram, WhatsApp, Facebook Messengerだが、日本の子供たちははるかに低い数値を報告
 Facebook Messengerでのネットいじめ全世界で28%、日本では4%
 しかしTwitterでネットいじめを受けたと答えた子供の数は、世界では18%なのに対し日本の子供は38%
※今回の調査対象にLINEは含まれていない
・ネットいじめを受けたと回答した子供のうち、その理由のトップ3は友人に関するいじめ (29%)、容姿に関するいじめ (24%)、家や休暇などのライフスタイルに関するいじめ (15%)
・性別および年齢別で見ると日本の15歳~16歳の女子が最もネットいじめを心配している
 日本の15歳~16歳の女子の67%がネットいじめに遭うことを心配していると回答(国際平均を上回る
 日本の子供たち全体の中でネットいじめを最も心配していないのは17歳~18歳の男子で(49%、国際平均を下回る)
日本の子供たちは、親にオープンに打ち明けるという点では他のどの国よりも優れている
 ネットいじめを親に隠していると答えた子供は、日本では9%なのに対しイギリスとフランスでは19%、カナダでは20%
日本でもスマホを巡って最近中学生女子が母親を殺害する事件が!そして「子のスマホを取り上げたことがある親は約6割」とのデータも
【刃物による複数の傷】スマホの使い方でトラブルか…13歳娘が“母親殺害”関与の疑い「スマホの件で話し合っていた」(FNNプライムオンライン)1/17(火)
子供のスマホ0 子供のスマホ
SNSの過激表現問題といえば、以前は殺人現場をネット撮影してあげたりしてた事もありました。
そんなものをスルーして良い訳は無く、もちろんSNSの会社の管理強化も必要だと思います。
あと現代のSNS社会に照らした「道徳的な教育」が必須。そもそも人としてやっちゃいけない事をもっと徹底的に教えるべき

子供達は、ネットの世界がすべてだと思いがちだけど、親も子もスマホなしでは生活できない社会だからこそ、スマホルール決める時、一方的ではなく親子でよく話し合うとか、ファミリーリンク機能を使うなどした方が良いと思いました。
とにかく! リアルでもネット上でも、イジメ・ダメ・ゼッタイ

にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村
 ←ちょっと共感!の方はポチッとよろしく   



コメントする

名前
 
  絵文字