発見された部品について、アメリカ軍側が大型輸送機CH53ヘリコプターの装置カバーだったと認めているとNHKなどが報じたが、同機種は過去にも事故を起こしていた。
■大学に墜落、校舎が焼ける
一番最近に起きたCH53の事故は、今年10月11日。沖縄県東村にある民有地の牧草地に墜落し、機体が炎上して大破。住民や乗客員にけがはなかった。
民間人にはけがはなかったが、墜落の影響で校舎は外壁が黒こげになり、屋上の一部のコンクリートがはがれ落ちるなどの被害が出た。
さらに1999年4月にも、国頭村沖で墜落し、乗員4人が死亡する事故が起きている。
■CH53Eはどんなヘリ?
CH53とはどんな機体なのか。時事ドットコムによると、アメリカ海兵隊の大型ヘリで、全長約30メートルの大きさや輸送能力は米軍ヘリの中で最大級を誇る。兵員55人を輸送でき、多様な任務にあたっている。
D、E、K型などのタイプがあり、今回部品が落ちたとされるE型は、「スーパースタリオン」の愛称で呼ばれている。