2009年03月10日20:41朝ズバッ! 立花隆氏コメント

昨日の【朝ズバッ!】で興味深いコメントがありました。[E:good]

テーマは「ロッキード事件から33年どうする?政治とカネ」

評論家 立花隆氏(ロッキード事件など金権腐敗構造を追及)のコメント。↓


一連の小沢騒動に関して・・・

「・・・みーんなそうですよ。マスコミの人達っていうのは相当知っているんですね実は。ありとあらえる事件を表面に出る以前から知っているわけです。」

(みのさん)-どういう風に決着するんですか-

「わかんないですね。微妙なところがあるんじゃないですかね。

今日の新聞報道はものすごく面白いですよね。朝日と読売の論調はものすごく違ってて、朝日はこれで小沢が身を引けば民主党勝つぞという期待で紙面を作っているしね、、読売は麻生も小沢もだめだから、大連立しかないと明確にその論調が分かる数字を出してますよね。   各紙微妙に数字が違うんです。」

-一応あのー、朝ズバッは毎日系なんですけど(一同爆笑)  国策的っていう発言が出てえらい騒ぎになっているんですけど・・・-

「それはね、検察がやることっていうのは基本的に国策捜査ですからね。国策捜査の為の機関が検察ですから。検察って言うのは国家の訴追権を独占してやるわけですから国の方針の下にやるわけですから、国策捜査ってのが当たり前なんです。今要するに政治資金をどのラインで違法性を問うかとか、違法性まで行かなくてもどこまで明るみに出して社会の指弾を仰ぐっていうか、方向をとるかって判断は検察が常にやっているわけで、」

-検察が塩梅っていうか出来るわけですか。-

「そりゃあもちろん出来ますよ。ただ、ただ明確に違法性があるかどうかは法律そのものの解釈の問題ですから、それははっきりしてますよね。だから小沢の場合には、賄賂みたいな違法性は少なくとも今表面に出ている限りはありません。ただ裏の事実って言うのが出てくれば別ですよ。

基本的には小沢はそうじゃなくて、彼は田中角栄・金丸の時から自民党の古い体質全部引きずってきてますけど、同時に金丸・田中の形の自民党ではもうだめだってすごく解ったから、新生党を作って自民党を潰すという方向の行動を起こした人ですよね。彼としては違法性の認識はないんです。(略)形式を踏めば良いんだと言うね。秘書がやって秘書が仕切ってオレは何にも聞いてないよと。秘書が全部やったっていうすべて形式ですよね。」

-小沢さんの場合にはどういう自信を持ってここまでつっぱねていると思いますか-

「基本的に本当の違法性って言うか、賄賂を問われるようなことはしていない。それがあるんでしょうね。ただ、空気としては西松はこのお金を使う効果ゼロのことにお金を使うことはありえないわけで、効果の程は、カネを出す側は知っているし、カネを受け取る側も何となく知っている。言葉にはしないけれどお互いに分かっていると言う関係がある。そういう妖しい空気ってのがあるわけです。だから世の中人もほとんど小沢のあの逃げ口上は考えられないから信用できないという。」

-西松からの献金とはわからなかったのか、請求書を出したのか。との問いに「一般社会でもせっかくの好意に対して詮索することはありえない」との答えたが、これは通るのか-

「ある程度は通りますね。形式踏んでますから通ります。ただ単なる形式ではやばいというのが今の状況でしょう。やばいというのは、国民がそうは受け取らない。この逃げ口上を逃げ口上としか思わないと言う空気だから。今度の新聞の世論調査見てもみんなそうでしょ。小沢の弁明というのは そのまま受け取る人は少ないと言うそれ出てるんでしょうね。やめるか辞めるべきでないかでまた微妙に分かれるでしょ」

-「秘書を信頼して秘書に任せておりますので個々一つ一つの献金のことはわかりません」は通るか-

そういう形式を完璧に作っちゃうのが田中角栄の時からそうなんです。田中角栄の時も今の秘書と同じような秘書が居るんです。国家老として全部仕切るんです。角栄がいちいち聞いてないですけど、ちゃんとお金が入るようなシステムが出来ちゃってるわけですよね。小沢は田中角栄の秘蔵っ子で、ありとあらゆる知識を伝授されてますからねぇ。そういうシステムをちゃんと作っちゃってるんです。」

以心伝心って部分がありますからね。検察は以心伝心だけじゃ立証になりませんから、確かにこういう趣旨でお金を渡しましたという証言を引き出す、あるいは物証を引き出す。そこまで来て初めて訴追が出来るわけです。以心伝心という非常に曖昧なもの。検察の訴追は免れて法律上はセーフになるという・・・」(略)

「訴追は多分ないでしょう。立証は難しいでしょうね。でもそれが国民の目から見たときに、どうかというね、まさにそういうところの問題なんですよ。」

「公設第一秘書の逮捕は完全に立証できている。」

「ひとつは金額の問題ですよね。小沢の金額は明確に違うから。自民の二階の近日中に事情聴取があるって場合ね、明らかに金額がすごい違いますから、漆間が言ったそこまで行かないって言ったのも、金額のラインの判断ですよね。形式的な判断ってありますから。」

「政党交付金自体のマインドが小沢には欠けているんですよ。同じ民主党でも岡田にはそういうマインドがあるからね。すごく体質が違うのはそういうとこなんです。」

立花隆さんが、どういう人か知らないけれど、珍しく国民の知りたいことをコメントしてくれる人だなぁと思いました。固有名詞が全部呼び捨てだったけど・・・(笑) 少なくとも、最後にお決まりの麻生総理を嘲笑するようないまどきのコメンテーターと程度が違った!

その他のコメンテーターも中身のない悪意に満ちた偏向コメントせず、ちょっとは見習って欲しいものですね。


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