香港・東網は25日、イスラム教の過激派組織「イスラム国」に人質として拘束され、殺害予告を受けている後藤健二氏に対して、各地で後藤氏とその家族を支持するアクションが起きていると報じた。
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイト上では、日本人のみならず欧米諸国のネットユーザーが「I am Kenji」というハッシュタグをつけてメッセージを発信。一家(後藤氏が支援していた孤児院の子どもたちとされる)みんなでそれぞれ「I am Kenji」と書かれた紙を掲げている画像もあった。

一方、自分の立場は安倍晋三首相の考えとは異なるとして「I am not Abe」を唱え、「イスラム国」に後藤氏の解放を望む動きを起こす人もいる。
「I am Kenji」に似たアクションは、今月初めにフランス・パリの新聞社「シャルリー・エブド」オフィスが襲撃され17人が死亡した事件でもあり、市民がデモで犠牲者への支持を表明する際に「私はシャルリー」と書かれた紙を掲げていた。  (編集翻訳 城山俊樹)