TBS【報道特集】で、”中国人一家、不法滞在の代償”
というのをやっていたので記録しました(青字はナレーション)
田丸氏「・・続いては特集です。今月から中国人が日本に個人旅行する際のビザの発給要件が大幅に緩和されました。
えー、これまで富裕層のみに発給されてきたビザを中間層にまで出して中国人の旅行者を増やそうという試みです。
ただ、一方で不法滞在者が増加するのではといった不安の声も聞かれまして、警察庁などで対策が協議されました。
日本に9万人以上いると言われる不法滞在者。そのひとつの家族を8年に亘って記録しました。」(VTR)
中国南西部にある南寧市。貿易の拠点として近年目ざましい発展を遂げている。
この町で不動産業を営む林明傑さん、42歳。
案内してくれたのは、市内の一等地で一際目立つ金色に輝く高層ビル。その19階に会社の事務所を構えている。林氏「ここは公園で、私達の物件がここにあります。隣の老人ホームの建設も国から請け負っています。すごい規模でしょう。」
設立からわずか2年で、ここまで会社を大きくしたと林さんは胸を張る。
だが、林さんには苦い過去がある。日本で暮らした日々・・
Q:もし過去に戻れるとしたら日本に行く?林氏「絶対行きません。今は中国の方がずっと多くのチャンスがありますよ。」
兄弟「お父さん、お母さん、兄弟皆で団結して頑張っています」・・「頑張ろう」
林さんの日本での生活をある中国人監督が記録していた。映画は日本やアメリカの映画祭で公開された。
8年前、林さんは東京・新大久保で中国人向けのインターネットカフェを経営していた。この日の売り上げはわずか数千円。
林氏「日本に来て3年間、毎日ここの床で寝てインスタント食品ばかりですよ。」
林さんは99年に来日したが、ほどなくビザの期限が切れ、不法滞在となった。
日本に残る為に取った方法は・・・
日本人女性との"偽装結婚"だった。
女「ほんとはあなた、仕事12時だけど、今日あなた入管だから、朝早い仕事と私嘘言う。判らないね。ちょっと紙に書こうか。」
この女性に対して最初に50万円を支払った上で毎月15万円の生活費を渡す。
実際に夫婦関係があるかどうか、入国管理局の審査を繰り返し受ける。その間強制送還されることはない。
林さんを日本に呼び寄せたのは2歳下の妹だった。96年に日本人男性と結婚し、来日。同じく新大久保で中国人向けの美容室を経営していた。林さんの10歳年上の姉も家族訪問ビザで妹を訪ね、その後不法滞在となった。
更に、林さんの6歳上の兄は、密入国し、日本に住み着いた。妹以外は皆、不法滞在者。兄弟は共同生活を続けていた。姉の役割は妹の子供の面倒を見ること。更に家事全般を引き受けた。
Q:昨日は寝た?兄「2時間寝た。」
兄は林さんのインターネットカフェを住み込みで手伝っていた。
Q:こんな生活、辛くないですか?
兄「日本でいくらつらくても仕事さえあれば、中国にいるよりいいですよ。」
兄は中国で農業をやっていたが、生活は苦しかった。妻と2人の子供にまともな暮らしをと借金をし、密入国を仲介する組織に300万円を支払って密航船に乗った。
中国に残る家族の生活には小さな変化が起きていた。
息子「昔は野菜ばっかりだった。ジャガイモやピーナッツばかり」
Q:お父さんが日本に行って何を食べられるようになった?
息子「毎日肉料理!」
不法滞在で稼いだカネが中国の食卓を豊かにしていた。
だが、日本での生活はトラブルの連続だった。
(姉が夕食の後片付けをしている最中に突然倒れ、兄弟みんなでおんぶしたり、タクシーで病院に担ぎ込む様子 略)
不法滞在者の姉は、当然保険証を持てない。
診断結果は急性腸炎。古くて痛んだものを食べた事が原因だった。
高額な治療費が兄弟に重く圧し掛かる。
更に7月。ある出来事が林さんを追い詰める。日本人の妻と急に連絡が取れなくなったのだ。妻が住むマンションを訪れると・・
Q:彼女の荷物は残ってる?
林氏「えっ荷物?!、、洋服が残ってる。かばんもある。」
妻の名義でしか銀行口座を作れなかった林さん。妻に新しいキャッシュカードを勝手に作られ、店の売上金、およそ160万円を引き出されていたのだ。
林氏「まさか日本人の中にも中国人以上に悪い事をする人がいるとは、、人生で一番の悲劇は、この人と結婚した事です。これ(パンダのぬいぐるみ)を見ると故郷を思い出すねぇ。でも、ここは日本だ。」
林さんもまた家族を残していた。妻と中国を離れる時生後5カ月だった息子。
息子「僕のお父さんに会った事ある?僕を日本に連れてって。お父さんに会いたい。」偽装結婚の為、妻は離婚を受け入れた。
妻「一日でも早く夫には帰って欲しかった。でもそれが叶わないならばせめて日本で安全に暮らして欲しかったんです。」
しかし、妻の心は揺れ動いていた。
妻「このままでは先が見えません。
夫からの電話にも出たくないし、夫もきっとそうでしょう。」
9月、中秋の名月を祝い、同じ故郷から日本に来た人達が集った。束の間の気を抜けるひと時。日本で兄弟4人が集まったのはこれが最後となった。
「カンパーイ 家族円満を祈って!」6日後、共同生活は終わりを告げた。兄が不法入国で逮捕。2年8ヶ月の懲役を科せられた。
(姉の慌しい荷造りの様子 略)
その翌日、ここにいては自分も捕まると、姉は可愛がっていた妹の子供を残し、アパートを出た。
妹の子供「(追いかけて)・・・どこ行くの? えっ?! やだー」(日本語)
(2003年 姉は不法残留で逮捕 強制送還された)
次々と逮捕される兄弟、それでも林さんは自らの信念を疑わなかった。
林氏「日本で頑張って、お金を稼いで、中国の家族にマンションを買ってあげて、子供に高等な教育を受けさせます。息子には毎年60万円の授業料を払っています。私は家族に対して責任を果たして来ました。」
だが、2004年、林さんも強制送還された。
それから6年、日本での不法滞在は林さん一族に何を残したのか。中国人映画監督が先月再び彼らの元を訪ねた。福建省福清市。古くから”華僑のふるさと”といわれ中心部を離れた農村地域にも”出稼ぎ御殿”と呼ばれる豪華な家が目立つ。(長くなったので、つづく・・)
《中国人生活保護問題の深層(姉妹の出身地取材) 後半【NEWSゆう+】》
"福建省・福清市" が共通項ですねぇ・・
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この記事へのコメント
「呼び寄せの連鎖」「不法滞在家族」、とんでもないですよねー!<br />
日本人の感覚では全く理解できません。</p>
<p>ビザの要件緩和、早まったと思います。<br />
それ以前に解決しないといけない不法滞在の問題が積み残しです。</p>
<p>次は、どんな犯罪が起こるんでしょう・・<br />
</p>
私も「不法滞在者だけどかわいそう。。って感じの報道」だと思いました。<br />
ヘンだよね~</p>
<p>日本で稼いだカネで中国に帰って、人並み以上の良い暮らしして、日本に対しては恨み言だけって、なんだかなぁ・・・<br />
地下組織とかそういうのまで切り込まなくちゃねぇ!</p>
<p>GOO さん訳のわからない中国人には近寄らないでー^^;<br />
</p>
<p>この特集、やっぱヘンだよね?!<br />
不法滞在者を悲劇の主人公っぽく映してるような・・・</p>
<p>不法滞在許すまじ!の精神でやらなくちゃいけないのに[E:thunder]</p>
<p>こういうのをほかっておくと、真面目に来日する外国人にも失礼だと思います。</p>
<p><br />
それって、夏祭りの神輿かな~☆<br />
</p>
偽装結婚の相手、かなり怪しいなと思いました^^;</p>
<p>この取材、全体的に犯罪者に対して・・にしてはヌルイよね。<br />
なんか同情的な空気が漂ってたよ・・・</p>
<p>TBSって相変わらずだねぇ[E:think]</p>
なんて怖い「呼び寄せの連鎖」でしょう!<br />
日本人では、およそ考えもつかない、法律破り、まさに無法の人々の記録ですね。<br />
これで、ビザの要件緩和がすでに行われてしまったなんて、民主党政権は今後、大きな問題が起きたら(この報道の様子だと確実に起こりそうだけど)、日本国民にどのように申し開きをするつもりなのでしょうか?<br />
(文字おこし、本当にありがとうございます)</p>
地元でも訳のわからない中国人が何処にでもいるので、話さなくても見ただけで一発で判りますよ。この人たちだってやっぱり違うでしょ(笑)10年以上前は中東系の外国人が多かったのですが、9・11から少なくなりました。そのかわり。。。</p>
<p>相変わらず既存メディアは徹底して在日よい人可愛そうな人という意識を視聴者に植え付け、逆に日本は狭量な国だ悪い国だという意識を植え付け様としている[E:rain]</p>
<p>本当に既存メディアは、日本国内における特アの総合工作機関ですな[E:impact]</p>
<p>一刻も早く奴ら日本国の敵を処刑しなくてはっ[E:thunder]</p>
<p>過去を辿れば、我が国は島国という事もあり非常に外国からの侵攻に弱いですな[E:copyright]</p>
<p>奴ら永住外国人が、我が日本国に来だしたのは太平洋戦争の前からですからな~[E:cat]</p>
<p>その頃から徹底的に外国からの侵入を許さない様な体制をとっておれば今頃、相当にマシな状態にあったのかも知れませんね[E:sun]</p>
<p><br />
追伸;最近よく神輿を見かけます[E:libra]</p>
しかし取り上げ方も確かに不法滞在とはいうものの、悪いことしてなさそうな言い回しが嫌ですねー(苦笑)</p>