NHK-BS【ワールドニュースアジア】韓国KBSで、
クリーンな社会を目指して、金英蘭(キム・ヨンラン)法と呼ばれる、汚職撲滅法が今日から施行され、日常にも大きな影響がある為、韓国社会は緊張しているというニュースをやっていたので記録しました(青字はナレーション)
別名・「接待規正法」・「腐敗防止法」・「癒着防止法」だそうですが、ワイロで回っている韓国が、こんなに一気にバッサリやって大丈夫なんでしょうか!?
あと、不正を暴けば大金が手に入るので、極端な監視社会・対立社会になりそうな予感
女子アナ「今日から不正請託や金品授受を禁じる汚職防止法が施行されました。
不正と腐敗の慣習を断ち切りクリーンな社会を目指すもので、私達の日常でも大きな変化が始まりました。」
腐敗防止法が今日午前0時を以て施行されました。適用対象は行政機関や学校・マスコミなど4万900機関の職員と配偶者など400万人あまりに上ります。
公務員達は緊張した雰囲気に包まれています。各省庁はそれぞれのマニュアルに従って業務を進めており、ソウルの政府庁舎では昼食を庁舎内の食堂で済ます職員が増えています。
食堂の関係者によりますと、予約制の個室は以前より2倍に増え、注文するメニューも3万ウォンから2万ウォン台に抑えているという事です。一方で官庁街の高級飲食店の予約は著しく減っています。
国民権益委員会と監査院、警察などは今日から違法行為申告センターをスタートさせました。申告の際には実名を明らかにして領収書などの証拠物件を提出しなければいけません。
大統領府は、汚職防止法によって誰もが公正に競争できるクリーンな社会を作る転機になると期待しています。
では、具体的に何をしたら捕まるのかというと・・午前中のニュースで、今日からどんな事に注意すべきかを報じていたので紹介します
アナ「汚職防止法の対象となるのは公務員やマスコミ、教員などですが、金品を受け取る側も渡す側も処罰され、更に請託を口約束しただけでも処罰の対象となる為、実質上、全ての国民が適用の対象と言えます。今日からどんな事に注意すべきなのでしょうか。」
「飲食店のレジで自分が会計をすると言い合う姿は韓国社会ではごく見慣れた風景です。しかし仲間内に1人でも公務員が居たら、今日からは気をつけなければいけません。1人当たりの食事代が3万ウォンを超えると刑事罰の対象となります。
友人の誕生日でプレゼントを贈る際にも、その友人の配偶者が公職者である場合には5万ウォンを超えるプレゼントは法に抵触します。
さて、場所を変えてみましょう。家族が急病で大学病院にかかりました。担当医が教授だった場合、即急な入院だと便宜を求めると不正請託とみなされます。謝礼も渡さず口頭でお願いしただけでも処罰の対象となります。」以上
そんなん広範囲すぎて取り締まれないし、黙っていたら分からないと思ってしまいますが、
そこはどっこい、韓国政府は、相互監視という驚くべき手に出ました
《韓国・汚職撲滅法(キム・ヨンラン法)施行を前に「不正摘発者養成塾」盛況。腐敗社会から密告・監視社会へ? 【世界のトップニュース】》2016年8月29日
NHK-BS【キャッチ!世界のトップニュース】の特集で、
政治家や公務員の汚職が大きな社会問題の韓国が、汚職を撲滅する為に汚職撲滅法作り、 来月の施行を前に、その影響を現地取材していたので記録しました(青字はナレーション)
新法の対象者が400万人と膨大で、通報すると誰でも最大で1800万円の報奨金がもらえる制度導入で、「不正摘発者養成塾」が盛況だそうですが、完全に監視社会になりそう
(中略)・・しかし、この何気ない風景も来月28日からは一変する事になります。
アナ「国民の日常生活まで刑事罰の対象になると心配されます」
接待する相手が公務員だと処罰される事になったのです。
(中略)・・・韓国社会では当然のように行われてきた公務員への接待。しかしふとして接待がエスカレート。
[E:danger]巨額の金銭が絡む汚職事件に発展するケースがここ数年メディアで取り上げられています。
韓国の汚職の広がりを示すものとして、ドイツのNGOが世界各国の政治家や公務員の汚職を調査した結果があります。今年1月に発表した2015年の各国の清潔度ランキングによりますと、OECD34カ国のうち韓国は27位と低い水準です。(※日本は17位)
国民から汚職への批判が高まる中、新法制定の直接的なきっかけとなったのは5年前の汚職事件です。
女性検事が不倫関係になった弁護士から捜査に関する依頼を受け、見返りに高級乗用車を受け取ったとして起訴されました。しかし高級乗用車は恋人へのプレゼントだとして無罪判決を受けました。
これに対し国民からは見返りに関係なく、職務に関係のある相手かが贈り物を受け取っただけで処罰するべきだという声が噴出。この世論に答えたのが、新たな法律の制定です。法律の名前は『不正な依頼及び金品授受の禁止に関する法律』。2015年3月に成立しました。
法律の施行に尽力した最高裁判所・元判事の女性の名前を取ってキム・ヨンラン法と呼ばれています。
キム・ヨンラン法は公務員に対する金品授受を制限する事で、金銭などを贈る場合およそ9000円。贈答品はおよそ4500円、また接待の場合は1回の飲食1人当たりおよそ2700円以上は禁止です。 接待した側もされた側も見返りのあるなしに関わらず双方が処罰されます。(中略)
逆に新法の施行をこれまでにないチャンスだと捉えている人達がいます。(不正摘発者養成塾)
塾長「ちょっと頭を使えば大きく稼げるのが新法の長所です。政府も奨励しています。不正を暴く皆さんは愛国者です。」
国民は誰でも不正を見つけて行政に報告すると最大で1800万円の報奨金を受け取る事ができるのです。
就職難の韓国で学歴や経験に関係なく金を稼げるとして報奨金獲得のノウハウを学ぼうと、講習会に多くの人達が参加しました。
不正の申告に重要なのが証拠。隠しカメラで動かぬ証拠を押さえます。
この日は実習の為、ソウル市内の葬儀場に向かいました。
新法では仮にお供えの花や香典であっても9000円以上は処罰の対象です。癒着している企業からの花がないかデザインなどからメーカーを確認し、価格を確認します。
それだけではありません。芳名録を撮影し誰が来たのかもチェックします。こうした撮影方法で、受付台にある香典の額が書かれたノートの撮影も狙います。
受講生「警察は全てを監視できないので、市民が活躍して公務員を正すのです。」
しかし、この制度による行き過ぎた監視社会になりかねないと専門家は指摘します。
「新法の目的は公の利益を求めるものだが、私利私欲の為に使われると国民の間の相互不信が増大しかねない」
(VTR終了 スタジオトークは要約)
長野記者「(Q.国が法で接待禁止というのは驚きだが、国民の受け取りは?) 多くの国民が新法に賛成している。日本以上にノミニケーションを大切にしているが、飲食の会計を割り勘にする習慣が無い。奢る・奢られるのが当たり前で公務員への接待もある程度見過ごされてきた。
ただ豪勢な接待や、多額の金銭への見返りを図る汚職が相次ぎ、さすがに接待に寛大な韓国社会も怒りを露にするようになり制限すべきという世論が高まった。」
長野記者「(Q.違反者を見つけるともらえる報奨金制度だが何故そこまでするのか?) かつてない厳しい法律を作った以上、厳守させなければ行政の責任が問われるから。違反者を摘発するのは本来、警察などの行政の仕事だが、新法は対象者が400万人と膨大で行政だけではカバーしきれない。モチベーションを高める報奨金を設定して行政ができない部分をカバーしてもらう事にした。」
長野記者「(Q.汚職取り締まりは重要だが、密告は社会に様々な悪影響があるのでは?) 厳しく取り締まろうとすると公務員が萎縮し最低限の与えられた仕事しかできなくなるという懸念もある。
更に経済的な打撃として、飲食業や流通業で消費の落ち込みが予想されているが、企画財政省長官は、韓国経済への損失は1兆ウォン(1兆円)と指摘。
[E:danger]法律の施行をきっかけに汚職を減らす事ができるのか、新法施工の9/28日以降の韓国社会は大きな波紋が予想される」以上
韓国社会は汚職・不正が当たり前なので、密告制度にしないと改まらないとは思いますが、それにしてもいきなり凄い法律ですね。
カネで監視員を雇うような、国民全員の監視制度に驚きです
で、産経新聞によると、国会議員は除外らしいんですけど・・
(中略)・・本末転倒のような気がします。
では、ここからカネで何とでもなる韓国社会とはどういうものか少し紹介・・
(↑以下、韓国の驚くような汚職社会を紹介しているので是非続きを読んで下さい)
接待・汚職・ワイロ・癒着がなくなれば、韓国社会は回らなくなる気がします。
清潔度ランキングが上がったけど国が滅んだ、なんて事になりかねないな。
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